アナタノコトガスキデス

萌え妄想のまま走るいろいろ創作小説の予定。苦情無断転載禁止。

タ リアから見た日常E



☆☆☆

学校が終わる。
即、浅黒い肌した留学生ゼロは猛ダッシュで消える。
俺はその瞬間、ゼロの緑眼と視線が合った…またか…。

何故…俺がアイツに注目されたのか…。
不思議だ、アイツのライバル…キセキを見れば良いモノを…。

オカッパ黒髪低身長巨乳系女子、マナナではなく…俺を見てた明らかに今回は…。
それから茶髪茶目長身モテ男キセキでもなく…今回は非モテ男の俺だけだ…。
俺にその気はない。
興味持たれても困る。

茶色い頭したキセキの元へ…ミルルは腰まで伸びた茶髪をうならせ眼鏡を光らせ近付き…。
ほぼ同時に、ナデシコも胸元まで伸びた黒髪を触りながら同じ場所へ接近し…。
カンサイも黒髪ポニーテールを揺らし、慌てだした表情で突撃しに行く。

≪ミルル、今日こそ、キセキさんの塾を付きとめて…。
その嫌な女になら蹴り技を食らわせるから。
ちくしょう!
ゼロさんには今日も逃げられたわ!≫

||あたしは白目剥いて威嚇してやるわ!
ゼロ君がいないなら…クラスに残る希望の光はキセキ君だけよ!!
あたしのクラスに他にイケメンなんていないんだから!||

Uウチは思いっきり、その女の背中叩き倒したるわ!
ゼロくん、また逃げた…どこ行ったん?U

「マナナ、タリア…さようなら。
僕はもう帰る…」

「キセキ、バイバイ。
気を付けてね、帰り」

『キセキ、さようなら…』

マナナも俺も自分の席にいる…。

「マナナがいなくなってから…。
こんなに大変だとは僕は思わなかった…。
お蔭で足が速くなりそうだ…」

キセキはミルルやナデシコ、カンサイがいる教室から走り去っていく。
マナナと、目が合う。

マナナは立ち上がって…仕草で手招きしてくる。
俺は目を瞬きした。

それからマナナは廊下へ出た。
俺も帰り支度を終え、教室から出た。

マナナは俺の姿を確認すれば…靴箱へと向かう。
そのあとを俺が追う。

そうして、マナナのあとを尾行して…裏山の廃墟へ着いた。

☆☆☆

「タリア、巫女様のことだけど…」

『…ココでは言いにくい。
ミサで部屋に鍵してからで…』

「誰もいないでしょ??
ココ?」

『それでも言いにくい。
それぐらい重要機密だ。
理解しろ』

「本当なの?」

『黙っとけ。
どうせあと2時間もすれば分かる話だ』

聞かれると確かに困る。

「そうだけど…」

『さっきしたけど、またしたいのか?』

「そのつもりなんでしょ?」

『エッチしたいなら、おまえからキスとかして来い。
俺も昼間で疲れた訳でもないが。
たまにはそれでも良いだろう』

「うん」

マナナからキスされた。
マナナに股間を触れる…。
反応してるのが伝わったはずだ。

マナナは自分の胸へ突っ込んで、揉んでる…。
それからマナナはパンツを脱いだ。

俺のズボンはマナナに剥がれる。
それから…俺の性器へフェラしたり…パイズリしたりしてくれる。
これは気持ちが良い。

『ああ。
パイずり良い。
舐めるのもだけど…咥えるのも…。
口に出しても?』

「口に出した後、中に出せるなら。
私は中の方が良い」

「そおか…じゃ、おまえもその胸、こっちへ持ってこい」

マナナの上に乗って…乳房の頂点、乳首を吸った。

「ああ」

『本当にエロい。
乳首が立ってる…。
