アナタノコトガスキデス

萌え妄想のまま走るいろいろ創作小説の予定。苦情無断転載禁止。

ター シャ泉の巫女J



「おいしい、巫女様から貰うハンバーグはもう格別。
私、うれしい」

まあ、機嫌は良いかもしれない。

あとはノーマルプレイさえできればもう最高だ。
なぜ、レズなのか??

やはり…本気で…マナナに命令して…。
俺が犯させてもらうしか…やれる方法はないのかと…。
食べてる間もそんなことばかりだ。

今、俺をまとう光はピンクになってる。

「巫女様って…本当にいろいろな色に変わってるよね。
後光が。
海の生物みたい。
異世界はこんな人ばかりなの?
あ。
これ、聞くと…だめなんだね。
企業機密でバレルと処刑させるんだよね、ごめん。
巫女様」

マナナは俺の光をぼんやり見てる。
まるでイルミネーションを見詰めるように…。

『…』

☆☆☆

勉強と夕飯が終われば。
台風だ、今日は営業もないに決まってる。
もちろん、女体を触りまくる。

水色セーラー服のマナナへ…もう頭を擦り付けて甘えまくる。
セーラー服から揉んで揉んで揉みまくる。

「ちょっと。
ああ、巫女様。
そんなに激しく…」

ココは俺のメンタルサロンだ。
女体がある。
ヤリまくる。
甘えまくる。

この乳、弾力がある、はち切れんばかりだ。
本当に良い乳だ。

俺はもう顔をこすりつけまくる。
服をまくれば…ブラジャー落とせば。
もう、顔にこすりまくる。
念願の女体がそこにある。
これは良い。

パイずりが出来そうだ。
ここで寝るのも良いかもしれない。
揉んで揉む。

「巫女様。
そんなえと…私も」

触られるより、水色セーラーを上げて誘うそんな映像が良い。

「巫女様、ちょっと…」

ノーマルプレイが良いに決まってる。

外は台風だ。
今日もミサだ。
きっと、来ない。
それがいい。
来そうになれば…止めれば良いが。
今日は営業停止の看板をしといた。
俺がココにいればそれだけでミサと言うのが本当だ。
俺はここで村の守り人にはなってる。

ああ、ペニスバンドしても満たされない。
レイプでも良い。
やってみたい、ノーマルプレイ。

俺はだんだんピンクの光だ。

マナナには命令してる。

『私をアナタの一番ムサイと感じる醜い男と思いなさい。
そして、そいつに抱かれてると思いなさい。
私は男性に性転換する手術を本気でする気です。
ムサイ男になる気です。
貴女は一番、ムサイと感じる醜い男の顔を思い浮かばなさい』

「またなの?巫女様…そんな…」

マナナは困り果てた顔だ。
オカッパ髪が情事のあとで、乱れてアホ毛が出てる…それがまた艶っぽくもある。

さっきよりはマナナは…困った感じだが…。
ペニスバンドにフェラが出来てる。

「巫女様、まさか…本気でアイツに憑依する気なの?
そんなことはさすがにいくら巫女様でも。
巫女様、そんなムサイ男になりたいの?
何でよりによってあんなムサイ醜い男と思って、私はこんなことを…」

マナナは困り果てた感じで。
ペニスバンドから口を離して、俺へ訴えてる。
俺は悪いがノーマルプレイがしたくてたまらない。
ノーマルが良いに決まってる。

やってみて余計に思っただけだ。
どうせ同じクラスにいる、ノーマルが出来れば最高だ。
当たり前だろう。
レズは俺は萌えない…中出しがいい。
さすがに中出しは今、ダメだろうが…。
普通にノーマルがしたい。

『私はノーマルプレイに憧れてます。
これをあなたの一番醜くムサイ男と思いなさい。
ムサイ男…それこそ私がなりたい姿です』

「そんな…でも…まさか…あんな醜くムサイのは…。
せめて女装でも似合いそうな線の細い人ならまだ許せるものを…」

マナナは震えて嫌がってる。
本気でレズならしい…。
しかしまだ女装が似合う人間なら許せる…これがマナナの基準らしい。
キセキ…ヤツも舐められてる。
確かに…ホスト系だ、ジャニーズ系か?
あまり…キセキの女装姿は見たくないに決まってる。

