アナタノコトガスキデス

萌え妄想のまま走るいろいろ創作小説の予定。苦情無断転載禁止。

告白




"サスケ視点"


サクラと一緒になったら幸せにしてやりたいと願ってた。
でもできただろうか?
と…思い悩む。

一週間の遠征を終え、里に帰る。

大蛇丸主催の映画”サスケthe last”は…サクラに話したいと思わなかった。
いろいろ酷い映画ではあった・・・。

任務は地獄だが…ココは天国だ。

夕時、里抜けの一本道。
そこでサクラと出くわした。

今日はサクラからか…。

「サスケくん…」

華奢な曲線美。
白い暖かい肌。
美しい桃色の瞳。
魅惑的な唇。
肩揃えの桃色髪。
笑顔が愛らしくて。
お前は輝いてる。
後光を放ってる。
お前が視界に入れば…俺は心が高鳴る。
それも一瞬で。
お迎え…ありがとな。

『サクラか…』

会いたかった。
俺は昼飯と夜は…お前の寝顔写真を眺望してた。
深夜は…お前の桃色レースパンツで抜いてた。
お前は眩しい。

「サスケくん…。
絶対この道、今日は通るから待ち伏せしてた」

今、振動する唇にキスしたい。
桜色の髪に桜色の瞳、桜色の唇に。
桜色の乳首にアソコに…。
さっきから色情が襲い咲く…。
だが。
しかし…。
俺は…。
お前を幸せにできただろか?
分からない。

『そおか…ほら。
これ、読め・・・』

もう面倒だ。
今、渡す…。
今回は普通にスル。
待望してた。
任務先でも…。
鞄から手紙出した。

「サスケくん…」

『そこに俺の気持ちを綴ってる…おまえは鈍い…今日もしたい…。
早く帰宅するか…』

「サスケくん…」

『公園より良いだろ…』

「…うん…」

サクラが赤面する。
また来週も里から離れる。
これでよかったのか?
お前の体は抱き締めるといい香りがして…。
俺は幸せになれる。
多くは望まない。

俺はサクラに対応せず…。
家の方角へ前進した。
サクラが続く…。

サクラは無視する。
眼に入れると…衝動が狂う。

『手紙は帰ってからにしろ』

「サスケくん…
えと…お仕事どうだった?
えと…」

『家で話す…』

「サスケくん…。
今日のご飯は…。
何がいいかな?」

『自宅に着くまで黙って欲しい…』

拒んで、足を進めた…。
月が綺麗だ…。

「サスケくん…
待って…」

「サスケくん…」

小走りすれば…。
後ろから付いてくるリズムがする。

外の電灯を頼りに自宅へ向かう…。
サクラはバタバタ追い掛けて来る…。

俺だけ先に屋敷へ足を入れ、玄関に座り込んだ…。

サクラを確認すると…。

俺は…だいたい予定が狂う…。
だから話さず待つ。

少し経てば辿り着くだろう…。

早く刑期終了したい。
お前を幸せにしたい。

扉の外から物音がする。

来たみたいだ。

ガラリと引き戸が開いた。

「サスケくん…。
えと…。
この手紙…」

座り込んだ体勢で顎を上向ければ…眼前でサクラが胸を押さえてるのを視察した。
サクラの顔の血色が良い。
疾走したからだろう。
とても…愛しい。

サクラ…。
今、したい。
キスして。
抱擁して。
抱きたい。
でも俺は…。
お前に…。
見捨てられるのはイヤだ。

そこで呟いた…。

『読め』

「え?」

サクラは手に持ってた手紙を開けた。
それは茶封筒で。
中に入ってるのは…。
普通の白いメモ用紙三枚…。
俺の執筆したメモに…サクラの白い指が絡まる。

お前は桜色だ。
俺の頭も桜色だ。
今、触れたい。
全身舐めたい…。

俺は…見られたくなかったが。
少し耐えた。

中はアホらしい内容だ…。
覚えてる…。

---俺は…。
お前の幸せを祈る。
そばにいて欲しい---

---ありがとう。
感謝してる---

---お前は誤解してる。
俺もお前と同じ気持ちだ---

三枚目を直視して…。
サクラが瞬きして俺を凝視した。

桜色の瞳が俺を覗いてる。
俺はこの女が本当に好きだ。
いつ好きになったか不明だが。

サクラのために命捨てても…俺は惜しくない。
サクラのいない人生は俺にとって死んでるのと同じだ。
俺は…お前が他の男を熱視すれば殺気立つ。
お前のことなら狂おしく思ってる。

