アナタノコトガスキデス

萌え妄想のまま走るいろいろ創作小説の予定。苦情無断転載禁止。

甘いものは嫌いだ。(新婚二日目夜)



俺は正直、甘いものなど求めてない。
それはこの結婚生活でもそうだ。
昨日から余計に俺はそう感じてる。
甘いよりハードボイルドなぐらいの方が好みだ。
どこまでもやり込みたい。
あまり伝わってない。
それでもいいだろう。

それから…。
お前とはキスも抱擁と胸触るのも…。
去年で終わってる。
一応段階は踏んだ。

俺は…昨日…。
サクラの体のために…耐えてやっただけだ。
だが、サクラ。
今夜からは甘いものなど求めるな。
サクラにとってはあまり楽しくもないかもしれない。
けど俺はどこまでも開拓を進めたい。
会話に花を咲かせるなどあってはならないことだ。
俺にとって過去も今も未来も偽りの話でしかない。
全ては建前しか話してない。
都合の悪いことは全てにおいて隠蔽してる。
サクラの前では演技をしてるからだ。
語ることもない。
サクラは俺を格好良く信じているのだろう。
一族への復讐へ燃え、サクラの愛に落ち、人格を取り戻し…闇世界から里の勇者へと戻ってきた男。
そんなふうに見られてるのだろう。
そんな気がする。
香燐との仲も盛大に誤解が続いてる気もする。
雰囲気で何となくそんな気もする。
しかしこれも敢えて黙る。

昔は俺が黙ってれば怒りの矛先がナルトへと走った。
それも良いだろう。
女豪遊からサクラの愛により人格を戻し不貞の働かない生真面目な男に戻ったとでも思えば良い。
俺は過去を話す気になれない。

今日は月が綺麗な日だ。
しかし、隣で歩いてるところで考えてることは変わらない。
自宅に帰ってしたいだけだ。
その辺の公園でも良い。
まあ、普通のことだろう。

俺は少しずつお前に本性をあらわしてやろう…。
俺は来年までに俺だけの痴女に変える気でいる。
そのために去年はひたすら堪え忍んだ。

お前の体は昨日で俺のものだ。
これからはお前も俺と同じになり、溢れ来る激情に悶え苦しむが良い。
まずは小さく香燐へ嫉妬と言う感情を持ち始めてる雰囲気である。
まだかもしれないが試してみたい。

この数年間、俺だけが悶々としてるのに、サクラ…。
お前はデートだの甘いものしか求めず…。
その身を呈して…俺に与えようとはしなかった。
命を捧げろと言ってない。
お前の貞操だ。
俺がいくら命を張って助けたところで、くれもしなかった。
期待してたのに。
サクラに庇われるのは屈辱だ。

俺は少し恨んでる。
俺だけが毎晩苦しんで、お前は察してくれなかったからだ。
お前は鈍すぎる。
俺は…ほぼ毎夜泣くのと怒るのと悶えるのに…日々を費やした。
辛かった。

昨日も判明したが、やはりサクラは俺を男とは認知してなかった雰囲気でもある。
俺に限ってないという反応だった。
里の男共の方が俺は女好きだっと勝手にレッテルだ。
どっちが良いのか分からないが。
だからこそ、香燐が隣にいてもサクラは嫉妬もせず安心したような態度だったのかとも感じた…。

俺が求めてるのはサクラの命ではない。
サクラの美しい体だ。
狂い倒して抱きたいだけの話だ。
サクラとのハードボイルド級の無人島生活に俺は憧れてる。
これからは肉欲の世界に突入できるのかとも思えば幸せではある。

俺が悪い男なのも自覚もある。
確かに…口説き落とすなんて言う正攻法で行かず…。
サクラの純情を利用して…酒に酔ったサクラから冷静な判断を失ってる状況下で…。
入籍へ誘導し…。
その後、すんなり体を奪った。
リーにも叱られた。
酒に酔った状況下でのプロポーズは無効でもある…それも知ってはいる。
しかし…。
結果、リーには圧勝だ。

