ああ巫女
様H
タリアはお客様を捌いてるみたい。
私は英単語を覚えなきゃダメなのに…。
タリアの声に集中してしまう。
いろんな客が今日も来てる…。
[収入が少なく、塾すらウチの子は通えません。
どうか夫が仕事で収入アップできるよう、子供が賢くなれるよう。
力をください。
それ以外の人間の能力が落ちたとしても構いません。
どうか…お願いします…。
それにしても、デマだったんですね…もう熱狂的なファンは困りますね‥。
未成年だからって何しても許されるなんて勘違いされたくないです!
本当に美しい神話の中の妖精様ですね、ご利益貰えそうです]
[まあ、本当に発光なさってるのね、さすが神に選ばれた巫女。
実は…姑の介護が邪魔すぎて…私、自殺しそうなレベルに追い詰められてます。
これを何とか解決できるように天の制裁を…。
あんなヤツ、正直な話…死んでもいいと思ってます。
巫女様。
でも、私は家族の前でだけ良き妻を演じています。
お蔭で胃癌になりそうです…。
どうか私の悩みを叶えてください…。
巫女様に友達なんていなくて良かったです。]
[綺麗だわ‥、こんな天女が現実にいらっしゃるなんて…何て美しい光…。
願い事なんですが…ウチの子だけに就職が受かりますように…。
ウチの子の友達は落ちますように…。
定員が決まってるので…巫女様。
ここならゼロに近い悩み事も6割へ持って行けると聞きました。
3回通えば…もっと倍増って意味ですよね?
期待してますよ…巫女様?
巫女様に友達がマナナって子かしら?
出来たって、ネットでも流れてたけど…デマだったんですね…。
今、チャット版で猛烈に盛り上がってるみたいで…その話題について…]
[ターシャ神に愛された麗しの巫女様…本当に妖精様で驚きました。
これは…誰にも言えない話なんですが…聞き入れてもらえるでしょうか?。
実は夫以外にも同時進行で3人います。
今、家政婦を雇って昼間は家事をしてもらい…。
他の3人にはお小遣いをもらってます。
興信所を付けられて悪事がバレそうになってます。
私が何とか隠蔽できるように力をください、巫女様…。
これはゼロに近い確率ですよね?
ここなら6割になれると聞きました…期待してますよ?
巫女様に友人になったなんて…神の啓示を受けたって勘違いも良いところですね…。
最近の女子高生はもう、躾がなってませんね?]
他にも悩みは続く…。
タリアは頑張って、何とか対応してるみたい。
少しは見直してる。
私への批判がここまで…拡大してる…。
ビックリ。
さっき、女の子へツーショット写真を許可した時は少しムッとはしたけど。
機嫌は戻りつつ、ある。
☆☆☆
私は巫女様がいる机から黄色い敷居で視界が遮られた寝室にいる。
窓から月明かりが照らされてる。
どうせ巫女様が仕事を終わるまで…時間もある。
横になった。
巫女様がタリアと言うことも受け入れつつある。
横になって、セーラー服の上をたくし上げて…ブラから胸を出す。
誰も見てない。
それから指で乳首をはじく。
これをするとキモチイイ。
私だって本当はタリアに甘えたい…。
それなのにどうすれば良いのか分からない…。
そんな気持ちで弾いてみるととても胸がキュンとなる。
☆☆☆
外でタリアが客を捌き終わったみたい…。
またエロしか頭にないかもしれない。
私も甘えたいのに…どうすれば。
時刻は9時になったと思う。
巫女様姿なオレンジ色発光するタリアがやって来た。
私は胸は閉まって…それから…意を決して甘えに行った。
「えと…え…タリア…お疲れさま」
何故かムラっと来た。
タリアは巫女様の姿…私は抱き締めてる。
『やっと認めたのか?』
「えと…ムラムラするから、私のおっぱい吸って」
『またなのか?』
「お願い、ねえ?
タリア」
ココは普通に甘えられた。
というか、エロ以外で言い寄りにく過ぎる。
私はセーラー服を脱いで…ブラだけに上はなった。
ブラから胸を突き出した。
『まさか…またオナってたのか?』
「してないわ、今回は」
さすがに嘘も吐いた。
『仕方ない、吸ってやる』
「ありがとう、アア」
これをされると弱いみたい…。
「タリアも胸、吸っていい?」
『余りなんか違和感ばかりで…。
おまえがレズ道極めそうで…』
「そう…ああ、良い、はあ」
タリアが吸ってくれてる…というより巫女様が吸ってる。
もう頭が混乱する…。
巫女様の…いつの間にか…桃色発光する美しい髪が…私の乳房にも掛かってる…。
それなのに…タリアらしい。
不思議でたまらない。
「タリア、私…最後の試練に乗り越えたわよ」
『そうだな』
「巫女様は昨日、全部乗り越えたら、今より好きになるって言ってたわ。
アンタももうミルルのこと、ケジメ付けたら?
好きか嫌いかはっきりしなさいよ、みんなの前で」
『ミルルはどうでも良い』
「明日、クラスでそう言いなさいよ?」
『分かった』
巫女様姿のタリアが…私の唇にキスしてくれてる。
これは良い、ホッとする。
「タリア、ううん、巫女様…私がもうきっと好きなんでしょ?」
『どうだろうな…』
「え?」
『おまえは今まで悪口散々女だった。
これぐらい良いだろう。
お前はちょっとは悩んどけ』
「えええ?」
『これからも期待してる…』
「待って。
私たち、付き合ったんじゃ。
これから私は甘えても良いんでしょ?
私、甘えるのは大好きよ?」
『それは良い。
まあ、前よりずっとお前のことは認めてる。
少しは反省しろ。
昨日も俺のこと、ゴキブリだと批判してた。
最低も良いとこだ』
「タリア、ごめん…。
まさか、本気で巫女様がタリアなんて思わなくて…。
ごめんね、許して」
『それぐらいの謝りで許されないほど、おまえは罪を抱えまくってる。
まだ怒ってる、これからもっと俺に尽くせ。
本気で今まで酷過ぎただろ?』
「ごめんね…」
巫女様の髪を撫でた…それから巫女様にキスした。
巫女様って本当に綺麗。
タリアって知ってても…もう美しさが半端ない。
本気で妖精様。
「タリア、これからは改心する。
絶対、タリアの悪口なんて叩かない…。
愛してるから。
これからも私と付き合ってね」
これぐらいすんなり言える…猛烈に綺麗。
髪も桃色にキラキラ輝いて…それから白くなまめかしい肌。
あと…瞳の色キラキラ桃色で好き。
それから瞳から出てる表情も。
巫女様は宝石、私だけのもの。
クルクル光り方も変わる…予想が毎回付かない…。
『本当だろうな?
まあ、期待はしてやる…』
巫女様が私の髪を撫でてくれる…。
おっぱい吸われただけだけど、ちょっとはスッキリ出来た。
やっぱり、今日は昼間も放課後もタリアに中でしてもらえた分、いつもよりマシ。
「タリア…どうする?