少し待つことを決めた。

サクラは…。
停止してる…。

「サスケくん…」

サクラが手紙を黙視して…瞬きして、それから俺の方に目を向けた…。
また手紙を注視して、最後に俺と目を合わした。

予想に反して無表情か…。

唇が小さく動いた。

分かったか?
その声も好みだ。

「サスケくん…。
これ…」

『…』

「本当なの?」

『そうだ…』

「同じ気持ちってことは…私のこと好きなの…?」

サクラの桃色の瞳が一瞬、泳いだ。

『そうだ…』

間が流れ。

「嘘みたいで…
…嬉しい…」

サクラが落涙した…。

…伝わったか…。
呆気ない…。
俺はお前が…大好きだ。

俺は…お前に飼われたペットも同然だ。

お前は俺のことを恋慕っていたのに…。
ナルトを認めはじめて…。
俺は…怒り狂って嫉妬して逃亡した。

俺はいつも誰のために頑張ってるのか分からず…。
木の葉の里でトップを目指してた。
お前と離れてやっと理解した…。

お前がいない日常は…俺には…地獄だった…。
俺は…絶望で…悶絶して……。
どんどん魔が差して…脱落した…。
夜中…ずっと咽び泣いてた。
お前への喪失感で…。

そして。
お前と再会して…お前が認めた男の殺害を…計画した。
命を賭けて奪うことを決めた。
狂気で思考力は落ちてた。

俺は…重い。
お前なしでは…生きられない。
熱狂的だが……表現できない…。
それが…真実…。

将来、俺の嫁になりたい…家族になりたいって迫って…本音は意識してたのに…。
告白までした癖に。
あのときも…感情を制御出来なかった。
お前を幸せにしたかったのに。
お前が望まないことをした。
今もたいして何も変わってない。
俺は…変わりたい。












そのまま深くキスした。

あいつに接近していつも通り告げた。
胸が高鳴る。
お前は熱い。

俺はサクラにデコピンした。

『大好きだ』

サクラの頬が…紅に染まる…。
選んでくれて…ありがとう。
俺は常に猪突猛進だった…。
イタチのように自己犠牲の精神でお前を愛したい。
浅はかだった。
前回は暴れて…すまん。

反省はしてる。
サクラが俺を慕ってくれてることこそが奇跡であることぐらい…。

大蛇丸からわざわざあんなストーリーを上映されなくても…俺は知ってる。
大蛇丸なりのお節介だろう…。
あの客入りからして…それと土産販売で収入になるのだろうが…。

俺はサクラが大好きだ。

『早く分かれ』

『悟れ』


そして押し倒した。




"サクラ目線"



サスケくんに深くキスされた。
私の涙の味がする。
このまま溺れそう。
引き離されて…。

サスケくんに…。
デコピンされた…。
戦後にされたのと同じだ…。

『大好きだ』

顔が急にほてってきた。
どうしてだろ…。
今、求めてる。
凄く愛しい。
これ…。
夢オチ?

