アナタノコトガスキデス

萌え妄想のまま走るいろいろ創作小説の予定。苦情無断転載禁止。

サクラより綺麗な人間は存在するのか?



第七班が結成され、本格的な修行が開始された。
チャクラコントロールを目的とする。
サクラは…それに一発で合格した。
その内容は…微量な量のチャクラを足に集中し、木登りを足のみで登る試験だ。

俺とナルトだけが残されて、どちらが早いか競い合ってる。
今のところ俺の方が進んでる。

居残りの修行のあと…。

最近、サクラがいないところでナルトから構ってオーラを放出される。
いつものことだ。
慣れてきた。

ここは深い森の中。
ナルトは早朝も、チャクラコントロールのため、専念してたらしい。
俺より頑張ってる、俺も負けてられない…。

「サスケ」
「ナルトか…」
「おめえには絶対負けねえからな…。
そしたら…サクラちゃんもオメエより俺のこと好きになるはずだ」

その日もボロボロになるまで俺たちは修行に明け暮れたのだ。
だいぶ、進んできたかもしれない。
昼間は第七班へ戻り、カカシやサクラと顔を合わし…そして終了すれば修行の森へ歩み。
日没は終わり、日は暗い。
それはちょうど帰り際。

俺もナルトも…汗だくで肩で息してる。
木の幹の…かなり上へ…俺はクナイで印づけれるようになった。
ナルトもだんだん追いついて来ている。
俺は焦ってる。
だが…今日はここまでだ。

「俺が強くなったら…サクラちゃん、俺のこと好きになってくれるかってばよ?
はあ…。
俺、今朝さぁ。
サクラちゃんより可愛い女の子に会ってしまったって思って…浮かれてたんだってばさ…。
森の中でさ」
「へえ…」

軽い疲労で朦朧としながら…

(森の中に女なんていただろうか?)

今朝のことを思い返してみた。
俺はあの瞬間も…頭の中にはサクラのことしか頭になかった。
(サクラにだけは負けるわけにはいかない)と気合入れてた。

時々、サクラが今日した行動などが…自動再生されてオサライしてるせいで…注意力が落ちる瞬間がある。
そう言えば、さっき…森の中で…着物の人間とすれ違ったような気はするが…。
興味ないから顔も確認しなかった。
でも…あれは男のような気がしたんだが?
気のせいだったのだろうか?

しいて言えば…。
俺の頭は…サクラか復讐の二択しか基本ない。
サクラより可愛い女なんてこの世にいるのだろうか?
少し…興味が湧いた。

「でもさ…。
男だったんだってばよ。
世の中、いろんなヤツがいるってばよ…」

(やっぱりお前の目は節穴なのではないか?)

少し、ナルトのことが心配になった。
ナルトがサクラより綺麗だと形容する男とは…いったいどのようなものかは知らんが。
サクラのあの天使顔を超えるのであれば相当なのだろう。
まあ、男と言うところが…非常に気に食わねえが。
ナルト目線が気になるので。
その話は心の片隅程度に置いておいた。

それしても…。
ナルトは大丈夫なのだろうか?
そう言えば、忍者になってすぐ…思い出したくもないが…無理やり俺から気持ち悪いキスを奪ったのもコイツだ。
コイツは危険人物なのだろうかと…少し身を後退した。
サクラのことが好きで、俺をライバル視してるらしいし、違うとは思うが…。
俺は今朝は…一瞬で顔は見んかったが…気配から男であることなら認知できたからだ。

☆☆☆

そのあと、白と再不斬と戦闘することになった。
両方、里の命により成敗できたのだが。
後気味、良くない話だ。

☆☆☆

後日。
またナルトが、サクラのいないところで俺に会話してきた。

「あの事件さ…。
あれでよかったんだってばか?」
「そうだな…」

「俺さ…白のこと、一度会ったことあるんだってば。
アイツは悪い奴じゃなかったってばよ?」
「そうだな…」

「以前な、サクラちゃんより可愛い女の子って言ってた話な。
アレ、白のことだってばよ…。
本当に不憫な野郎だったってばよ…」
「…」

俺は同意しなかった。
どう見てもサクラの方が神聖なる天使だ。
ライバル認知してやって良いのか物凄く悩んだ。

「俺には男にしか見えなかった」
「そうだってばかよ?
着物があの日は桃色で女物だったからってばよ。
あと…髪も長くくくってなかったから、錯覚したってばよ」

俺はそれでも気配からも男とすぐ判明した。
冷たく凍りついた男の強いオーラだった。

(お前…サクラの顔を…どう思う?)

