アナタノコトガスキデス

萌え妄想のまま走るいろいろ創作小説の予定。苦情無断転載禁止。

ター シャ泉の巫女I






光る宗教画の女相手に…俺は夜中自慰する気にはなれない…。
家にもそんな裸の女神絵画は飾られてるが…。
全然、性的には興奮しない…芸術だ、美しすぎると興奮しない。

マナナの体は人間臭が漂う、表情や仕草も顔も可愛い…。
胸にしゃぶりついた。
女の体だ。
俺の方が肌も綺麗だ。
ほくろ一つない。

マナナの胸にあるホクロがまた良い。

ブラジャーからむき出しの乳房は舐めれば尖る。
マナナも喘いでる。
吸えばキスマークにもなる。

俺は、昨日、翌日便でディルドを買った。
これを使うのが本当に楽しみだった。

昨日はそんなことばかり考えてた。
液体ノリスティックでマナナを苛めるより、俺は本物に近いものでマナナの痴態が見てみたい。

マナナは俺の女体が余程いいのか。
オカッパ髪を振り乱して、首を振り…俺の背中をさすってばかりだ。

「巫女様、そんな…。
ああ。
巫女様だけじゃなく。
私も巫女様の体を。
こんなに巫女様の体を愛してるのに。
巫女様の胸でもヴァギナでも舐めまくります。
私は。
アア」

どこまで変態なのか。
先は思いやられてる。
俺は18歳でこの役目終わる。
女体として…マナナに開発された方が良いのか?

マナナは顔を真っ赤にして俺が胸を舐めてる時ですら。
喜んでるのかエロい顔だ。
マナナの切り揃った黒髪は…頬へ張り付き、乱れてる。

「巫女様。
一緒に体をスリスリしてみましょうよ。
胸とか、ココとか。
私はそれでも満たされます」

キモチイイのかもしれない。
でもマナナはどんどん変態道へ転落しないだろうか・・。

『…』

俺はマナナにキスした。
舌も入る。
床に寝転がって、マナナと抱き合って、体をこすり合せてみた。

これも良いかもしれない。
マナナの胸が当たってる。
柔らかい。
マナナのあそこへ手を入れれば濡れてる。

マナナが俺を押し倒した。
それから何か胸をさすって吸ってる。
もう諦めて良いのかもしれない。
マナナは変態のままで一生を終えるのかもしれない。
俺は変な気分だ。

マナナは俺の肌を嬉しそうに吸ってる。
よほど、好きらしい。

「ずっと、巫女様にこうしたいと思ってて。
ああ。
幸せ」

マナナの頭を撫でてみた。
マナナは何が良いのか本気で謎だが。
俺の腹の上で嬉しそうに…俺の乳房と女性器を触ってる。

それよりマナナが付きだして…見えてる胸の谷間…。
この光景が物凄くエロい。
本気でマナナは良い体してる。

俺がさっき、舐めたマナナの乳首が濡れてる。
マナナの尻は大きい。
アレを本当はバックで付いてみたい。

そんな妄想で俺は悶絶してる。

マナナは気が付かず、俺の体へ喚起して。

「巫女様って凄いわ。
無駄毛一つないのね。
陰毛すら生えてないのね」

俺には何故か女体化した時、ない。
妖精には生えないのか?

「滑るような肌で。
本当に美しいわ」

そう言いながら俺の腕や脚を。
マナナは舌を出しながらチロチロ舐めてる。
よほど、綺麗なものが大好きなのか?
それとも女がそんなにいいのか?
俺が好きなのか?
いろいろグルグルだが。

いい体してる。

マナナは俺の手足を舐めながら尻を突き出してる。
やっぱりディルドで喘がせてみたいかもしれない。
あの尻にバックでいけば。
本気でキモチイイだろうなと妄想が沸いて。
昨日から仕方なかった。

