アナタノコトガスキデス

萌え妄想のまま走るいろいろ創作小説の予定。苦情無断転載禁止。

タティクス☆サクラのサクッと回想 



私は春野サクラ13歳。
将来の夢は…サスケくんのお嫁さん。でへ。
私は…かなり昔から…サスケくんが好きだった。えへへ。

いつもサスケくんをつけていた。

あれはまだ私が幼いころ。
オデコが広いのがコンプレックスで女の子達に『デコ』って言われて泣いてた。
私は泣き虫だった。
その時、助けてくれたのが、くのーNo.1の実力のイノ。
イノは結構勝ち気な性格。

イノからの
『隠すから言われるのよ、
アンタよく見ると…かわいい顔してるんだから、堂々としなさいよ…』
って優しい御世辞で…今でもオデコは全出し。
その時に友情の明かしとして、リボンをイノから貰った。
だけど、ある時。

私にはサスケくんという好きな人が現れた。

イノも好きだったみたいで。
その日からはイノと私はライバルになった。
私は泣き虫な自分を捨てて、内なる勝ち気なサクラを精神の中に飼った。
そして、サスケくん争奪のために日々、イノと戦っている。
イノから貰ったリボンは止めた。
だって私たちはライバルだから…。

『サスケくんは、髪の長い女性が好き』という情報をイノから聞いて、私は髪を伸ばした。
イノも髪を伸ばしてる。

サスケくんは格好良いし、成績良いし、優しいし、強いからモテモテ。
私だけが好きというわけでもない。

私は毎日、アピールしても相手にされてないし、その他大勢のサスケくんファンの女の子たちと同格。

私にナルトというヤツがモーションかけてるけど、私には眼中にない。

ある日、忍者学校に入ってすぐ、ナルトがサスケくんにちょっかい出して二人が事故でキスをした。
その日からナルトがキライになった。
私がサスケくんのファーストキス、奪う予定だったのに…。ナルトー。しゃなろー。

この、しゃなろーは『この野郎』という意味。
何だか癖みたいによくつかってしまう…。

班決めがあって、ナルトと私とサスケくんでメンバーが決定して私は大喜び。
先手必勝でイノに勝てた気分。

それからは毎日、サスケくんに引っ付いたり、夜のデートに誘ったり…いろいろ頑張ってる。
でも今のところ、デートは断られてるし、くっつくのイヤみたい。
サスケくんは全く私に興味ないみたい。

ナルトのことは成績よくないしバカにしてたけど最近、段々強くなってきて…。
私、抜かされちゃってビックリ。

私はペーパーだけはクラス1だけど、実践ダメで今のところ二人を引っ張ってる。
私だってサスケくんに認められたくて一生懸命勉強してきた。
だけど、ナルトに抜かされて…。

サスケくんには
『ウツツに抜かしてるから、ナルトに追い越されるんだ。
今のお前よりナルトの方が強い』
と言われてガックリ。
ナルトはサスケくんの前で、私にスキスキアピールがうざい。
だから、
『親がいないからしつけなってない』
って、言ったら、サスケくんに
『家族がいないなんて寂しいなんてものじゃないぞ。
お前、うざいな』
って嫌われた。ショボン。
ナルトに対して軽い気持ちで言ったのであって、サスケくんに言ったつもりはなかった。
あとからサスケくんの家の話を知ってとても後悔した。
私に家族というものがどんなに大切かということを教えてくれたのはサスケくん…。


ナルトは…私をこれ見よがしに助けてくる。
サスケくんも、強くなったナルトに挑発されたのか私を助けてくる。
私は二人の足手まといだ。

だけど、私が瀕死の時。
班決め当初、助けてくれたのは…サスケくん。
その頃はサスケくんとナルトの力の差が歴然だったから。
何だかんだいって、私はサスケくんに命を助けてもらっている…いつも。
ある時、サスケくんの体を狙って、大蛇丸の手下がやって来た。
二人とも気絶して、私は命を懸けて二人を助けようとした。
いつも何もできなかったから恩返しがしたかった…。

正直髪は抜かれるしボコボコにされるし、死を覚悟した。
それでも頑張った。
サスケくんもナルトも私にとって大切な人だから。
失いたくなかったから…。

いろんな人が私のために集まって…援護してくれたけど、それでも大蛇丸の手下は強くて…。
私は死にかけた。
もうダメ、死ぬ。
と朦朧としたとき、サスケくんの目が覚めて。
凄く狂暴になったサスケくんが敵をリンチしようとした。
私は怖くてサスケくんを止めた。

