夢枕
一年以内にイエローリストになるには多忙を極める。
イエローリストとは里に月半分は滞在する権利を与えられた住民のことである。
サスケは今、里のレッドリストで…。
危険人物ゆえに月に1日程度しか滞在権がないのだ。
死罪からここまで減刑されたのは…眉唾ではあるが…。
足を早めたいのが本音だ。
兄さんから戴いたこの瞳で…危ない橋を渡るのは…。
イタチの本意に反する気がして今まで断ってきたが…。
俺は意志が弱いらしい…。
☆☆
俺は今、小説サクラを黙読中だ。
この兄さんの目になってから、夜に電灯がなくても大体の文字が読める。
この目は闇がよく見える。
暗がりの中でも物が判別出来る。
生前どれだけ兄、イタチは深い漆黒の中で暮らしていたのかと思えば…俺は心を痛めた。
因みに小説サクラは18禁小説であるが…。
所謂…官能小説だ…。
誰が執筆してるのか気になってしかたがない。
かなり濃厚な生々しい描写がされている。
嬉しさと心配と憎しみが混じりあう不思議な読感だ。
これを読むと…毎回、瞼が熱くなる…。
主人公のサクラが…とにかく愛しい。
性格、容姿、仕草、口調、背景、笑顔、美しさ、艶やかさ、体温、肌触り、汗の香り。
全て目に浮かぶような描写だ。
俺には眩しい…。
癒される…。
俺は…これを任務中に平然と読む勇気はない…。
俺が13歳の第7班所属時代…。
カカシはよく任務中に生徒の俺達の前で18禁小説を立読みしてたが…。
だいぶ神経がイカれているとか…思いようもない…。
俺は家でホッコリ熟読したい派だ。
最初の頃、朝起きて…。
鏡台の前で髭を剃る時、いつも目が潤んできたが…。
最近に入ってようやくこの瞳にも慣れて来たのか…。
拒絶反応が起きなくなった。
臓器移植は初期に拒絶反応のリスクがあると医療文献で読んだこともある。
割りと常識の範囲で知れ渡っていることだ…。
この目を入れてから、「戦争」という漢字を見れば…目が冷たく成り始め、
「平和」と言う漢字を見れば…。
「平和」という文字が煌めいて見える。
生前、兄さんはどれ程、平和を求めたのだろうか…。
と心痛する。
実は責めて兄さんの亡年までは…。
自分も清く正しく兄イタチのように生きようと信念してた。
それが俺は兄さんほど強くなく、精神力すらない…。
サクラと出会ってから…軒並みに予定が…崩れ…。
兄さんの大嫌いな三重スパイを引き受けてまで、刑期を早めようとしてる…。
兄イタチはこの目でそれをすれば…。
嘆き悲しむのではないか…。
と。
俺は少し一抹の不安に刈られた。
兄さんのこの瞳は…なるべく兄さんが出来なかった幸せに使いたいからだ。
平和のために使いたい…。
世界探索や旅行に使ってあげたい…。
周辺探索活動程度に留めたい…。
俺は強欲だ…。
因みに今、読書中のこの小説サクラはかなり面白く、再読してる…。
今日も…かなり読み込んだ。
主人公が頑張った褒美に忍者のナース服コスチュームから胸を肌けて誘われるシーンは…。
特に優秀だと感じる…。
主人公への愛に満たされてるところが坪だ。
因みにこれは痴女サクラの巻で、全巻シリーズごとに性格が少し変わるのも良いとこだ。
日によって淑女サクラの巻に読み変えたり色々だ。
全巻シチュエーションも違うので揃えたくなる。
瞼にサクラのその様子が浮かぶようだ…。
少し抜いたしスッキリした。
さて…。
そろそろ明日に備えて眠ろうか…?