服脱いで…今日はペニスバンドなんていいわ。
甘えるだけでもどうかしら?」
『良いだろう』
「ありがとう」
私は甘えるの、好きかもしれない。
巫女様のスベスベなお肌…。
触ってると癒される。
それから巫女様の胸のふくらみ、これも好き。
吸いたくなるし…吸ってしまった。
『おまえも早くレズは治れ』
「タリア・・・ダメなの?」
『良いだろう、おまえがもっと…愛情深い人間になれたらだ』
「タリア…」
私は巫女様の体を触ってる…。
自分の体もそこに密着する。
これが良い、癒される…。
巫女様は美しすぎる…心まで洗われる儀式…。
「タリアなんて。
でもごめん。
今まで暴言ばかりで確かに」
『…』
「タリアでもまさか傷ついてたの?
そんなふうに全く思わなかったけど…」
『…』
巫女様にくっついて、甘えてる。
でも中身がタリアらしい…。
頭が不思議で働かないけど…。
タリアには謝る気ではいる。
「今日、したエッチ気持ち良かった。
ありがとう」
『学校でどうする気なんだ?
おまえは?
付き合ってることは黙ってる方が良いのか?』
「どっちでもいい」
『そうか…』
巫女様が美しいサファイアの輝き。
私は確かにどっちでもいい。
キセキやみんなにどう言えば良いのかまだ悩んではいる。
でも…受け入れるべきなのかもしれない。
タリアに暴言吐いてた過去のために。
「タリアはどうなの?
言った方が良いの?
でも、クラスメイトにうるさいレベルで聞かれそうだし…。
どっちが良いの?
タリアに合わせる…」
『俺もどっちでもいい』
「そう…。
私は言ってもいいかな。
でも、本気でうるさそうだけど…特にキセキ辺り…。
メールで振ったとこだし…。
どうすれば。
キセキも塾に好きな子がいるらしいけど…」
『少しずつで良いんじゃないか?
マナナに合わせよう。
俺はどっちでも』
「そう…。
でも、ミルルのことは明日、否定しなさいよ?
アンタもケジメ付けるべきよ?
私はそこを見てるわ?」
『そうか…。
まあ、良いだろう』
巫女様の体に私は吸い付いてる…。
巫女様って胸とか触られるの嫌がってる割りに吸うとやっぱり乳首が立ってる…。
気持ちが良いはず。
やっぱり吸いたくもなる…。
『…』
タリアはされるがまま…まだ巫女様がタリアって時々、忘れかける…。
タリアがピンクの光を纏う美しい金髪碧眼な妖精様。
どう見ても華奢な女体…。
頭が混乱しても当たり前。
「タリア、明日別にクラスで付き合ってるって言ってもいいのよ?
その代り、巫女様は私のものなんだから」
『そうか…』
私は巫女様姿のタリアへ舌を這わせて…脇まで行って吸い付く。
巫女様の肌には吸っても何故かキスマークすら付かない。
物凄くハリがあり過ぎるお肌。
玉のように美しい。
タリアの肌はどうなんだろう?
キスマークしてみても良いかもしれない…。
巫女様の肌には傷一つ付けられない…。
ほくろ一つない…。
タリアの時は…ほくろが…あったのに…。
「タリアはどこが良いの?」
私はタリアのクリを吸ってみる・・・。
「キモチイイ?」
『ああ』
ココが良いみたい。
吸ってみたり…胸を触ったり…。
指を一本入れたり…私はいろいろしてる。
その時…裸の私をクルっと回転されて、タリアに止められた。
『女体で開発されるの、あまりうれしくもない』
「そうなの?」
『何故かそうだ、レズより。
ノーマルが好きみたいだ』
「そうなの?」
『マナナの胸でも吸ってる…。
そこで寝とけ』
「うん」
タリア?らしい巫女様が私の胸を吸って…それから、私の女性器へ手を入れてる…。
私は声が漏れる…。
「私も開発したかったのに…」
『おまえは俺が男の時にそうして欲しい。
この体、まだ生理すらない…不完全変体だ。
あまり…やられると実は痛い…。
子宮がない可能性すらある…』
「そうなの?
タリア…」
『元のDNAが男だ、女体になるにしても…。
生理はない、要するに…まさぐられると…指1本が限界だ、痛いかもしれない…。
処女膜閉鎖に近い…穴はあるが先がどうなってるのか自分でも謎だ…』
「そうなの…それなら言ってくれれば…」
『言えるわけもない、言えばバレルだろう…。
子供の体にも近い…。
子供のまま手脚だけが伸びてる体型でもある…。
ここら辺は見れば分かる筈だ』
「確かに…でも胸を吸われるのは…割りと良いんでしょ?」
『まあ、少しは…。
でも下は止めて欲しい。
まだ生理すら起きない体だ、女性体では生殖能力がないらしい…子をなし妊娠は不可能だと聞いてる。
そうなったら俺が逆に困る。
クリの方が余程良い』
「そっか…。
撫でられるのはどう?」
『気持ちが良い』
「そう…。
タリアは私の胸を吸うの好きなの?」
『そうに決まってる。
いい乳してる』
巫女様姿なのにタリアがいつも通り…乱暴に私の胸を揉んで…吸って忙しい・・。
変な声も漏れてくる・・。
「アア。
ねえ、やっぱり…ペニスバンドでも…」
『またなのか?』
「せっかくだから」
『まあ、アレは俺も良いか、射精がない分…動ける』
「ありがとう」
この後、タリアと結局レズプレイになった。
もう今日はガクガクな日。
事が終わって…フラフラにもなった。
「タリア…さすがに今日は体力的に来た。
ありがとう…」
『どういたしまして』
「ねえ、この後…お散歩でも」
『散歩も良いが、おまえも勉強しろよ。
心配してる…』
「明日から頑張るから…」
『そう言ってる人間で達成できてる奴は見たことがない、俺』
「ダメなの?