俺は想像しかけてゲンナリだ。

『さあ、早く私が好きなら出来るはずです』

「そんなあんな奴だけは生理的に…無理で…」

さっきも同じことを言われたが。
さっきよりは怒ってない。

『ほら、さあ…』

マナナはきつく目を瞑って渋々という雰囲気でペニスバンドにフェラしてる。
こんな感じらしい。

『もっと、ほら…。
そのムサク醜い男を想像して激しくしてみなさい』

この苛め、猛烈に興奮する。
精神的に。

「…」

マナナは眉を潜めて困り果てた顔だ。
それから顔を真っ赤にして…咥えて動かしてる。
俺は座ってる。
マナナの黒いオカッパ髪だけが…上から見える。

顔が見えない…。
俺は寝転んでみた…首だけ上げて、見詰めてみた…。

マナナは…本気で嫌がって泣きそうな顔だ。

一度、マナナを離すために…。
マナナのデコを押した。

「巫女様、許してくれるの?
もうあんな奴に憧れないで。
あんな奴になんてなろうと思わないで。
そのままがいいのに」

『私のことはソイツだと思いなさい。
今からこのペニスバンドでソイツが貴女を犯します。
そう思ってみなさい。
私はムサイ醜い男になって…貴女を犯し倒したいです』

「そんなこと…さっきもだけど…。
またなの?
巫女様…」

『従いなさい。
出来るはずです、一度できたのだから』

「巫女様、そんな…。
まさか…本気で…ヤツに乗り移る気じゃ」

『私にそんな能力があるとすれば、それもいいかもしれませんね…。
まあ、そのムサイ醜い男と思いなさい。
これからは私とエッチするときは。
私はムサイ醜い男になってみたいので…』

「巫女様…ええ…」

『分かったなら、そこに手をついて…尻を上げなさい。
四つん這いになるのです。
ほら…』

マナナは困った感じで…。

床に手をついて尻を上げた。

手を女性器へ持っていく。
それから片手で…乳房を揉みまくる。

どう見ても女体だ。

それから四つん這いになってるマナナにキスしてみる…俺が上から被さったまま。

キスは一回離してマナナの顔を見る…。
困った顔だ。

「巫女様…」

マナナの顔が赤い。
俺の顔が見えて…勘違いしてる、妖精の女だと…。

『今、そのムサク醜い男がいると思って、私へキスをしてみなさい』

「え…またなの?
どうしてよりによって、アイツ」

一緒にいる時、全く俺の名前すら呼ばない。
そうとう嫌悪感があるらしい。
キセキの名前はよく出るのにだ。
本当に容姿でしか判断しない最悪の性格の女だ。
最低だが…。

まあ、苛め倒す。

『ほら、出来るでしょう?
ソイツだと思ってみなさい。
ソイツの名前はなんというの?
あなた、一度も私に教えてないけど…』

「そんな奴の名前なんて出すのも無理で。
巫女様、お願い…ヤツはやめて」

『約束したはずです。
何でも良いなりになると』

「巫女様…」

マナナはきつく目を瞑って、俺を見て…顔をひきつった。

「タリア。
猛烈に不細工です、無理です。
許してください。
巫女様」

この顔は毎日、昔からよく見てる表情でもある。

まあ、苛めがいのある女だ。
罰を与えたくはなる。


『ソイツだと思って、ほらしてみなさい・・・。

わたしはそんな男になろうかと思ってます。
ほら、タリアだと思ってごらんなさい…』

マナナはとうとう俺と反対側を向いた。

よほど、イヤらしい。
これもまた、躾甲斐はある。

『ほら、あなたの私への愛はその程度なの?
出来るでしょ?