『マナナ。
今日は貴女をペニスバンドで責めてみたいの…。
良いかしら?』

俺の女性器を舐めまくって、俺に奉仕しまくる変態なマナナを止めた。

「え?巫女様。
ペニスバンド?
私は…別にこのままでも…」

『私は興味があるの。
貴女は私に従う義務があるわ』

下を舐められて俺も濡れてはいる。
ある程度は感じてもいるが。
悪いが俺はノーマルだ。
さっきからマナナを普通に犯せたらどんなに楽しいかと…。
そんな妄想が沸く。

中出しの方が好きだ。
レズよりか…。

どうしてマナナは男がダメなのか?
俺には謎だ。

「そんな巫女様にペニスバンドなんて似合わないわ。
私はイチャイチャが好きかもしれない。
別に男性の体に興味がある訳でもないし。
むさくるしいだけだし、男なんて…」

『私に反抗するのですか?』

「ごめんなさい。
巫女様。
えっと…。
ペニスバンドって私、見たこともないので…。
昨日は…液体のりスティックだったし…。
まだ、アレの方が…」

マナナには少しぐらい男の体に興味持った方が良いと思う。
本気で将来、心配になるレベルでもある。

『私の鞄にあるので…。
少し待ってて…』

俺は棚に隠してた鞄を漁った。
鞄と言っても…ターシャ教のシンボルが刻まれた風呂敷鞄だ。
ココへ入れて持ってきた。
弁当と一緒に。

ペニスバンドってするの初めてに決まってる。
何でこんなものしなければならない運命なのか。
俺は普段、本当にモテない…。

付けてみたが。
きっと、変態にしか映ってない。
マナナのせいで俺まで変態に落とされる。

マナナの元へ戻った。

「巫女様。
えっと…。
私はそういうのより…。
女性同士の方が好きです。
そんなもの外してもらえた方が」

真性の変態はマナナでもある。
どこで間違えてるのか?

『貴女はいつもどうやってるの?
夜はオナニーとかしてるの?』

「えっと…」

もうマナナは真っ赤になって目を泳がせてる。
マナナは顔の色がすぐ変わるから分かりやすい。
変態だからしてそうだ。

「巫女様の裸を思い出しながら。
胸を触ってみたり…。
それから私のアソコを指で触る程度です。
ペンぐらいならあっても。
そんなモノは私…」

『そうなの…』

「巫女様。
私は巫女様と女性器をさすり合う方が気持ちいいです。
別に今はそんなものは…」

『怖くないわ。
力を抜いて』

「痛くない…?
血は出ない?
私…痛いのだけは苦手で…」

マナナは何か勘違いしてる。
大丈夫だろう。
出産も出来るぐらいの体なんだから。

『大丈夫よ、任せて』

いろいろ楽しい。

マナナの胸を鷲掴みにしたまま、俺は自分の唾液で、ペニスバンドは濡らして。
それからマナナのあそこへ充ててみた。
その前にマナナのアソコに指は入れたが…。
3本入ったし、大丈夫だろう。