散歩…」
『良いだろう…』
この後、ターシャ泉を見ながらまったりした。
タコがやっぱりいる…2匹いつも何故かいる。
最近、特にイチャイチャが酷い…。
「タリア、あの草むらで…2匹仲良く寝てるタコ…。
最近、私・・頻繁に出くわすの。
さっきまで可愛く見えなかったけど、今は可愛く見えるわ。
不思議」
『そういうものだろう。
まあ、俺も最近、あのタコ…良く見る…。
今は夏だけど…産卵の季節なのかもしれない…。
あのタコ』
「そうなの?」
『実はあまりこの泉の生物…謎だらけだ…。
年中なのか、季節限定か・・。あのタコも巻きで火まで起こせる。
割りと賢すぎる…人間にも近い可能性すらある』
「そっか…」
『もう時間だ、おまえも早めに帰れ…。
親も心配するだろう…』
会話がまるでタリアなのに…私の隣に座ってるのは…オレンジ色の光に覆われた金髪碧眼の絶世な美女…巫女様…。
混乱もする。
「タリア…これからはまさか…。
私の前で常に…そんな言葉なんだよね?」
確認のために聞く…。
時々、タリアだってことを忘れる…。
だって、優しい表情の…天使がそこにいるから…。
美しいオレンジの髪は長くクラゲのようにもユラユラ揺れてる。
『そうなるだろう。
じゃ、また。
明日、学校で』
タリア?が中身な巫女様が関係者以外立ち入り禁止橋を渡る…。
私は着いていこうと一瞬、したけど…。
バスが来たみたい…。
このバスを逃すと…次は30分後かもしれない。
飛び乗ることにした。
「またね?」
タリアが巫女様ってバレタラ…危ないらしい…。
そこはばれない様に挨拶だけ背中へした。
バス停に走り、バスに飛び乗った…。
ターシャ泉の端…中央部がオレンジ色に光ってる…。
あれはきっと巫女様姿のタリア…。
不思議な感情・・。
バスからそれが見える…。
これなら…タリアがいる場所がすぐ分かる…。
だって発光してるから。
バスには遅い時間もあり、3人ぐらいしか載ってない。
今日も親は私の夕飯を作って待ってる。
今日はそう言えば…巫女様姿のタリアに勉強を教えてもらうの忘れてた。
親にはそういうふうに言い訳してるのに…。
私はエロに逃げてしまった。
今日こそ、自宅で頑張らなきゃダメみたい。
タリアにも明日から頑張るなんて言ってはダメだって叱られたから。
木曜日がやって来る。
今週末の日曜日にはターシャ祭が開催される。
街角にはその看板ばかり並んでる…。
一年に一度の儀式で、きっとキセキもやって来るはず…。
鞄の中には巫女様で自作した下敷きもある…。
でも不思議な感じ…。
正体がタリアらしい…。
食卓へ下りた。
朝食を食べる。
今日もニュースがやってる…。
最近、邪神国の特集ばかりで怖いかもしれない…。
---邪神国からの留学生についてなんですが・・。
母国への送金は否定されたのですが…。
皆様、バイトはしてらっしゃるようで---
---ここら辺、全部は語ってくれない表情が伺えますね。
顔にモザイクは入れてます---
---さて、戦争が激化する邪神国ですが…。
先日も…将軍様から生まれてる息子のDNA鑑定ですね。
顔が似てないと言うことで4子に当たる方が判定したところ、この将軍様の子ではなかったらしくて…4妻は…一族諸共公開処刑になったようです。
---もうビックリですね…。
---その以外の上の息子3人は…DNA鑑定では将軍様の子だと判明したのですが…。
似てないらしくて…整形手術を視野に入れてるらしいです…。
---あの、将軍様の写真だけ黒塗りされてるのは?・・
---これはまだ、情報が入ってないようですね…。
自国民ですら…将軍様の顔は知らないらしくて…。
---そうなんですか・・・。
「このニュースばっかりね…。
もう、うんざりするわ」
「そうね、お母さん…」
そこでCMに変わった。
---『今週末は3連休♪
ターシャ祭りに行きましょう、私と』---
巫女様のCMだ、これはとても癒される。
泉を背景に…神話の女神のように長い金髪を揺らしながら巫女様がクルリと踊るCM。
「マナナ、巫女様と友達になれたんだってね?
お母さんは嬉しいわよ?
勉強、教えて貰えてる?」
「うん…」
実は昨日、教えて貰わずにエロに集中してたなんてお母さんには言えない。
「そう言えば…貴女、念願かなってキセキくんと付き合えたんですってね?
あの話はどうなったのかしら?
今週末はターシャ祭りでしょ?
毎年、キセキくんと行ってたけど…どうする気?」
「今年はキセキと行かないけど…。
え?
お母さん、どうしてその話を?
キセキと付き合ってた話、知ってるの?」
「キセキ君のお母さんとは私、親交があってね?
昔、キセキ君をミサへ一緒に連れて行った時以来…。
あそこのお母さん、私に優しくしてくれてね…。
お母さんの家までキセキくんのお母さんから泣いて電話があったわよ。
キセキくん、かなり自宅で凹んでるみたいよ。
どうして、キセキ君をメー1通で振ったの?
マナナは…。
私も協力してたのに…。
マナナとキセキくんのこと」
「えと…」
この答え…猛烈に言いにくいかもしれない。
味噌汁が詰まりそうになった。
「お母さん…私、今・・別の人と付き合ってて」
「え?
貴女、キセキ君が好きだったんじゃないの?」
「えっと…。
今、実は違う人と・・」
「誰なの?
お母さんの知ってる人?
まさか…売春なんてしてないでしょうね?
私は貴女がビッチになるのは大反対よ?」
「大丈夫、してない…」
「そう。
知ってる人なら、名前ぐらい言いなさい。
気になるわよ」
「まだ…クラスでも言ってない状況で…。
もう少し黙っておきたいかも」
「余計に気になるわ。
変な人なら怒るわよ。
まあ、キセキくんはカッコいいし、しかも頭も良いし、家柄も良いし。
あんな人なら…きっと結婚しても…良い子供が出来そうだし、お母さんも大協力してたのに…。
どんな人なのかしら?
きっとマナナのことだから…面食いだし、カッコウいいんでしょうけど」
「お母さん、食べ終わったし…行って来るね」
「マナナ、行ってらっしゃい」
どうすれば良いんだろう、物凄く…お母さんに気まずい。
それからキセキにも物凄く後ろめたい。
長年、お母さんには協力までしてもらってたと言うのに…。
「お母さん、誰にも言わないって約束できる?」
「出来るわよ?私は・・」
「タリアって知ってるかな?
お母さん、会ったことある?」
「参観日で貴女が散々、不細工だって貶してたキセキくんの友達ね?
知ってるわよ。
その人がどうしたの?」
「今、ソイツと交際してて…キセキとは気まずくて…」
「そうなの…。
それなら…私、キセキくんのお母さんと…どう接すれば…。
もう結婚までする仲だと思ってたのに…。
ちょっと・・・泥沼ね、それは…。
タリアくんのお母さんとは私、親交なんてないわよ?
でも…何となしに、あの人…高飛車仮面な雰囲気が流れてるわよ?
マナナ、あの家は危険な匂いがするわ…。
キセキくんにしとくべきだと、お母さん思うわよ?
これはお母さんの勘よ?」
「そうなの…?」
「マナナもきっと大変でしょうけど…。
行ってらっしゃい、キセキくんは傷つけないように振るのよ?
タリアくんとターシャ祭りは行くの…?」
「ありがとう、お母さん…
タリアとは…行かないかも…。
じゃ、行ってきます」
「え?
行かないの?
