『タリア視点』
||「タリアちゃん。
あの子だけは大反対よ!
母さんの眼鏡には叶わないわ。
ミルルちゃんならまだしも。
よりにもよって、あんな子は駄目よ。
きっとタリアのお金目当てなんだから」 ||
『…』
||「あの子のお母さんが元AV女優で売春してたことならタリアも知ってるでしょ?
そういう家の子なの。
ああゆう
『…』
||「ずいぶん昔はうちの可愛いタリアちゃんに、「
自分の身分を
最低な子よ。
タリアには良い家の子を母さんが、発見してくっつけますからね!
あの子だけは反対です。
親も話が通じなくて、全然…
全く。
うちのタリアちゃんへ色仕掛けで落とすんだから。
悪い女ギツネだわ!」||
『…』
母さんは台詞通り、大昔からマナナに関して大不評だ。
マナナも悪行を数えないほど犯し過ぎた。
確かに…今でも俺は、 マナナを
人間不振に近い域だ。
躾がなってなかった時代のマナナはモンスターチルドレンだった。
学校の先生が言う話は全く聞かず、教室では好き放題に暴言だらけだった。
それに反して、ミルルは…ルールを守って仕事へ専念してたが…。
途中で反抗期へ突入し、現在…また落ち着いてるらしい…。
マナナと過ごした思い出については…根に持ってる箇所が数多ある。
子供時代から続く長い親交で…欠点も知り過ぎてる。
||「タリアちゃん。
わかってるの!
タリアちゃんは、あの子に
あんな子は
絶対、裏で浮気してる。
母さんには分かる。
これは女の第六感なの!」||
『………』
||「タリアちゃん、しっかりしてちょうだい!
母さんが、タリアちゃんの将来ならシッカリ考えるから」||
『…』
言わせておこう。
そうではないと祈るが。
馬耳東風だ…。
母親の運転も心なしか荒れているような気がする。
結構スピードが出てる。
そのまま、自動車は・・ターシャ神社裏にある駐車場へと進み、そこで停まった。
||「タリア。
分かってるの?
今日から貴方は家のことを手伝ってもらうつもりよ?
見合いの日、4日目までは外出禁止だから。
貴方は部屋にいてもらうから」||
『……』
||「母さんに逆らうとどうなるか…分かってるでしょう?
タリアはあんなどこの馬の骨とも分からない
母親の味方でしょう?
それは言わなくても知ってるわよ?
良い子だから、タリアちゃんは」||
『…』
||「まあ、明日…明後日でも…4日目でも、もし…あの悪い家の子が来たら、母さんが頑張って撃退してあげるから。
ああ、タリアちゃんのためにお金が必要になるわ。
あの子には…きっと、和解金を渡さないと別れてくれそうにないわ。
タリアちゃん、目を覚ますのよ。
あの子は悪い女。
母さんには分かるわ。
あの子、浮気もしてる。
タリアを
『…』
||「さあ、母さんと一緒に神社へ行きましょう。
今日の件については…父さんにも報告しておくから。
父さんもタリアちゃん同様、常に私の味方だから。
同じ意見だと思うわ?
タリアちゃん、シッカリしてちょうだいよ。
フラフラ遊びまくられたら困るのよ」||
『…』
こうして、黒い傘を俺は差し…隣で灰色
俺の父親は残念な話だが…母親へ絶対服従してる。
常に傍観者へ徹してる。
それは経験から予想できる。
月神家は実権を…俺の母が常時、握ってる。
別に反抗するつもりもない。
マナナと母親が交わす格闘劇を俺は期待しよう。
マナナが俺のためにどこまで戦ってくれるか…。
そこが重要ポイントだと感じてる。
やっと、モテない人生なりにマナナへ試練が発生したらしい。
マナナから泣き
とことんまで頑張ってほしい。
マナナを応援してる。
今までマナナが本気なのかずっと謎だったが・・。
やっと、確かめられる。
好きなら…きっと、どんな手段を
しかし…まさか、これで終了すれば、どうするべきか?。
少し迷いはある…。
今まで振り返れば、全くモテない人生で…。
追いかけられた経験など一回もない。
キセキはどれだけありまくるか…無限大にある。
少しぐらい心配されても良い気がする。
マナナからは絶対的に俺なら大丈夫、安心だと
面白くない。
理由が…
「モテるキセキといたら疲れるわ?