それから濡れまくってるアソコが』

「タリアのコレ、濡れてる。
あれが我慢汁なの?」

俺の性器をマナナは指差した。

『裸でしよう』

「服、着ても…」

『裸が良い、密着できるから』

「うん」

裸が良い。

各自、脱衣した…。
そこからマナナの胸を舐めてすすった。
その間…マナナが俺の背中を手で摩って来る。
体を繋げてみた。

「アア」

マナナは溜息した。
気持ちが良い。

「中、良い?」

『うん』

「いっぱいだしてね?」

『アア、良い』

普通に中に出した。
俺もマナナもグッタリだ。
汗も体から出る…。
マナナは、潮も出るレベルに気持ちが良いらしい。
しかし、3回目は大変だった。

「ありがとう、気持ち良かった」

事後、立ちあがった乳首を俺の胸へマナナが…擦り付けてくる。

『掃除だけしろ、俺のコレ』

「うん」

エロくマナナが俺の性器へ舌を回す。
ボーとした惚けたみたいな顔をマナナがしてる。

『ミサの時間だ、服は着ろ…』

「うん」

マナナが服を着る、俺もだ。
その後、、マナナから深いキスだ…舌も絡まる。
ちょっと嬉しい、癒される。

「気持ち良かった」

『そうか・・』

そのあと、裏山は出た。

☆☆☆


俺は赤い建物、ミサ施設へ向かうが…マナナは3m後ろを歩いてる…。
時々、後ろは確認する。

ターシャ自然公園まで着いた。
奥の方へ進んで、マナナが近付いてきた。

「…えと、本当なの?」

『あと、少しで分かるだろう』

「そう…」

『ここから先が関係者以外立ち入り禁止の柵があることは知ってる筈だ、おまえは』

「うん…」

『黙って見とけ』

学ランのポケットから…鍵付きネックレスを出した。
これがあれば、通れる。

「それって…」

『会話はここへ入ってからにしろ』

鍵で柵を開けた。

その先に道があり…曲がり角がある…。
木で覆われた道だ。
少し歩けば…後ろの柵が…見えなくなるだろう。
その背後に木があるから…。

「タリア…。えっと」

『そろそろだろう』

ここがターシャ泉半径1kmの境だ。
女体化が始まる。
学ランを来た緑色発光の妖精姿になる。
驚いたのか、マナナが後退した。

「え?」

『そう言う訳だ。
他言不要だ』

「ちょっと待って。
どうして?」

『この泉から出る波長は俺を狂わせる…。
半径1kmがその境だ』

「一歩、戻ってみて」

妖精化した俺が道を戻れば…そうすれば…元の男性姿に戻る…。

「…」

『まあ、ミサがある、遊んでる暇がない』

前進した、女体化が始まり緑色に輝く。

「巫女様は双子なの?
あと一人の人が…私の巫女様なの?」


『コントやってないで…この先の青いテントで着替える。
そこまで来い』

「うん…」

「本当にタリアなの?
どう見ても巫女様。
上手に化けたわね?
タリア…」

『…』

…青いテントに入る。

鍵付きネックレスで開ける。

その先に続く…内部にはクローゼットや全身鏡もある。

動揺しまくってるマナナと緑色発光妖精姿に変貌した俺が映る。

無言でクローゼットを開け、学ランを脱いだ。
…ボクサーパンツ姿だ…そのあと、。
クローゼットから白いドレスと女性の下着、頭に草飾りを装着する…正装に着替える。


「本当に冗談よね?
巫女様は他にもいるわよね?
泉の底にもう一人…別人が」

『見れば分かるだろ?
特異体質で生まれつきこうだ。
