アナタノコトガスキデス

萌え妄想のまま走るいろいろ創作小説の予定。苦情無断転載禁止。

闘うサクラ(6〜12歳)



私はアカデミー1年生。
6歳。

少し前、イノにはサスケくんを巡ってライバル宣言した。
イノは受けて立ってくれたみたい。

あれから…毎日、自宅に帰ったら鏡を見て。

「しゃーなろ!
イノに負けるか!」

と精神トレーニングに励んでる。
それだけど…学校に来たら…ビクつくみたいで…。
まだ、サスケくんに声すらかけれないのだ。
女の子たちは積極的にアタックしてるのに…私は見てるだけ。

それにしても…ここ最近のサスケくんは無表情だ…。
アカデミー入学してから…半年目を境目に変だよ?

どうしたんだろ?
…サスケくん…前まで先生と残って手裏剣は苦手だったみたいだけど…。
急に手裏剣滅茶苦茶上手になって。
以前より…女子にモテてる。
手裏剣の時、表情…怖い。

でも…女子たちにも接してない…。
何だか急に…わたしにも…冷たい気がする。

気のせいかな?
私の恋心がバレちゃったのかな?
もしかして…サスケくん…私に見られるのウザがってるのかな…。
気のせいだよね。

私は今日こそ…。
勇気を出して…サスケくんに愛の宣言をしようと決めたのだ。

(負けるな、サクラ!
しゃーなろ!
サスケくんはわたしのもの)

それなのに…イノたちに負けて授業中は言えなかった。
イノは勝気なのに…私はいつになったら変われるんだろう。
遠くから見詰めてるだけだ。
泣きそうになる…。
こんなに好きなのに…見てるだけ…。

サスケくんは学校が終わるとすぐ…この頃は里抜けの道へ行くのだ。
あそこはイノとよく花輪を作った場所だから、
私にとっても癒されるとこだ。
でも…人に話しかけられる前に…去ってる。
どうしたんだろ?
何か探し物でもしてるのかな?
手伝ってあげたいけど…。
声を掛けれそうな雰囲気でもない…。

この頃のサスケくんはおかしい…。
優しい以前のサスケくんじゃないみたい…。
私ね…。

アカデミー前…去年…5歳の頃は…割りとサスケくんに面倒見てもらえたんだよ。
私だけ泣き虫だから女の子たちの輪に入れなくて。
「デコ」って苛められてて…
偏見と差別が嫌いなサスケくんに声掛けれて貰えて…。

アカデミー入ってからは…イノって言う友達が出来て…
距離置いてたけど…。
少し前、サスケくんを巡ってのライバル宣言したの。

イノに勝てると良いな…。


それにしても…
私の…気のせいかな?

先生とも全く会話しないし…。
男の子たちとも輪に入ろうともしないし。
女の子たちが近づいても…すぐ去る。
ほとんど…学校では言葉が出てない…。
手裏剣とか…腕だけがメキメキ上達してる。
ここは痺れるけど…。
殺気立ってる気がする…サスケくんが・・・・。

変だよ?

先生も敢えて…サスケくんに文章を読ませないように…次の人に音読は順番を送ってる。
最近、サスケくんの声を聴いてない気がする…。
優しい声だったのに…。

そう言えば…。
サスケくんの家、引越ししたみたいだけど…。
新しい家に慣れてないのかな?
サスケくんには恥ずかしくてストーカーしてたのバレたくないから、言わないけど。
そのせいかな?

河原で一人、女子たちの集団から離れて…川を見詰めてるのも、目撃したんだよ。
夕日が綺麗だったな。
声掛けたかったけど…勇気がなくて…見てるだけだった。
隣にそう言えば…ナルトがいたな。

ナルトはね。
みんなには嫌われてるみたい。
お母さんもあまり仲良くしちゃダメだって言ってる。
どうしてかな?
確かに成績はドベだけど…。

でも、先生とは仲良しみたい。
ナルト、サスケくんの方…見詰めてたけど…まさか、サスケくんと友達になりたいのかなぁ?
ナルトはああ見えて、構ってオーラがウザい。
男の子たちもナルトに構ってされるのがウザいって漏らしてたけど…別に満更でもないみたい。
私も少し前まで友達いなかったけど、ナルトにもすぐ出来そうだな。
サスケくんは…ナルトのこと、どう思ってるんだろ?