何か楽しいかもしれない。
マナナは股を開いたまま、力を抜いてる。
俺の乳房を手で掴んだまま。

まあ、許そう。
ゆっくり入った。
このペニスバンド、長さが俺と同じぐらいだと通販で調べたし。
猛烈に萌える。

「すこしずつ、ちょっと痛い、止めて。
巫女様」

そこで少しとめた。
マナナは困った顔だ。

「巫女様、一度、抜いて。
私も巫女様のペニスバンドに唾液で濡らすから。
やっぱり…濡れてないとダメだと思うの…」

『…』

俺は黙って抜いた。
そんな光景も良いだろう。

抜いた後、マナナは口から唾液を出して、手にだし、ペニスバンドへつけようとしたから。
俺は止めた。

『マナナ、舌を出して。
それからこのペニスバンドを舐めて咥えてくれないかしら?』

「え?」

『私が好きなら出来る筈よね?』

マナナのフェラ映像が猛烈に見たい。
興奮しそうだ。

「巫女様。
私はペニスなんて好きじゃなくて。
男の体なんてむさいだけ。
見るのもおぞましくて」

マナナは怖がってる。

『私のことを崇拝してるなら貴女は従うべきよ。
これが私の性癖なの。
受け入れて欲しいわ』

「え…」

マナナは本気でペニスが怖いらしい。
困った顔をしてる。
マナナは…模型ですらイヤなのか?
ここはビックリした。

『ほら、舐めて咥えてみて。
私にあると思って』

「巫女様…」

『私のことが大好きなんでしょ?
マナナなら出来る。
信じてる。
頑張って』

「うん…」

マナナはやっと、ペニスバンドに近づいて…。
それから手で不思議そうに困ったように。
逃げるように触って、舌を出して舐めてる。

『私にあると思って。
私へ奉仕するイメージで』

「巫女様。
私は別に巫女様にこんなものがなくても。
巫女様を愛してます。
だから…」

『私はそんなイメージでヤッテみたいの。
私が好きならそう思って、舐めてみて。
そんな演技出来るわよね?』

「はい…」

マナナはペニスバンドにキスをして、咥えてる。
まるでフェラするかのような…俺を上目づかいで見詰めた光景だ。
マナナの乳房も谷間が見えて良い光景だ。
マナナの瞳も潤んでる。

唾液ももう吐いただろう。

『もう良いわ。
唾液も吐いたと思うから…。
それなら再開するわね』

マナナのアソコにもう一度ペニスバンドを入れてみた。
今回は先ほどより入る。
このペニスバンド…。
俺のアソコには…イボイボが当たる仕組みらしい。
割りとキモチイイ。

「巫女様、何か入る。
でもゆっくり…」

今、とてもいい光景だ。
まるで正上位だ。

マナナの胸を掴んだまま、マナナの股を片手で開いて。
ゆっくり入る。
全て何とか入った。
奥へ行けば、俺のアソコニは…ペニスバンドの裏についてるイボイボが当たる。
マナナにキスしてみた。
深いキスだ。

物凄くマナナは柔らかい女の体だ。
マナナの尻も手で掴んで触ってみた。
ものすごくいい尻だ。

それから尻を掴んだまま、動かした。

俺も意外にこすれるしキモチイイ。
マナナも感じるのか昨日より喘いでる。

「巫女様、ゆっくり。
ああ」

物凄く興奮する。

これが毎日でも良いかもしれない。

バックでもしてみた。
マナナの大きい尻が突き出しだ。
マナナの胸を背後から鷲掴みした。
柔らかい、くびれも掴んで、俺はペニスバンドでこすってみた。
割りと、俺もキモチイイ、俺のクリトリスが…イボイボでこすれてくる。
マナナもペニスバンド気に入ったのかどうか…。

尻を振って善がってる。
本当に良い体してる。
くびれが凄くて…尻も掴み甲斐がある、これは掴みたくなる。
猛烈に良いかもしれない。

俺が今、男ならこれをすれば子供が出来るのだなとそんな妄想が沸く。
それもまた興奮して良いかもしれない。

しかし…一つ残念なのは…。
俺の体、乳房が…興奮とクリトリスの擦れから尖ってるが…。
マナナにさっきシャブられて…唾液で光ってる。

そこだけ違和感がありまくる。
マナナもペニスバンドで突かれるの気持ちよさそうだ。
マナナの胸が尖ってる、物凄くエロい声で喘いでる…。
マナナは顔も真っ赤で、マナナの体全身から汗が出てる、ガクガクになっているみたいだ。
ペニスバンドとマナナのあそこの間に手を触れば…。
滅茶苦茶マナナは濡れてる、更にマナナはエロい声で喘いで…自分から動いてる。

物凄く癒される。

☆☆☆

終わると、マナナはグッタリしたらしい。
顔が真っ赤で乳首は尖ってる。
俺は普段モテないの極みだ。

終わった後はマナナの胸をどこまでも揉んで。
舐め倒す。
物凄く癒される。
エロいことしまくった気分だ。
俺もスッキリした、俺の股は濡れまくってるが。
適当に自分でさすれば気持ちいい。

