アナタノコトガスキデス

萌え妄想のまま走るいろいろ創作小説の予定。苦情無断転載禁止。

ター シャ泉の巫女K



しかし…挨拶はない。

俺は自分の席へ座った。

善人になると言った筈だが、まだ挨拶すら出来ないレベルらしい。
本当に教育し甲斐のある女ではある。

一人で…マナナは勉強をしてるらしい。
俺がまとめてやったやつで暗記はしてるらしい。
オカッパ髪へ手を伸ばして…唸りながら、頑張ってる。
セーラー服を身震いさせ、巨乳を少し揺らし…今日は天井を向き仰がず、下を根性で見てる。
今、正直…学校退学レベルの成績だ。
このままだと離島の短大も無理だ。
絶対にココから通える圏内はほぼ、不可能だ。
そこは応援してる。

今の態度を見て、一瞬で…今日はやはり無理なのかと…そんな気がしてきた。
ガクリと来てるかもしれない。
俺はノーマルプレイに憧れてる。
ゴムも買ってきたと言うのに…恥ずかしかった。
24時間営業のとこでだ…そのせいで学校へ来るのも遅れた。
時計を見れば…もうすぐチャイムだ。
確かに俺は…下心だらけだ、もう認めよう。
レズプレイは良くない…女体に憧れて妥協はしたものの…。
レズプレイよりノーマルだと改めて俺は自覚しただけだ。

マナナの方角を見る。
ミルルは見てない、キセキも見てない…。
溜息を吐いて…下敷きを見詰めてる…。
マナナが勝手にターシャ祭りの巫女写真入りのパンフレットで作成した下敷きだ。
教室中にマナナの性癖がバレて、知れ渡るのは時間の問題だ。

物凄く溜息を吐いて…マナナは自分の席で頭を項垂れてる…。

どうなるのだろうか?

☆☆☆

☆☆☆

いつも通りだ。
昼休みまで…マナナは時々、俺の方角を猛烈に怒った顔で見て…。
俺が目が合えば…溜息を吐いて…それから下敷きのターシャ祭りの巫女姿を…見詰めて…。
また…頭を項垂れてる…。

それが繰り返されてる。
いつも、俺は目は合すこともないが…。
もう、マナナがレズだと知ってからは…人間としての諦めを通り越して…。
普通に観察してる。
見れば見るほど…変わり過ぎてる女だ。
細かく見ないと…分からないことも多い。

それは…昼休みのことだ…。
弁当を一緒に食べに…キセキがやって来た。

「マナナは今日も君を怒った顔で睨んでるな…。
本当に君とマナナは幼馴染なのに険悪な仲だな・・。
借りたSF小説そろそろ返すよ。
ありがとう」

『どうも』

「まあ。
君は頑張って。
ミルルに声掛けが出来るようになれるように祈ってる。
本当に君は今日も…挨拶すら出来ないんだな。
照れすぎてないか?
ミルルに対して」

『…ミルルを含む3人トリオは…今、キセキの周りにいないが…どうしたんだ?』

「さぁ・・・どこかで会議してるんだろ?
弁当忘れて学食なんじゃないか?
パンは早めに並ばないと買えないからな…。
そう言う訳で。
やっと、タリアに僕が近付けたということだ」

『そおか…』

「君のお母さんまで…ミルルのことは応援してるらしい…。
もう、早く素直になれよ、君も…」

『…』

俺は机を見た。
今回は…キセキからも本を借りれた…。
キセキの趣味も変わってる…。
”ハーレム全開物語”という小説らしい。
読む前から壮絶な内容なのが…題名からして伝わってくる…。