じゃ、マナナ…今年は一人で?」
「うん…。
じゃ、学校だから…」
私は学校への道を進んだ。
聞き分けの良い母で良かった。
☆☆☆
学校に着く。
そわそわする…。
今日はキセキがまだで…タリアがいる…。
それからナデシコやカンサイ、ミルルは…浅黒い肌したゼロくんの席の前にいる…。
≪初日はあんなのだったけど、苛め甲斐もないヤツだけど、気に入ってあげてるわ?
感謝しなさい?≫
眼鏡をクイクイとミルルは動かし、腰まで伸びた茶髪を手で払ってる。
Uなあ、ゼロくんってどこに住んでるん?
どこで日本語覚えたん?
寮生ちゃうらしいなU
カンサイは上目づかいで首を揺らし、黒髪ツインテールをウサギのように揺らしてる…ロリ系女子だから許される仕草。
||あたしはナデシコよ?名前で呼んでね?
ゼロ君…。
キセキ君、遅いわね…。
つまらないのかしら?||
ナデシコは伸びた黒髪をモジモジ触って枝毛を探し、頬を染めてる。
【ハン?
ノウノウとしたヤツらだ…。
オマエら全員ソウダ…】
≪このブラックな感じも良いわね?
で、どんな家なの?
家族構成は?≫
Uミルル、アンタはキセキさんだけにしとき。
ウチはゼロくんとキセキくん両方戴くわU
||何言ってるの?
カンサイ、アンタには…メイド喫茶のお客様もいるでしょ?
お客様が知ったら泣くわよ?
バイトしないと…下宿への仕送りだけではキツイ癖に||
Uウチ、苦学生やで・・・!
ココがウチのポイントや!
ゼロくん、ウチにしとけよ!
メイド服見せたるから♪U
ミルルも…カンサイもナデシコも…アラビア系男子ゼロくんを必死で落とそうと頑張ってるみたい…。
私はタリアの席へスタスタ歩み寄った。
「おはよう、タリア」
『マナナ、おはよう』
何だろう?
想像絶するぐらい照れる…。
「えと…教室でバラスって本当なの?」
『俺はどっちでもいい』
「ミルルのこと、どうする気?」
『ミルルは強い…。
俺もビックリしてる…。
留学生が来た途端…幼馴染のキセキがいない席では…猛烈にゼロへアタックしてる…』
それは同感…。
しかし、私がこの席であまり会話すると…。
周囲の目線が猛烈に痛い…。
[あれはタリアの天敵…マナナだろ?]
[今までタリアのこと、容姿散々に貶してた女子だ。
どうせ、今日も猛烈にタリアを攻撃してるに決まってる]
[それにしてもミルル…。
留学生ゼロが来た途端…あの調子だ・・。
タリアは大変そうだ…。
落とせるのか?]
[無理だろう。
俺達ですらミルルは高嶺の花に決まってる。
なんせCMに出てるレベルだ…。
もう学園レベルなんてものではない…テレビ世界の人間だ…]
[タリアもそろそろ自分の身分を弁えて…諦めましたと俺達に宣言した方が良い]
好き放題に大きな声で言ってる…。
まだ、私がした会話が小さかった分・・・。
男子たちの耳へは聞こえてなかったみたい…。
こういうの苦手かも・・。
『おまえに合わせる。
さすがに…言いにくい…。
おまえもあまりにも俺を長年、攻撃しすぎてた。
余計に騒がれてる…』
「そうよね。
どうしようかしら…」
ちょっと迷うかもしれない。
別に黙っててもと、弱気になる。
そこへ男子たちが近付いてきた。
[タリア、おまえ…どうしたんだ?
まさか…マナナと付き合っているって本当か?]
聞こえたみたい…。
向こうの会話が聞こえるってことはコチラの会話も声を潜めても…バレルらしい…。
『…』
タリアは黙ってる…。
タリアって普段、無口で役立たず。
最近も大好きなミルルが倒れてるのに…ボーと立ってるだけだった。
私が対応することにした。
「罰ゲームみたいに付き合うことになったの」
タリアが私を凝視した。
『…』
[罰ゲーム?]
[どういうことだ?
異能?]
[マナナは罰ゲームをしてるのか?
誰からだ?]
「それは言えないわ。
とにかく、何故か付き合うことに…」
『…』
私の立場ではこうとしか言いようがない…。
タリアが困った顔をしてる…。
[タリア、罰ゲームなのか?
タリア?
ミルルはどうしたんだ?
7年近くは…好きだったんだろ?
さすがに留学生ゼロまで現れて諦めたのか?]
『…』
[確かにアイツは強敵だ。
俺も懸けには勝った。
悪いがおまえがミルルを落とせるに懸けてる人間なんて誰もいなかった…]
『…』
タリアは悲しそうな顔をしてる…。
ミルルはもう本気で諦めたみたい…。
[まあ、罰ゲームか…。
すぐ別れるだろう…。
おまえだけがモテて良いはずもない…]
『…』
[ミルルのこと、諦めたのか…。
小学生時代から好きだったらしいのにな。
初恋なんてそんなものだ、元気出せよ、タリア。
確かに留学生ゼロ…アイツは俺も気に食わない…。
先におまえが付き合うなんて…女子と。
ムカつく]
『…』
「そういうことなの…。
タリアも悲しそうな顔してる…ミルルをゼロにまで奪われたの…。
余程辛いみたいで…」
私は…ミルルの方角を見た…ミルルの茶髪キューティクルが光り輝いてる。
浅黒い肌した留学生ゼロくんを見詰めて…キセキがいない席で、眼鏡を光らせウットリしてる…。
あれは堂々とした浮気。
タリアは確か…貞操が緩い女性は苦手だと宣言してた、タリアにとっては地獄絵図。
そこにロリ系カンサイや和風系ナデシコまでつるんでる…。
[確かに、そうだな…ミルル…顔が真っ赤になって…ゼロを見てる…。
あれはタリアにとっては絶望だろう…。
タリアの気持ちが俺らにも伝わってくるようだ]
[まあ、良かったな。
どんな罰ゲームか知らないが…マナナと和解したのか…。
俺らなりにミルルとタリアの恋を協力してたのに…結末とは寂しいモノだな]
『…』
[っていうか・・タリア・・おまえ、マナナだけは嫌いだと俺達に言ってなかったか?]
『…』
[マナナ、罰ゲームなんだろ?
明日には別れるだろう…。
そっちに懸けよう…]
『…』
[罰ゲームってことからして、マナナは別にタリアを好きでもないらしいから…。
安心した。
そうだろう…。
そりゃわかる]
『…』
[タリア、罰ゲームで付き合ってマナナに本気になるなよ。
自分の身分を弁えろ…それから、ミルルは高嶺の花過ぎる…。
なんせCMに流れるレベルの美女だ。
自分の身分も弁えず、面食いにも程がある]
『…』
男子たちは去って行った。
本当に私のクラスにいる男子って賭け事が好きみたい…。
タリアは相変わらず、元気がない・・。
何だか…タリアの目が泳いでる…。
「元気出しなさいよ?