マナナの胸、はち切れんばかりで。
生きてる人間そのものの生々しさだ。

明日もヤリまくれる。

「巫女様。
アア。
そんなことされると…」

マナナはもう惚けたみたいな顔してる。

『どう?
ペニスバンドは気持ち良かったでしょ?』

「はい…」

『男の体にも興味が出たかしら?』

「それは…私は巫女様だけだから」

『中で射精されるときっともっと気持ちいいわよ』

「そんなこと…」

苛めるのが楽しすぎる。

『マナナはきっと、私が男でも好きよね?
私の心を愛してるんでしょ?』

どこまでも誘導する。
良いからだしてる。
マナナの乳房を揉んでみる。

「そおなのかな…。
ああ…」

マナナはあまり考えられないくらい。
ボーとしてるらしい。

俺は好きにマナナの乳房やアソコを触りまくってる。

『マナナは…本当に変態なのね。
こんなにエロが好きなのね?』

「そんな巫女様。
えっと…キスして、巫女様」

マナナは俺へキスをしてる。
深いキスだ。

俺はマナナの胸を触るのを休めて、キスに応じた。

マナナの尻を触ってる。
いい尻してる、ここに入れれば気持ちよさそうだ。
そんなことを考えてる。

「巫女様。
気持ち良かった。
巫女様って素敵な人。
どこでこんなことを覚えたの?
泉の妖精様の筈なのに…」

『私はある程度、何でも知ってるので。
泉の妖精だから。
分からないことも多いけど』

「巫女様。
私が初めて?
巫女様は…女の人と、男の人?
どちらが好きなの?
ねえ?」

マナナは俺の胸元へ惚けたみたいに甘えてる。
良い光景だ。
しかし、俺の体には胸がある。
不思議な場面でもある。

『…』

「巫女様…」

ココで女と言えば…。
良いのかもしれないが…。
どんどんマナナがレズ一色へ転落しそうだ。

『私は貴女を正常な道へ導くために働くことに決めたの。
だから、その質問は保留ね』

「え?
あの…。
泉の妖精様って…どこでペニスバンドなんて買ってきたの?
もともと持ってたの?
えっと…」

『…』

本気でだんだんボロでまくってる。

「泉の妖精様って…コンビニ弁当なんて食べるのかな?
えっと…ご飯は普段何を?
食べないのかな?
泉の空気とか?」

『…』

俺の目が泳ぐ。
マナナはウットリと俺の胸元にいる。
甘えられてる。

「本当のことを教えて…。
18歳のあと、この役目を降りた後はどうなるの?
本にすら載ってなかったし…。
えっと…」

マナナは俺に裸で抱き付いてる。
顔はさっきの余韻があるのか…まだ赤い。
本当にマナナは良い体してる…隣で見ててもそう思う。

こんなふうに…いろいろ勘違いされながら、俺は村でひっそり何年も暮らしてる。

『どんなコンビニ弁当なのかしら?』

「えっと…パスタやそれから…ハンバーグだけど…。
ふと、思って…。
私がお供え物として捧げたクッキー食べてくれたかな…」

『おいしかった』

「嬉しい」

『私は食事をすることは可能で…。
それから…。
たしかに選ばれた血筋の人間なのも・・・そう・・。
あと…この世界に身を潜めひっそりと暮らしてる…。
それしか言えない。
ごめんね…』

「…」

マナナは黙って惚けた顔で…瞳だけ俺へ光らせて見詰めてる。
崇拝した眼差しだ。

「巫女様は私だけの神様だと信じてる。
巫女様の玉のように光るお肌。
本当に美しい。
妖精族の一員さんだって私には分かる。
この村に暮らしてないのも。
この泉の沼底には別世界への扉があるのでしょう?
今日かった本にそんな説があると書いてたから…」