「君の好みに合うか分からないが…。
僕の推薦図書だ、タリア」

『ありがとう、キセキ…』

俺に声を掛けてくる女子は今日もいない…。
本当に教室でモテない毎日だ。
あまり…ズに上がってはダメなのかもしれない…。
そんな気さえする…。

☆☆☆

帰りの時間まで続く…。
本気で俺に声を掛ける女子がいない…男子ばかりだ…。
たまに声掛けられても…席を退いてくれたレベルだ。
キセキの横を死守したいから…そんな理由だ。
キセキと仲間になりたいから…キセキと声を繋ぐために協力してくれ…そんな雰囲気で来るだけだ…。

学校とは冷たい場所でもある…。
友人がモテすぎるあまりに女子ども寄ってたかって…そちらばかり見てる…。

キセキはやはり俺の敵だ。
何だろうか?
この埋まらない差は…。

とうとう終了のチャイムが鳴って…。

学ランを着た、茶髪茶目長身色男―――キセキが俺の前へ接近する…。

「ほら、頑張って今日こそミルルを落とすんだ。
僕も協力する。
ほら、さあ」

この台詞…猛烈に腹が立つ。
コイツは俺を弄んで楽しむ悪友にしか映らない…。

『…』

俺は返事をしない。

そこへ鞄を持った…黒いオカッパ髪に低身長巨乳系女子―――マナナが教室の扉へ行き始める。

「マナナ、サヨナラ」

「キセキ、バイバイ」

俺はそちらを見てる。

マナナは俺を猛烈に睨んでる。
ずっと扉の前で止まってる。

「どうしたんだ?
マナナ?
何か用事があるのか?
君はそんなとこで立って…」

「はあ…」

マナナは溜息を吐いた。
床を見てる。

「君がタリアを睨むのはいつものことだし・・・。
僕に用事があるんだろ?
分かった、宿題が分からないんだろ?
僕も塾だが…。
まあ、明日…教えても良い。
君も強情だ、まあ、僕を頼っても良いだろう」

キセキは金曜日に言ったことと似たことを言ってる。
どうせ下心があるに決まってる…。
なんせ借りた小説の題名も”ハーレム全開物語”だった…。

「はあ〜…」

マナナは動かず床を死んだ目で見つめてる…。

今の台詞ですら…俺に話しかけてはない・・・。
やはり、このまま帰られる運命なのか。

俺も死んだ目でマナナを見てる。
俺は本当に教室でモテないらしい…。

「そんなことで悩んでないで…。
まあ。
塾まで少しだけ時間がある。
教えても良い。
相当悩んでる問題なのか?
そう言えば…赤点はどうなんたんだ?
マナナ、進級は大丈夫か?」

俺もその話…一昨日に知った。
キセキの方が先に知ってた雰囲気だ。

「まあ…何とか…」

マナナが溜息ついてる…困った顔だ。

「そうか。
それならよかった、無理するなよ。
君のことが僕は心配だ。
幼馴染としてだ」

それは俺も同感だ。
このままレズで大丈夫なのか…猛烈に身は案じてる。
幼馴染としてだ。

「はあ…。
タリア、ちょっと来てくれるかしら?」

『え?』

「マナナがタリアに用事なのは本当に珍しい。
君、殴られるかもな、タリア」

『ああ、そうだな…』

俺は席から鞄を持って立った。
当たり前だが心は浮き足だ。

「まあ。
君はマナナに嫌われる運命にあるらしい…。
マナナはタリアを睨んでる・・・。
僕の勘では君は殴られる。
用心しとけよ、タリア」

キセキが俺に助言をする。

俺はマナナのいる…教室の扉前に行った。
しかし…マナナは俺を捨ててスタスタ歩いてる。

『マナナ、何の用事だ?』

「はあ…」

マナナは返事がない…。
溜息が出てる。

マナナの隣に行ったが…。
マナナは一切、こちらは見ない。

『…』

俺もつられて黙り込む。
しかし…今日、出来るのか?
いったい、どこでするのか?