でも、タリアになってから・・それがなくて、私・・タリアで本当に良かったと思うの。
今で特に不満なんてないわ?」
真面目に楽しくない。
一応、日時と待ち合わせまで伝えたが…見合へ撲滅しに来るだろうか?
少し不安になって、スマホを眺めた。
マナナから連絡が一通来てた。
☆☆☆
異能マナナ
☺--- 「タリア…。
どうしてなの?
何故、お義母さんに言わなかったわけよ。
ターシャ神社で4日後の午後3時に…
どうして、お義母さんの言いなりなの?
まさか、タリア…私に見合いへ来て欲しいの?
時間と場所まで伝えてたけど」---
マナナの弱い頭では…覚えられないかと危惧してたが、待ち合わせの時刻を今回は一度で覚えて貰えたらしい。
常は3回以上、言わないとマナナは覚えられない。
だから、大切なことは…7回ぐらい、いつも伝えてる。
記憶力が良くない癖に、今回は覚えられたらしい…ココはいじらしくもあり、高評価だ。
そのことを確認するためだけに、LINEを見た。
期待してる…。
☺--- 「LINEは既読が付くから便利だわ?
読んでいるんでしょう?
今…そこで。
何を考えてるの?
タリアは…」---
☺--- 「返事が欲しいんだけど…。
既読がついているってことは…読んでいるのよね?
どうなってるの?
明日の朝…ターシャ神社へ走って行くわ?」---
それから…
マナナからの電話らしい。
いったい、いつぶりなのか…。
マナナは最近に入って…全然、電話をしなくなってた。
♪プルルルルルル…♪
留守電になった…。
―――ただいま、留守にしております。
ピーと言う音が鳴りましたら・・。
お名前と御用件をお話下さい。
ピー… ―――
「タリア…聞いてるんでしょう?
どうしてなの?
こんなに好きなのに…私と別れる気なの?
ねえ、返事がないけど‥・どういう意味なの?」
留守電へメッセージが入った。
俺は悪趣味な自覚もある。
この期に及んで、喜んでる。
今、初めて…マナナからこんなふうに、求められたかもしれない。
それ以外は毎回…エロばかりだ。
♪プルルルルルル…♪
電話が鳴り響く。
―――ただいま、留守にしております。
ピーと言う音が鳴りましたら・・。
お名前と御用件をお話下さい。
ピー… ―――
「タリア…どうしてなの?
私、タリアとのエロが大好きなのに・・。
もうできないの?
タリアも私とのエロが好きじゃないの?
どうして…こんなことを…」
この言葉も割りと気に入った、グッと心に響く。
♪プルルルルルル…♪
再度、着信音が流れる。
―――ただいま、留守にしております。
ピーと言う音が鳴りましたら・・。
お名前と御用件をお話下さい。
ピー… ―――
「私、よくタリアとやってる夢ばかり見るのに…。
今更、私を捨てるの?
こんなに大好きなのに…」
この
声色が色っぽい。
マナナに悪いが、英子さんとの見合いを撲滅してくれるように祈る。
どうか鬼退治へ来て欲しい。
縁談に気乗りしてる訳ない。
身長170pは裕に超え、肩幅は男以上に広く、
嫌に決まってる。
消音設定に変えて、留守電設定を止めてみた。
いったい…何件ぐらい…マナナから電話があるだろうか?
これなら、マナナにも電話代もかからないだろう。
何回でも入れたいぐらい嬉しい内容な留守電だが…あまり、多いと向こうに費用が掛かる。
それにしても…最大問題は我が鬼母だ。
今日はマナナから可愛い泣き声がスマホへ入った。
マナナには悪いが…。
どれほど、長年…俺が追い詰められて、
4日後、見合いが開始される瞬間が楽しみだ。
その間もマナナからのLINEが続いてる。
LINEは既読が付く。
暫く放置することにして…今日は鬼母から説教にあった。
父は黙々と鑑賞してるだけだ。
そろそろ寝ることにした。
マナナは心臓がタフすぎるから、これぐらい大丈夫だろう…。
☆☆☆
翌朝になった。
信じられない話だが…。
俺は自室に母から監禁されるらしい。
どうあっても、母さんはマナナと俺を破局させるつもりらしい。
||「タリア…。
今日はそこにいるのよ!