ミルルのことは諦めたんでしょ?」
『そうだな…』
ああ巫女様G
小説目次
ああ巫女様I
私は英単語を覚えなきゃダメなのに…。
タリアの声に集中してしまう。
いろんな客が今日も来てる…。
[収入が少なく、塾すらウチの子は通えません。
どうか夫が仕事で収入アップできるよう、子供が賢くなれるよう。
力をください。
それ以外の人間の能力が落ちたとしても構いません。
どうか…お願いします…。
それにしても、デマだったんですね…もう熱狂的なファンは困りますね‥。
未成年だからって何しても許されるなんて勘違いされたくないです!
本当に美しい神話の中の妖精様ですね、ご利益貰えそうです]
[まあ、本当に発光なさってるのね、さすが神に選ばれた巫女。
実は…姑の介護が邪魔すぎて…私、自殺しそうなレベルに追い詰められてます。
これを何とか解決できるように天の制裁を…。
あんなヤツ、正直な話…死んでもいいと思ってます。
巫女様。
でも、私は家族の前でだけ良き妻を演じています。
お蔭で胃癌になりそうです…。
どうか私の悩みを叶えてください…。
巫女様に友達なんていなくて良かったです。]
[綺麗だわ‥、こんな天女が現実にいらっしゃるなんて…何て美しい光…。
願い事なんですが…ウチの子だけに就職が受かりますように…。
ウチの子の友達は落ちますように…。
定員が決まってるので…巫女様。
ここならゼロに近い悩み事も6割へ持って行けると聞きました。
3回通えば…もっと倍増って意味ですよね?
期待してますよ…巫女様?
巫女様に友達がマナナって子かしら?
出来たって、ネットでも流れてたけど…デマだったんですね…。
今、チャット版で猛烈に盛り上がってるみたいで…その話題について…]
[ターシャ神に愛された麗しの巫女様…本当に妖精様で驚きました。
これは…誰にも言えない話なんですが…聞き入れてもらえるでしょうか?。
実は夫以外にも同時進行で3人います。
今、家政婦を雇って昼間は家事をしてもらい…。
他の3人にはお小遣いをもらってます。
興信所を付けられて悪事がバレそうになってます。
私が何とか隠蔽できるように力をください、巫女様…。
これはゼロに近い確率ですよね?
ここなら6割になれると聞きました…期待してますよ?
巫女様に友人になったなんて…神の啓示を受けたって勘違いも良いところですね…。
最近の女子高生はもう、躾がなってませんね?]
他にも悩みは続く…。
タリアは頑張って、何とか対応してるみたい。
少しは見直してる。
私への批判がここまで…拡大してる…。
ビックリ。
さっき、女の子へツーショット写真を許可した時は少しムッとはしたけど。
機嫌は戻りつつ、ある。
☆☆☆
私は巫女様がいる机から黄色い敷居で視界が遮られた寝室にいる。
窓から月明かりが照らされてる。
どうせ巫女様が仕事を終わるまで…時間もある。
横になった。
巫女様がタリアと言うことも受け入れつつある。
横になって、セーラー服の上をたくし上げて…ブラから胸を出す。
誰も見てない。
それから指で乳首をはじく。
これをするとキモチイイ。
私だって本当はタリアに甘えたい…。
それなのにどうすれば良いのか分からない…。
そんな気持ちで弾いてみるととても胸がキュンとなる。
☆☆☆
外でタリアが客を捌き終わったみたい…。
またエロしか頭にないかもしれない。
私も甘えたいのに…どうすれば。
時刻は9時になったと思う。
巫女様姿なオレンジ色発光するタリアがやって来た。
私は胸は閉まって…それから…意を決して甘えに行った。
「えと…え…タリア…お疲れさま」
何故かムラっと来た。
タリアは巫女様の姿…私は抱き締めてる。
『やっと認めたのか?』
「えと…ムラムラするから、私のおっぱい吸って」
『またなのか?』
「お願い、ねえ?
タリア」
ココは普通に甘えられた。
というか、エロ以外で言い寄りにく過ぎる。
私はセーラー服を脱いで…ブラだけに上はなった。
ブラから胸を突き出した。
『まさか…またオナってたのか?』
「してないわ、今回は」
さすがに嘘も吐いた。
『仕方ない、吸ってやる』
「ありがとう、アア」
これをされると弱いみたい…。
「タリアも胸、吸っていい?」
『余りなんか違和感ばかりで…。
おまえがレズ道極めそうで…』
「そう…ああ、良い、はあ」
タリアが吸ってくれてる…というより巫女様が吸ってる。
もう頭が混乱する…。
巫女様の…いつの間にか…桃色発光する美しい髪が…私の乳房にも掛かってる…。
それなのに…タリアらしい。
不思議でたまらない。
「タリア、私…最後の試練に乗り越えたわよ」
『そうだな』
「巫女様は昨日、全部乗り越えたら、今より好きになるって言ってたわ。
アンタももうミルルのこと、ケジメ付けたら?
好きか嫌いかはっきりしなさいよ、みんなの前で」
『ミルルはどうでも良い』
「明日、クラスでそう言いなさいよ?」
『分かった』
巫女様姿のタリアが…私の唇にキスしてくれてる。
これは良い、ホッとする。
「タリア、ううん、巫女様…私がもうきっと好きなんでしょ?」
『どうだろうな…』
「え?」
『おまえは今まで悪口散々女だった。
これぐらい良いだろう。
お前はちょっとは悩んどけ』
「えええ?」
『これからも期待してる…』
「待って。
私たち、付き合ったんじゃ。
これから私は甘えても良いんでしょ?
私、甘えるのは大好きよ?」
『それは良い。
まあ、前よりずっとお前のことは認めてる。
少しは反省しろ。
昨日も俺のこと、ゴキブリだと批判してた。
最低も良いとこだ』
「タリア、ごめん…。
まさか、本気で巫女様がタリアなんて思わなくて…。
ごめんね、許して」
『それぐらいの謝りで許されないほど、おまえは罪を抱えまくってる。
まだ怒ってる、これからもっと俺に尽くせ。
本気で今まで酷過ぎただろ?』
「ごめんね…」
巫女様の髪を撫でた…それから巫女様にキスした。
巫女様って本当に綺麗。
タリアって知ってても…もう美しさが半端ない。
本気で妖精様。
「タリア、これからは改心する。
絶対、タリアの悪口なんて叩かない…。
愛してるから。
これからも私と付き合ってね」
これぐらいすんなり言える…猛烈に綺麗。
髪も桃色にキラキラ輝いて…それから白くなまめかしい肌。
あと…瞳の色キラキラ桃色で好き。
それから瞳から出てる表情も。
巫女様は宝石、私だけのもの。
クルクル光り方も変わる…予想が毎回付かない…。
『本当だろうな?
まあ、期待はしてやる…』
巫女様が私の髪を撫でてくれる…。
おっぱい吸われただけだけど、ちょっとはスッキリ出来た。
やっぱり、今日は昼間も放課後もタリアに中でしてもらえた分、いつもよりマシ。
「タリア…どうする?