マナナ』

マナナは仕方なしって雰囲気で…。
猛烈に嫌そうな顔で目は閉じて俺にキスして…。
それから逃げたいような顔だ。

「巫女様、もう良いでしょ?
どうしてそんな悪趣味なプレイしかなさらないの?
あんな奴なんて無理なのに…」

『ヤツに憑依して犯してみるの…いいかもね』

「えええ?
無理ですよね?
否定してください」

マナナは顔が思い切り引き攣った。

『それぐらいの気でほら…貴女の中に今、入れてみるわ』

俺はペニスバンドを入れてみた。
昼したから濡れてる。
入りやすい。
マナナは尻を上げたまま四つん這い。
俺はその上からペニスバンドで繋がって、四つん這い。
俺はマナナの背中に自分の乳房を密着させ…マナナの顔隣へ自分の顔を持っていき…マナナの表情は確認する。

『これもその男だと思いなさい。
本気で憑依するの良いかもね…』

「巫女様、否定してください。
お願いです、これはふりプレイなんでしょ?
ムサイ醜い男になんて…。
巫女様、ダメです…今で…」

『マナナ。
タリアが入ってると思ってみなさい。
ほら?』

俺の名前が出ただけで…マナナは猛烈に嫌そうな顔だ。
顔が引き攣りまくってる。
今、ペニスバンドは入ってるが。

『…』

黙って動いてみた。

あまり俺の声が出るよりも…その方がらしいだろう。
俺の声は今、女声だからだ。

マナナはもう困り果てた顔だ。

『ノーマルプレイ…。
良いかもね…。
あの男の体で私、やってみたいかもね』

「巫女様…それは
…」

嫌がってる顔なのに…乳首は立ってる。

マナナの女性器へ手を当てに行けば…もう濡れてる。

本気で…ノーマルで犯したいかも知れない…。

今、俺はピンクや紫へと光ったり忙しい…。

マナナは喘いでる…。

さっきは喘いですらいなかったのに…。
さっきよりは手ごたえがある。

『ああ、本当にムサイ醜い男の体になって…貴女を犯せたら…。
まるでAVのように…。
ああ…』

俺は喘いでみる…。

マナナは少し感じてるのか…喘ぎが大きくなる。

「そんなでも…よりによって、タリアはちょっと…」

『もっと狂いなさい。
ほら…』

俺は嬉しいかもしれない。
と言うか今回、初めて名前呼ばれてる。
期待値が上がる。

今、ピンク一色の光になってる。

☆☆☆

事が終わった。
マナナは喘ぎ疲れたのがぐったりしてる。
布団で裸で横になってる。

俺も横にいる。

「巫女様…どうしてそんなまた…鬼畜プレイばかりしか…」

『マナナ、良い子ね。
黙ってるのよ』

「…」

マナナは下布団へ顔をうずめてる。
俺は考える時間が欲しいかもしれない。

この任務、予想以上に大変すぎる。
マナナはやっぱりこのまま一生、真性レズの可能性が高すぎる。
そんなふうに感じた。
人の性癖は変えられたものではない。
俺には救えないのかもしれない。
そんな気がし始めた。

誠心誠意に根性を出して、調教したつもりだが…。
この調子で行けば、真性レズ街道まっしぐらな気がして…仕方ない。


「巫女様、私は巫女様と一緒に繋がりたいだけなのに。
そんななんで寄りにも寄ってあんなやつ…タリアなんて。
趣味が最悪すぎで…。
もう…どうして…」

俺の横でマナナはグッタリした顔で・・・失望の表情でもある。

『しばらく黙りなさい。
1時間は布団で』

「え?」

『考える時間が必要です。
貴女を救うのが私の役目ですから』

「救う?
何の話ですか?
私は…別に何も」

『1時間で良い。
だまりなさい』

「…」

無理かもしれない。
もっと簡単だと思ってた。
俺はここでマナナの女体だけ味わって…俺が18歳で任務を下ろされた後は…。
マナナは真性レズ道まっしぐらなのかもしれない…。
予想以上にボロが出て来てる…マナナからだ。