お義母さんが追っ払ってあげるから。
信じられないわ?
あの小娘…この神社までやって来たのよ。
お蔭で営業妨害も良いところだわ!
絶対、部屋の外に出ちゃダメよ!
あんなアバズレ、対応するのが大変よ」||
『…』
||「行って来るわ。
神社、
信じられないわ?
なんなの?
あの子?」||
『…』
母親は血相を変えて、ノックもせずに…俺の部屋を開けた。
これが見合いが実施される日まで続くらしい。
俺は昨日と同じオリーブ色Tシャツに黒いズボンで、布団へ寝転がった。
スマホは…母親へ、別に渡す気にもならないが。
少し、マナナを苛め過ぎてるかもしれない。
スマホチェックをしてみた。
マナナから着信履歴が22件、入ってる。
相手が電話すれば、ワンコールで切れる仕組みな筈だ。
それから・・。
キセキからLINEが来てる。
気乗りしないが…黙読した。
☆☆☆
灯台キセキ
☺---「タリアへ…。
あれから、何故か…。
全く連絡がないが…。
僕は何か失言しただろうか?
月神マリアは…君の従兄妹なのか?
それだけで良い、教えて欲しい。
この前、ターシャ祭で僕が帰省した時には…『可能性が高い』と、タリアは口では言ったが…。
絶対とは言ってなかった。
僕とのLINE関係を戻してほしい」---
☺---「何で僕に返事がないんだ?
月神マリア…。
それは…君の…」---
☺---「僕は月神マリアには毎日、アタックされてる。
それ以外にも後輩の
毎日、大変すぎる。
レイカさんとはしかし進展がない…。
マリアは何者だ?」---
☺---「君に聞いて、返事がないのなら…。
僕はマナナへ聞くべきだろうか?
マナナは君のことを何でも知ってるだろうか?
はあ…」---
☆☆☆
ずっと、この調子でマナナにばかりキセキは尋問する。
だいたい、やってる最中もキセキからLINEが来て、邪魔だと嫌がってた。
溜息を吐いた。
既読
---『ほぼ確定に近い』---
---『ほぼ確定に近い』---
返事を与えることにした。
マナナとこれ以上、親睦を持ってほしいと願ってない。
それにしても、毎回…キセキから届くLINEは自慢にしか聞こえてこない。
俺は今回、初めて…マナナから電話でアアいうふうに告白された訳で…。
それに反して、どれほど…キセキが色んな女性からアアいう種類な言葉を貰っているか?
☺---「そうなのか…。
ということは…マリアと僕が一緒になった場合…。
君とは親戚になるらしいな。
そうだ、君は今…マナナと別れの危機に瀕してるのか?
どうなんだ?
僕で良ければ、相談に乗るが…」---
☺---「聞いてはいけなかったのか?
マナナが僕へ君に関することを相談してる。
マナナが困ってるらしい。
それだけ伝える気だ、僕は・・」---
☺---「僕はいったい、いつからタリアと疎遠になってるのだろうか?
というか…やっぱり、なんか…避けられてる気がするが、気のせいなのか?…」---
☺---「僕としては悪いことがあるなら謝ろうか?
で、君は今…マナナのことをどう思ってるんだ?」---
☺---「これではマナナの役には立てそうにない。
マナナには申し訳ないが・・耐えてもらうしかないようだ。
それと…。
僕の大学が9月いっぱいは夏季休暇だから…。
もしかしたら…来週にそちらに一端、帰国する可能性がある。
君とも会ってみたい」---
☺---「返事がないのに…一方的に、5件も送った。
もう気が済んだ。
やはり、マナナに聞くしかないようだ。
タリアは応じてくれない。
まさか…マナナも毎日、これなのか?