俺が求めてるのは純粋な肉欲の世界だ。
お前が求めてるのは少女漫画だ。
これからはお前も俺に染まり…感化されるべきだ。
お前に嫌われたくないから演じてるだけだ。
そろそろ悟って欲しい。
俺が演技するのも大概して欲しい、疲れた。
今日で終わりにしたい、サクラのために優しい男を演じるのも。
今、隣で歩いてても感じる。
まだ、隣の公園でこれから私の裸を見せてあげるぐらい誘ってこないことについてだ。
俺は香燐は大嫌いだったが。
サクラからはあれ以上のレベルで求めれれるのを望んでる。
好きと嫌いではされたことの内容は大違いでもある。
サクラは変態レベルで良い。
俺は物凄く隣にいてても期待ばかりだ。
頭の中にはそれしかない。
普通を演じるのがとんでもなく疲労感に襲われる。
いっそ、命令でもして俺の忠犬になれと言って。
公園で首輪でもつけて散歩でもして出来たらと変な妄想に溢れかえってる。
俺はSMも好きらしい。
そんな妄想に明け暮れてるがサクラに嫌われたくはないから。
猛烈に耐えてるだけだ。
いろいろヤリまくりたいに決まってる。
サクラは可愛すぎるからだ。
当たり前のことでもある。

俺はどうもサクラの嫌がることが好きでたまらない気がする。
サクラを嫌がらせて嫌そうな顔にさせるとちょっと喜んでる。
嫌がって泣くサクラも好きなのだ。
別に叩くって意味ではない。
性的にムラムラするらしい。
したいが品行方正に貫いてる。
自分の性癖も恨めしくもある。
まずは香燐へどこまで嫉妬してサクラが身悶えるか家庭内で観察しようかとも願う。
これが猛烈に可愛い。
どこまで俺のために怒り狂うかも見物でもある。
しかし…まだらしい。
今のところ、そんな気配は薄い…。

本音は里の男共に恨まれようが貶されようが。
サクラを狂い抱きたい。

俺は来週から一週間ここにいない。
これも何の試練かとも思う。
俺ばかり里から引き離される運命にあるらしい。
まるでレッドリスト扱いだ。
現在でも。
この里を潰してサクラと自由に歩けたらきっと幸せだろうとも思うが。
それはサクラも亡き兄イタチも望まない。
仕方なしに耐え忍んでるだけの話でもある。
自由奔放に生きてみたいとも願うが。
里では品行方正を貫き。
恐喝や脅しは慎む気分でもある。
サクラのためにだ。
闇世界では日々、力を駆使してヤリまくってる。
お蔭で俺の命令にはすんなり大抵の人間が聞くようになってる。
どこまでこの里で良い子さんでいれるかは…まだ自信がない。
努めようとは願ってる。




サクラには黙ってることがたくさんある。
昨晩、初夜が終わってサクラはその前の日のナルトの結婚式での悪酔い疲れもあったのか寝込み始めた。
これは正解でもある。
少し不満もあったが。
確かめたいことがたくさんあったからだ。

俺はサクラが完全に眠りに移行してるのを見計らって行動に出ることにした。
まず最初に調べることはカバンの中身だ。

鞄の中にある…携帯電話。
最近、木ノ葉に入って来た文明だ。
まだ…パソコンなんてものはないが…数年後には現れるかもしれないと言う噂もある。
インターネットが繋がる時代が来るらしい。
携帯電話にはメールと画像数の荒い写真が撮れるらしい。
写真の質は写真館で撮った方が数段良い。
プリクラより悪いレベルでもある。
最近、突然、遊園地とか現れて来てる。
俺が子供の頃は遊ぶところなんて全くなかったと言うのに。