サスケくんは…モテすぎて。
男の子たちから悪口言われてるのよく聞こえる。
私はそのたびに…ぶん殴りたくなる。
サスケくん…もしかして…女の子の友達しかいないから…。
アカデミー入って寂しそうにしてるのは…そんな理由なのかな?

ナルトが…サスケくんの友達になりたそうな顔、昨日…してたよ?

とにかく…。
最近のサスケくん、無反応だけど…。

今日こそ、あの場所で言ってみよう。
里抜けの道に今日も来てくれる筈。

(しゃーなろ!)

心の中で吠えた。

☆☆☆

放課後ね。
私は里抜けの道、近くにいるの。

そしたら…。
来た来た来た。

今日は女の子の集団がいない。
嬉しいな。
今なら言えそう!

(しゃーなろ!
頑張れ!
サクラ)

心の中で吠えてみるよ?

「サスケくん…」

声かけてみたよ…。
でも、どうしてだろ…。
こっち向いてくれないや…。
私からサスケくんに声かけたのって…今日が初めてだよね…。

えと。

(しゃーなろ!
言うんだ、しゃーなろ)

気合入れたよ。
えとね‥

「サスケくんがダイスキなの。
しょうらい、サスケくんのおヨメさんになりたい!」

「サスケくんと…かぞくになりたいから…。
今日から…ガンバるね?
それだけ…」

何だろ。

(キャー。
照れる!
しゃーなろ)

顔火照って来たよ。
言えたし、去ろうかな。

(サスケくん、明日も言うからね…)

私は真っ赤になった顔を抑えて走り去った。

でも…。
ちゃんと聞こえたかが…心配だ。
一応、確認のため…戻ってみた。

そしたら…サスケくんが里抜けの向こう側へ行こうとしてるのを目撃しちゃった。
サスケくん、いくら冒険心があっても。
それはダメだよ。
注意をしなきゃと思って、サスケくんに止めに入った。

「サスケくん。
こっからさきは…センセイが、いっちゃダメだって、いってた。
キケンなんだって」

「ウザい」

サスケくん、やっぱり変だよ…。
いつものサスケくんじゃないみたい。
でも…私。
サスケくんの声、久しぶりに聞いたよ。
とても嬉しい。

「サスケくん、どうしたの?
さいきん…くらいの?」

首を傾げてみた。

「ウザい」

ウザい…なんて単語、サスケくんに似合わないよ。
こんなこと言われるの初めてだよ。
他の女子にもこんなこと言わないし。
サスケくんのキャラじゃないよ。

「サスケくん…さいきん、しゃべってくれないよね…。
えと…」

「ウザい」

おかしいよ。
サスケくん、こっちを向いてよ。
顔が見えないよ。
ずっと背中しか見せてくれないよ。
サスケくん…。

「わたしね…。
サスケくんが、やさしいってこと…しってる。
どうしたの…?」

跳ね子にされてた私を偏見や差別が嫌いだからと…救ってくれたのは…。
サスケくん…。
サスケくんはとても優しいのだ。
泣き虫でトロいわたしに耐えてくれたのもサスケくん。

「ウザい」

「サスケくん…」

サスケくん、どうしたの?
背中が震えてるよ。
何かあったのかな?

私はサスケくんの背中を抱きしめた。
いつも他の女子たちがしてるけど…最近、サスケくん…みんなから離れてたよね?
私も…実はしたかったんだよ?
えへ?

「わたしのこと、おヨメさんにしてくれたら…うれしいな」

やっと、私の気持ち、届いたよね?
さっきは聞こえてないかと心配で…。
帰って来たんだよ?