これは大変だ。
君も頑張れ。
もっと、喋るんだ」---
☆☆☆
嫌味か?
勘違いか?
LINEは既読が付く分、タチが悪い。
溜息を吐いた。
今頃、母親が
見合日に、どうぞ…マナナが今回の縁談話を破局へ計らえるように祈ってる。
異能マナナ
☺--- 「タリア・・。
何を考えてるの?
どうして…電話に出てくれないの?
私のことが好きじゃないの?
何故なの?」---
☺--- 「タリア、私とのエロも好きだって言ってた癖に・・。
どうしてなの?
私のこと、遊びだったの?」---
☺--- 「認めないわよ。
別れるなんて。
絶対、見合いなんてぶち壊すわよ。
タリア、どうしてなの?
ねえ…」---
☆☆☆
こういう雰囲気なLINEがたくさん受信されてる。
ここまで言い寄られて嬉しく感じてる。
これなら、見合日に来てくれそうだ。
心待ちにしよう。
☆☆☆
放置は可哀そうだし・・一応、レスをしてみた。
既読
---『おはよう』---
---『おはよう』---
☺---「おはよう…。
タリア。
お義母さんに神社から追い出されたところよ。
LINE、今・・読んだの?
どうして電話には出てくれない訳よ」---
既読
---『今、忙しくて…』---
---『今、忙しくて…』---
☺---「電話しても良いかしら?」---
既読
---『今は無理だ』---
---『今は無理だ』---
☺---「私、タリアの見合いをブチ壊す気よ。
それでも良い?」---
既読
---『…』---
---『…』---
☺---「それはどういう意味なの?
タリアはお義母さんのこと、どう思ってるの?
私とお義母さん、どっちの味方なの?」---
既読
---『…』---
---『…』---
☺---「もう!
なんなのよ!
怒ってるわよ!
ねえ、私に時間と待ち合わせまで…言ってたけど。
まさか、私に見合いを壊してもらうのを期待してるの?
ねえ?」---
既読
---『…』---
---『…』---
☺---「ちゃんと返事してよ!!
怒ってるわよ。
私がどんなふうに言われたか…。
まるでお義母さんからタリアを
ゲンナリしてるわよ!言い返して頂戴よ!
分かってるの?」---
既読
---『…』---
---『…』---
☺---「もう、良いわよ!
怒ってるわよ!
キセキへ相談するわよ」---
既読
---『アイツに迷惑かけるのも悪いだろう』---
---『アイツに迷惑かけるのも悪いだろう』---
☺---「他に誰を頼るのよ!
共通の友達がいないでしょ?
キセキと一緒にタリアの見合いを壊しに行くわよ。
今、怒り狂ってるわよ」---
既読
---『キセキも来るのか?』---
---『キセキも来るのか?』---
☺---「ふん!
タリアなんて知らないわよ!
キセキはタリアの友達でもあるけど‥私の友達でもあるんだから、二言返事で動いてくれる筈よ!
情けないわ!
お義母さんの言いなりな訳?
ふん」---
既読
---『…』---
---『…』---
☺---「タリアからちゃんと連絡が来たし、これでスッキリしたわ?
今から帰宅するから。
LINEはここまでよ。
ふわあ。
実家へ帰ったら、寝るわ?
じゃ」---
既読
---『おやすみ…なのか?』---
---『おやすみ…なのか?』---
☺---「風呂に入って頭を冷やして、寝るわよ。
それから朝食も食べてこないといけないし…。
体力をためなきゃダメでしょ?」---
既読
---『…』---
---『…』---
☺---「それもあるけど…精神的に落ち着いたし、帰宅したらオナりたい気分だわ。
今から地獄の門攻め3時間を自分でして、色々スッキリしたい気分よ。
タリアは協力してくれないんでしょう?
駄目なの?」---
既読
---『朝から…元気だな』---
---『朝から…元気だな』---
☺---「何かしら?