服脱いで…今日はペニスバンドなんていいわ。
甘えるだけでもどうかしら?」
『良いだろう』
「ありがとう」
私は甘えるの、好きかもしれない。
巫女様のスベスベなお肌…。
触ってると癒される。
それから巫女様の胸のふくらみ、これも好き。
吸いたくなるし…吸ってしまった。
『おまえも早くレズは治れ』
「タリア・・・ダメなの?」
『良いだろう、おまえがもっと…愛情深い人間になれたらだ』
「タリア…」
私は巫女様の体を触ってる…。
自分の体もそこに密着する。
これが良い、癒される…。
巫女様は美しすぎる…心まで洗われる儀式…。
「タリアなんて。
でもごめん。
今まで暴言ばかりで確かに」
『…』
「タリアでもまさか傷ついてたの?
そんなふうに全く思わなかったけど…」
『…』
巫女様にくっついて、甘えてる。
でも中身がタリアらしい…。
頭が不思議で働かないけど…。
タリアには謝る気ではいる。
「今日、したエッチ気持ち良かった。
ありがとう」
『学校でどうする気なんだ?
おまえは?
付き合ってることは黙ってる方が良いのか?』
「どっちでもいい」
『そうか…』
巫女様が美しいサファイアの輝き。
私は確かにどっちでもいい。
キセキやみんなにどう言えば良いのかまだ悩んではいる。
でも…受け入れるべきなのかもしれない。
タリアに暴言吐いてた過去のために。
「タリアはどうなの?
言った方が良いの?
でも、クラスメイトにうるさいレベルで聞かれそうだし…。
どっちが良いの?
タリアに合わせる…」
『俺もどっちでもいい』
「そう…。
私は言ってもいいかな。
でも、本気でうるさそうだけど…特にキセキ辺り…。
メールで振ったとこだし…。
どうすれば。
キセキも塾に好きな子がいるらしいけど…」
『少しずつで良いんじゃないか?
マナナに合わせよう。
俺はどっちでも』
「そう…。
でも、ミルルのことは明日、否定しなさいよ?
アンタもケジメ付けるべきよ?
私はそこを見てるわ?」
『そうか…。
まあ、良いだろう』
巫女様の体に私は吸い付いてる…。
巫女様って胸とか触られるの嫌がってる割りに吸うとやっぱり乳首が立ってる…。
気持ちが良いはず。
やっぱり吸いたくもなる…。
『…』
タリアはされるがまま…まだ巫女様がタリアって時々、忘れかける…。
タリアがピンクの光を纏う美しい金髪碧眼な妖精様。
どう見ても華奢な女体…。
頭が混乱しても当たり前。
「タリア、明日別にクラスで付き合ってるって言ってもいいのよ?
その代り、巫女様は私のものなんだから」
『そうか…』
私は巫女様姿のタリアへ舌を這わせて…脇まで行って吸い付く。
巫女様の肌には吸っても何故かキスマークすら付かない。
物凄くハリがあり過ぎるお肌。
玉のように美しい。
タリアの肌はどうなんだろう?
キスマークしてみても良いかもしれない…。
巫女様の肌には傷一つ付けられない…。
ほくろ一つない…。
タリアの時は…ほくろが…あったのに…。
「タリアはどこが良いの?」
私はタリアのクリを吸ってみる・・・。
「キモチイイ?」
『ああ』
ココが良いみたい。
吸ってみたり…胸を触ったり…。
指を一本入れたり…私はいろいろしてる。
その時…裸の私をクルっと回転されて、タリアに止められた。
『女体で開発されるの、あまりうれしくもない』
「そうなの?」
『何故かそうだ、レズより。
ノーマルが好きみたいだ』
「そうなの?」
『マナナの胸でも吸ってる…。
そこで寝とけ』
「うん」
タリア?らしい巫女様が私の胸を吸って…それから、私の女性器へ手を入れてる…。
私は声が漏れる…。
「私も開発したかったのに…」
『おまえは俺が男の時にそうして欲しい。
この体、まだ生理すらない…不完全変体だ。
あまり…やられると実は痛い…。
子宮がない可能性すらある…』
「そうなの?
タリア…」
『元のDNAが男だ、女体になるにしても…。
生理はない、要するに…まさぐられると…指1本が限界だ、痛いかもしれない…。
処女膜閉鎖に近い…穴はあるが先がどうなってるのか自分でも謎だ…』
「そうなの…それなら言ってくれれば…」
『言えるわけもない、言えばバレルだろう…。
子供の体にも近い…。
子供のまま手脚だけが伸びてる体型でもある…。
ここら辺は見れば分かる筈だ』
「確かに…でも胸を吸われるのは…割りと良いんでしょ?」
『まあ、少しは…。
でも下は止めて欲しい。
まだ生理すら起きない体だ、女性体では生殖能力がないらしい…子をなし妊娠は不可能だと聞いてる。
そうなったら俺が逆に困る。
クリの方が余程良い』
「そっか…。
撫でられるのはどう?」
『気持ちが良い』
「そう…。
タリアは私の胸を吸うの好きなの?」
『そうに決まってる。
いい乳してる』
巫女様姿なのにタリアがいつも通り…乱暴に私の胸を揉んで…吸って忙しい・・。
変な声も漏れてくる・・。
「アア。
ねえ、やっぱり…ペニスバンドでも…」
『またなのか?』
「せっかくだから」
『まあ、アレは俺も良いか、射精がない分…動ける』
「ありがとう」
この後、タリアと結局レズプレイになった。
もう今日はガクガクな日。
事が終わって…フラフラにもなった。
「タリア…さすがに今日は体力的に来た。
ありがとう…」
『どういたしまして』
「ねえ、この後…お散歩でも」
『散歩も良いが、おまえも勉強しろよ。
心配してる…』
「明日から頑張るから…」
『そう言ってる人間で達成できてる奴は見たことがない、俺』
「ダメなの?