「ウザすぎる」

でも…。
サスケくんに引きはがされちゃった。
で、私の顔見てくれずに…逆走して…サスケくんは森の方へ走って行った。

「サスケくん…。
わたし…あきらめないから…」

遠ざかる背中目掛けて叫んだよ。

(しゃーなろ!
明日はもっと頑張る)

☆☆☆

サスケくんが去って行って…私は里抜けの道に一人残されて…呆然としてたの。

やっぱりサスケくん…変だよね?
どうしたんだろ…。

私…サスケくんに嫌われたのかな…

「ウザい」

って言われたよ…。
諦めるべきなのかな…。
ううん、負けない。
イノに勝つって決めた。

(しゃーなろ!
明日こそ、学校でも声かける!)

☆☆☆

翌日。

学校に着いたよ。
今日はサスケくん、女子集団の接近から距離を置いてないみたい。
前は、授業が終わるとほとんど、教室にいなかったんだよ。
ずっとトイレにこもってて…おなか壊してるのかと噂流れてたよ。
サスケくん、女性恐怖症じゃなかったのにどうしたんだろ?
女の子にモテすぎて男友達が出来てないから…女の子から離れたいのかな…。
私が昨日した告白…邪魔だったかな。

(まけるな、しゃーなろ)

そうだよね。
私、頑張る。

ナルトが…一昨日、サスケくんの方を友達になりたそうな顔して見てたよ。
サスケくんが男子から悪口言われるかもしれないけど…
今日から私もサスケくんのこと応援するね。
サスケくん、許してね。

サクラはサスケに引っ付く集団の中に自ら入って行った。

「サクラはじゃま、どきなさい」
「サスケくんは…わたしのものよ!
しゃーなろ!」

イノと縄張り争いになった。
サスケくんは全く反応してくれない。
私が身を寄せて側にいるのに…。
どんどん嫌われてるような気がする…。
私やっと…このまま…ひっついてられると思ったのに。

すぐにサスケくんは去って行った。
お手洗いの方へと。
トイレの外からサスケくんの泣く声が聞こえる。

教室から

「サスケって、オンナずきで…しけたヤツだぜ…。
きらわれて、あたりまえ…だってばよ」

「オレはあいつ…すかねえ…」

「オンナどももオレらのこと、なんだと…おもってんだよ」

と悪口が聞こえてくる。

サスケくん、男友達、欲しいんだね。
ごめんね、サスケくん…私…何だか…どんどん嫌われていく気がする。

それでも大好きなの。

(しゃーなろ!
負けるな)

サスケくんが泣くなんて相当だよね…。
今、トイレの壁を叩く音が聞こえた。
確かに…教室では男どものサスケくんの悪口ばかりでいにくいよね。

わかった、私がボコ殴りしてくる。
私、サスケくんのためなら、どんなことでもするから。

特にナルト…。
サスケくんのこと、「しけた野郎」って批判してた。
アイツはブチのめして来るから。



☆☆☆

私は勇気を出して、教室に戻った。

とっても勇気が要った。
でも言っていいことと悪いことがある。
お前のせいで…サスケくんは…。
あんなにも困ってる。

「ナルト!!!」

私はその日、初めて…人を殴った。

「サクラちゃん。
どうしたんだってばよ?」

ナルトは目を真ん丸にした。

「ぶっコロす」

もう一度、殴った。

「いたいってば?
オレ、なにか…わるいことしたってばか?」
「ドベなのに…。
サスケくん、けなした。
あやまれ!」

もう一度、叩いた。

「ヒエー。
ごめんってばよ」
「ゆるさない」

「サクラちゃん、こえぇええ…」
「ふんッ」

周りの男子たちもそれを見ている。
これで教室内での男子どものサスケくんへの悪口も終わるはずだ。
サスケくん、喜んでくれると良いな…。

翌日、アカデミーで手裏剣の授業があった。

サスケくんは物凄く格好いい。
百発百中だよ!!
凄いよ!!
ここは誰よりも褒めなきゃ!!


「サスケくん。
スゴい!!
カッコウいい!!