そんなことを考えている…。

マナナは静かだ。
階段を下り…靴箱の前ですら…俺に視線はない。
俺だけ黙って付いていってる。
もう下心、ありまくりなのが…分かりまくりだ。

『マナナ、どこへ行くんだ?』

「裏庭まで。
でもやっぱり…はあ…」

この後ろ、勘では分かる。

『…』

「私には無理かも。
はあ・・・」

俺の隣で盛大に溜息ついてる。

「ああ、私はどうしたら…。
はあ…」

『悩み事があるなら、裏庭で聞いてやる』

「はあ…。
でも…」

俺が…元の姿で男になってる時に…マナナと普通に会話するのって…もう何年振りだろうか。
その域だ。
これがまさか…初めてなのだろうか?
そんなことはないと思うが…そんな記憶が見当たらないのは…何故だろうか?

『…大変なのは察する。
まあ、きっと俺に聞くぐらいだ。
重い悩みなんだろう。
ココでは言いにくいはずだ』

俺には下心しかない。
マナナはやはり逃げ腰らしい。

「あ。
やっぱり忘れてタリア…。
でも…。
はあ…」

『…』

「私はどうすれば…」

俺はどうすれば。

『とにかくここではあれだ。
裏庭へ行こう』

「でも…」

『先に行くから、あとから来い』

「え…。
やっぱり…。
その話は…。
これで…」

何か言いかけてる。

俺は裏庭へ進む道へ歩いた。
マナナを振り返れば…嫌そうについて来てる。
首を項垂れ、地面を見詰め…下を向いてる。
今にも、逃げそうな雰囲気が流れてる。
まるでお葬式のようにオーラ−が暗い。
顔は横道に剃れてる…。

裏庭まで誘導するのも大変すぎる…。
俺は先に裏庭へ行った。
後ろのマナナを見ながら。

マナナは裏庭の近くまで来て…。
途中で背中を向けて歩き出した…。
反対方向へ。

『マナナ。
お前の役目、俺は聞いた』

もう、逃げられるの確定したから。
何とか話を繋ぐことにした。

「え…。
何の話?」

マナナは猛烈に嫌そうな顔でこちらを振り返った。
マナナの肩揃えな黒髪が円状に揺れた。

『こちらに来たら。
言う。
ココでは言えない』

民家がある。
無理だ。
というか…続き考えてなかった。

「…」

『先に待つから来い。
お前も頑張れ、巫女様のために』

「え?」

マナナはパチクリとした。

コイツには巫女様の単語しか効かない。
そうだろうと…感じたからだ。
どう言い逃れすべきか?

『ふられたくないんだろ?
頑張れよ、応援してる』

「…」

マナナは溜息を吐いた…。

それから死んだような黒い瞳で…マナナは裏庭へ足を伸ばした。

俺はどう言い訳すればいいのか?
何故、マナナが巫女様と付き合ってるのを知ってるのか…。
その理由や…。
それから…もう頭が停止はしてる。
下心に負けて…失言が出た…。