サクラの携帯電話が俺は気になってた。
サクラは隣で寝てるが…さらに目の力も借りて、入念に結界を張って調べた。

件名を見て俺は怒り出した。
殆どが…ナルトだ。



「FROM;ナルト
件名;サクラちゃん、俺のこと頼れってばよ。

本文;サクラちゃん、暇だってばか?
何の用事だってば?」

「宛先;ナルト
件名;ナルトへお願い。

本文;私がナルトを育てた恩も忘れて。
私もナルトとヒナタのデートに連れて行って。
私も水族館、動物園、遊園地に行きたい。
一人で行くのさすがにつまらなくて…」

「FROM;ナルト
件名;サクラちゃん、許してくれってばよ。

本文;ヒナタに悪いから今回は折れるってば。
イノを当たれってばよ」

「宛先;ナルト
件名;ナルトへお願い。

本文;イノ、怖くて…。
サイに聞いてみる」

「FROM;ナルト
件名;サクラちゃん、頑張れってばよ。

本文;おう。
応援してるってばよ」

「宛先;サイ
件名;サイへお願い。

本文;サイ、お願い。
一人で水族館、映画館、遊園地、動物園行くのつまらなくて。
イノのデート、絶対邪魔しない。
一緒に仲間に入れて(;;)
ナルトに断られた…。

それか…イノは私の親友でもあるから…。
サイが一日だけ折れて、デートをサボってくれても…。
私とイノで行ってみたい…」

+FROM;サイ
件名;僕からの提案だ。

本文;君はリーさんと行くべきだ。
僕はイノを離す気にはなれない。
サスケくんの代わりになれないのは悪いと思う。
僕は第七班として君の幸せは祈る+

サクラのメールは…全てが俺の地雷ばかりだ…。

人の携帯電話は読むべきではないと聞いたことがあるが…。
想像絶してる…。
サクラの思考回路もだ。

「FROM;サイ
件名;ごめん…。

本文;遊園地、映画館、水族館、動物園。
全て最近、木ノ葉に入って私も行きたくて。
里中みんなカップルばかりで構ってくれなくて…。
ごめん…。
そうだよね?
構ってくれてありがとう。
最近、綱手様と会話ばかりで。
綱手様も仕事するか賭け事に忙しいみたいで。
リーさんか…。
リーさんと二人っきりは何か危ない気がして…」

+FROM;サイ
件名;ごめん…。

本文;リーさんは喜ぶはずだ。
それ以外にも君は医療班で男性客ならいるはずだ。
誰か落として来い。
僕はイノと一緒だ。
サスケくんの代わりになれなくて申し訳ない。
第七班として僕は君を祝う気でもある。
ナルトも同じ気持ちだ。
サスケくんは信用に値しない。
僕は認めてない。
リーさんなら許しても良いだろう+

これは…4日前…。
昨夜が俺たちの入籍した日。
一昨日がナルトの結婚式。
ということは…ナルトの結婚式2日前のメールらしい。
サクラは隙があり過ぎる。

遊園地や動物園や水族館や映画館など俺にとってどうでも良い。
俺はそれよりラブホ巡りをサクラとしたいだけだ。


他にもぞろぞろ…情報が現れる…。


ナルトとヒナタのデートの報告も多い。
ヒナタからのメールはない。

また、甘えてる。
少しどころではない。
ムカついた。

それ以外にも…。
俺がいない時に撮ったらしい写真がある。
ナルトとサクラのツーショット写真だ…。
ナルトとサクラと隣に小さくサイもいる写真もある。
それから…サイとサクラのツーショット写真。
サクラの携帯電話には…ツーショット写真だらけだ。
軽いノリで撮ってるのだろうが。
機嫌最悪だ。

サイからのメールもある。
随分、昔…。
携帯電話を買ってすぐのころのメールらしい。

読んでみた。

+FROM;サイ
件名;携帯電話デビュー。おめでとう♪

本文;サスケくんは信用に値しない。
僕は君が心配だ。
第七班として忠告する。
僕はサスケくんの代わりにはなれないが。
君の幸せを祈ってる+

「宛先;サイ
件名;お節介は止めて

本文;私は何年でも待ちたい。
サスケくんを信じてるの」

+FROM;サイ
件名;後悔する。

本文;花の命は短い。
そう言ってるのも今のうちだ。
僕には分かる。
僕が人を見る目は確かだ。
僕が紹介しても良い+

「宛先;サイ
件名;お節介は止めて

本文;結構よ!」

+FROM;サイ
件名;イノも僕と同じ気持ちだ。

本文;イノも僕と同じ意見だ。
君はリーさんにするべきだ+

「宛先;サイ
件名;お節介は止めて

本文;リーさんには悪いって知ってる。
でもサスケくんは私の家族。
第七班…ナルトとサスケくんと私は…家族。
それから…どうしてもリーさんの眉毛だけは許せなくて…」