勝手に勘違いされてる。
もうこの線で良いだろう。

『…』

「お願い、18歳以後もたまにはこの世界に帰ってきて。
きっと、別世界へ行ってしまうんでしょ。
私はこのターシャ泉で待ってるから…」

『…。
弁当を食べない?
おなかが空いたわ…』

逃げることに決めた。

「え?
おなかが好くのですか?」

『妖精族もおなかは空くの。
生きてる限りそんなものよ』

「そうですか…。
この泉の下に別世界との扉があるって話は…。
巫女様、本当なの?」

そんな話は神話だ。
勝手に勘違いしてほしい。

聖書は鵜呑みにしない方が良いと思う。

『…』

俺は頑なに黙った。

「そうだよね。
付き合ってくれるだけでも感謝しなきゃ。
私、レズだし…叶ってうれしいから」

『…』

どう反応すればいいのか…。

「巫女様、一緒にお弁当食べよう」

『私も一応、お弁当なら持ってきましたわ。
半分ずつどうかしら?』

「そうなの?
えと…」

『あとで・…代金だけ払うわ。
お使いありがとう』

「いえいえ巫女様」

弁当代ぐらいは出す気ではいる。

俺は本当に下心しかない巫女様だと思う。
この職業、本当に…飯うまだと感じてる…。
今、やっと人生に花が咲いてるらしい。

☆☆☆

弁当を食べ終わった。
割りと美味しい弁当だった。
マナナが困った顔になった。

「巫女様。
数学の問題、前・・・解いてくれたよね?」

事が終わったし、マナナは服は着てる。

『はい』

「巫女様って英語も分かるかな?
最近、聞く相手がいなくて…。
前は幼馴染の男子に聞いてたんだけど。
巫女様のことを考えれば聞かない方が良いのかと。
聞いても良いかな、幼馴染の男子に」

『…』

「巫女様は怒ってた。
私が好きでもないのに人間を騙して付き合った件に関して。
どうすればいいんだろう。
私は頭が悪くて全く勉強が進まない。
そいつに聞いた方が良いのかな?
何か、別れたあとで気まずくて」

『…』

「私は巫女様の望むとおりに善人になるつもり。
どうすればいいんだろう…」

『全く進まないの?』

「それが答えを見ても初歩から分からなくて。
もう泥沼で。
利用する訳じゃないけど、前…宿題を写させてもらってた男子に頼るべきかな?
まだ私に未練がある様子で。
私は善人になりたいのに。
どうするべきなんだろう」

キセキのことなのか?
まさか…。
確かにアイツ、好きな女子大生がいる癖に諦めてる。
それから振られた女、マナナにも未練たらしい様子だ。
それ以外にもバス停にいつもいる女の子も好きな感じだ。
あいつ、いったいどれだけストライクがいるのか?
悪いが…もしかしたら…好きなのは3人じゃないかもしれない。
あと数名出て来そうだ…。

『それは…』

「その方には悪いと思ってるんだけど…。
恩返しをしなければならないことも知ってるんだけど…。
酷いことをしたことも分かってるんだけど…。
私は自分の気持ちを何回も偽ろうとしたけど…結局、巫女様だけで…。
その方に会うのが…今、苦しくて…」

『…』

俺は瞬きした。

「はあ…その人との許婚(いいなづけ) も解消したいと思うし・・。
はあ…アアアア!

教室男子の中では一番、ヤツが顔がマシなのは認める…。
しかし、私は…女が好きだと、今になって…改めて分かってて…。
はあ…。
それ以上にまだ、女でクラスで一番美しい人を慕ってた頃もあった。
でも、それより更にもう巫女様は…神様級に崇拝で…。
私は罪深い人間。
どうすれば…。
はあ…アアア…」



『…』

「巫女様が勉強など解ける訳ないことは知ってる。
きっと…泉の妖精で異世界の人間。
でも私の進級が危なくて。
はあ…」

『…』

「私はこのまま成績底辺で生きていくしかないの…。
こんなに気力は最近、沸いてるのに…。
塾に行きたいんだけど…。
いつも、泉の巫女様が現れる時間と塾の時間が被ってて。
泉の巫女様は18歳までしかココにいないらしいし…。
そちらを優先するつもりだけど…。
どうすれば良いんだろ…。
やっぱり…家庭教師なの…」

『…』

「巫女様の考えが聞きたいの。
私の進むべき道はどこか教えてほしいの。
巫女様。
おろかな私に知恵を授けて…。
異世界では学校ってあるの?
妖精の高校ってどんなところなの?」