☆☆☆


☆☆☆


「裏庭に来たわ。
アンタ、何故…私と巫女様のことを知ってる訳?」

マナナは恐喝するかのように怒り狂ってる。
背中へ手を廻し、腰を反らし…水色セーラから盛り上がる巨乳を突き出して威嚇してる。

「それから…。
ふられたくないからってことは…。
私が巫女様から命令されたことについて、アンタ…まさか知ってる訳?
理由次第ではただではおかないから」

マナナは恐ろしい黒い眼差しで、俺を睨んでる…。

「巫女様は…。
秘密がバレたら処刑だって言ってたわ。
アンタがそれをバラスなら…私は…ここでボコまくらなきゃならない。
黙れるわよね?
クラスでは…」

壮絶に怒ってるらしい・・・ポッテリした赤い唇が横へ引き攣ってる。

これは予想外だった。
俺の方がちょっと引いてるかもしれない。
全然、甘い空気とかではない。
空気が冷たく張りつめてる…。

『ああ。
黙る』

「そう…。
それならいいわ。
じゃ、用は済んだから…。
私はこれで」

マナナはそこで俺に背を向けて去ろうとした。

『えっと。
マナナ。
おまえが巫女様と約束したこと、俺は知ってる』

マナナはそこで鬼の形相になって俺へギロリと睨み付けた。

「どうして知ってる訳?
アンタが」

ここまでの会話…。
やはり…俺の名前すら呼ばれてはない。
俺にはもうこの役目は重いかもしれない…。

『巫女様から俺は頼まれてる。
夢を通じて頼まれてる。
そう言うことだ』

「嘘でしょ?」

マナナは思いっきり嫌そうな顔だ。

『本当だ。
巫女様には不思議な能力があるらしい。
まあ、俺もそう言う理由なら良いかもしれない。
俺は女体には興味ありまくる』

「そんな…こと…」

マナナは脱力したように地に座り込んだ。
マナナのオカッパ髪がフワアと宙へ一瞬、舞い…下へ落ち着いた。

俺もハッキリ下心言い過ぎた。
ストレートすぎた…。
もう少し…頭使う時間も欲しかった…。

『まあ、大丈夫だ。
慣れたら。
ちゃんとゴムなら買ってきた』

「お願い。
嫌なの。
巫女様にはもうしたということで…。
嘘吐いといて、一生のお願い。
他のことなら何でもするから」

『なんでもするって言い過ぎじゃないか?
巫女様も怒ってた。
私のために…殺人と自殺以外の命令に従うと言ってたのに…。
従順ではないと…』

「なんでその約束をアンタが…。
まさか、本気で夢の信託で。
巫女様もどうしてそんな趣味の悪いことを」

マナナは顔を手で覆って、泣き出した。
ここまで嫌らしい。

『慣れれば大丈夫だ。
目を瞑れば良い』

「そんなこと」

『何かあったらまあ、責任はとってやるから。
やらせてくれ』

「お願い、嫌なの。
理解して」

マナナは震えてる。
やはり無理かもしれない…。

『まあ、少しずつでも良い。
今日はキスぐらいでも別に…』

「それすらあり得ない。
巫女様に嘘は吐けないの?」

もうマナナは泣きじゃくった子供状態だ。

「どうして私は巫女様がこんなに好きなんだろ…。
それなのにどうして巫女様はここまで私を苦しめるんだろう…」

ボタボタ泣いてる。

ちょっと不憫にも感じては来る。

『慣れたら、大丈夫』

「いや。
絶対」

迷ったが、もう悪いが…押し倒してみた。
マナナはビックリした顔だ。

「お願い、今日は…」

『大丈夫、慣れれば。
きっと』

「…」

マナナは泣いてる。
俺も困ってる。

そこでいったん、止まった。
マナナは肉感的で良い。
やっぱりノーマルの方が抱き締めてる時に暖かい。
そう感じる。

押し倒したまま。
マナナに抱き付いて。

もうこれでも良いのかと言う気さえする。
あまりすれば犯罪でもある。
牢獄に入れられる。

マナナは泣いてる。

マナナは必死で俺から逃げようとする。
俺は抱き締めて泣き止むのを待ってる。

ここら辺で沈黙は続いた…。

『マナナ。
おまえ、レズなんだろ?』

「え?
どうしてそれを」

『本気でそのままでいいのか?
巫女様は18歳から先は男になる。
そう言う宿命だ』

「え…。
あの話は本当なの?」

少しだけマナナは反抗を止めた。

『俺がお前のレズを治す役目として巫女様から抜擢された。
お前には俺レベルの人間で慣れた方が良いだろう。
そういう判断だ』

「そんなこと…。
でも」

『大丈夫、死なない』

だんだん、希望の星が見えるにつれてまた下心が出てる。