+FROM;サイ
件名;協力しても良い。

本文;僕がリーさんと仲良くなって眉毛を剃るように教えても良い。
それから第七班は僕とナルトとサクラだ。
サスケくんは僕は認めてない+

「宛先;サイ
件名;お節介は止めて

本文;サイからのメールは結構よ。
イノと会話しとけば?…」

ここでサクラからのメールは終わってる。

そのあとすぐぐらいに…ナルトからだ…。

「FROM;ナルト
件名;サクラちゃんのメアド知って、俺嬉しいってば♪

本文;これで離れてても毎日、サクラちゃんとメールが出来るってばよ。
いつでも何かあったら俺にメールすれってばよ。
出来ることなら何でも協力するってば。
サクラちゃんのためなら俺、動くってばよ!」

「宛先;ナルト
件名;メール☆これからよろしく

本文;さっきサイとメールしてたところ。
今日もサイはうるさくて…。
ナルトから説得しといて…」

「FROM;ナルト
件名;俺に任せとけってばよ♪

本文;分かったてば♪
サクラちゃんには俺の肝っ玉母ちゃんとして動いてもらった恩があるってば♪
何でも言えってば。
俺は命懸けでサクラちゃんのことなら、大抵の言うことは聞くってば!
俺は火影になる!
全員、幸せにする!」

「宛先;ナルト
件名;ナルトも大人になったのね…。
おかあさん、嬉しいわ。

本文;そう…。
確かに私、ナルトには息子として育てた恩がいっぱいあるものね…。
ナルトの今があるのは絶対、私のお蔭。
私が散々、躾けたからよ?

サスケくんが一族がいない寂しさから…復讐に走ったって理解したあとは…。
サスケくんのお母さんにも…私、頑張ってなろうと…努めてる…。
恋心も全て捨てて何もかも犠牲にして…髪の手入れする暇もない…。

二人ともお母さんがいないみたいだから…。
ナルトだけじゃなくサスケくんのお母さんにもなろうとしてる…。
そうすることで…サスケくんも喜ぶんじゃないかなって…ナルトみたいに…。
私も…本当、人生で…女も捨てて、いろいろ頑張って来た。

そろそろ、息子からは…ねぎらいの言葉があってもいいと思うのよ。
それじゃ、頼っちゃおうかな?
親孝行ができるようになったのね、褒めてあげるわ。
これからよろしくね。
ナルト!」

ここで初日のメールが…終わってる…。

俺の頭に痙攣が起きた。
この携帯電話と言うものほど…俺にとっての敵はないらしい。

しかもこのメールの日付…俺が去年、里へ落ちる隕石を潰した事件より少し前ぐらいの日付だ…。
ショックが大きい…。
サクラはいつ…俺を好きになったんだ??
これは照れて言ってるだけなのか?
何年でも待つとは書いてるが…。