『早く分かれ』

『悟れ』

サスケくんに玄関先で押し倒された。
そのまま、ことに運ばれるんだと覚悟してた。

とても嬉しかった。
会いたかった。

☆☆

---俺は…。
お前の幸せを祈る。
そばにいて欲しい---

---ありがとう。
感謝してる---

---お前は誤解してる。
俺もお前と同じ気持ちだ---

☆☆

三枚目の手紙、嘘みたいで。

サスケくんがキスして…。
私の胸を揉んだあと。
私をキツく抱き締めて…

「寝室へ行こう」
と…私に催促した。

いつもはココで服を剥がされるので…アレ?と戸惑った。

前々週はずっとそうだった。

サスケくんが…。
私を振り払い…。
私から背を向けて…渡り廊下へ足を伸ばす…。

瞬時、私の脳裏に先程の出来事が浮かび上がる。

☆☆

「サスケくん…。
サスケくん…。
これ…」

『…』

「本当なの?」

『そうだ…』

「同じ気持ちってことは…私のこと好きなの…?」

『そうだ…』

「嘘みたいで…
…嬉しい…」

私は感涙した。

☆☆

今も頬が濡れてる…。
手で頬をぬぐう。

でも…。

今、胸が激しい。
苦しい。

サスケくんは…。

「サスケくん…。
いつから…。
なの?
本当?」

声を掛けてみたんだけど…。
サスケくん…。
無反応で寝室へ進んでる。
凄く早い…。
もう見えない…。

任務明けだもの…。
したいんだよね?
もう私、知ってるよ…。
私も待ってた。

私はサスケくんのあとに続いた。
私も期待してる…。

寝室の扉を開けると…。
布団の用意が出来上がってた。
クラクラ来た。

サスケくん…。
えと…。

「えと…。
さっきの手紙なんだけど…」

『…』

とても悶絶した。

サスケくんが無表情でこちらを見てる。
とても動揺した。

「サスケくんは…。
いつから?
アレ…
本当?」

他に言葉が出なかった。

今も手紙はキツく握り締めてる。

サスケくんがこちらを見詰めてる。

魅惑的な瞳。
少し肩近くまで伸びた漆黒の髪。
ポンチョに…。
バンダナに。
大きく伸びた背。
サスケくん…。
大人になったね…。

変な気分になる。

彼の瞳は凄い引力がある。

私は目眩しそうになる。

『こちらに来たら話す…。
服、早く脱げ』

「うん…」

実は期待してた…。
えと…。

お互い服脱ぐとギャーって気分になる。
まだ慣れない。

そのまま、抱擁しあった。
流れに流されそうになったとこで…。
尋ねた。
流れるといつも肝心なことが聞けないから。
そのせいで…。
余りサスケくんの空白を知らない。

「いつからなの…?」

『俺は…』

ここは辛抱強く待った。
本当なのか…。
嘘のようで。
実感が薄いから…。

この手紙…。
本当なの?
えと…。

ギュッと正面から抱擁された。
サスケくんの顔は見えない。
二人とも服着てない…。
布団の上に座ってる。

『最後まで…。
黙って聞け…』

「サスケくん…」

サスケくんの心臓の鼓動が聞こえた。
私と同じだった…。
サスケくん…。
大きくなったね。

サスケくんが語る…。

『三年前…戦後の再会を交えて…。
俺のような反逆者を…こんなにも長年深く愛してくれる女はお前しかいないと…俺は感動した…』

「サスケくん……」

『俺はそれまで恋愛に興味はなかった。
お前が想像する女遊びもしてない…。
お前が俺の心を溶かした。
お前が…俺の初恋だ』

「初恋なの…?」

そこで驚いて…。
サスケくんの顔を確認したかったのに…。
しがみつかれたままで…。
体が動かせない。
そのまま続いてる…。

「私が…」

(初恋?)

『聞け…。

だから、あの日から…俺はお前に人生を捧げると決意した。
誰でも良いわけではない。

一番酷い瞬間も…昔も…慕ってくれたお前だからこそ…。
お前と生涯を共にしたいと…戦後すぐ計画した。
プロポーズはこちらからする予定だった』

「…」

心臓がバクバクした。
えぇ?

『これからも側にいてほしい。
お前が見捨てなかったから…現在の俺がある。
恩は忘れない。
命に代えても幸せにする。
待ってくれてありがとう…』

「サスケくん…」

頭が白くなった…。

『お前を深く愛してる。
昔のことは詫びる。

信じてほしい。
これから罪は償う。
俺はお前のために…これから生きる』

そのあとキスされた。
で…。
押し倒された。

途中混乱だらけで頭が働かなかった。

私は嬉しい。

思いって思い続けると叶うんだね。

思い続けて良かった…。

サスケくん…。

戦後から思ってくれたなら…。
教えてくれたらとても嬉しかったのに…。
ずっと待ってたんだよ。
何の音沙汰もなく…。
どれほど寂しかったか…。

これからも私、サスケくん…。
好きでいる。

サスケくんの初恋になれて嬉しい…。





"サスケ目線"