散歩…」
『良いだろう…』
この後、ターシャ泉を見ながらまったりした。
タコがやっぱりいる…2匹いつも何故かいる。
最近、特にイチャイチャが酷い…。
「タリア、あの草むらで…2匹仲良く寝てるタコ…。
最近、私・・頻繁に出くわすの。
さっきまで可愛く見えなかったけど、今は可愛く見えるわ。
不思議」
『そういうものだろう。
まあ、俺も最近、あのタコ…良く見る…。
今は夏だけど…産卵の季節なのかもしれない…。
あのタコ』
「そうなの?」
『実はあまりこの泉の生物…謎だらけだ…。
年中なのか、季節限定か・・。あのタコも巻きで火まで起こせる。
割りと賢すぎる…人間にも近い可能性すらある』
「そっか…」
『もう時間だ、おまえも早めに帰れ…。
親も心配するだろう…』
会話がまるでタリアなのに…私の隣に座ってるのは…オレンジ色の光に覆われた金髪碧眼の絶世な美女…巫女様…。
混乱もする。
「タリア…これからはまさか…。
私の前で常に…そんな言葉なんだよね?」
確認のために聞く…。
時々、タリアだってことを忘れる…。
だって、優しい表情の…天使がそこにいるから…。
美しいオレンジの髪は長くクラゲのようにもユラユラ揺れてる。
『そうなるだろう。
じゃ、また。
明日、学校で』
タリア?が中身な巫女様が関係者以外立ち入り禁止橋を渡る…。
私は着いていこうと一瞬、したけど…。
バスが来たみたい…。
このバスを逃すと…次は30分後かもしれない。
飛び乗ることにした。
「またね?」
タリアが巫女様ってバレタラ…危ないらしい…。
そこはばれない様に挨拶だけ背中へした。
バス停に走り、バスに飛び乗った…。
ターシャ泉の端…中央部がオレンジ色に光ってる…。
あれはきっと巫女様姿のタリア…。
不思議な感情・・。
バスからそれが見える…。
これなら…タリアがいる場所がすぐ分かる…。
だって発光してるから。
バスには遅い時間もあり、3人ぐらいしか載ってない。
今日も親は私の夕飯を作って待ってる。
今日はそう言えば…巫女様姿のタリアに勉強を教えてもらうの忘れてた。
親にはそういうふうに言い訳してるのに…。
私はエロに逃げてしまった。
今日こそ、自宅で頑張らなきゃダメみたい。
タリアにも明日から頑張るなんて言ってはダメだって叱られたから。
木曜日がやって来る。
今週末の日曜日にはターシャ祭が開催される。
街角にはその看板ばかり並んでる…。
一年に一度の儀式で、きっとキセキもやって来るはず…。
鞄の中には巫女様で自作した下敷きもある…。
でも不思議な感じ…。
正体がタリアらしい…。
食卓へ下りた。
朝食を食べる。
今日もニュースがやってる…。
最近、邪神国の特集ばかりで怖いかもしれない…。
---邪神国からの留学生についてなんですが・・。
母国への送金は否定されたのですが…。
皆様、バイトはしてらっしゃるようで---
---ここら辺、全部は語ってくれない表情が伺えますね。
顔にモザイクは入れてます---
---さて、戦争が激化する邪神国ですが…。
先日も…将軍様から生まれてる息子のDNA鑑定ですね。
顔が似てないと言うことで4子に当たる方が判定したところ、この将軍様の子ではなかったらしくて…4妻は…一族諸共公開処刑になったようです。
---もうビックリですね…。
---その以外の上の息子3人は…DNA鑑定では将軍様の子だと判明したのですが…。
似てないらしくて…整形手術を視野に入れてるらしいです…。
---あの、将軍様の写真だけ黒塗りされてるのは?・・
---これはまだ、情報が入ってないようですね…。
自国民ですら…将軍様の顔は知らないらしくて…。
---そうなんですか・・・。
「このニュースばっかりね…。
もう、うんざりするわ」
「そうね、お母さん…」
そこでCMに変わった。
---『今週末は3連休♪
ターシャ祭りに行きましょう、私と』---
巫女様のCMだ、これはとても癒される。
泉を背景に…神話の女神のように長い金髪を揺らしながら巫女様がクルリと踊るCM。
「マナナ、巫女様と友達になれたんだってね?
お母さんは嬉しいわよ?
勉強、教えて貰えてる?」
「うん…」
実は昨日、教えて貰わずにエロに集中してたなんてお母さんには言えない。
「そう言えば…貴女、念願かなってキセキくんと付き合えたんですってね?
あの話はどうなったのかしら?
今週末はターシャ祭りでしょ?
毎年、キセキくんと行ってたけど…どうする気?」
「今年はキセキと行かないけど…。
え?
お母さん、どうしてその話を?
キセキと付き合ってた話、知ってるの?」
「キセキ君のお母さんとは私、親交があってね?
昔、キセキ君をミサへ一緒に連れて行った時以来…。
あそこのお母さん、私に優しくしてくれてね…。
お母さんの家までキセキくんのお母さんから泣いて電話があったわよ。
キセキくん、かなり自宅で凹んでるみたいよ。
どうして、キセキ君をメー1通で振ったの?
マナナは…。
私も協力してたのに…。
マナナとキセキくんのこと」
「えと…」
この答え…猛烈に言いにくいかもしれない。
味噌汁が詰まりそうになった。
「お母さん…私、今・・別の人と付き合ってて」
「え?
貴女、キセキ君が好きだったんじゃないの?」
「えっと…。
今、実は違う人と・・」
「誰なの?
お母さんの知ってる人?
まさか…売春なんてしてないでしょうね?
私は貴女がビッチになるのは大反対よ?」
「大丈夫、してない…」
「そう。
知ってる人なら、名前ぐらい言いなさい。
気になるわよ」
「まだ…クラスでも言ってない状況で…。
もう少し黙っておきたいかも」
「余計に気になるわ。
変な人なら怒るわよ。
まあ、キセキくんはカッコいいし、しかも頭も良いし、家柄も良いし。
あんな人なら…きっと結婚しても…良い子供が出来そうだし、お母さんも大協力してたのに…。
どんな人なのかしら?
きっとマナナのことだから…面食いだし、カッコウいいんでしょうけど」
「お母さん、食べ終わったし…行って来るね」
「マナナ、行ってらっしゃい」
どうすれば良いんだろう、物凄く…お母さんに気まずい。
それからキセキにも物凄く後ろめたい。
長年、お母さんには協力までしてもらってたと言うのに…。
「お母さん、誰にも言わないって約束できる?」
「出来るわよ?私は・・」
「タリアって知ってるかな?
お母さん、会ったことある?」
「参観日で貴女が散々、不細工だって貶してたキセキくんの友達ね?
知ってるわよ。
その人がどうしたの?」
「今、ソイツと交際してて…キセキとは気まずくて…」
「そうなの…。
それなら…私、キセキくんのお母さんと…どう接すれば…。
もう結婚までする仲だと思ってたのに…。
ちょっと・・・泥沼ね、それは…。
タリアくんのお母さんとは私、親交なんてないわよ?
でも…何となしに、あの人…高飛車仮面な雰囲気が流れてるわよ?
マナナ、あの家は危険な匂いがするわ…。
キセキくんにしとくべきだと、お母さん思うわよ?
これはお母さんの勘よ?」
「そうなの…?」
「マナナもきっと大変でしょうけど…。
行ってらっしゃい、キセキくんは傷つけないように振るのよ?
タリアくんとターシャ祭りは行くの…?」
「ありがとう、お母さん…
タリアとは…行かないかも…。
じゃ、行ってきます」
「え?
行かないの?
じゃ、マナナ…今年は一人で?」
「うん…。
じゃ、学校だから…」
私は学校への道を進んだ。
聞き分けの良い母で良かった。
☆☆☆
学校に着く。
そわそわする…。
今日はキセキがまだで…タリアがいる…。
それからナデシコやカンサイ、ミルルは…浅黒い肌したゼロくんの席の前にいる…。
≪初日はあんなのだったけど、苛め甲斐もないヤツだけど、気に入ってあげてるわ?