怒りしか湧かなかった。
俺は束縛されるのが大嫌いなので持ってない。
敢えていらん。

溜息を吐いて。
俺はシャワーを携帯電話の上からかけた。
再起動してみた。
壊れたらしい。

これで良い。

サクラの不注意で壊した話にすれば良い。
携帯電話とはいつ壊れてもおかしくない代物らしいからだ。

これでナルトとサクラのツーショット写真も消えたわけだ。
今日は機嫌が良い。

サクラはどうもまだ気が付いてない気配だ。
これは正解だ。

他にも鞄を漁った。
サクラのカバンには化粧ポーチやその他いろいろだ。

サクラが持ってきたものと言えば下着とそれから洋服。

可愛いものばかりだ。
この可愛いパジャマも良いかもしれない。
しかし…全部、うちはの家紋を付けるようにオーダーメイドしてこなければならない。

特に桜色のワンピースが可愛いと感じた。

俺のために可愛い服をサクラは選んでくれたらしい。
機嫌は良い。

しかし…俺の私物がなにもない。
あと…あったものといえば…毛糸だ。
マフラーの編み方という本だ。

どうもマフラーを編んでくれる気らしい。

これは期待してる。

配置は覚えてる。

びた一文間違えないように収納をする。

他人のカバンを探索することは忍者の任務上結構ある。

スパイとしてだ。

そこからいろいろな情報を得ることも多い。

サクラの親交関係がとても分かった。

リーのメアドまであった。

ブチ切れも良いところだ。

綱手もある。

なくても別に良いだろう。

今までなくても生活できていたのだから。

この件は秘密だ。

☆☆☆

サクラのカバンに俺のマスコットキーホルダーがあった。
,キーホルダーのタグに、"映画ナルト the last記念コラボ商品"と書いてある。
映画ナルトthe lastが近日中に木ノ葉の里で放送されるらしい。
俺の部下、水月から闇世界の女共が俺のキーホルダーを…予約してると聞いた。
あの映画ほどつまらないものもない。
ナルト橋の住人と我愛羅の寄付により…上映されるナルトの人生を映し出すナルト結婚記念映画らしい…。
絶対にサクラと映画館へは行かない。
俺役の出演時間は1分以内。
台詞が一行らしい…。
我愛羅とナルト橋の住人が考えたストーリー脚本らしい…ムカつく。
しかもサクラのマスコットキーホルダーがない。
これは残念すぎる。
俺の勘ではヒナタの案だろう…ヒナタがサクラに嫉妬してサクラのキーホルダーの案を撲滅したのだろう…。
きっと裏から。
あの女ならやりそうだ、ナルトの前でだけ慎ましげなふりしてるだけに決まってる、俺の目は誤魔化せない。
俺はサクラのキーホルダーが欲しかった…。
サクラのキーホルダーの方が里の売り上げにとって高収入になるのは確かだろう…。
サクラは木ノ葉の里でどれだけ男に毎日、言い寄られてるか数えきれないほどだ…。






俺が来週いない…そのときまでに…俺はお前にひたすらの快感を…サクラへ与える。
どこまでも与えてみたい。
サクラが狂うレベルでも良い。
そんなのにあこがれ続けてた。
自宅で監禁してみるのも良いかもしれない。
しかし、サクラの手前…可哀そうなのは耐えよう。
今、幸せいっぱいな表情をサクラは俺の隣でしてるからだ。
別にサクラは男遊びしたという過去もあったわけでもないらしい。
監禁がしたいレベルでもあるが…。
緩いレベルで許す。
サクラの携帯電話を水没して。
それから自宅の電話線を切る。
そんな可愛らしいレベルだ。
本音はもうこのまま連れ去ってどこかへ行きたい。
誰もいない無人島へ。
しかし、耐えてる。
サクラもイタチもそれを望まない。
ナルトは…そう言えば、新婚旅行らしい。
まあ、自宅でヤリまくるのも良いかもしれない。
移動時間だけでも勿体無い。

再来週、俺が帰るまでにサクラが俺なしでどれだけ耐えられるか見物に感じてる。
俺のいない間にも…里の男共がアタックする可能性もある…。
そこに怒りが心頭でもある。
震え怒ってる。
そろそろ里の男たちも諦めたらどうだ?

昼間のリーの台詞で余計心配だ。

アカデミーや忍者学校時代の…交際相手がおらん男は…殆ど、将来有望なナルトと一緒になったヒナタより…。
将来性皆無な俺に行ってしまったサクラを不憫に感じて…。
狙いまくってるらしいからだ。
もう、俺のモノになったのに…。
止めて欲しい…。
自分の方が俺より将来性があるからと…サクラに説得して落とす気でいるらしい。

俺は猛烈に焦ってる…諦めろ、近寄るな。
俺は絶対、不倫なんて認めん…。
サクラは職場でも天使過ぎるらしい。
平等に優しくしすぎだ。
もっと自分に脈がある男には冷酷なレベルで接すればいい。
いっそ。
期待なんて持たさないレベルで。
相手の恋心を殺してしまうレベルでだ。
サクラも見てれば生ぬるい。
博愛主義も良いところだ。
何を持って悪意にまみれた男共をサクラから引き離すべきか…。

確かに贖罪の旅では隣里との恋愛は合法にしてやった。
それでもまだ…他の女と恋愛も出来ず…。
サクラを狙ってるヤツが大勢いるらしい。
テンテンや他にも女…いるだろ?
男達も他に目を向けてくれ。
何なら香燐も紹介する。
サクラと容姿差が雲泥なのは納得もする。
俺の前でサクラがどれだけ品を作って女か分からない。
猛烈に愛らしい奴だ。
サクラは俺を思い出した時。
女らしい。
ナルトへ数回でも頬を染め、言うことを聞き、しかも崇拝の目線を送った件に関しては。
まだ許してない。
殺意が残る。