---俺は…。
お前の幸せを祈る。
そばにいて欲しい---

---ありがとう。
感謝してる---

---お前は誤解してる。
俺もお前と同じ気持ちだ---

この三枚のメモを渡したあと…。
お前に聞かれることは想像できる。

お前は…。
いつからなのか?と尋ねるだろう。

だから俺は敢えて…。
保険を掛けることにした。

予め考えた台詞だ。

『三年前…戦後の再会を交えて。
俺のような反逆者を…こんなにも長年深く愛してくれる女はお前しかいないと俺は感動した。
俺はそれまで恋愛に興味はなかった。
お前が想像する女遊びもしてない。
お前が俺の心を溶かした。
お前が…俺の初恋だ。
だから、あの日から…俺はお前に人生を捧げると決意した。
誰でも良いわけではない。
一番酷い瞬間も…昔も…慕ってくれたお前だからこそ…。
お前と生涯を共にしたいと…戦後すぐ計画した。
プロポーズはこちらからする予定だった。
これからも側にいてほしい。
お前が見捨てなかったから…現在の俺がある。
恩は忘れない。
命に代えても幸せにする。
待ってくれてありがとう。
お前を深く愛してる。
昔のことは詫びる。
信じてほしい。
これから罪は償う。
俺はお前のために…これから生きる』

頭で覚えた。

半分以上嘘だ。

俺はお前に本心を明かすのが怖い。

まだその時ではないと感じる。

いつか暴露するかもしれない。

墓まで持っていくかもしれない。

どちらに転ぶかは…知らん。

どちらでもいい。

俺の気持ちには鍵をかける。

俺は…。

いつもお前が大好きだ。

☆☆☆

今回は普通にする気だ。
普通ほど大変なものもないが。

サクラの肌は心地良い。

先々週、ハードプレイ続きではあった。

実家に帰られなくて良かったと言う気持ちもある。

大人しくなろうかとも思う。

大蛇丸にも水月ですら…心配されてる状況だ。

闇世界の人間どもが言う気持ちも一理ある。

俺は野外でするのも結構好きだ。

ハードプレイに興味ありまくる。

しかし…サクラに嫌われる訳にはいかない。

サクラの中のイメージを守る気でもある。

☆☆☆

しかし…やっぱりキスすると、弱い。

当たり前だがやっぱり激しくしたい。

俺は普通だろう。

確かに変態プレイが興味ありありだが…。

サクラとキスすれば、しかも半分嘘とは言え告白までした後だ。
ずっと会いたいと願ってたのも本音だ。
サクラの夢も何故か見てた。

俺の布団の隣に裸でサクラはいたり…。

それから…サクラとキスする夢や…。

割りと性的な夢も…遠征任務先でも何故か見た。

「サスケくん…」

キスを終えて、サクラの乳房へと向かうが…。
何故か、今日はレイプごっこの気分になれない。

サクラが真面目にどこを好いてるのか謎すぎる。
頭がグルグルする。

大蛇丸の映画でも腹は立ってるが。
言うことももっともだ。
綱手は大蛇丸を捨てた。
サクラはどうして最後まで俺と?

不思議でたまらない…。

大人しく、犯す。

しかし…やっぱり納得いかないことだらけでもある。

俺は真面目に自信がないらしい。

サクラに体を求められることでしか自信が沸かないらしい。
サクラには快感でも覚えてもらって、俺を求めて欲しいと願ってる。
そうすれば俺も少しはサクラの役に立ってると…思えそうだ。
しかし…サクラはあまり興味ないようなノリだ。
ここが切なくもある。

確かに今のままでは紐男も良いとこだ。
いろいろ辛すぎる。
里はまだ俺を認めない。
サクラの方がはるかに出世してる。
なんせ、三忍元火影の弟子…医療忍術のスペシャリストへの階段だ。