俺はまあ、マナナには女体を味あわせてくれてる恩はある、返そうかとも思ってる。
これはちょっと酷くないか?
どこで道を間違えたんだ、この女は…。
保健体育で習わなくても…普通にそうなる筈だろ?
もう駄目なのかもしれない…この役目、物凄く大変かもしれない…。

最近…TVで、俺の理解できない衝撃的番組が流れてた。
何不自由ない暮らしで温厚な生活を送っていた人間が…結婚してから、浮気をして…。
それも同性と一緒に蒸発して、最終的には…婚姻を解消し…。
その後は…アブノーマル街道を突き進む話だ。
番組の途中で…頭痛が発生したから、俺は…もう勉強するために部屋に行くことに決めた。

リビングで、母親が

||「最近、こんな変なのが増えてるのよね?
笑えないわ?
気持ち悪いわ?
ねえ、アナタ・・。
人間が作り出したプラスチックや…その他諸々に環境ホルモンが含まれていて・・海の生物、貝なども半陰陽で、両性具有が増えてるとは聞くけど…。
理解しがたいわ?
昔からいたのかしら?
私が学生時代から…最近、多いって聞くけど・…何故かしら?
私はこんなNEWSを聞けば…ゾクゾクって寒気立つのよ。
ウエエってなるんだけど、アナタはどうなの?
男性にその気なんてあるの?」||

と視線を父へ送っていた。
父は無言のまま、盛大に首を横に振っていた。

俺も父も母も、我が家は全員…3人ともノーマルらしい。
理解しがたいが…マナナは変人らしい、どうするべきなのか…。
最近、多いとは聞く・・差別しては、駄目なことも…理解してる。
しかし…。


『マナナ。
私は貴女を試します』

「え?
これ以上、何を?
巫女様」

『私が好きなら貴女は自殺、他殺以外ならなんでも従う。
そう言ったはずです』

「はい」

『明日、その醜いむさい男を誘ってきなさい』

「え?」

マナナは本気で泣きそうな顔だ。

『私は来年18歳にはこの任務は下ります。
貴女が18歳までソイツと関係を持てたら…。
そしたら私は、貴女と18歳以後も…続けてもいいでしょう』

「ええ?
誘うって意味が分からなくて。
え?」

『大丈夫、減るものでもありません。
行きなさい、ほら』

「巫女様が好きなんです。
ヤツは無理に決まってます。
お願いです。
そんなこといわないで」

『明日から行きなさい。
連日ミサの前に関係を続けなさい』

猛烈に下心しかない。
今、ピンクの光だ。
俺はやっぱりノーマルだ、レズなんて楽しくない。

「巫女様。
そんなこと…。
どうして?
巫女様はどうして私を苦しめるの?
そんなこと…」

『大丈夫です。
信じてます、貴女の愛を』

「それだけは…こんなに巫女様が大好きなのに。
何故そんなムサイ醜い男となんてヤッテ来いなんて。
命令があんまりです。
いくらなんでも嫌すぎます」

『私は自分の秘密を暴露すれば処刑される運命です。
それでもなお、貴女がその難問をクリアー出来れば…。
私は18歳以後も貴女と続けても良いでしょう。
私にもリスクはあります・・』

「しかし…何故、アイツなんですか?
無理です。
止めてください。
私を困らせるのは…巫女様」

『貴女は私を崇拝してた癖に結局、その程度なんですね。
命を張れないのですか?』

「嫌です。
なんでヤツと…。
そんなこと…。
大体、一歩間違えれば私に子供がヤツの。
猛烈におぞましい。
お願いです。
試すならミルルにしてください。
ミルルを明日誘惑してきます」

『それは意味がないですね。
私は18歳、以後は性転換する気ですから。
まあ、子供が出来たら…私が制裁なら食らわせましょう。
神の力を持ってして。
とにかく貴女は男を知るべきです。
そんな気がして仕方ありません』