いつもどおり、甘えに来たらどうだ?』

「え?
タリアなんでしょ?
中身が」

『おまえはレズ過ぎる。
最初から俺にレズ過ぎてる。
今、ここで土下座をして、
今まですいませんでしたと謝るべきだ、それが善人への道だ』

「巫女様…なんでしょ?
今まで…ずっと、女言葉だったわ、私の巫女様は。
双子なんじゃ…」

『早く謝れ、ボケナス。
俺はずっと怒ってる』

俺が紫発光する、地面を足で叩いた。
マナナはあろうことか…這いつくばって足を舐めた。

「巫女様、忠誠してます。
良い脚を…。
巫女様の美しい脚が…床を叩けば傷つきます」

『まだ認めないのか?
早く謝れ、オタンコナス、アホ低脳女』

「すいませんでした。
巫女様。
今までタリアのことをぼろ糞に」

『本当にアホだ。
もう一回…あの俺が姿が変わる道へ行ってみようか?
見たから分かったはずだと思ったのに…。
まだ、馬鹿なのか?
おまえは』

「タリアなの?
認めたくないわ。
嘘でしょ?
私の初恋を返して」

マナナが…床に座り込んでる。

「私は真剣に巫女様が大好きだったのに。
私を騙して笑ってたと言うの?
私のレズの何がダメだって言う訳?
分からないわ、認めない。
アンタは酷い。
私はショックなの」

「最後まで騙してくれた方が私は幸せだった。
何で、どうしてなわけ?
私は巫女様を崇拝して命を捧げるレベルにまで到達して。
売春もいとわなかったのに。
どうして、私を更に苦しめて困らせて…。
あんまりだわ。
アンタのことを許せそうな気さえしたのに」

『…』

紺碧に俺の体が強く輝く…。
溜息を吐いた。

「巫女様は私にとって神聖な泉の妖精様。
今も美しい。
私の夢が…」

『それがお前の答えなのか?』

「え?」

『本当におまえは冷酷過ぎないか?
自覚ないのか?』

「巫女様…私は…」

『もう認められない気持ちも理解してやっても良いが。
俺も演技に疲れてる。
レズに付き合う気がない』

「タリアなの?
今まで12年間以上も私はここへ通ってたのに。
巫女様を落とすためが目的で。
こんなに美しいのにタリアなの?」

俺の髪…紫発光か…。
怒ってる…。

『…』

俺はマナナを引き離そうとしたが、逆に必死に抱き締められた。
手を回されて、抱擁された瞬間…マナナのオカッパ黒髪からシャンプーの香りが漂った。

『もう、認めたらどうだ。
俺は悪いがこの姿…18歳で下される。
お前のレズプレイに付き合ったが。
俺はノーマルの方が良い。
おまえもそうなるべきだろう』

「タリア…」

「タリアなの?
本当に?」

『はあ…』

溜息吐いた…。

「だから…私がレズって知ってたの?」

『そうだ、おまえは俺にうるさいレベルで…。
いつもそうだ、レズかと疑うレベルに接してた。
まさか本当にそうかとは思わなかった。
告白されたときはビックリした』

「何で受け入れたの?」

『俺の役目は、迷える子羊を正常に戻すことだ。
お前はノーマルになるべきだと判断したからだ。
その方が良いに決まってる』

「そう…」

『他に理由もない、幻滅が酷いからだ』

今、…水色のおごそかな光りに俺は包まれてる。
悲しみの中にいる。

「タリア。
えと…怒ってるの?
巫女様の姿でいる時にタリアのこと、貶したこと…。
確かに昨日…酷いこと言ったかもしれない。
でもまさか…本当にタリアがそうだなんて思えなくて…。
ごめん、悪かった」