どこまでも根性で説得をする。

『おまえは昨日も今日も巫女様と約束をしたはずだ。
本気で巫女様が好きなら従うべきだ。
俺もそう感じてる』

「え…でも…。
そんなこと」

『まず、キスだ。
ほら』

マナナは反対側向いてる。
俺はここは勝手にしてみた。
マナナは嫌がってる顔だ。

あまりすればダメかもしれない…。
やっぱり捕まる。

ココが諦め時か?
キスは柔らかい、軽いキスだ。

『ほら、どうだ?』

「…」

マナナは沈黙してる。
溜息吐いた。

「慣れなきゃダメなの…。
そんな…」

『キスどうだ?』

「はあ…」

そこまで悪くもなかったらしい。
そう言う意味じゃないかと思いたいが…。

『慣れるために今日全部していいか?』

下心しかない。
許可が欲しい。

「でも…そんな・・」

『巫女様もそれを喜ぶ。
俺で慣れてから巫女様、18歳以後はおまえが行けば良い。
巫女様もそれを望んでる』

「そんなこと…」

『大丈夫だ、慣れればきっと。
今日も巫女様はおまえを見張ってる』

「そんなわけ…」

『巫女様には不思議な能力がある。
お前も感じてるはずだ、マナナ』

「…」

恐ろしいことにここまでの台詞・・・。
一度も俺の名前は呼ばれてない。

『おまえのガンバリに巫女様は期待してる。
おまえも巫女様のために命を張って頑張れ』

「…巫女様のために」

マナナの顔が…引き攣った。

『慣れるんだ。
マナナ』

「そんなこと…」

マナナの目の下が…盛り上がってる・・。
嫌だと言うことか?

『今日全部する、承諾しろ。
俺も犯罪になるのもこまる。
巫女様から頼まれてる。
お前もウンとだけ言え』

「そんなこと…でも…」

『うんと言えて出来れば…。
あとで巫女様から褒美がもらえるかもしれない。
巫女様はきっとおまえに優しくなる』

「本当なの?
それは…」

『約束する。
俺からも頼んでやる、ウンとだけ言え』

誘導するの大変すぎる…。
もう期待値が上がりまくってるのに…。

「そんなでも…」

『マナナなら出来る。
ウンと言うんだ』

「でも。
うーんと」

『それはウンじゃない。
良いだろ?もう』

「目はつぶるから勝手に終えてよ。
ゴム付け忘れたら殺す」

諦めたらしい。
やっとできる。

やっとやらせてもらうことにした。

☆☆☆


俺はマナナを裏庭の地面に押し倒してる…。
裏庭でも誰も見えにくい死角にはいる。
早めに終わらせたい。
マナナにキスしてみた。
深いキスだ。
マナナの舌は動こうともしてないが俺は動かす。
マナナの乳房を…セーラーの下から手を入れて…ブラジャーは下にずらし…。
揉む。

昨日もしてる、同じ手順になる。
マナナは瞼を瞑り、口を閉ざし…。
終わるのを待ってる雰囲気だ。
俺は水色セーラー服の下へ顔をうずめ…。
白いブラジャーからはみ出た乳首を舐めて吸ってみた。

やっぱりノーマルの方が…俺の背中が広い分、マナナが余計に女性らしく感じる。
乳首をすする。
マナナは…動こうともしない。
でも乳首は立ってる。
絶対、感じてる。

そこから…水色スカートを捲って、手を差し入れ…その下にある赤い水玉パンツの隙間から掌を乱入した。
女性器へじかに触った、物凄く濡れてる。
マナナは感じてる。
その癖に強情だ。

マナナの頬にキスした。

「お願い、早めに終えて」

『今、誰とヤッテル?』

俺は興奮しながら耳元で言ってみる。
機嫌がとてもいい。

「タリアでしょ、どうでもいいから早く終わらせて。
私は巫女様に会いに行くの」

俺は機嫌よくマナナの胸を手で揉んでる。
これは良い。

俺は…そこへ…自分のペニスを挟んでみた。
ああ、これがしてみたかった。
今しか出来ない…パイズリだ。

これも割りとキモチイイ…。
マナナは目を瞑ってるから…何されてるのか…。
理解してないらしい…。

水色セーラー服を上にあげたまま。
白いブラは上へまくって…その間にペニスを入れてしこってる。
ちょっと幸せだ。

フェラも捨てがたいが…まあ、明日でも良いかもしれない。
マナナは早く終われと言う雰囲気で…目を瞑って口は閉じてる…。
あまりすれば明日逃げられそうだ。
俺はポケットにあった。
ゴムだけ付けて…。
上から…唾液も付けといて・・。
マナナは濡れてるし…もう、いいかと…何も聞かずに…。
マナナのパンツを脱がしにかかった。