「そんなこと…。
最初に知るのは性転換した後の…巫女様で良いです。
よりによって、ヤツは無理無理です。
まだ、キセキの方が、それでもおぞましい」

『大丈夫です。
きっと。
ほら、私を思うなら…明日、行きなさい。
放課後でも』

「絶対、嫌です。
なんでそんな…私を困らせてばかり…今日の泊まりはそんなつもりで遊びに来たわけじゃ…。
私は…そんなこと…。
だいたい、ヤツとは会話すら私、嫌がってしてません。
そのレベルなんです。
お願いです、巫女様…。
理解してください」

『…』

「巫女様が好きなんです。
そんな奴、無理に決まってます。
今日はどうしたんですか?
変なプレイばかりで…私を困らせて苛めないでください。
巫女様はSなんですか?
私は…絶対、嫌です…そんなこと」

『貴女なら出来るって信じてるわ。
まあ、その男…別に体だけで良いから落としてきなさい。
明日』

「当たり前です。
あんな奴と付き合うなんて気持ち悪くて無理すぎです。
私は巫女様と付き合ってます。
あまり私を困らせないでください。
そんな…」

マナナは怯えまくってる。
俺はマナナの肩ラインな黒髪を撫でてやった。

『出来るわ。
男の体を知りなさい。
そんな奴はポイ捨てレベルで構いません。
私が性転換するときの土台で良いです。
貴女なら出来ます。
ほら』

「巫女様…」

『無理な注文なのもそうですね…。
まあ、私にも死刑と言うリスクはあります。
クリアー出来れば、18歳以後も続けていいでしょう』

「巫女様…でも…。
巫女様は…そのまさかムサイ醜い男とわたしが…そんなことになった後も…。
つぎもまた、違う人間としろと命令して来たりしませんか?
私はこんなに巫女様が大好きなのに。
今、巫女様の人格を疑ってます。
何故そんなこと」

『次はまあ、命令しないわよ。
約束はするわ、そいつにしときなさい、性病なさそうだから』

「巫女様…イヤ。
どうして、そんな練習台に選ばれるのが寄りによって…。
もうグルグルで」

『やり捨てポイレベルで行ってきなさい。
きっと、それでいいわ』

「一回だけですよね?
それでももう無理すぎで」

『私が任期下ろされる18歳までは続けなさいよ』

「そんなこと…」

マナナは震えて落胆してる。
この会話…一度も俺の名前が出てない。
余程、嫌がってる…まあ、そうだろう。
俺はノーマルプレイが良いと思うが…。
マナナはどこで道を間違えてるのか?

ちょっと青紫の光でもある。

『もう寝るわよ…。
あのあと…今日はいっぱい、したわよね?
タリアになりきって。
まあ、出来るわよ、明日』

「巫女様…」

マナナは絶句してる。

『じゃ、部屋の電気…消して来るから』

俺は裸のまま部屋の電気は消した。
マナナは明日の目覚ましはもう携帯で登録したらしい。

「巫女様…」

『おやすみ、マナナ。
明日、頑張ってね』

「巫女様…おやすみなさい」

マナナの声が猛烈に低い。
何となしに逃げられる気配だ、明日は。
俺はノーマルプレイが良いのに…いつできるのか…。

ちょっと今、ピンク紫の光が体から差してる…。






朝、マナナの携帯のアラームが鳴る。
今日は月曜日…高校がある。

俺の携帯は持ってない話で繋げてる。
妖精が携帯なんて持ってたら俗世に染まってるも良いとこだ。

昨日はあれから…あんな感じの似たようなプレイが続いた。
余計にノーマルでしたいと…寝る時も思っただけだ。
今もそうだ…。
何としてでも…どんな手段を駆使しても…今日、出来れば良いなと、期待値が上がってる…。