キャーーーー!!!
すてきぃ!!!」

周りにいるサスケくんのファンの誰より大きな声で叫んだよ。
サスケくんに聞こえると良いな…。
最近、サスケくん。
全くこっち見てくれなくなったんだよ…。

理由は…男友達、欲しいんだよね。
私、悪口言う男子はボコッといたから。
ナルトだけどね。
イノも大きな声、張り上げて応援してる。
でも負けないから。

☆☆☆

このあと…イノより先にサスケくんを応援したから…。
私、お手洗いで…ボコボコになぐられちゃったの…。
痛かった。
くすん。
これからは順番、守る…。
家帰ったら泣きそう…。

☆☆☆

最近、放課後はサスケくん、ずっとココにいるの知ってるよ?
里抜けの道ね。

今日も何だかいるから、声かけてみたよ。

「きのう、ココで…あえたから」

今日はコッチ向いてくれたよ。
嬉しいな。
エヘ。
今日、初めての会話だね?

「ココね。
イノとよく…あそぶの。
ココから…そと…でたら…ダメらしいけど。
ほら。
キレイなお花ばかりでしょ?」

お花見せてあげたよ。
私、お花…だいすき。
さっきまで、サスケくん待ちながら花輪つくってたんだよ。

「えと…サスケくん。
なんだか…さいきん、へん…だよ?
サスケくんじゃないみたい…」

「ウザい」

やっぱり急に変だよ?
昔のサスケくんじゃないみたい…。

「サスケくん…どーしたの?」

「おまえに…カンケイ…ない」

今日のこと…嫌われたのかな…。
グスン。

「まえは…やさしかったよね?
きのうの…こと…おこってる?」

昨日、頑張って。
告白したんだよ…。
それなのに…。

「ウザい」

「わたしね…サスケくんのおヨメさんになりたいな…。
だいすき」

「だまれ」

全然、脈なしみたい…。
ちょっと傷ついたかも…。

(でも。
負けるか。
しゃなろー!)

「…。
わたし、あきらめないから…」

「チッ…」

「サスケくん…。
わたしを…おヨメさんにしてくれる?」

サスケくんが…ウンって言ってくれたらなぁ。

「それいじょう、言うな」

私のこと…対象外なの…。

「だいすき」

「ウザすぎる」

振られちゃった…。
ショボン…。
サスケくん…。
走り去っていったみたい…。
私、サスケくんのこと、諦めるべきなのかな…。
今、凄くショック。
泣いてるかも…。

(しゃなろー。
負けんな。
イノに取られる!)

心で吠えてる。
涙を拭った。
泣きながら家に帰ったんだよ…。

顔の小さな痣、気が付いたかな…。
ばれない様に…保健室でファンデ塗ってもらったんだよ…。

☆☆☆


翌日、登校したら…私が昨日したことが効いたのか…。
男子たちもサスケくんの前では露骨に悪口言わなくなったんだよ。
良かった。
でも…何だか…サスケくんのこと…避けてる…男子たちが…。
昨日のアレ、よくなかったのかな…?
全員に殴ると…サスケくんが逆に嫌われて仲間外れに合いそうだから…。
男子で友達のいないナルトだけ殴っておこう。

今日もサスケくん、手裏剣凄いんだよ。
昨日より量が多いのに…全部…的に命中!

「サスケくん。
スゴい!
カッコウいい!!!

キャーーー!!
ホレちゃう!!!」

顔が真っ赤になっちゃう。
今度はね…ちゃんと順番守ったよ。
一番最後。
私、いつか一番最初に言いたいな…。
ぜったい、そうなる。
しゃーなろ!

今まではサスケくんのこと…こっそりストーカーしてたけど…。
これからは堂々とストーカーするね。
イノのファンクラブに入ったら情報もらえるんだけど…。
私、所属してないから…イノに負けたくないから…。


☆☆☆

それから二年が経った。
8歳になった。
サスケくんに表情が戻った気がする。
最近は…男友達できないけど…女友達がたくさんいることに慣れたみたい。
前よりサスケくんの悪口言う男子もいなくなったし…教室で暮らしやすくなったからだと思う。
サスケくんの悪口を一番言うのはナルトだ。
ドベの癖にサスケくんをライバル視してるらしい。
私はよく殴ってる。