俺はそのまま、布団で眠り込む。
そろそろ明日にはカカシからの報告書が送られて来るだろう…。
ああ。
本音は早くサクラに会ってイチャイチャしたい…。
☆☆
「サスケ…」
俺の枕元で声がする。
何やら懐かしい声だ…。
振り替えれば…脚のない兄さんが…。
俺の枕元で立っていた。
生前の兄さんと違い朗らかな表情だ。
亡くなったときに着ていた暁の衣装だ…。 ただ…。
俺が刺した傷跡がない…。
「イタチ…か…?」
俺は幼少期はイタチ兄さんを<兄さん>と読んでたが。
7歳〜13歳までは<兄>、それ以後はイタチと呼称してる。
自分なりに大人に近づきたくて変えたが…。
兄さんは俺にとって…。
まだまだ、越えるべき大きな壁だ。
兄さんは<イタチ>と呼ばれても、上機嫌だ。
俺の兄さんは優しいから。
「己はいつもお前を監視している…」
「…。ありがとう…」
これは何だ?
夢なのか?
現実なのか…?
俺は瞬きして宙を眺めた。
「穢土転生で会ったとき以来だな…。
また背が伸びたな、サスケ…」
「イタチ…」
「己よりも伸びたんだな…」
これが夢でも良い。
俺は非常に嬉しかった。
「里へ帰還した。
和解も果たした。
イタチの本望はやった…。
里崩しは諦めた。
戦争終焉の英雄になった…
革命も止めた…
暁は脱退した…」
「知ってる…」
「何の用だ…?」
やはり三重スパイなんて…イタチのこの瞳でするのは間違いだったか…。
心配に駆られ、上を覗き見た。
何故か金縛りにあったかのように…体が動かない。
「三重スパイをやるらしいな…」
「イヤか?」
「いや。
お前の目的も知ってる…。
協力する」
「そおか…」
安堵の息を吐いた…。
許可が出て、肩の荷が下りた。
「平和のために動け。
あれはかなり神経を磨り減らす…」
「承知だ…」
「そして、早くあの子を落とせ…」
「………」
あの子とは…。
まさかサクラのことなのだろうか…?
兄さんが知るわけない、
つまり…これは夢か?
「………」
「サクラだろ?」
「……」
何で知ってるのか…?
「己は知ってる」
「……」
「返事がないのが証拠だろ?」
「…俺は……」
「あの子とお前の子が見たい。
どんな手を使ってでも手に入れろ。
応援してる…。
お前は己に引け目を感じているなら…それは…己の趣旨に反する」
「……」
「お前のことなら理解してる…。
己の没年に構うな。
ウカウカしてると奪われる。
宝とはそういう物だ。
だから…三重スパイでも…何でも引き受けろ…。
己はお前に力を貸す…」
「…。
ありがとう」
俺はイタチ兄さんと恋愛相談もしたいと…。
本音はずっと願ってた。
気が滅入り、暴れそうな時、誰にも相談相手がいなかったからだ。
これが夢でも別に良い。
「お前はいつからあの子を…慕ってたのだ?」
「……」
俺にも分からん…。
「野暮だな。
己はこれからも…お前を見守ってる。
うちは一族が…。
お前の子供を見るのが…。
己の夢だ。
それだけ伝えに来た」
「分かった…」
生前とは違い、穢土転生で出会ったときと同じ優しい兄さんだ。
カカシの依頼を全力で引き受けることに決めた。
「お前に全て任せた。
お前が里の英雄となり輝き、子々孫々…。
その血が受け継がれることを願う。
己は平和を望む…。
お前の力に今回はなる…。
躊躇するな…」
「ありがとう…」
そこで金縛りが解けて…。
立ち上がろうとした。
すると目を開ければ…。
そこは部屋の中。
俺の隣には…小説サクラ。
やはり、寝ていたらしい…。
それにしても素敵な夢だった。
俺の胸元には兄さんの写真と第七班の写真がある。
ナルトとは格闘したが…。
最後まで捨てきれなかった…。
あそこは俺の家族同然だから。
夢なのだろうが…。
少し決意がついたようだ。
これから忙しくなりそうだ。
も少し眠ろう…。
【イタチ】←目玉親父?