『…』

「タリアのことは…」

「うーんっと、今日はとても気持ち良かった。
明日もしたいかも」

『そうか』

「それにしてもこのカラダの発光、どういう仕組みなの?」

『俺も知らない』

少しオレンジへ光る色が変貌した。

「今日もキスして良い?
巫女様なの?本当にタリアが?」

『おまえが馬鹿なことは知ってる、物わかりが悪いらしい…。
勝手にしたければすれば良い』

マナナからキスされる、舌を乱入させられそうになって、静止した。

『もう着替えも終わった、この赤いテントは出る…。
離れろ』

時間がない。

「うん…。
えっと…その姿でタリアの口調って混乱するけど…。
これからはそうなの?」

『この方が楽に決まってる。
というか今まで疲れてた』

赤いテントから出て・・マナナが出るのを待機する。
慌てて、外に出てくる。

赤いテントの玄関を施錠した。

その後…マナナを連行したまま、関係者以外立入禁止橋を通過する…。

「この橋の中央から泉へ飛び降りて…異世界へ帰ると言う噂は…。
村人全員、信じてるみたいだけど…」

『嘘に決まってる。
でも、黙れ。
バレルと家族諸共俺は路頭に迷う。
お前の口の堅さは信用ならないが…。
これは懸けも良いとこだ。
間違えれば、おまえにも制裁が喰らうように…絶対、俺の超能力を駆使して、おまえを殺しにかかる』

「やっぱりタリアには超能力が…。
確かに…男性から女体になるなんてスゴ技過ぎる…。
そっか…」

『…』

俺の明かりが一瞬黄土色になって…そこからオレンジへ移り変わる。
嘘だ・・これぐらい脅す、口が軽そうだからだ。

『因みに…この白い関係者以外立ち入り禁止橋…。
俺が今持ってる鍵にセンサーが反応する仕組みだ。
この鍵がないまま、橋の中央へ行けば…勝手に橋は真っ二つに割れてハの時に割れ、橋の中央部があがって行く・・。
数名は…警報発令に引っかかって警察沙汰になったらしい。
関係者以外入れない仕組みになってる。
ターシャ教の幹部でも一部だけ知ってる…』

「そうなの…私、子供の頃、試したけど…物凄く警察官に怒られて…。
それ以来してない…。
そうだったの」

『俺の存在を利用して、聖書を信じさせてでも、ターシャ教を広めようとしてる。
ターシャ教目録では1項目に泉の神子は泉を守る長で…神への生贄とも記されてる。
それから人間とは書かれてない。
絶対に俺の正体は話すな。
俺は不思議生物扱いで通ってる。
話せば、おまえも家族諸共路頭に迷う…真面目に危ないと思う…。
ターシャ教関係の警察が…おまえを口封じに殺しかねない…。
俺はそう言う役目で村にいる人間でもあるらしいからだ…。
親もそういうふうに俺にウルサイ』

「分かった…」

『今、世界中にターシャ教が広まってる、アラ人神がいるとされてるのもある。
俺の存在を利用して宗教を洗脳してると思う…。
口は固くあった方が身のためだ。
もう、恐らくミサ開始10分前ぐらいか…それとも15分前ぐらいの間だ。
会話に時間取られた…』

「そっか…。
でも、私は神様っている気がする。
なんでだろう?
そんな気がしてたまらない…」

二人で赤いテントに走りついて…玄関の鍵を開けた…。

机に座った。

マナナは黄色いツイ立の背後へ隠れるだろう…。

「タリア…ここまで綺麗に…」

『まだ、レズは治らないのか?』

待ってる、治ることを。

「タリア…」

『もうすぐ開業だ、黙っとけ』

「あとで相手してね?」

マナナから軽く口づけされた…。
マナナが上目づかいで瞳を動かした…頬に肩揃えな黒髪が張り付いてる。

「待ってるから…」

『大人しくしてくれ…』

マナナが黄色いツイ立の後ろにある寝室へ…名残惜しそうに向かう。


☆☆☆

今日も客が来訪する。

[麗しの巫女様今日も綺麗ですわ。
巫女様って普段は何をしてらっしゃるの?
やっぱり泉の底で暮らしてるのですか?]