よほど、尋ねてみたかったが…コレを質問すれば、まるで俺はサクラに気があるかのようだ。

「…」
「白って女顔だったてばよ…」

悪いが…。
俺はすぐわかった。
あと、サクラより綺麗な顔なのは大嘘だった。
俺の期待をお前は相当裏切った。

「俺はこれから家帰る。
課題する」

コイツは…まさか…俺の貞操を…。
白のどこが女顔だったのか俺には賛同しかねる…。
ナルトも…あの恐ろしい事故で俺から…死ぬほどおぞましいキス奪ったときは、地面に吐き戻してた。
サクラにあげる気だったのに。
コイツのせいで俺は取られた。
サクラにも失望された。


「ちょ、待っててばよ。
俺はお前とダベりたいってば。
俺たち友達ってばよ。
最近さ、やっとお前と会話が出来るようになって、俺ってば嬉しくてさ…」
「忙しい」

「今日のサクラちゃんのパンツ…お前、見えたってばか?
お前、全然下ネタ乗らねえってばよ…大丈夫かよ。
もしかしてさぁ…女に興味ないのか?
わかった、遅れてるんだってばな?」
「ウザい」

「俺が教えてやるぜ!
それが男の友情ってもんだ!
木の葉丸にも俺、しっかり教えてやったてばよぉ!」
「はあ?」

「お色気の術とか一緒にしようぜ。
サクラちゃんに前より上手に化けれるようになったてばよ、俺…。
お前に披露したいってばよ!」
「一人でしてろ…」

「サスケ…」
「俺は去る」

☆☆☆

俺はナルトから去ることにした。

下ネタオンパレードだ…心配には及ばんだろう…。
ナルトの審美眼はそうとう劣悪らしい。

☆☆☆

しかしだ。
今日もナルトはサクラの前でウザかった。

『俺は…サクラちゃん、好きってばよ。
俺が強くなったら、サクラちゃん…俺のことを好きになる…。
サクラちゃんが俺のこと好きになってくれるように…俺、必死で頑張るからよ。
俺…火影になる』

ほぼ毎日このノリだ…まるでプロポーズだな…。
ナルトは馴れ馴れしく、サクラを触りまくってる。

別に俺は…サクラのことを恋い慕うわけではないが…。
ナルトは必死なほどサクラが好きらしい…。

サクラの気を引くために…火影になりたいらしい…。

☆☆☆

ナルトは…サクラの顔じゃなく…性格が好きなのだろうか?
そうなのかもしれない。
ナルトの視力が老いぼれてるのが確定した。

ナルトは…サクラのどこら辺を好いているのだろう?
いつもボコられてるが…Mなのだろうか?

サクラはペーパーできる…。
インテリでSな女が…ナルトは好きなのか?

サクラはSじゃない、俺にはとっても尽くしてくれる…。
性格も愛嬌たっぷりで申し分のない女であるのは確かだが。

俺はナルトの性癖がよく分からん。

それから視力があまり良くないらしい、残念だ。

今日一日で…いろいろな疑惑が深まった…。

それから…サクラにはスカートの丈を長くするように注意しよう…。

今日は桃色水玉だった…。

チャクラ木登りで…サクラのパンツが見えて以来…ナルトはあのノリだ…。

別に俺は見たくて見たわけでもない。
偶然…視界に入ったのだ。

俺は別にサクラを恋い慕う訳でもないが…風紀と秩序を正すため…ナルトを懲らしめなければならない…。

パンツの話題はするな。









強くなりたい、ウツツに抜かす気もない13歳

目次

初期本音13歳…白との死闘ぐらいまでの心境。



























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