サスケへ。
お前は全く気がついてないようだが…。
己はお前と共に生きている。
ナルトに九尾が憑いているのと同じで、お前のその瞳には己の魂が宿っているのだ。
これからも時々、夢枕に立つやもしれない。
なるべくバレないように共存するつもりでいる。
何とか説得も終わった…。
己はこれからサスケの背後霊として、お前を導こう。
三重スパイは己は良い思い出もないが…。
己はあの子が気に入った。
お前が好いているからだ、別に変な理由はない。
そういう理由であれば力を貸す。
己は知ってる。
今回は…己にお前の好きな子がバレて相当照れてる。
だから口数が少なかった。
図星で…頭がショートを起こして…思考回路が停止したんだろう。
お前は純粋なヤツだ。
それにしても、小説サクラは己にとってはハード過ぎる…。
お前の行動は逐一に監視してる。
最近、変態だと判明した。
特にあの子に直接会いもせず、ストーキングだけして…。
しかも暗部専用針で気絶させて…。
抱擁とキスと胸触ってるところは…。
己は目のやり場に困った…。
ストーカーに…強姦未遂…。
昔は可愛い弟だったのに。
わかってる。
お前も、もがいてるのが…。
己もお前に感化されそうだ。
早くあの子と出来てこい。
己も生きてるうちに色恋を味わいたかった。
このままでは色情色魔の悪霊になる。
己の空虚さを満たせてくれ。
別に見せてもらうだけで良い。
己はお前のサクラを取る気はない。
己に健康な体があったなら…別の女を見付けよう。
サスケ、楽しみにしてるから…。
あまり明らか様には言えないが…。
死んでから煩悩が出てきた。
きっとお前がエロ本ばかり読むせいだ。
お前が自慰ばかりするせいだ。
お陰で己は最近、ピンクのオーラだ…。
お前は見ていると恥ずかしい野郎だ。
大蛇丸がボヤいてた理由もよく分かる。
昼間全く顔に出さない分、たちが悪い。
己もこの瞳の中で寝る。
日々見張ってる…。
お前の顔を朝、鏡で見る度に感動してたが…。
最近は慣れてきた。
しかし、己はお前を愛してる。
早く己にお前とあの子の子供を見せてくれ。
一族には申し訳ないが…。
己も亡き身なので…お前に全てを懸けている。
別に誰でも良いが…。
あの子は可愛いから…。
早めに唾つけておけ。
サスケ、頑張れ…。
人の恋路を邪魔するものは馬に蹴られて死んでしまえ←ナルト視点
目次
18サクラの愛19歳〜手紙。そしてイチャイチャパラダイスに続く??
イエローリストとは里に月半分は滞在する権利を与えられた住民のことである。
サスケは今、里のレッドリストで…。
危険人物ゆえに月に1日程度しか滞在権がないのだ。
死罪からここまで減刑されたのは…眉唾ではあるが…。
足を早めたいのが本音だ。
兄さんから戴いたこの瞳で…危ない橋を渡るのは…。
イタチの本意に反する気がして今まで断ってきたが…。
俺は意志が弱いらしい…。
☆☆
俺は今、小説サクラを黙読中だ。
この兄さんの目になってから、夜に電灯がなくても大体の文字が読める。
この目は闇がよく見える。
暗がりの中でも物が判別出来る。
生前どれだけ兄、イタチは深い漆黒の中で暮らしていたのかと思えば…俺は心を痛めた。
因みに小説サクラは18禁小説であるが…。
所謂…官能小説だ…。
誰が執筆してるのか気になってしかたがない。
かなり濃厚な生々しい描写がされている。
嬉しさと心配と憎しみが混じりあう不思議な読感だ。
これを読むと…毎回、瞼が熱くなる…。
主人公のサクラが…とにかく愛しい。
性格、容姿、仕草、口調、背景、笑顔、美しさ、艶やかさ、体温、肌触り、汗の香り。
全て目に浮かぶような描写だ。
俺には眩しい…。
癒される…。
俺は…これを任務中に平然と読む勇気はない…。
俺が13歳の第7班所属時代…。
カカシはよく任務中に生徒の俺達の前で18禁小説を立読みしてたが…。
だいぶ神経がイカれているとか…思いようもない…。