マナナの顔は引き攣ってる。
目は閉じてる。
口も閉ざされてる…。
早く終われよと…暗黙のオーラがある。
まあ、良いだろう。
手で摩って、そこからゆっくり入れてみた。
ペニスバンドとは違う。
これがしたかった。
今日はレズプレイでは出来ないことが出来た。
正上位だ。

マナナは呻いたような顔だ。
マナナにキスしてみた。
舌も入れた…今度は感じてるのか…マナナの舌も…少し動いてる。
マナナの乳首が立ちまくってる。
マナナの胸を揉んだ。
本当に予想外に大人しい…。
もっと抵抗するのかと思った。
死んだマグロになってるマナナは。
早く終われと言うオーラだ。

まあ、良いかもしれない。
俺はマナナの上に乗って…腰を動かした。

マナナには分かるだろう、目を瞑ってても…。
乗ってるのが…男だと…。
俺の肩幅の方が遥かにある。
見たくなくても分かるだろう…。

マナナは顔が赤い。
感じてるらしい。
キモチイイ。

そんな感じでいろいろ動かした。
マナナは本当に死んだ人形のように大人しかった。
協力しようと言うそんな雰囲気はなかった。
それでもまあ、出来た。

終わった後はまあ、スッキリはした。

マナナは顔は真っ赤で乳首は尖り、あそこは濡れまくってる…。
声も出さなくて裏庭だから良かった。

最後まで目を閉じてた。

『終わったから…目を開けろ、マナナ』

「え?」

まあ、最後に嫌がらせとして。
マナナには俺のペニスなら見せてやった。

『ほら、掃除をしろ…ゴム取ったから』

生のフェラに興味もあった。

マナナは猛烈に嫌な顔だ。
水色セーラーを上に捲り…乳房を見せて…乳首を尖らせたまま。

『これぐらい、男の体におまえも慣れろ、マナナ。
ほら、舐めろ』

「…」

マナナに促すように…女性器を摩れば…濡れまくってる。
感じたのか…仕方なしの表情でマナナは俺のペニスを舐めて咥えた。

やはり感じてたらしい。
そうだろう…マナナは結構敏感だ。
昨日、一昨日もそう感じた。
欲望に弱いはずだ。

マナナは困った顔で舐めてる。
怒ってない。
繋がってる時、気持ち良かったのか…。

しかしマナナは暫くして、しかめ顔になり…唇を離して…。
俺から首を回して違うところを見た。
認めたくないらしい、自分が男の体で感じてる事実を。

まあ、機嫌は良い。

『ほら、ミサだろ。
明日もよろしく』

俺はまあ、全部終わって機嫌良しだ。

「…」

マナナは全く話さず、服装の乱れを整え、パンツを履いてる。
顔だけ感じた後の余韻か赤い。
マナナは感じやすい体質だ、ココは良かった。
調教のし甲斐がある。
レズで不感症ならもう終わってた、マナナは…俺にマナナは救えなかった。
一生、レズ街道まっしぐらの可能性もある…。

しかし、マナナは性に旺盛で敏感だ、俺が女の時は…ビックリするレベルでエロに誘ってきた。
ココがマナナの弱点でもある、なんか…快楽に弱そうな雰囲気がする…。
どうしてなのか…そんな気がしてたまらない…。
する前とした後で…マナナが態度豹変してるからかもしれない…。
エッチが終わった後に怒ってこない…。