『やめて』
後ろから抱き締めた。
サスケくんが正気に返ってくれた。
サスケくんじゃなくなるみたいで怖かった。
私が思うサスケくんは優しいから…。

切られた髪は、イノが綺麗に揃えてくれた。
その日から実践にも邪魔だし、髪は伸ばさないことに決めた。
ナルトとサスケくんの邪魔になったらダメだから。
少しでも、私は役に立ちたい。

それからのサスケくんは変。
ナルトと決闘を申し込み、その戦い方が普通じゃない。
二人共死ぬかもしれない戦いなので、私は
『止めて!』
と泣きながら二人の間へ止めに入った。

その戦いはカカシ先生がストップした。
サスケくんはあの日、大蛇丸から呪印を、貰った日から変。
きっと大蛇丸のせい…。
大蛇丸の呪印が…サスケくんの精神を…侵食しているみたい。

どうも…サスケくんの瞳の力を使うと…大蛇丸の呪印が暴走を起こすみたいで…サスケくんは上手く力がつかえないみたい。
力を出そうとすると苦しいのか、汗を流して呻いてる。

それに対して…ナルトは最近、メキメキと強くなった。
いつもはサスケくんが助けてくれるのに、我愛羅から私を助けたのがナルトだと知ったときホッコリとした。

何だろう。
自分の弟が大きくなった気分で。
ナルトに関しては男というより弟みたいな感覚。
サスケくんは、最近に入ってナルトの強さを認め始めたみたい。
夜、サスケくんに聞かれた。

『アイツ、強くなったよな…。
お前、ナルトの力をどう思う?』
たぶん…話の流れから最近、強くなってるナルトについてのことだったんだろうけど、恋愛脳の私は違う返答を敢えてしてしまった。えへ。
『サスケくんの前で私が困ってるの見て笑ってるイヤな奴よ』
茶化してみた。
サスケくんの返事はなかった。
サスケくんは最近、大蛇丸の呪印のせいで不調だから、ナルトの成長を余計に焦ってる節がある。
私なりのそれは気遣いだった。

私は最近、毎日、胸騒ぎがした…。
サスケくんが里から出ていくような気がしていた。
理由はわからない…。
だけど…最近のサスケくん。
変だったから。
あの大蛇丸から呪印貰った日からずっと。

ナルトが強くなってるのに、サスケくん、不調で辛いみたいな気がした。
だから、復讐に燃えてるサスケくんなら…どんな手段を使っても、強くなろうとする気がした。
私達を捨てて、力のために大蛇丸のところへ行ってしまう予感がした。
これって私の被害妄想なのかな?
そうだと良いな。心配で堪らなくて、 毎晩、里からの一本道を探索してた。

サスケくんの将来の夢は復讐だから。
サスケくんなら力のためなら何でもする気がして。

サスケくん、最近…お兄さんに会ったり、敵に『うちは一族の落ちこぼれ』って言われて、物凄く顔が焦ってた。
だから…。だから…。
私の前からサスケくんが…いなくなる気がして…。


気のせいなら良いと思いながら、その日もそこに来てた。

本当にサスケくんが来て驚いた。
私はすがった。

『サスケくんが大好きなの。
だから行かないで…私も連れていって。
お願い…』
いろいろいっぱい言葉を加えて告白した。
後ろからサスケくんを抱き締めた。
サスケくんは
『ありがとう』
と答えて、私の背中を叩いた。
私は気絶した。

目が覚めて、里に帰って…。
悲しくてナルトに泣きついた。

サスケくんが…復讐のために抜け忍になってしまう。
大蛇丸のところへ行ってしまう。

『一生のお願い。
サスケくんを連れ戻して!』
ナルトは約束した。

でも…。
結局半殺しにされてナルトが帰ってきた。
私は泣いてただけ。
ナルトは自分の命を懸けてサスケくんを止めようとしたのに…。





イチャイチャタティックス☆サクッと回想(サスケ)
心情描写の変化を把握するために書いたサスケの心の流れ推測小説。


目次


ナルトのサクッと回想



















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