大蛇丸は闇世界では猛烈に芽が出てるが…やってることは殺人しまくりだ。
一族丸ごと実験のためにさらって来たり…皆殺ししたり何でもアリだ。
そこへ自らの足で走ったのが俺だ。
俺も闇世界ではきっと、頂点になれるだろう…力が全てだからだ。
しかし木の葉では冷遇も良いとこだ…火影を殺した、それ以外にも人間誘拐しまくりだ。
誘拐した人間の数…切り倒した人間の数…多すぎていちいち、数えてない。
どうでも良い毎日だった…恨まれることもしただろう。

あの映画を流されなくても…分かってる。
里にいるのが…俺のプライドもある、嫌すぎる。
いろいろ辛い…俺の罪は軽くない、戦争で功績レベルで消えない。
抜け忍だけの罪でもない…複数の罪がある。

サクラは理解してるのか謎だが。
俺に抱かれてる間も嬉しそうではある。
嘘の告白で…少しは心が満足してるらしい。

俺の体に狂えば良いとは思ってる。
求めれることで俺は満たされそうでもある。
サクラに求められないと狂いそうでもある。
どうすれば良いのか。

里を脅して里崩しをすべきなのか…それはイタチもサクラも望まない。
刑が辛い。

サクラに甘えてる…。

里の住人が反対する気持ちもよく分かる。
サクラは医療忍者、エリートコース。
俺は刑期の終了しない罪人。

サクラには抱かせて貰ってると言うノリだ。
サクラから求められてるようにあまり感じない。
それが辛くはある。

「サスケくん…どうしたの?
今日は…前週よりおとなしいね?
あれ?」

『あれは…おまえがそれを求めてると思ってだな…。
早く関係を進めた方が良いだろうと感じて…。
俺もあまり里に滞在できる訳ではないからだ』

たどたどしくもなる。
俺は強がってるが本音は根暗だ、それか泣いて怒ってるのが常だ。
サクラは明るい。
ナルトは本当に、底抜けの明るさだ。

「え?
サスケくん…。
えと・・・」

『そういうことだ。
おまえも早く子供が欲しいだろうって意味だ』

「サスケくん…。
えと」

『特に意味もない』

「そっか…。
そうだったんだね。
私はまだどっちでもいいかな…」

俺も本音はどっちでもいい。
ただ言い訳が欲しいだけだ。

「そっか…。
だからか…。
サスケくんほど家族が欲しい人、いないって知ってる。
だからあんなに猛烈に…」

そこは間違ってる。

「大丈夫、そこまで頑張らなくてもきっと出来るよ。
私も協力する」

『…』

「サスケくんの夢はうちは一族復興。
私も頑張る、サスケくんの気持ちなら私、手に取るようにわかる…」

全然、分かってないくせによく言う。

俺はストレスに弱い。
今日はしょげ返ってる。
サクラから来てほしい。
自信のなさから元気さえ出ない状態だ。

「サスケくん…。
今日はなくても良いのかな?」

そんなことは一言も言ってない。
サクラから触れて欲しい。
俺から触れるのはサクラの愛が分からない。
やはり俺からなのか?

「サスケくんが疲れてるなら私も寝るから大丈夫。
焦らなくても」

嫌な方向に今日は勘違いされてる。
相変わらず、黙ってればどちらに解釈するか予想が付かない女だ。

『おまえはこの一週間、俺の体を求めてたか?』

「え?」

ココは重要だ。
この返事によって俺の機嫌は変わる。

『答えろ』

「えと…」

『…』

「…あ…」

サクラの顔は赤い。
そろそろ言えば良い。

「確かに…先々週、サスケくん・・・猛烈で。
私、慣れてなくてその…」

『…』

「サスケくんと会話するのも良いかと思った」

『…』

「だけど…サスケくんに合わせたいと思った」

『…』

「サスケくん…」

『もう寝る』

「嘘、嘘。
サスケくん大好き…。
えと、私、サスケくんの子供づくり頑張るから。
だから…」

『…』

「サスケくんの初恋が私って知って物凄く嬉しい。
だから…今日は…えと」

サクラは素直になれない性格なのか?
照れてるのか?

