アナタノコトガスキデス

萌え妄想のまま走るいろいろ創作小説の予定。苦情無断転載禁止。

イタチの恐喝(大蛇丸目線)



私はねぇ。
実は八年前から…。

サスケくんの一族惨殺事件の日から…。

サスケくんのことは…よぉく。
知っているのよ。

このことをサスケくんに話すと…。
サスケくんのお兄さんに瞳力で八つ裂きにされるんだけどねぇ…。

ここだけの話ねぇ…。

七年前、「うちは一族」で里に対してクーデターが計画されたの。

里に「うちは一族」は不遇だったからねえ。

でも…。それバレちゃって…。
「うちは一族」は皆殺し処刑が決まったのよぉ。

その時、執行人がサスケくんのお兄さん…イタチ。
里に執行人として任命されたらしいのねぇ…。

その代わり…サスケくんとイタチだけ生き残らさせることに決まったらしいのぉ…。

サスケくん、知らないから…。
一族惨殺の犯人はイタチだと思って…恨んでるけどね…。
あれ、お門違い…。

まあ、イタチは恨まれても…。
サスケくんにショックから自害に陥らないためと…。
イタチに付いて来ないための嘘と…。
マダラ倒しのために力を付けてほしいのと…。
里に反逆心を持ち、闇落ちしないように…。
色んな魂胆があるらしいけどねぇ…。

その処刑執行後、姿を眩ませた、サスケくんのお兄さんは…
サスケくん以外の自分の一族を殺す代わりに…ダンゾウにサスケくんを守るように
…木の葉の上層幹部へ圧力をかけてねぇ…。


そのあと、…闇の道へも進んだのぉ…。


そしてねぇ…。
闇の世界へ入ったイタチはねぇ…。

自分より弱い闇の道の仲間には…ほぼ圧力をかけてきたのよぉ…。

「サスケを傷付けたら殺す。
サスケは俺の宝だ。
情報を渡せ。
このことをサスケに言えば殺す」
とねぇ…。

この話は闇の世界の…下々の者はぁ…知ってるのか…分からないけどぉ…。

サスケくんのお兄さんは、暁でも重要な役割だからねぇ…。

闇の世界の上層幹部はほぼ全員知ってることじゃないかしらぁ???

私の夢は里崩し。
天下取りよぉ…。

そのため、奪ってきた部族同士を死ぬまで戦わせて生き残ったヤツだけ部下に入れたり、かなり残忍な方針で、私は…やって来たけど…。
サスケくんにだけ超甘く、殺しもせず…優遇して…。

しかも最初から…隊長の位をあげたのは訳があるのぉ…。

全てアイツに脅されてるからなのよねぇ…。

サスケくんのお兄さん、イタチ。
アイツは私の敵なのよぉ…。



☆☆



また、あいつがやって来たのよねぇ。
サスケくんを奪ったの間違いだったかしらねぇ…。
毎日よぉ?



何かにつけて瞳の力でイタチは私を脅してくるのよぉ。



サスケくんは…自分からイタチを真実の敵と信じて疑わず、私へ力を求めてやって来たみたいだけどぉ…。

私もイタチを倒したくて…サスケくんを噛んだけど…。

イタチもマダラ退治のために…私がサスケくんに力をあげることを反対してないみたいでぇ…。

それぞれ、魂胆があってぇ…サスケくんはココで暮らしてるわけ…。

私、失敗したかもねぇ…?

よく考えたら、イタチの方が私より強いんだもの…。

サスケくんがココにいるせいで毎日、やって来るから私。ゲンナリよぉ…。


はぁ…。

最近、特に…頻繁に来るのよぉ?
サスケくんをさらう前までは来なかったのにねぇ…。








しかも、イタチったら…。
どうも、サスケくんに…ここのアジトの人間と強制的に子供をなさせる作戦も賛同してる節があるわぁ…!

やっぱり、サスケくんの子供が見たいのかしらねぇ…。

イタチはねぇ、いつも会話の度に吐血して見てられないけど、眼力だけは凄いのよねぇ…。

私、殺されたくないから、言いなりになってあげてるの……。

サスケくんに子供作らせなくても、自分で作ればいいのに、イタチは病気のせいで無理みたいでぇ…。

今のところ、ここのアジトで香燐やカブトがサスケくんにセクハラ行動してることは…。
イタチ、全く怒ってないのよねぇ…。

はぁ…。

私はこっそりサスケくんに憑依してこの忌々しいイタチを…最期にはやっつける気でいるわ!




☆☆


「渡せ」

来たわ、来た。
神出鬼没…。

しかも、物凄く無愛想なのよぉ…。
たった一言…。

私はサクラという子の声が入ったカセットテープと…。
サスケくんの声が入ったカセットテープを渡したわぁ…。

「これで全部か…」
「そぉよ…」

恐喝よ、最低だわぁ…。

私も残忍行為はたくさんしてるけどねぇ…。

この私を侮辱するのはイタチくらいのものよぉ…。

なんなのかしらぁ…?

ここを喫茶店とでも思っているのかしらぁ…。

早くかえってほしいわぁ…。

因みにイタチの口からいつも通り、血が流れてるわぁ…。
床を血で汚されるとねぇ…後から…掃除するの大変なのよぉ。

「昨日の話の続きだが…。
サクラという子はどういう子だ?…」

自分で調べなさいよぉ…。

私が嫌そうな顔したら…。
瞳を光らせてくるのぉ…。
怖いわぁ…。

「髪はねぇ…。
首までで細身かしらねぇ…。
身長160センチくらいかしらねぇ…。
眼と髪は桃色かしらねぇ…肌の色は白いわねぇ。
割りとモテてるみたいよぉー」
「そうか…髪型は…ロングか?長いのか?」

「短いわね…肩ぐらいよ」
「何してる?」

「医療忍者で綱手の弟子らしいわ」
「優秀なんだな」

「そうね…怪力があるらしいな」
「強い子なんだな」

サスケくんのすきな子に滅茶苦茶興味があるみたいなのぉ…。

特にこっそり夜中、サスケくんの部屋の扉の前に立って…。

サスケくんの性的な呻き声を聞いてからは…。
この調子よぉ…。

あれ、私のアジトでもピンクな雰囲気になるから、困ってるのよねぇ…?