感謝しなさい?≫
眼鏡をクイクイとミルルは動かし、腰まで伸びた茶髪を手で払ってる。
Uなあ、ゼロくんってどこに住んでるん?
どこで日本語覚えたん?
寮生ちゃうらしいなU
カンサイは上目づかいで首を揺らし、黒髪ツインテールをウサギのように揺らしてる…ロリ系女子だから許される仕草。
||あたしはナデシコよ?名前で呼んでね?
ゼロ君…。
キセキ君、遅いわね…。
つまらないのかしら?||
ナデシコは伸びた黒髪をモジモジ触って枝毛を探し、頬を染めてる。
【ハン?
ノウノウとしたヤツらだ…。
オマエら全員ソウダ…】
≪このブラックな感じも良いわね?
で、どんな家なの?
家族構成は?≫
Uミルル、アンタはキセキさんだけにしとき。
ウチはゼロくんとキセキくん両方戴くわU
||何言ってるの?
カンサイ、アンタには…メイド喫茶のお客様もいるでしょ?
お客様が知ったら泣くわよ?
バイトしないと…下宿への仕送りだけではキツイ癖に||
Uウチ、苦学生やで・・・!
ココがウチのポイントや!
ゼロくん、ウチにしとけよ!
メイド服見せたるから♪U
ミルルも…カンサイもナデシコも…アラビア系男子ゼロくんを必死で落とそうと頑張ってるみたい…。
私はタリアの席へスタスタ歩み寄った。
「おはよう、タリア」
『マナナ、おはよう』
何だろう?
想像絶するぐらい照れる…。
「えと…教室でバラスって本当なの?」
『俺はどっちでもいい』
「ミルルのこと、どうする気?」
『ミルルは強い…。
俺もビックリしてる…。
留学生が来た途端…幼馴染のキセキがいない席では…猛烈にゼロへアタックしてる…』
それは同感…。
しかし、私がこの席であまり会話すると…。
周囲の目線が猛烈に痛い…。
[あれはタリアの天敵…マナナだろ?]
[今までタリアのこと、容姿散々に貶してた女子だ。
どうせ、今日も猛烈にタリアを攻撃してるに決まってる]
[それにしてもミルル…。
留学生ゼロが来た途端…あの調子だ・・。
タリアは大変そうだ…。
落とせるのか?]
[無理だろう。
俺達ですらミルルは高嶺の花に決まってる。
なんせCMに出てるレベルだ…。
もう学園レベルなんてものではない…テレビ世界の人間だ…]
[タリアもそろそろ自分の身分を弁えて…諦めましたと俺達に宣言した方が良い]
好き放題に大きな声で言ってる…。
まだ、私がした会話が小さかった分・・・。
男子たちの耳へは聞こえてなかったみたい…。
こういうの苦手かも・・。
『おまえに合わせる。
さすがに…言いにくい…。
おまえもあまりにも俺を長年、攻撃しすぎてた。
余計に騒がれてる…』
「そうよね。
どうしようかしら…」
ちょっと迷うかもしれない。
別に黙っててもと、弱気になる。
そこへ男子たちが近付いてきた。
[タリア、おまえ…どうしたんだ?
まさか…マナナと付き合っているって本当か?]
聞こえたみたい…。
向こうの会話が聞こえるってことはコチラの会話も声を潜めても…バレルらしい…。
『…』
タリアは黙ってる…。
タリアって普段、無口で役立たず。
最近も大好きなミルルが倒れてるのに…ボーと立ってるだけだった。
私が対応することにした。
「罰ゲームみたいに付き合うことになったの」
タリアが私を凝視した。
『…』
[罰ゲーム?]
[どういうことだ?
異能?]
[マナナは罰ゲームをしてるのか?
誰からだ?]
「それは言えないわ。
とにかく、何故か付き合うことに…」
『…』
私の立場ではこうとしか言いようがない…。
タリアが困った顔をしてる…。
[タリア、罰ゲームなのか?
タリア?
ミルルはどうしたんだ?
7年近くは…好きだったんだろ?
さすがに留学生ゼロまで現れて諦めたのか?]
『…』
[確かにアイツは強敵だ。
俺も懸けには勝った。
悪いがおまえがミルルを落とせるに懸けてる人間なんて誰もいなかった…]
『…』
タリアは悲しそうな顔をしてる…。
ミルルはもう本気で諦めたみたい…。
[まあ、罰ゲームか…。
すぐ別れるだろう…。
おまえだけがモテて良いはずもない…]
『…』
[ミルルのこと、諦めたのか…。
小学生時代から好きだったらしいのにな。
初恋なんてそんなものだ、元気出せよ、タリア。
確かに留学生ゼロ…アイツは俺も気に食わない…。
先におまえが付き合うなんて…女子と。
ムカつく]
『…』
「そういうことなの…。
タリアも悲しそうな顔してる…ミルルをゼロにまで奪われたの…。
余程辛いみたいで…」
私は…ミルルの方角を見た…ミルルの茶髪キューティクルが光り輝いてる。
浅黒い肌した留学生ゼロくんを見詰めて…キセキがいない席で、眼鏡を光らせウットリしてる…。
あれは堂々とした浮気。
タリアは確か…貞操が緩い女性は苦手だと宣言してた、タリアにとっては地獄絵図。
そこにロリ系カンサイや和風系ナデシコまでつるんでる…。
[確かに、そうだな…ミルル…顔が真っ赤になって…ゼロを見てる…。
あれはタリアにとっては絶望だろう…。
タリアの気持ちが俺らにも伝わってくるようだ]
[まあ、良かったな。
どんな罰ゲームか知らないが…マナナと和解したのか…。
俺らなりにミルルとタリアの恋を協力してたのに…結末とは寂しいモノだな]
『…』
[っていうか・・タリア・・おまえ、マナナだけは嫌いだと俺達に言ってなかったか?]
『…』
[マナナ、罰ゲームなんだろ?
明日には別れるだろう…。
そっちに懸けよう…]
『…』
[罰ゲームってことからして、マナナは別にタリアを好きでもないらしいから…。
安心した。
そうだろう…。
そりゃわかる]
『…』
[タリア、罰ゲームで付き合ってマナナに本気になるなよ。
自分の身分を弁えろ…それから、ミルルは高嶺の花過ぎる…。
なんせCMに流れるレベルの美女だ。
自分の身分も弁えず、面食いにも程がある]
『…』
男子たちは去って行った。
本当に私のクラスにいる男子って賭け事が好きみたい…。
タリアは相変わらず、元気がない・・。
何だか…タリアの目が泳いでる…。
「元気出しなさいよ?
ミルルのことは諦めたんでしょ?」
『そうだな…』
ああ巫女様G
小説目次
ああ巫女様I