「サスケくん。
スゴい!
カッコウいい!!!」

今日もサスケくんに歓声をあげる。
最近ね、一番最後に言わずに済んでる…。
クラスで順位も上がったから。
前よりサスケくんに密着できる面積も増えてる…相変わらず、背後だけど。
ライバルいっぱいいるから…聞こえてるか分からないけど…。
サスケくんの耳に届くと良いな。

その頃、あまりサスケくんに関して情報をくれないイノから重大な情報を話し合ってるのが…。
聞こえてしまった。

「「「私、髪伸ばす」」」

サスケくん、ファンクラブの子が言ってる。

イノと目があった。
最近は険悪で…どっちが早くサスケくんにアタックできるか競い合ってる。
イノはくの一では成績が一番で…私は真ん中…。
すごくコンプレクッスだ。
サスケくんを取られる訳にはいかない。

この日のイノはいつになく上機嫌だった。

「サクラ?
あんたに、サスケくんに関する重大な情報を与えてあげるわ」
「珍しいわね?
どういう風の吹き回しかしら?」

「まあ、成績も私の方が良いし、常にサスケくんの情報に関しても一歩リードしてるから?
可愛そうだから…あんたに情けを与えてあげようかと思ったのよ?
私からの好意、感謝するのね」
「いらないわ。
自分で調べる」

「あっそ…」
「フンッ」

「実はね…サスケくんの好みは…髪の長い女なのよ」
「え…」

「サクラは短いわよね?
私は髪が長いわよね?
サスケくんって…もしかして…私のことが好きなのかしら?」
「しゃなろーーー!
吠えてんじゃないわよ!」

「負け犬の遠吠えね。
まあ、諦めなさい。
見苦しいわよ」
「ふんっ」

私はその日から髪を伸ばすことに決めたのだ。
イノに負けるわけにはいかないからだ。

☆☆☆

そこから二年後…。
10歳になった。
髪はだいぶ伸びてきた…。
髪の手入れも結構大変だが…私はサスケくんに好かれるためならどんなことでもする気だ。

最近、ナルトがウザい。
私に構ってオーラばかりする。

「サクラちゃーん。
俺のこと好きになってくれってばよ」
「ナルト!
うざい」

毎日、この調子で…サスケくんに私が近づく暇を与えてくれない。
相当、ウザい。

「サクラちゃーん。
俺ってば火影になっからよ。
で、きっと。
サクラちゃんも俺のこと、好きになるってばよ」
「ドベには無理!」

「サクラちゃーん。
遊んでくれってばよ…」
「ドベとは遊ばん。
ナルト殺す」

私が好きなのはサスケくんだけ。
それ以外、好きになれるはずなんてないから。

そこはサスケくんの前でもしっかり見せておかないと…。

最近は見た目だけじゃなく…勉強にも身を入れてる。
くの一ナンバーワンの実力者、イノに負けるわけにはいかない。
私はペーパーだけは得意のようだ。
コンプレックスだったデコにはいっぱい脳がつまってるのだ。
サスケくんに良いところを見せるため頑張ってる。

☆☆☆

さらに2年流れた。
12歳になった。
今、髪は背中まで伸びている。
サスケくんは相変わらず、私に語りかけてはくれないけど。
こっちを向いてもくれないけど。
私は幸せを感じてる。
サスケくんに表情はもちろんある。
最近ね、サスケくんの背中は全部…密着できるようになれたの…。
すぐ引き離されちゃうけど…クラスで真ん中ぐらいになれたんだよ?
サスケくんの応援の順番も真ん中ぐらいになれてるんだよ?
サスケくん、知ってる??
私、リンゴの皮むきもうまいし…。
もう強い人見ても瞳、光らせないよ?
それから…。
いつも必死に強くなろうとしてるよ。

サスケくんは…私が隣に来るとアッチ向いたり…無視されたり…だけど…私は負けない…。
この6年で私はとても強くなった。

(しゃーなろ!)

今日も頑張る!




4年後Aサスケ10歳。少し意識

目次

戦争は大嫌いだ(イタチ10〜17歳)































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