『…』

「サスケくん、えと…。
反応してる?
よね…。
私のキスで…」

『…』

「会話してくれないの?
サスケくん…」

疲れすぎると声も出ない。
毎日、俺は猛烈仕事状態だ。
昔から常に。

『…』

「サスケくん、分かった。
私からするね…」

サクラからの奉仕が始まる。
サクラが俺に性的に奉仕してくれる。
どれほど癒されるか言葉には出ない…。

急に俺は声が出てくる。

『サクラ…。
俺は…』

「サスケくん…、キモチイイの?」

こういうこと聞かれると弱い。
もう何も考えずにサクラの体をまさぐることにした。

とてもホッとする…。

いろいろ不思議はあっても天に感謝しようと決めた。

『サクラは俺の体…どう思う?』

「え?」

『…』

「えと・・・素敵だと思うよ」

サクラから身体的なことを褒められたのは初めてだ。
確かにサクラからは…強くて格好良くて優しいと昔、言われたこともあったが…。
サクラの格好良いは凄腕を披露する人間でも同等の意味でもある…。

もっと突っ込んで聞いてみたいと願うが…。
聞きにくい。

『おまえは俺の体目当てなのか?』

「サスケくん…。
違うよ。
私はサスケくんの心さえあれば・・・」

実は…サクラにこそ俺の体目当てであって欲しい。

『そうか…』

「サスケくんと心さえ繋がってたら私はどれだけ距離が離れてても大丈夫って自信がある。
サスケくんのことをとても愛してる」

『…』

「サスケくんが私と結婚してくれて嬉しい。
ありがとう」

やっぱりすれ違いがどうもある。
そんな気さえする発言だ。
サクラとは里抜けの時も感じたがそんなノリだ。

『…』

「サスケくん、私と結婚してうれしい?
私、頑張ってるよね?」

『ありがとう』

しかし…ガックリ来てる。
実はサクラにこそ俺の体を求めて走ってきて欲しい。
俺の欲だ。

サクラは俺に触れてる。
俺もサクラに触れてる。
これで良いのかもしれない。
多くを求めてはダメなのかもしれない。

しかし…本気で俺の心のどこを気に入ってると言うのか?
謎で仕方ない。
いっそ、体だとハッキリ言ってもらった方が俺は楽だ。
俺の精神は優しいわけではない。

確かにサクラの隣では優しくなれてるかもしれないが。
全く聖人君子だとは思えない…。

今、こんなふうに抱いてても。
どうしてサクラが俺を好きなのか…不思議でたまらない。
抱くのは気持ちいい。
ヤッテル時は気持ちよく、終わればスッキリできる。

しかし…サクラはどこを…俺の何処を好きなのか?
謎すぎる。
サクラは…変な薬でも盛られて俺を好きになったのか?
それはない。

しかし…どうして俺にこんなに優しいのか。
確かにまるで天使だが。
謎すぎる。

あまり、優しくされると。
罪悪感すら沸く…抱きにくい。
いっそ、叱ってもらえた方が、俺はレイプなら出来る。

サクラは抱かれてる時、気持ちよさそうだが。
俺は…サクラはどこを気に入ってるのかと不思議だらけだ。
俺の体に善がり狂えば良いとそんなことしか頭にない。

これからは頑張って、サクラの体をオレなしでは嫌になるレベルに持っていきたい。
そんなことしか考えてない。

そうすれば俺の心も救われそうだ。
サクラに腹上死されるなら本望だ。
俺は自信が今、ないらしい…。
闇世界からスカウトばかりの状態だ。

しかし…大蛇丸、あの情報収集能力を利用して…。
大蛇丸からカグヤについての情報を探れそうな気配はある…。
ヤツは意外に俺よりは社交性がある気がする…。

大蛇丸にどれだけの人間が群がってるか…。
なぜ、あんな人間に崇拝するのかは謎だったが…。
あんな映画まで利用して…洗脳術をかけて…マインドコントロールしてるらしい…。
ヤツがやりそうなことだ。
やつはワザと境遇の弱ってる人間を助けては恩を売ってる。
絶対、その方法だ。

あの映画は…呆れて仕方なかった…。
確かにサクラが俺を好きでいてくれてる・・。
それは奇跡かもしれない。
他の人間にも何故、サクラが俺を好きか分からない…。
何回も言われ続けてる、俺は人並みに凹みまくってる。
それを聞くたびにだ。
怒りさえ沸いて辛い状況だ。