『汝の御用件をどうぞ』

[これ、お供え物の菓子です。
えっと…今日の悩みなんですが…]

『ありがとうございます』


[巫女様を見詰めてると俗世を忘れられそうですわ。
今日の悩みなんですが…。
学校で好きな女子が現れて…どうにか恋が成立するように…。
それからその女子を横恋慕する男子は消えるように…。
力をください]

レズか…。
100件に1件はレズな客って来る。
それ以外の客も何か…猛烈にレズ臭がする。
俺の妖精化姿を称賛しすぎだ。
そのお蔭で、俺はモテモテ気分を味わえるが…。

『良いでしょう…』

『手をこちらへ…それから瞳を閉じて…』


[ああ、力がみなぎるようですわ。
あの嫌な男子は撲滅して、私だけの花園が構築できるようなそんな予感が…]

『迷える子羊が正常なる道を進めますように。
貴女に神のご加護がありますように…』

[まあ、本当に見目麗しき妖精様ね?
記念に髪を触っても良いかしら?
私、綺麗な女性に弱いのよね?]

[この発光してる髪は…]

『商売道具なのでお帰り下さいませ。
次のお客様が待ってらっしゃるので…』

引き抜かれては困る。
ターシャ泉半径1kmから…元の黒髪短毛になる。

[そうですか…。
巫女様、あともう少し…お話ししたいなんて…]

『次のお客様が見られましたわ。
またのお越しを』

客はさばく、後ろで監視もされてる。
マナナからだ。

[巫女様ってシャイなのね?
一目惚れしそうだわ。
好きな子がいるのに…もうクラクラだわ。
雑誌見て、ココに来た甲斐があったわね?
あの…マナナって言う女子高生と友達って言う噂は…]

『それなら昨日、報道ターシャ国って番組で放送した通り、デマだと私はテレビで否定した…。
テープが流れたはずです…。
昨夜、女性ジャーナリストが…勝手にダビングなさったらしくて…』

あとから聞いたときは…。
ビックリした…。
母からそのテレビの内容も聞いた…、何でもアリだ。
ジャーナリストって。
まさか、ダビングしてるとは…。

[そうですか…。
テレビで確認が遅れましたわ。
デマでしたの?
次は報告に来るわね?
ふふふふ]

客は去った。
今の女も…髪がくせ毛でゆるフワ巻きで…モテそうなのに。
どこで道を間違えてるのか…悲しむクラスメイト男子もいそうだった。
俺はマナナ以外は救えないらしい。

最近、環境ホルモンのせいか…こういうのが増えてるとはテレビで報道してたが。
余りいい気しない、俺はノーマルだ。
マナナのレズは治ってくれるのか?

また次の客から依頼発生だ。

[麗しの巫女様。
ファンになってやって来ました。
今日も素晴らしく輝いてらっしゃる。
もうメロメロしてしまいます…]

『汝の御用件をどうぞ』

[実は巫女様とツーショット写真が撮りたいんです。
記念に…。
もう、あの友達が出来たって言う噂が…嘘で、猛烈にうれしいですわ♪
こんな依頼でも今回は…良いでしょうか?]

『それは許されていません…。
商売道具ゆえに…』

[それぐらい良いでしょう?
ほら…何回も私、ココに通ったんだし…。
ね?
妖精様]

『仕方がありませんね。
それぐらいなら力を授けましょう』

『汝の瞳を閉じて、手をこちらへ』

[ああ、巫女様…。
まるで魚のように白くて…細い指。
もうファンになりそうです…。
テレビアイドルなんてどうですか?]

『力を授けました。
勝手に撮ってください。
仕方ありません、良いでしょう』

仕事だ、これぐらい許そう。
女子高生だ、俺と同じ年だ。
モテ男の気分に浸れる。
嬉しい。
この仕事もやっと報われる心地だ。

[ありがとうございます。
さすが妖精様、心まで美しくありなさる。
もう感激。
愛してます]


---カシャ。

カメラの音がした。

[撮れましたわ。
私と巫女様の愛のツーショットが…]

『次のお客様が来ますので…』

[また来ますね…]

少し癒された。
本当に嘆くレベルにモテない…。
これぐらい俺も許されるはずだ。

☆☆☆

まだ来客だ…。

[収入が少なく、塾すらウチの子は通えません。
どうか夫が仕事で収入アップできるよう、子供が賢くなれるよう。
力をください。
それ以外の人間の能力が落ちたとしても構いません。
どうか…お願いします…。

それにしても、デマだったんですね…もう熱狂的なファンは困りますね‥。
未成年だからって何しても許されるなんて勘違いされたくないです!