はぁ…。

自分で見れないからって、この私を駒使いするなんてぇ…。

しかも細かく言わないと眼で睨んでくるのぉ…。

途中で吐血されたら…。
床血塗れになるし、拭くの大変だし…。


はぁー。

この闇の世界、力の上下関係が全てでぇ。

何されても断れないのよねぇ…。

やになるわぁ…。

「他にも情報寄越せ」
「他はねぇ…」

☆☆

私はねぇ、実はぁ…。

ここだけの話…。
コイツの調子を取るために八年前からサスケくんのことは見張ってたのぉ。

誰と仲良しで…。
誰がサスケくんに告白してるかぁ…。

だから何度も行ってるし…木の葉には何度でも奇襲をかけれる、チャンスはあったわ…。

それなのに…。
毎回、このイタチに邪魔をされて…
出来なかっただけなのぉ…

で、今もコキつかわれてるのよぉぉ…。

「サスケくんかしら?
それとも…。
サクラって子のかしらぁ…?」
「サクラって子の方で頼む…。
サスケがどんな子が好みか気になる…」
「そぉねぇ…」

この通り…。
前までは…サスケくんの特徴聞いてたのに…。

最近はサクラについて、聞いてくるのよぉ…。

「あまり…。
知らないんだけどねぇ…」
「言え。
殺す…」
「分かったわ…。
えとねぇ…。
……」

ナルトとサクラって子については…。
今までも説明してたけどぉ…。

サスケくんが気になる子ってことで…凄く気になってるらしいわぁ…。

特に…。
あのサスケくんが精神崩壊を起こした日に…。
サスケくんのピンクな醜態を…。
扉の前から…偵察してからは…イタチ…。
ずっと、この調子よ…?
ものすごーく、サクラって子が気になってるみたいで…。

今まで言っても…名前も覚えてなかったのに…。

はぁーーー。

保護者じゃないんだからねぇ…。

自分で里へ行って聞きに行けば良いのに…。


私は情報収集係りでもないわぁ…。

「どんな家の子なんだ?
サスケに脈はあるのか?」
自分で調べなさいよぁ…。
前、話したじゃない?

昔はあったけどねぇ…。
今、どうかしらねぇ?

「そうねぇ…。
分からないけどぉ…。
春野サクラというのよぉ…。
サスケくんのことを好きなのは…。
イノって子を筆頭に…。
サクラって子も好きらしくてねぇ。
たぶん、7歳より前からサクラって子は、サスケくんのまわりをつけてたように思うわぁ…」

これも調べないと…。

あの一族惨殺事件のあと、突然、入ってきたイタチに媚びへつらうために、
得た情報よ!

うるさいから…。
前回より詳細に調べたわぁ…。

私はそんなことする暇があるなら…。
どれだけ、木の葉の里を自分のものにしたかったか…。
わからなかったわぁ…!

サスケくんをさらう前から闇の世界では、イタチの機嫌を取るためには…。
サスケくんの情報を渡せば良いってことが常識なのよねぇ…。

だから、私、サスケくんが第七班13歳の頃も…サスケくんに付けていたわけぇ。

呪印つけちゃったけどぉ…。

「そうか…。
その当時は…。
己が実家で暮らしてた頃だ。
己は会ったことあるのか?」
「さぁねぇ…」

毎日、この調子よぉ。

私がこんな面倒臭いこと引き受けた 理由は…。
サスケくんを乗っ取って…イタチを倒すためよぉ…。
イタチはマダラ退治のために私がサスケくんに力を渡すのは反対ではないみたい…。

でも…抜け忍になっちゃったけど…。

その辺はイタチ、どうやって解決するのかしらねぇ?

私の呪印のせいで…サスケくんが洗脳されてたって話で…里の連中には解決を図る気なのかしらぁー?

それにしても…そんなに、マダラって怖いのかしらねぇ…?

「そうか…」
「そろそろサスケくんが…帰るかもしれないわよぉ…」

早くかえってほしいから私はすぐ言うわぁ…。

「もうなのか?」
「そろそろねぇ…」
「そうか…」
「あのー…、私も忙しいのよねぇ…」


私の本当の目的はイタチ退治なのぉ…。
サスケくんも真相を知らないから…
イタチ退治に燃えてるけどねぇ…。

それが…私の本望であるわけでぇ…。

「分かった…。
次までに報告をまとめるように。
サスケとサクラとナルトで頼む…」

テープだけ受け取って、やっと…帰ってくれたわぁ。

あまり、長居されるとサスケくんと鉢合わせになるものねぇ…。

いつも毎日、最低1分はいるのよ?
今日は5分?
それまでに私はサスケくんに関する情報を集めて…。

テープを大量に渡したり…。
調べた情報を説明したり、してるのよぉ?

この調子じゃいつになったら…。
里崩しが出来るのかしらぁ???


しかも、滅茶無愛想。



はぁー。

いつまでこれが続くのかしらぁ??







高みの見物久しぶりの顔見せだけの再会

目次

イタチの独白Aサスケ16歳 イタチ21歳。
(勝手に想像)
よく考えたら、里の反逆者刺殺命令はイタチ没後なので、シーンカット。

















 

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