里の男たちもそろそろ諦めたらどうだ?
俺の強さに叶う訳もないだろうに。

俺は絶対、離婚にも応じてやらん。
おまえの心が天使なのは認める。
殺人者の罪人を待つ女もそういねえ。
そのせいで余計に男共が一斉に来てるらしい。
医療班は男共の密かなる癒し…メンタルサロン状態らしいな。
サクラ…。
おまえが頼み綱だ。
俺から離れれば、俺は…革命を巻き起こそう。
木の葉の里など潰してしまおう。
今度こそ新帝国を樹立しよう。
俺の法案が通る世界をだ。

リーが昼間怒ってるのは…えげつないレベルで理解できてる。
サクラは…あのセリフ…里はまだ俺を認めてない…。
俺が里をまた恨みはせんかと…不安がって、
戦闘にはいるんじゃないかと…
そんな瞳で俺を心配そうに見つめてたが…。

あんな安すぎる挑発には乗らん。
ナルトへ激怒したのもナルトが俺より自来也に認められてることに関して、
真剣勝負を挑んだのではない。
我愛羅に負けたから腕試しでもない。
サクラは馬鹿だからまだ分かってねえらしいが救われてもいる…。

最後に九尾のことも踏まえてナルトを成敗しようとしたが…。
あれもサクラには伝わってない。

リーの挑発には乗らん。
確かに俺を怒らせるために俺の一族を貶したが。
アイツの怒りは猛烈に分かる。
俺がアイツの立場なら…既に死ぬより酷い地獄だ。
これ以上、アイツを傷付けるつもりには…俺でもなれん。
サクラは本気で鈍い。

リーはいつも歯の浮くような台詞でサクラを落としにかかってたが。
俺も口では言ったことねえが…リーの考えと俺の思考回路は…。
女の好みに関してだけは似てる…。
話の合うヤツではあった。

しかしリーに暴れられる訳にはいかねえ。
これは俺には大役だ。
リーの心の痛みが…消えることは祈る…。

俺は手段は全く選ばなかったが…リーはいつもサクラを<天使だ>と褒めてたのだ。
怒り狂われても仕方ない…。
サクラの恋心を利用した強姦と言われれば、その通りでもある…長年、その線を望んでた。
アカデミーの頃からだ。

ついでに、どういうシナリオで結婚へ持っていくか…。
言い訳も考え続けてた、俺には口説き落とすなんて芸当は無理だからだ…何年間もだ。
サクラからどうやって求婚してもらえるか…俺はどういうふうに、それを受け入れるか。
それとも里を利用して…サクラには逃げられない形で見合い話を持っていくか…。
常にそれを模索してた。
サクラをどうやってこちらへ上手に誘導するかだ…バレないようにだ。

サクラには『サクラの深い愛で落ちた』。
こういう話にしとく予定だ。
アカデミーの頃、
『俺へ深い愛を捧げた人間を嫁にする、命令に従え…女共。
全部クリアー出来れば、褒美やる』
という遊びをした頃もあった。

あの頃から考えてた。
これも年季の入った技だ。

リーは一生、独身かもしれねえ、しかし…全員が幸せになれるシナリオも難しい。
リーも仕事に燃えるとも宣言してた…。
俺との和解は絶対、アイツの中で無理だろうが…。
俺もあまりしたいとも願ってないが。
これからサクラとの性愛を極める生活に突入して、二人だけの閉鎖された環境…理想世界の構築へと話は進みだすのだろうが。
サクラのために俺は里で認められることは祈る…。

あのセリフではまるで…リーが俺を認めない悪人にサクラへ映ってるみたいだが…。
そこもまたリーには不憫でもある。
しかし…アイツは生きてるだけでも奇跡なレベルの…傷つき方だろう。