俺も服装の乱れは治した、鞄も持った。

『じゃ、俺は帰る。
お前も気を付けて。
マナナ、ミサに行けよ。
きっと巫女様もお喜びだ』

「…」

マナナは地面を見て…ガクリと項垂れてる。
ここらへん、何故か可愛い女にも見えてくる。

俺はちょっとマナナは心配だが…。
先にミサへ向かうことにした。
それにしてもやっぱりノーマルが良いとわかった。
もっとノーマルを俺は極めたい。

機嫌は最高に良いかもしれない。

☆☆☆

今日もミサの時間だ。

時刻が6時30分に近い。
俺はターシャ泉半径1km辺りから女体化が始める。
学ランもブカブカだ。
それから数メートル歩けば…ターシャ泉の東…関係者以外立ち入り禁止区域へ行き、赤いテントに入る。
赤いテントにはいる時は…首から掛かった鍵付きネックレスで…ドアを開ける。
ドアを開ければ…クローゼットがある…。
鏡も一応、ある…ここで着替える。
前はよく、ココで自分の女体を見てた。
日々、成長はしてたが…何と言うか…ミロのビーナスにはなってる・・。
しかし…何だろう?
俺は女の時、生理の経験はない、この姿…不完全変体なのかもしれない…。

クローゼットには白いドレスとベールあとは頭にするモチーフの草輪などがある…。
要するに神話の中に存在する人間に似た服装だ。
鍵付きネックレスは持ってきてる。

今日は…黄色い光だ…。
後光がオレンジにも近い。

スッキリした良い気分だ。

着替えを終えたら、その赤いテントから出て…。
それから…鍵はしとく…。

この赤いテントは…まあ、俺しか使ってない…。
6畳ぐらいかもしれない、ここに手洗い場はない…。

そこから外に出れば…昨日の台風で、泉の周囲の木が倒れてるのもある・・。
凄い台風だったらしい。
泉の水嵩はまだ高い。

泉に渡る関係者以外立ち入り禁止の白い橋を歩く。
向こう岸まで…500mはあるだろう…。
けっこう大きな泉だ、ターシャ泉は。

この先を越えれば…青いテントがある。
ターシャ泉、俺の職場だ。

少し手前に”ターシャ泉、妖精のミサ前”と言うバス停まであるらしい。
大昔からこの場所にテントがある。

そこに…マナナも来ていた。
まあ、来るとは予想してた。
マナナは黒いオカッパ頭を地面へ向けて、項垂れてる…とても元気がなさそうだ。
全身から覇気がない。
俺に近寄ってこない。
心痛は察するが、これは試練だ。

しかし、今日はよく頑張った。
褒めてやるべきだろう。

『マナナ』

「巫女様…私は…」

マナナは可哀そうに泣きそうな顔だ。
黒い瞳は涙で濡れて、上目がちだ。

俺はマナナの近くへ行った。
マナナは俺の顔を見ない…。
よほど落胆してる様子だ。

『貴女は私のためによく頑張りました。
私は貴女の愛を認め、貴女を前以上に優遇します。
これからもよろしくね』

「巫女様…。
明日もなんですか?
あのお勤め…」

『貴女なら出来る、私は貴女…前以上に気に入ってる。
…』

「それは…」

俺はマナナの肩揃えな髪を撫でて、赤いポッテリした唇へキスしてやった。
ちょっと激しいキスにもなった、マナナも怯えてるみたいだが…応じてくれてる。

俺はマナナを抱き締めた。
巨乳が肌へ密着して、やわらかい。

『ありがとう。
貴女は凄い試練に乗り越えました。
感激してます、貴女の深い愛に』


「巫女様…」

『きっと貴女は幸せになれるはずです。
そう願います』

「巫女様…」

泣きじゃくってるマナナの小さな背中を、俺は叩いてやった。
マナナの水色セーラ服は震えてる。




小説目次






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