『…』

良いんだろうか?
だんだんボロが出まくりそうで仕方ない。
どうして俺が問題が解けるのか高校へ通ってるのか。
だんだんバレまくりそうでもあるが…。

「そうだよね?
開演料も払わないし…。
塾代も払わないのに巫女様を頼るなんて。
ダメに決まってる。
巫女様もココは塾ではないっていつも怒ってた…。
この前で味を占めてごめんなさい、巫女様…」

マナナがどういう魂胆であれ、俺を頼ってる。
この役目、前はキセキだったが…。

「巫女様、今の言葉は忘れて。
私、家庭教師を頼んでみる。
帰宅したら10時ぐらいだから…。
10半からの夜の部で…依頼してみよっかな…。
賢くなれたらな、私も…」

『…』

「えと…巫女様、今…宿題しても良いかな?
親に叱られるから・・・」

俺もしたい。
だがサボる気だった。

「親が宿題するのが巫女様のいるところへ泊まる条件とか言ってきて。
もう単位が成績の関係でギリギリで。
ガックリ来てる。
これ、赤点の課題で…」

マナナは大変らしい。
確かに無理してこの高校に入ってる。
合格したの奇跡に近い。
まさか…あの頃は…ミルルのためにこの高校を選んだのか?
いろいろビックリな女だ。
ミルルはそれに反して成績優秀だ。
高校受験前には俺が力を与えたこともある。
ということは、その頃には一度、俺のことを諦めかけていた…と言う意味だ。
今高校2年だ。
ミルルへの気持ちは…最低2年はあったのか…。

『どうぞ、お好きに』

「巫女様ありがとうございます」

俺もしたいと言うのに。
仕方ない、マナナは進級に関わってくるレベルらしい。
俺の隣で…課題をし始めてる。

見てれば全然、進んでない。
相当無理してこの高校に受かってるのは知ってる。
奇跡に近いことも…。

「はあ…答え丸写ししたいのに…。
今回の課題はない…。
どうすれば…。
家庭教師の人に解いてもらえるかな。
はあ…」

見てれば横に公式のヒントは載ってる。
この公式をつかえと言う意味だ。
しかし…それでも、全く分からないらしい。

「ああ…」

少し可哀そうなレベルだ。
どの課題にも教科書何ページを参考にすること。
と優しくヒントはあるが…。
それでもダメらしい…。

「はあ…。
どうすれば…。
やっぱりキセキに頼むしか…。
でも、今…猛烈に気まずくて…。
どう対応したら良いのか分からない状況で…。
キセキから逃げてる状態で…。
私はどうすれば…」

『・…』

「私のレズを治すのはキセキしかいないと思った。
でも…やっぱり、無理。
私はレズで大好きなのは巫女様で…。
もう悟ったし…帰りたい気分じゃないの。
はあ…。
今まで悪いことばかりして生きてきた自覚はある…。
いったい、私はこれからどうすれば。
はあ…」

やっと、この期に及んで自分の非を認め始めたらしい。
それは褒めるべきことだ。
本気で躾がなってないどころではない…マナナは悪すぎる人間だ。

それから…確かに、キセキなら二言返事だ。
アイツは誰にでも優しすぎるヤツだ、それで余計にモテてる…少しムカつく。
キセキは老若男女全員に基本、優し過ぎる性格だ。
少しは断れば良いモノを。

ムカつくが、容姿良し…社交性あり、会話術良し、優しい…成績上位と来れば、モテて仕方ないだろう。
毎朝…女性のバトルを見る度に辟易としてる…異常なレベルでモテ過ぎてる…。