「ふわぁ、朝か」

マナナは俺の隣…布団に入ってる。
俺も服は着てない。

起きてすぐに白いドレスを着る。
正装だ。

しかし…どうせ…またあとで赤いテントで学ランに着替えるだろう…。

「おはよう、巫女様」

『マナナ、おはよう』

俺は昨日から今日が楽しみに思ってる。
昨日の命令に従ってもらえるかと…今、ピンクの光で俺は覆われてる。

「巫女様…朝は…」

『机にある、菓子パンにしましょう』

マナナにはコンビニで大目に買ってもらえた、一昨日の夜。
昨日はまあ、レズプレイなら一日出来た。

今、黄色の光に俺は覆われてる…。

『その前にお手洗いに行くわ…』

「うん…」

一応、女子トイレで身だしなみはする、手洗いもする。
トイレの前に…飲水機もある…喉はうるわせる。

トイレに映る鏡で俺を見れば…黄色いオーラにまとわれたミロのビーナス誕生絵図そのものだ。
これを見ないと…時々、自分を見失う。
ボロが出そうになるからだ。
俺は泉の巫女、妖精だと…頭にたちつけてから…そこを出る…。

マナナも支度をしてる…。
水色セーラー服を着てる。
それから…。
お手洗いに続けていくみたいだ。

「私も行くね…」

『うん』

俺はその間に布団を押入れへ閉まってる…。

台風は去ったらしい、雨戸がカタカタ鳴ってない。
窓を開けて…外の空気を入れるために…雨戸を開ければ…。
日差しが差す。

泉は…一昨日見た時より…増水はしてる…。
しかし…大丈夫だったらしい。

昨日は、客が来なかったから、やりやすかった。
しかし…勝手に営業停止の看板を立ててたことが、親にバレると…少し痛いかもしれない…。
まあ、警報発令だった。
(休んでても仕方ない)と客がもしいれば…思ってもらえただろう。
お蔭で…楽しい思いは出来た、しかし…レズプレイと言うのだけが不満でもある。

ボンヤリ…窓の外の泉を見詰めていれば…。
マナナが帰って来たらしい。
乱れてた黒いオカッパ髪が・・整ってる。
水色セーラー服から突き出た胸へ視線が行った。

「巫女様」

背後から声が下から振り返った。
マナナは机の方にいる…。

マナナは自棄に遅かった。
どうも髪をセットしたり…薄く化粧までしてるらしい。
手洗い場で…メイクグッズを持って行ってた。

俺は何もしなくても大丈夫だ、常になんか…ミロのビーナスだ。

「本当に巫女様って何もしなくても綺麗ね。
羨ましいわ。
もういつ見ても美人…本物の妖精そのもの」

マナナはまた俺の容姿を褒めてる。

「それなのに…。
あんなこと…」

そこでマナナは下を向いてる。

『まあ。
期待してるわ。
貴女なら出来るはずよ』

「そんなこと…」

マナナは机に座ってる…・。
俺は窓付近から机の方へ行った。

『おいしそうな菓子パンね』

「巫女様…本気で私…今日、あんな奴と…。
まさか・・放課後…嘘ですよね」

マナナは固い顔で菓子パンを見詰めて沈黙してる。

『期待してるわ。
絶対命令よ。
出来るでしょ?』

「そんなことどうして…」

マナナは溜息を吐いてる。
この期に及んでやはり逃げたいらしい。

俺は今、ピンクのオーラに包まれてる。
とても期待してると言う意味だ。

『マナナなら出来るわよ、やり捨てポイの練習台だとでも思いなさい』

「そんな…あんな人間で?」

マナナは菓子パンを小さく食べてる。

『タリアね。貴女は放課後、タリアとやるの』

「ええ、タリアと…」

本気でマナナは固まってる。

「巫女様、どうしてそんなことを…。
私を苦しませることばかり…。
私はこんなに巫女様が大好きなのに。
巫女様は私のこと、愛してないのですか?
なんで巫女様は私の気持ちを分からないの…」

『これがクリアー出来たら、貴女への評価を上げてもいいわ。
約束するわ。
貴女以上に私を崇拝して…。
それからターシャ教のために特攻隊としての自殺、戦争としての他殺。
世界中にたくさんいるわ。
貴女は随分、甘いわね?
それレベルではね‥』