本当に美しい神話の中の妖精様ですね、ご利益貰えそうです]

[まあ、本当に発光なさってるのね、さすが神に選ばれた巫女。

実は…姑の介護が邪魔すぎて…私、自殺しそうなレベルに追い詰められてます。
これを何とか解決できるように天の制裁を…。
あんなヤツ、正直な話…死んでもいいと思ってます。
巫女様。
でも、私は家族の前でだけ良き妻を演じています。
お蔭で胃癌になりそうです…。
どうか私の悩みを叶えてください…。

巫女様に友達なんていなくて良かったです。]

[綺麗だわ‥、こんな天女が現実にいらっしゃるなんて…何て美しい光…。

願い事なんですが…ウチの子だけに就職が受かりますように…。
ウチの子の友達は落ちますように…。
定員が決まってるので…巫女様。
ここならゼロに近い悩み事も6割へ持って行けると聞きました。
3回通えば…もっと倍増って意味ですよね?
期待してますよ…巫女様?

巫女様に友達がマナナって子かしら?
出来たって、ネットでも流れてたけど…デマだったんですね…。
今、チャット版で猛烈に盛り上がってるみたいで…その話題について…]

[ターシャ神に愛された麗しの巫女様…本当に妖精様で驚きました。

これは…誰にも言えない話なんですが…聞き入れてもらえるでしょうか?。

実は夫以外にも同時進行で3人います。
今、家政婦を雇って昼間は家事をしてもらい…。
他の3人にはお小遣いをもらってます。
興信所を付けられて悪事がバレそうになってます。
私が何とか隠蔽できるように力をください、巫女様…。
これはゼロに近い確率ですよね?
ここなら6割になれると聞きました…期待してますよ?

巫女様に友人になったなんて…神の啓示を受けたって勘違いも良いところですね…。
最近の女子高生はもう、躾がなってませんね?]