というか…今まで答え丸写しだから余計に成長してない。
ミルルに聞きたいのだろうが…。
ミルルはことごとく、マナナを嫌い尽くしてる。

『ヒントのヒントレベルまでなら良いでしょう。
私は答えは言う気にはならないけど…』

「え?」

『ここで寝てるのも暇だから』

「巫女様。
良いの?」

『早めに終わらせなさい。
私も暇だから』

「ありがとう。
巫女様って本当に神童。

えっと…でも、問題なんて解けるんですか?
泉の妖精様って」

『ヒントのヒントレベルまでなら。
そこまでが限界かもね』

「嬉しい。
もう感激。
えと…」

早めに終わらせよう。
その方が良い。
俺は今、遠い目をしてる。
俺も宿題をしたいというのに。

まあ、今、解けば…。
帰ったら全問分かるが…。

しかし…恐らく明後日の朝、ここから登校しそうだ。
朝の時間も…休み時間ですら。
俺は学校では自分の宿題へ奮闘する羽目になりそうだ。

「この英語、解けますか?
えっと…間違いを探せなんですけど。
全部の単語…意味が分からなくて。
辞書で調べるのも大変すぎて疲れてて…」


『…』

「もう8拓だし、適当に数字書けば…確率で当たるかなって投げやりで…。
でも60点以上が赤点の合格ラインで…。
これでダメだとまた…テストが…。
そのあと、ダメだと落第決定で。
どうすれば…やっぱりキセキしか…いないのかな…。
巫女様を頼る訳には…」

『…』

もう適当に本音は答えだけ言って。
終わらせたいが。
それでは意味がないだろう。
キセキもそれでダメだった。

時間が取られそうだ…。

☆☆☆



何とかマナナの課題は終えられた。
時間にして3時間も経過してる。
勘では7割行っただろう。
逆に100点だとすぐにバレル。
マナナが人を頼りまくってるのが。

これでマナナの落第も防げたはずだが…次のテストでもまた同じことが起きるに決まってる…。
俺はゲッソリしてる。
意外にミサで客へ力を与える作業だけでも疲れると言うのに。
マナナとのエロでも疲れてる。

「巫女様。
ありがとうございます。
この恩は絶対忘れないから」

『…』

もう今、何時だ?
ミサが終わったのは…9時。
マナナとエロと会話して…夕飯食べ終わって…休憩終わりで…11時。

夜中、2時か?
本気で眠い。

『マナナ、もう寝るわよ』

俺は押入れから蒲団だけ出した。
二組だ。
マナナも欠伸をしてる。

明日は台風だ。
明日の分までマナナは買い出しに行ってくれた。

俺はドレスのまま寝る。
マナナはセーラーのままだが…。
皺にならないだろうか?

もう構えないレベルに眠い。
明日、寝まくりそうだ。

「巫女様、おやすみ。
電気、ここかな?
消すね?」

『ありがとう。
おやすみ、マナナ。
先に寝るわ』

もう、すぐに寝た。
マナナも電気消したら隣の布団に入って来た気配だ。
マナナは俺に引っ付いてる。
人肌は確かに暖かい。

「巫女様。
服、皺になるから脱いでも良いですか?」

『どうぞ…』

電球のない部屋で最後にマナナが語りかけてる。
マナナは服を脱いでるらしい。
しかし、さすがに疲れてるのか誘ってはこない。
そうだろう。

それからまた俺の胸元に引っ付いてる。
マナナは静かだ。
眠すぎるが。
暖かい。
普通はここで語り合うのだろうが。
寝させてもらう。

外は風の音がする。
明日は台風だからだ。
それでも俺はミサに出席しなければならない。
この村の守り人だからだ。
親からメールが来てるかもしれない。
明日で良い、確認は…。





俺は寝坊しまくったらしい…女体化し、伸びた金髪が床へ張り付き、煌めいてる…。
体から青い光が輝き放ってる。

今日は日曜日だ。
今、何時だ?
布団の隣にあった携帯電話を確認すれば、時刻は12時近い。
確かに昨日は大変な日だった。

布団から出れば…。

既に、マナナは…下着姿で布団の上へ座り込んでる。
乱れたオカッパ髪は昨晩のままだったりする…。
寝たままの恰好、上は白いブラ…下は赤い水玉パンツだ。
首を下に向け…手に持った携帯電話と睨めっこをしてる。
携帯で…何か見てるらしい。

まあ、ココには他に何もないから暇だろう。







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