「そんなでも…」

『まあ。
ヤツだけで良いわ。
そこは約束するわ。
頑張って、タリアを今日、誘惑しなさい』

「お願いです。
それは・・」

『だまらっしゃい。
貴女に期待してるわ』

猛烈に濃ピンクの光に俺は覆われてる。
菓子パンも美味しいが…期待してると言う意味だ。

「ええ…。
そんな…」

マナナは困り果てた顔で、菓子パンが喉にすら通らない感じだ。

『出来るはずよ。
祈ってるわ、あなたの幸運を。
これが出来たら…貴女への評価を格段に上げる、約束する』

「巫女様…」

マナナの黒い瞳が潤んでる。

俺はマナナの頭を撫でた。

まあ、これぐらいは良い…。

それから、マナナに軽いキスと深いキス両方した。
マナナは嬉しそうに俺の乳房を揉んでる…。

俺もマナナの乳房を触りたくったが…。

もう学校だ、ココで止めた。

『まあ。
私をこれだけ愛してるあなたなら何でもできるはず。
期待してるわ』

「巫女様」

『私は…それでは去るから…。
あなたもそろそろ…この青いテントは出ましょう。
鍵をかけなければならないから…この場所に』

「巫女様…」

マナナは慌てて鞄を持った。
俺も鍵付きロッカーから…ターシャ教のシンボルが刻まれた風呂敷鞄を持って…。
青いテント内部から…玄関を通って…扉の外へ出た。
今日は・・台風が去った後で…快晴だ。
雲が空に全くない。

赤いテントの扉には俺の首からつり下がる鍵付きネックレスで・・鍵を閉めた。

それから…。

俺は泉の上にかかる白い橋…関係者以外立ち入り禁止区域へ足を進めた。

「巫女様…泉の底へ?」

『マナナ、高校でしょ?
いってらっしゃい…サヨナラ。
またね』

俺は一度振り返った。
マナナはまだ動揺した感じだ。
俺はそれから…またマナナには背を向けて…橋を前進することにした。
橋の下の泉…今日はいつもより…増水してるのが…分かる。
今、俺は黄色のオーラに包まれてる。

この橋の向こう岸…遠い場所には…。
関係者以外立ち入り禁止区域内の…青いテントがある…。
そこで…学ランとか…それから…学生鞄もある。

青いテントに到着すれば…俺は鍵を開けて内部へはいり、着替えを済ませる。

そのあと…もう数メートルもすれば…。

そこがターシャ泉半径1KMの境の地だ。
元の体に戻れる。

まあ、今日は…マナナには期待してる、どこまでも。
今日こそノーマルプレイが出来ればと思いながら…俺は空を見上げる。
台風が去った後は…本当に信じられないほど…良い天気だ。

ホモからノーマルに治すより、レズからノーマルの方が優しく治ると信じてるが…。
実際はどうなのか…?
男の場合、性的に反応しないと…股間が動かない訳で…。
しかし、ホモなのに何故か子供がいる人間もいる訳で…。
レズは治るのか…頭がグルグルする。
かなりのショック療法が必要な気がする。
一度、雷に打たれれば良い…電気ショックを与えるレベルに調教を施そう。


☆☆☆

☆☆☆


学校に到着する。

マナナは自分の席で大人しく勉強してる。

「よお、タリア。
おはよう」

相変わらず。

茶髪茶眼長身のモテ男―――キセキの席には…やはり…ミルルを他とする3人の女子がいる。

『おはよう、キセキ』

「ここにいるぞ、君のミルル。
今日こそ挨拶ぐらいしてやれよ」

≪ミルル。
こんなに堅苦しいの嫌い。
ねえ…ミルルとキセキさん、付き合ってよ≫

Uほんま、今日も声掛けられへんのかいな。
ミルルのこと、小学校時代から好きらしいってうち、転校生やけど聞いたで。
何やってるん?アホちゃう?U

||ミルルは喜んで差し上げるから。
これでキセキ君を狙うライバルが一人減るわ||

いつもどおりの光景だ。

マナナは一度、こちらを見た。
怒ってる顔でもある。
今日はミルルを見てない。







小説目次






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