適当に裁く、クレーマーは相手にしないに限る。
決まり文句、

『汝に神のご加護がありますように』

これで終了だ。

☆☆☆



時刻は9時になった。
やっと終わった、オレンジ色発光だ。
機嫌良しだ。

「えと…え…タリア…お疲れさま」

マナナが俺へ歩み寄って抱き締めた、肩揃えな黒髪が揺れた。

『やっと認めたのか?』

「えと…ムラムラするから、私のおっぱい吸って」

『またなのか?』

「お願い、ねえ?
タリア」

マナナは水色セーラー服を脱衣した。
上はブラだけになった。
ブラから胸を突き出している。

『まさか…またオナってたのか?』

「してないわ、今回は」

本当だろうか?
怪しいが。
信じよう。

『仕方ない、吸ってやる』

「ありがとう、アア」

「タリアも胸、吸っていい?」

『余りなんか違和感ばかりで…。
おまえがレズ道極めそうで…』

「そう…ああ、良い、はあ」

マナナの乳首を吸う

いつの間にか…前進桃色発光だ。
俺の長い髪が…マナナの乳房に当たる…。
現在、女体化してることを時々忘れかける。

「タリア、私…最後の試練に乗り越えたわよ」

『そうだな』

「巫女様は昨日、全部乗り越えたら、今より好きになるって言ってたわ。
アンタももうミルルのこと、ケジメ付けたら?
好きか嫌いかはっきりしなさいよ、みんなの前で」

『ミルルはどうでも良い』

「明日、クラスでそう言いなさいよ?」

『分かった』

マナナの唇へキスした。

「タリア、ううん、巫女様…私がもうきっと好きなんでしょ?」

『どうだろうな…』

「え?」

『おまえは今まで悪口散々女だった。
これぐらい良いだろう。
お前はちょっとは悩んどけ』

「えええ?」

『これからも期待してる…』

「待って。
私たち、付き合ったんじゃ。
これから私は甘えても良いんでしょ?
私、甘えるのは大好きよ?」

『それは良い。
まあ、前よりずっとお前のことは認めてる。
少しは反省しろ。
昨日も俺のこと、ゴキブリだと批判してた。
最低も良いとこだ』

「タリア、ごめん…。
まさか、本気で巫女様がタリアなんて思わなくて…。
ごめんね、許して」

『それぐらいの謝りで許されないほど、おまえは罪を抱えまくってる。
まだ怒ってる、これからもっと俺に尽くせ。
本気で今まで酷過ぎただろ?』

「ごめんね…」

俺の女体化で煌めく金髪を…マナナが撫でる…。
それから俺へキスをして来る。

「タリア、これからは改心する。
絶対、タリアの悪口なんて叩かない…。
愛してるから。
これからも私と付き合ってね」

『本当だろうな?
まあ、期待はしてやる…』

マナナのオカッパな黒髪を撫でた…。

「タリア…どうする?
服脱いで…今日はペニスバンドなんていいわ。
甘えるだけでもどうかしら?」

『良いだろう』

「ありがとう」

マナナは俺の肌を撫で、それから女体化して膨らんだ乳房を吸ってくる。

『おまえも早くレズは治れ』

「タリア・・・ダメなの?」

『良いだろう、おまえがもっと…愛情深い人間になれたらだ』

「タリア…」

マナナが俺の体を触ってる…。
体を裸密着してくる。

「タリアなんて。
でもごめん。
今まで暴言ばかりで確かに」

『…』

「タリアでもまさか傷ついてたの?
そんなふうに全く思わなかったけど…」

『…』

マナナがくっついて、甘えてくる。

「今日、したエッチ気持ち良かった。
ありがとう」

『学校でどうする気なんだ?
おまえは?
付き合ってることは黙ってる方が良いのか?』

「どっちでもいい」

『そうか…』

青い光に包まれた。

言ってほしいかもしれない。
教室でモテない。
モテる気分を味わいたい。
虫よけにもなる筈だ。
俺を狙う女子など誰もいない。

「タリアはどうなの?
言った方が良いの?
でも、クラスメイトにうるさいレベルで聞かれそうだし…。
どっちが良いの?
タリアに合わせる…」

『俺もどっちでもいい』

「そう…。
私は言ってもいいかな。
でも、本気でうるさそうだけど…特にキセキ辺り…。
メールで振ったとこだし…。
どうすれば。
キセキも塾に好きな子がいるらしいけど…」

