アナタノコトガスキデス

萌え妄想のまま走るいろいろ創作小説の予定。苦情無断転載禁止。

初期本音



俺は…。
実はサクラのことなら何年も昔からよく考えてる。
ただ、好きと認めると変に意識そうだから絶対しない。
最初、班が決定した時も溜息を吐くそぶりをしながら、内心は最高潮に機嫌が良かった。
俺はサクラの夢なら知ってた。

だから、この里にいて…俺はずっとサクラのことなら気に掛けてた。
掛けてなくても勝手に向こうから来てた。
俺は甘えることができない性格だから。
それを喜んでた。
いつも根性で認めないし、一回認めても、何度も否定を重ねてきた。
だが、大好きだと言う感情が突如、湧き起ってくる。
サクラの前でだ。

大嫌いだ。
という反応したところで、一度も、本気だったこともない。
俺はただ泣きたくなることもあるからだ。
俺はいつも反応を確認してる、本当に俺のことを好いてるのかどうかを。
いつも試してる。
それぐらいしか出来ない。
サクラはモテるから心変わりがいつ起きるのかと。
俺のことをカラかってるだけではないか?とよく疑う。

実は…これからも…サクラからガンガンに来られることを望んでる。
俺は愛に飢えてるからだ。
アイツの分かりやすいぐらいの愛が俺にはちょうど良いのだ。
もっと熱く激しくても良いぐらいだ。
今でも非常に生ぬるく感じてる。
俺の心は空っぽで、とても飢えてるからだ。

第七班の写真も飾っててもナルトだけ眼中にないのか…視界から消失し…。
最初の頃は、サクラとのツーショット写真に映ってた。
一瞬、綻んでた。

白との死闘を境目に、第七班の写真でもナルトの姿が目に付くようになってから。
ナルトとの関係がこじれた気もする。

サクラは最初から輝いて見えてる。
これは別に説明しなくても、他の男共にもそんなふうに感じるのだろう。
純朴なる天使にしか映ってはいないのだろう。
他人目線なんて知らんが、想像に値する。
別に、この数か月で築き上げて、そう思うのでもない。
当然の話だ。

サクラは…ナルトが俺に構ってオーラ出す前から、俺にモーション掛けてた。
当時の俺はどん底時代にいた。
その時のことを忘れられる筈もない、覚えてた。
ただ、ウツツを抜かすと、時間が取られて成績に拘わる。
恋愛する気はない。

だが、昔から、基本、サクラのことか。
復讐しか頭にない。
この二つしかない。

他にも俺のファンはいたが。
アイツの掛けてくれた言葉が一番、ズドンと響いたから…よく脳裏に過る。
俺はその感情を好きとは認めてはないが。
窮地を救ってくれた記憶として…俺の中でヒッソリ留めてる。

いつも家に帰っても自分の感情を偽るため、否定の言葉を与えてた。
一緒にいる時も極力、言葉には出さないように努めてた。
俺は無心でいたいから。

だが、ここに来て。
甘えが出て来たのか。
認めざるおえないのを自覚しつつある。
弱音を吐いて縋り付きそうになるのだ。
俺はいつもサクラの隣では必死だから。

俺は…サクラには

「家族がいないことがどんなに辛いか、分かったものじゃない。
寂しいなんてものではない。
うざい」

とは返したが。
本気で怒ってたわけでもない。
サクラに本気で怒ったこともない。
ただ自分がサクラに嫌われた気がして。
弁解したのだ。

ナルトへのフォローも少しはあったのかは知らんが。
サクラと同じ班になって。
俺は最初、幸せを感じてた。

ナルトという友も計画外だが出来て、アソコは俺の家族だと断定してた。
それが…。
最近、いろいろ悩んでる。
俺は…。
サクラに甘えるわけはいかない。
強くなりたい。









サクラより綺麗な人間はいるのか



目次

愛ゆえに13歳















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