ナルトの結婚式の夜、リーが酒に酔わせてサクラを口説き落とそうとしてるのを…俺は目撃してる。
あの日、俺は酒に酔ったサクラからプロポーズを受けたのだ。
そして、翌日…すんなり入籍を果たせ、サクラと関係を持ったのだ。
その事実を知ったのは…いつかは知らんが…今、リーの暗黒時代だろう…。
リーは荒れず…他に目を向けて欲しいとも願う…。
リーがどうなっても俺にとっては関係ないが。
隣にサクラさえいれば他はあまり気にならない。
新婚生活だからそんなものだろう。
もう既に俺とサクラはおそろいのペアルックを着るレベルの夫婦だ。
サクラもこれからはうちはの家紋を背負った服を着て生きていく。
俺はとても幸せだ。
俺の人生も今、悔いもない。
思えば俺ほど幼少期に最悪な人間もいなかった。
ナルトにはイルカ先生。
ネジですら母とそれから…叔母さんや叔父さん従兄弟がいた…あと、リーと言う友だな…。

俺だけ一族全員いなくて。
イベントごとなにもなし。
しかも先生ですらナルトだけ。
どんなに成績が上がろうが褒めない…ドベのナルトに味方する最悪な先生。
そこに現れた希望の花、サクラ。
これが俺の人生だ。
もう仕組まれてるのかと思うレベルで。
他が最悪だった。。
途中から兄に仕組まれて仕方なしに犯罪者。
昼間も普通に歩けない。
指名手配犯だからだ。
ポスターで酒屋では俺の写真ばかりだ。
賞金首だ。
夜しか行動が出来ない。
お蔭で昼夜逆転気味になってた。
最悪も良いところだ。
しかもサクラが里からの刺殺隊。
これでどれだけ俺が傷心し…天を恨んだかは…説明しようもない。

しかし今は悔いもない。
俺は勝てたからだ。

リーはそんな男ではないと信じてる。
ナルトと同じく精神力がけた違いだと。
俺がリーなら…暴れるどころでもすまん。
リーはサクラのために強くなろうとしてたと台詞でも言ってた。
それなのに…そりゃ、自分より将来性最悪な刑期の終了しない男となった段階で誰でも怒る。
サクラはここら辺鈍いから…リーは悪い奴だと誤解してるらしいが…訂正はしねえ・・・。
リーには悪いが、俺の圧倒的勝利だ…俺には戦う理由がねえ。

まあ、リーがこれから悪の道へ進んで里の反逆者に転ぼうが俺はサクラさえ守ってれば…別にどうでも良いが。
元々そこまで親交もあったわけでもない…同情もない。
俺は同情落ちする人間ではない。
自分以上に壮絶な人生の人間は未だかつて出会ってないレベルだ。
俺の傷心を癒すだけでも精一杯だ。
これからサクラに甘え倒して慰めてもらう予定だ。

サクラ、お前には激しい過ぎる愛を求めてる。
俺を見たら激しく求めてくるレベルを求めてる。
これは本音だ。
甘ったるいのは苦手だ。
お前も少しは…俺の気持ちが解るべきだ。
俺への肉欲に頼むから、落ちて欲しい。
俺がいない間にホスト遊びとかされたら、俺は気が狂う。
発狂する。

俺はお前のコトを激しくアイシテル。
そのことに、早く気が付くべきだ。
この家の電話線は抜いた。
お前の携帯電話も水没させた。
邪魔者が入っても困るからだ。
ヤりたいことがあるからだ。

これから来週まではお前といるときはソレに専念したいからだ。
俺はずっとお前のコトを犯し倒したかった。
気が狂うほど願った。
しかし…。
まだ早かったから逃げただけだ。
お前の体を思ってだ。

しかし。
現在、何のしがらみもない。
オマエノカラダハ俺のものだ。
俺がお前を変えてやる。
力付くでもだ。

この家にいるときは服を着るな、邪魔だ。
それから職場ではパンツは履くな。
俺がお前を来年までに痴女にする。
そのためならどんなことでもしよう…。

俺はお前が大好きだ。
愛してる。

いろいろ建前、心で叫んだが…したいだけだ。
理解してもらいたい。
まだ、おまえは…子供のノリすぎる…。
里の男共はおまえを色目線でしか見とらん。
今日のリーの会話でも学習してもらいたい…。

俺もお前のことを色目線でしか長年見とらん・・・。















同じ日常結婚二日目(サスケバージョン)
【番外】乱文修正

目次

新婚二日目三日目(サスケの暴走)
























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