俺は家でホッコリ熟読したい派だ。
最初の頃、朝起きて…。
鏡台の前で髭を剃る時、いつも目が潤んできたが…。
最近に入ってようやくこの瞳にも慣れて来たのか…。
拒絶反応が起きなくなった。
臓器移植は初期に拒絶反応のリスクがあると医療文献で読んだこともある。
割りと常識の範囲で知れ渡っていることだ…。
この目を入れてから、「戦争」という漢字を見れば…目が冷たく成り始め、
「平和」と言う漢字を見れば…。
「平和」という文字が煌めいて見える。
生前、兄さんはどれ程、平和を求めたのだろうか…。
と心痛する。
実は責めて兄さんの亡年までは…。
自分も清く正しく兄イタチのように生きようと信念してた。
それが俺は兄さんほど強くなく、精神力すらない…。
サクラと出会ってから…軒並みに予定が…崩れ…。
兄さんの大嫌いな三重スパイを引き受けてまで、刑期を早めようとしてる…。
兄イタチはこの目でそれをすれば…。
嘆き悲しむのではないか…。
と。
俺は少し一抹の不安に刈られた。
兄さんのこの瞳は…なるべく兄さんが出来なかった幸せに使いたいからだ。
平和のために使いたい…。
世界探索や旅行に使ってあげたい…。
周辺探索活動程度に留めたい…。
俺は強欲だ…。
因みに今、読書中のこの小説サクラはかなり面白く、再読してる…。
今日も…かなり読み込んだ。
主人公が頑張った褒美に忍者のナース服コスチュームから胸を肌けて誘われるシーンは…。
特に優秀だと感じる…。
主人公への愛に満たされてるところが坪だ。
因みにこれは痴女サクラの巻で、全巻シリーズごとに性格が少し変わるのも良いとこだ。
日によって淑女サクラの巻に読み変えたり色々だ。
全巻シチュエーションも違うので揃えたくなる。
瞼にサクラのその様子が浮かぶようだ…。
少し抜いたしスッキリした。
さて…。
そろそろ明日に備えて眠ろうか…?
俺はそのまま、布団で眠り込む。
そろそろ明日にはカカシからの報告書が送られて来るだろう…。
ああ。
本音は早くサクラに会ってイチャイチャしたい…。
☆☆
「サスケ…」
俺の枕元で声がする。
何やら懐かしい声だ…。
振り替えれば…脚のない兄さんが…。
俺の枕元で立っていた。
生前の兄さんと違い朗らかな表情だ。
亡くなったときに着ていた暁の衣装だ…。 ただ…。
俺が刺した傷跡がない…。
「イタチ…か…?」
俺は幼少期はイタチ兄さんを<兄さん>と読んでたが。
7歳〜13歳までは<兄>、それ以後はイタチと呼称してる。
自分なりに大人に近づきたくて変えたが…。
兄さんは俺にとって…。
まだまだ、越えるべき大きな壁だ。
兄さんは<イタチ>と呼ばれても、上機嫌だ。
俺の兄さんは優しいから。
「己はいつもお前を監視している…」
「…。ありがとう…」
これは何だ?
夢なのか?
現実なのか…?
俺は瞬きして宙を眺めた。
「穢土転生で会ったとき以来だな…。
また背が伸びたな、サスケ…」
「イタチ…」
「己よりも伸びたんだな…」
これが夢でも良い。
俺は非常に嬉しかった。
「里へ帰還した。
和解も果たした。
イタチの本望はやった…。
里崩しは諦めた。
戦争終焉の英雄になった…
革命も止めた…
暁は脱退した…」
「知ってる…」
「何の用だ…?」
やはり三重スパイなんて…イタチのこの瞳でするのは間違いだったか…。
心配に駆られ、上を覗き見た。
何故か金縛りにあったかのように…体が動かない。
「三重スパイをやるらしいな…」
「イヤか?」
「いや。
お前の目的も知ってる…。
協力する」
「そおか…」
安堵の息を吐いた…。
許可が出て、肩の荷が下りた。
「平和のために動け。
あれはかなり神経を磨り減らす…」
「承知だ…」
「そして、早くあの子を落とせ…」
「………」
あの子とは…。
まさかサクラのことなのだろうか…?
兄さんが知るわけない、
つまり…これは夢か?
「………」
「サクラだろ?」
「……」
何で知ってるのか…?