大蛇丸に良いように動揺させられてた。
ヤツは…サクラが何故、俺が未だに好きか謎だ。
この弱みで俺を揺さぶる気らしい…。

そう言う意味だったのか?
あの映画は…。
そう思えば、俺も強くはなれる。
俺の弱みを握った気でいるらしい。
確かに…今、サクラを抱いてても…動揺しまくってた。

まさか…本気で一瞬、あの映画は全部フィクションではなく本当で…。
大蛇丸のお蔭で最後までサクラと一緒になれたのかと…。
俺は大蛇丸を未来永劫、感謝して…崇拝しなくてはならないのかと…。
そんな気さえしていた…。
サクラが俺を好きでいる理由が見当たらないからだ。
大蛇丸の策に嵌まってたらしい…。

俺は例え、サクラがナルトに一端、心変わりをしてたとしても許す。
俺ですら実の兄…イタチの真意に気が付けなかった。
綱手も大蛇丸はすっかり見捨ててる。
サクラにそこまでの重役を押し付けるわけにもいかない。
あの映画を見た後は…まさか本気で大蛇丸が根性で…俺とサクラを引っ付けたのかと…錯覚すら覚えたのも本音だ。
それでも別に良い、それが真実なら…大蛇丸の絶対崇拝者になりそうで恐ろしいだけだ。
この世の中、俺にとっては結果が全てだ…今、サクラは俺のモノだ。

俺は大蛇丸に恩を売られる訳にはいかない…。

一端、体を休ませた。
サクラの喘ぎ声も俺の口から洩れる音も止まる。
サクラは俺の下…正常位で惚けた顔で俺を見詰めてる。

『サクラ…』

「サスケくん…?」

サクラは俺へ熱視線だ…サクラの髪が頬に張り付いてる。

『おまえは…俺に捨てられると…どうなる?』

「え?」

サクラの目が泳いだ…潤んでる…。
中が閉まったのが…伝わってきた。
もう動かしたいが…止めて聞く。

『例え話だ』

「そんなのイヤ、絶対。
私は頑張るから。
サスケくんが大好き」

サクラが俺の頬へ手を寄せて、甘えてくる。
可愛すぎる。

『そおか…』

サクラはこの通り、俺が好きでたまらないらしい。
サクラの中がヒクヒクしてるのが…伝わった、頑張ってるつもりらしい。
可愛すぎる。

『サクラは俺のためなら何でもできるか?』

優しい声にもなる。

「出来るレベルのことなら何でもする。
サスケくんが大好きでたまらないから。
サスケくんが好きでたまらない」

どう聞いても俺の勝ちらしい。
サクラの頬は赤く、俺を見詰めて潤んでる。
布団の中は本当に幸せだ。

『サクラは…俺の何処を気に入ってる?』

「え…サスケくんは。
強くて優しくて格好良くて…それから…えと」

サクラが俺から目を泳がせて…しっかり見て…。

「愛してる…」

これを聞けば全てを許したくなる。

『俺の体と心、どちらが好きだ』

「サスケくんの心が大好き…。
誰よりも気高い心を持ってる」

『そっか…』

心か…。

何回でも言わせる。
俺に自信が沸くまで。

「サスケくん…。
えと…」

サクラは俺が動くのを待ってる。
この眺めも最高でもある。

『…』

「サスケくんも…私のこと、好きだよね」

俺が動かないと…。
サクラは俺の胸元へ手を添えて…早く動いてよと誘う様な動きだ。
可愛すぎる。

『…』

「さっき言ってくれたし…私、嬉しくて」

サクラから俺へキスして…と言わんばかりに…。
俺の顔を触ってる。
俺は黙ってキスした。
キスは大好きだ。

『…』

「えとね…これからもよろしくね?
愛してる、サスケくん」

『ありがとう』

俺は余計なことは喋れない性格だ。
これは昔からだ。
サクラの髪を撫でた。

「サスケくん…」

そのあとは普通につながりまくった。
もう会話してる暇もない。

あとから思い出すとまた…不思議な感覚になる。

そうして夜も更けた。











映画サスケthe last


目次


微妙に和解























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