『少しずつで良いんじゃないか?
マナナに合わせよう。
俺はどっちでも』

「そう…。
でも、ミルルのことは明日、否定しなさいよ?
アンタもケジメ付けるべきよ?
私はそこを見てるわ?」

『そうか…。
まあ、良いだろう』

俺の体にマナナが吸引する…。
マナナが俺の女体化で膨らんだ乳房頂点乳首を啜ってる。
乳首が立ってる、割りと良い。

『…』

マナナにされるがままだ。

「タリア、明日別にクラスで付き合ってるって言ってもいいのよ?
その代り、巫女様は私のものなんだから」

『そうか…』

マナナが俺の全身へ舌を這わせて…脇まで行って吸い付く。

「タリアはどこが良いの?」

マナナが俺のクリトリスを吸ってる・・・。

「キモチイイ?」

『ああ』

マナナが俺を吸ったり…胸を触ったり…。
指を一本入れたり…忙しい。

裸のマナナをクルっと回転して、止めた。

『女体で開発されるの、あまりうれしくもない』

「そうなの?」

『何故かそうだ、レズより。
ノーマルが好きみたいだ』

「そうなの?」

『マナナの胸でも吸ってる…。
そこで寝とけ』

「うん」

マナナの胸を吸って…それから、女性器へ手を入れた…。
マナナから甘い喘ぎ声が出た。

「私も開発したかったのに…」

『おまえは俺が男の時にそうして欲しい。
この体、まだ生理すらない…不完全変体だ。
あまり…やられると実は痛い…。
子宮がない可能性すらある…』

「そうなの?
タリア…」

『元のDNAが男だ、女体になるにしても…。
生理はない、要するに…まさぐられると…指1本が限界だ、痛いかもしれない…。
処女膜閉鎖に近い…穴はあるが先がどうなってるのか自分でも謎だ…』

「そうなの…それなら言ってくれれば…」

『言えるわけもない、言えばバレルだろう…。
子供の体にも近い…。
子供のまま手脚だけが伸びてる体型でもある…。
ここら辺は見れば分かる筈だ』

「確かに…でも胸を吸われるのは…割りと良いんでしょ?」

『まあ、少しは…。
でも下は止めて欲しい。
まだ生理すら起きない体だ、女性体では生殖能力がないらしい…子をなし妊娠は不可能だと聞いてる。
そうなったら俺が逆に困る。
クリの方が余程良い』

「そっか…。
撫でられるのはどう?」

『気持ちが良い』

「そう…。
タリアは私の胸を吸うの好きなの?」

『そうに決まってる。
いい乳してる』

乱暴にマナナの胸を揉んで…吸ってみた・・。
癒される。
マナナから変な声も漏れてきた・・。

「アア。
ねえ、やっぱり…ペニスバンドでも…」

『またなのか?』

「せっかくだから」

『まあ、アレは俺も良いか、射精がない分…動ける』

「ありがとう」

この後、結局レズプレイに発展する。
事は終わり…結構疲れた。
グッタリする。

「タリア…さすがに今日は体力的に来た。
ありがとう…」

『どういたしまして』

「ねえ、この後…お散歩でも」

『散歩も良いが、おまえも勉強しろよ。
心配してる…』

「明日から頑張るから…」

『そう言ってる人間で達成できてる奴は見たことがない、俺』

「ダメなの?
散歩…」

『良いだろう…』

この後、ターシャ泉を鑑賞した。

最近、よく目撃するタコが…泉でイチャイチャしてる…。
産卵の季節なのかは謎だ。
この泉…生態は謎に包まれ過ぎてるからだ。

「タリア、あの草むらで…2匹仲良く寝てるタコ…。
最近、私・・頻繁に出くわすの。
さっきまで可愛く見えなかったけど、今は可愛く見えるわ。
不思議」

『そういうものだろう。
まあ、俺も最近、あのタコ…良く見る…。
今は夏だけど…産卵の季節なのかもしれない…。
あのタコ』

「そうなの?」

『実はあまりこの泉の生物…謎だらけだ…。
年中なのか、季節限定か・・。あのタコも巻きで火まで起こせる。
割りと賢すぎる…人間にも近い可能性すらある』

「そっか…」

『もう時間だ、おまえも早めに帰れ…。
親も心配するだろう…』

今、俺はオレンジ色の光に覆われてる。

「タリア…これからはまさか…。
私の前で常に…そんな言葉なんだよね?」

俺の女体化で輝く長い金髪はユラユラ揺れる。

『そうなるだろう。
じゃ、また。
明日、学校で』

関係者以外立ち入り禁止橋を渡る…。
バスが来たみたいだ、マナナは制服の水色スカートを翻し、それに飛び乗った。

「またね?」

俺の正体がバレルわけにはいかない。
返事はしない。

ターシャ泉の端…中央部まで来て…バスが去るのを眺めてる。





タリアから見た日常D


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タリアから見た日常F









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