「己は知ってる」
「……」
「返事がないのが証拠だろ?」
「…俺は……」
「あの子とお前の子が見たい。
どんな手を使ってでも手に入れろ。
応援してる…。
お前は己に引け目を感じているなら…それは…己の趣旨に反する」
「……」
「お前のことなら理解してる…。
己の没年に構うな。
ウカウカしてると奪われる。
宝とはそういう物だ。
だから…三重スパイでも…何でも引き受けろ…。
己はお前に力を貸す…」
「…。
ありがとう」
俺はイタチ兄さんと恋愛相談もしたいと…。
本音はずっと願ってた。
気が滅入り、暴れそうな時、誰にも相談相手がいなかったからだ。
これが夢でも別に良い。
「お前はいつからあの子を…慕ってたのだ?」
「……」
俺にも分からん…。
「野暮だな。
己はこれからも…お前を見守ってる。
うちは一族が…。
お前の子供を見るのが…。
己の夢だ。
それだけ伝えに来た」
「分かった…」
生前とは違い、穢土転生で出会ったときと同じ優しい兄さんだ。
カカシの依頼を全力で引き受けることに決めた。
「お前に全て任せた。
お前が里の英雄となり輝き、子々孫々…。
その血が受け継がれることを願う。
己は平和を望む…。
お前の力に今回はなる…。
躊躇するな…」
「ありがとう…」
そこで金縛りが解けて…。
立ち上がろうとした。
すると目を開ければ…。
そこは部屋の中。
俺の隣には…小説サクラ。
やはり、寝ていたらしい…。
それにしても素敵な夢だった。
俺の胸元には兄さんの写真と第七班の写真がある。
ナルトとは格闘したが…。
最後まで捨てきれなかった…。
あそこは俺の家族同然だから。
夢なのだろうが…。
少し決意がついたようだ。
これから忙しくなりそうだ。
も少し眠ろう…。
【イタチ】←目玉親父?
サスケへ。
お前は全く気がついてないようだが…。
己はお前と共に生きている。
ナルトに九尾が憑いているのと同じで、お前のその瞳には己の魂が宿っているのだ。
これからも時々、夢枕に立つやもしれない。
なるべくバレないように共存するつもりでいる。
何とか説得も終わった…。
己はこれからサスケの背後霊として、お前を導こう。
三重スパイは己は良い思い出もないが…。
己はあの子が気に入った。
お前が好いているからだ、別に変な理由はない。
そういう理由であれば力を貸す。
己は知ってる。
今回は…己にお前の好きな子がバレて相当照れてる。
だから口数が少なかった。
図星で…頭がショートを起こして…思考回路が停止したんだろう。
お前は純粋なヤツだ。
それにしても、小説サクラは己にとってはハード過ぎる…。
お前の行動は逐一に監視してる。
最近、変態だと判明した。
特にあの子に直接会いもせず、ストーキングだけして…。
しかも暗部専用針で気絶させて…。
抱擁とキスと胸触ってるところは…。
己は目のやり場に困った…。
ストーカーに…強姦未遂…。
昔は可愛い弟だったのに。
わかってる。
お前も、もがいてるのが…。
己もお前に感化されそうだ。
早くあの子と出来てこい。
己も生きてるうちに色恋を味わいたかった。
このままでは色情色魔の悪霊になる。
己の空虚さを満たせてくれ。
別に見せてもらうだけで良い。
己はお前のサクラを取る気はない。
己に健康な体があったなら…別の女を見付けよう。
サスケ、楽しみにしてるから…。
あまり明らか様には言えないが…。
死んでから煩悩が出てきた。
きっとお前がエロ本ばかり読むせいだ。
お前が自慰ばかりするせいだ。
お陰で己は最近、ピンクのオーラだ…。
お前は見ていると恥ずかしい野郎だ。
大蛇丸がボヤいてた理由もよく分かる。
昼間全く顔に出さない分、たちが悪い。
己もこの瞳の中で寝る。
日々見張ってる…。
お前の顔を朝、鏡で見る度に感動してたが…。
最近は慣れてきた。
しかし、己はお前を愛してる。
早く己にお前とあの子の子供を見せてくれ。
一族には申し訳ないが…。
己も亡き身なので…お前に全てを懸けている。
別に誰でも良いが…。
あの子は可愛いから…。
早めに唾つけておけ。
サスケ、頑張れ…。
人の恋路を邪魔するものは馬に蹴られて死んでしまえ←ナルト視点
目次
18サクラの愛19歳〜手紙。そしてイチャイチャパラダイスに続く??