昨晩から頭にエロが離れないのよ。
じゃ…」---
既読
---『じゃ』---
---『じゃ』---
☆☆☆
ここでLINE終了した。
肩で息を吐いた。
それにしても…どうやって自分でやるんだろうか……。
色々、疑問は残るが…マナナらしい。
キセキがココへ来るかもしれない。
アイツも確か…夏季休暇中らしい。
キセキへは一度、知らしめたかった。
正直、マナナとヤッテル最中も…歩いてる最中も…裸状態な情事後も…キセキからLINEが鳴る。
マナナも一度は…さっき、留守番電話に入れた言葉をキセキへ直接、俺がいる前で叫んで…土下座でもして披露すべきだ。
恨みは長年で根深い。
マナナが犯した罪をまだ許せるわけもない。
☆☆☆
その晩…母親が食卓で、四六時中…マナナに関する悪口が散々だった。
||「タリアちゃん…。
あの子と別れるわよね?
母さんの味方よね?
あんなまたの緩そうな
私は大反対よね?
ねえ、お父さん」||
父『…』
俺の父も
そこら辺は俺も似てしまった。
『…』
||「タリアちゃん。
まさか、あの子…明日もこの家に来るのかしら?
信じられないわ?
本当に底辺の子は何を考えるのか・・予想が付かないわ?
母さんがタリアちゃんのことなら、シッカリ良い道へ導いてあげるからね」||
『・…』
今、飯が不味い。
空気が悪い。
||「タリアちゃん。
あんな子、駄目に決まってるわ。
分かってるわよね?
母さんの味方でしょう?」||
『…』
俺は
自 室へ
父『…』
父は静かに母親を見守ってる。
常に、俺の父は…母の味方でしかない。
俺は別に…こんな性格だし、反論もしたことがない。
||「タリアちゃん…。
今日は疲れたわ…。
アナタ。
どうすれば良いのかしら?
あの子に…。
やっぱり和解金なのかしら?
困ったわ…。
あの家からお金、巻き上げられるかもしれないわ…。
暫く、節約ね…質素倹約だわ。
今日の夕飯は豆腐と、卵かけご飯と…もやし
ウチの可愛いタリアちゃんを付け狙う女が・…
ああ、どうすれば…弁護士へ相談すべきなのかしら?
またお金が…。
アアア…。
神社の補修工事費用として信者から幾ばくかの御寄付はいただいたけど…。
古い檀家は何かと修築工事費が掛かるのよ。
どうすれば…」||
父『…』
両親が食卓で漏らす音声は・・廊下まで流れて来る。
自室へ戻って、机に座り…溜息を吐いた。
『…』
俺の寡黙さは父親譲りだ。
父親はしかし、割りと温厚な性格だ。
怒ってる姿が想像付かない。
母親は見た通り、常に愚痴っぽい。
スマホを開いてみた。
時刻は7時を廻る。
そろそろ、マナナも帰宅を済まし…起きてる時間だろう…。
しかし、マナナから連絡はない。
代わりに、キセキからスマホへ…LINEがある。
☆☆☆
灯台キセキ
☺---「マナナから聞いた。
君は英子さんと言う
もう少し彼女を大事にしたらどうだ?
まだ、ミルルに未練があるのか?
それも聞きたい。
あと…マナナが君と別れたら、僕と
それでも君は良いのか?
なんで、僕に返事を送らない。
マナナへも送ってあげてるのか?」 ---
☺---「僕には君の考えが読めない。
なんで、読んでる筈なのに…放置をしてる。
英子さんがそんなに気になるのか?
マナナが
さすがに僕も怒ってる、君に対してだ」 ---
☺---「今日は日曜日で…来週と言う事は明日だ。
僕はターシャ国へ飛行機で乗り
君にも実際、会いたいと思う。
友達に対して、なんか言うことはないのか?
僕と君は親友だろう?
タリア…。
どうしてるんだ、今・・君は…」 ---
☆☆☆
特に返事する気力が沸かない…。
LINEは読んだ途端に、相手へ既読が付くから…便利なようで不便だ。
マナナも優柔不断だ。
この
幻滅してる。
肩を落とした。
一応、マナナへ連絡してみた。
たまには自分からでも良いだろう…。
なんと…返事が来るか興味本位もある。
タリアのマナナ躾帳B
目次
タリアのマナナ躾帳D