平和国からコンニチハアナタノコトガスキデス

萌え妄想のまま走るいろいろ創作小説の予定。苦情無断転載禁止。

 

タリアのマナナ躾帳A

『タリア視点』

中は割りとキツく、温度が高く…ザラザラした感触も分かる。

「ああ。
逝っちゃだめだから、ゆっくりよ。
ハア・・。
気持ちが良いわ。
今回、たったの3日なの?
悲しすぎるわよ」

『…』

騎上位は割りと我慢が出来る。
下から突けば…マナナが肩揃えな黒髪を振り乱して困り出す。

『下から動いても良いか?』

「駄目よ。
そんなことされると…動けなくなるでしょう?
私も感じるともう、止まるんだから。
夜もあるし…ゆっくりしましょうよ。
ね?」

『そうだな』

機嫌が治り始める。
マナナの中が潤滑になったのを感じた。

「ああ…いいわ。
あはん…」

『少し疲れてないか?
下から動いて逝かせてあげようか?』

「駄目よ。
夜もあるんだから…」

『一回、休んで夜もする方法も…』

特に正常位辺りは夜までもたず、射精しそうになる。
かなり気持ちが良い。

「ねえ‥気持ちが良いの?
どれぐらい?
ちょっとは出そうになったの?
私の騎上位、前より上手になった?」

『…』

「駄目なの?
そんな…。
ああ」

『…』

マナナは馬乗りになり腰を振って、それから自分の乳房を手で掴んで揉んだり…よがり狂ってる。
下から突いてみたい欲求が湧き起るが・・。
それはマナナが駄目らしい。
逝くと暫く、停止するらしいが・・動いてみたくもなる。
騎上位より正常位の方が、精神的に萌えるかもしれない。

情欲に負けて、少し下から突いてみた。

「ちょっと、何するの!
駄目でしょ。
アア」

この反応が絶妙で、確かに…燃える。

「駄目よ、ストップ、動けなくなるでしょう?」

マナナは行動制止したいのか…赤面して首を横振りした。
少し、マナナの乳首が固く尖った。
騎上位でマナナを上に乗せた体位なまま、マナナの乳房を手で掴むと、張りがある。
揉み甲斐がある。

マナナは猛烈に嬉しそうだ。
マナナにとってはこれが目当てだろう…俺もそうなのかもしれない。
マナナとするエロはとても快感だ。

「ああ…。
やああ…いいわ」

騎上位でも下から突く方が反応が変わって萌えるのだが…。
そこでマナナからストップが入った。

「駄目よ、そんなことされたらすぐにいっちゃうわよ。
ああ。。
駄目よ。
動けなくなるわ。
暫く膣がしまっちゃうわ…」

マナナは本当に感じやすい女だ。

『良いから』

「何言ってるの?
ああ、駄目よ。
乳首が立ったちゃじゃない・・。
ああ、駄目、ストップ。
いったわよ」

暫く腰を動かせば、マナナが激変し、肩ラインな黒髪を振り乱して・・首を横振った。
頬が真っ赤だが…確かに、股間を包む膣がヒクヒクしてるのを感じだ。
それから、マナナの乳房を揉んでないのにも関わらず、突然…マナナの乳首が立ちあがった。
逝ったらしい。
少し休憩することにした。

「ああ…。
なんで、すぐにいかせるわけよ・・。
ちょっと遊びたかったのに。
久しぶりだから」

『…』

「気持ち良かったの?
少しはいきたいと思ったの?
やっぱり正常位じゃなきゃダメなの?」

『精神的に正常位の方が好きかもしれない』

「ええ…いつになったら、私…騎上位がうまくなるのかしら?
やっぱり、私が極力いかないように配慮して、動いてるからダメなの?
ああ…もう駄目よ。
あはん」

マナナは俺の胸元へ倒れ込んだ。
夜はまだ長いし、腕枕をして…微睡むことにした。
エロは好きかもしれない。
癒される。


「ねえ、ちょっとだけ見たいわ?
ここは…おやすみ。なのかしら?
それとも…こんにちは。なの??」

『こんにちは…』

「キャア!
嬉しいわ!
タリアって本当に反応が良いんだから。
全然、喋ってはくれないくせに。
ココは元気ね?
ねえ、見ても良い。
服は邪魔だわ。
脱ぎましょうよ」

『・…』

マナナの下宿先では…ずっと、服は着てない…。
下着のみだったりする。

「服を着たら、洗濯が大変でしょう?
私だってね?
タリアの裸が見たいわよ。
パンツだけに、ササ…早くなってよ」

『…』

毎回、言われた通りにしてる。

マナナは俺の前で脱衣した。
1ヶ月ぶりの女体が目に入る…。
久しぶりだが、やはり素晴らしい。
マナナの巨乳は形良く、椀状で張りつめてる。
その下へ続く…腰は括れてる。

「タリア…パンツが濡れてるわよ?
何かしら?
これは…。
ねえ…?」

『…』

「もしかして…我慢汁なの?
ねえ‥タリアのココ、どうなってるのかしら?
ねえ…ここは・・おはようなの?
ねえ」

俺のパンツの上からそろそろとマナナは…俺の股間を触ってる。
毎回、エロいことが会うなり開始されてる。
普通の会話が弾んだ試しが余りない。

「見たいわ…。
やん!
なに?
これ、元気ね…。
ねえ、私のおっぱい。
好きでしょう?
1ヶ月ぶりに吸ってちょうだいよ。
昨日ももう、オナって仕方なかったのよ。
私、遠距離なんて嫌だわ…」

マナナはブラジャーから両乳房を露出して突出し、俺の唇へ押し当てた。
黙って、乳房を両手で揉み…乳首を吸うとマナナが喜んだ。

「アア…。
駄目よ、そこは…。
気持ち良すぎるわ。
アア。
タリア、駄目よ。
どこでそんなことを覚えたの?
駄目でしょ」

勝手に、こういうことばかり言ってる。
予想通り…やっぱりエロい。
元気そうで何よりだ。

「タリア…もう、こんなに大きくなってるわ?
ね、夜まで我慢なんて出来るの?
もう、中に入れたいんじゃないの?

私、今回もピル飲んできたわよ?
生、好きでしょう?
うふふふふふ」

マナナは俺のパンツの中へ手を突っ込んで…もう俺の股間を触ってる。

「ああ。
会いたかったわ…久しぶり」

マナナはウットリした眼差しだ、瞳が潤んでる。
相変わらず、エロ過ぎる女だが…。
まあ、良いだろう。

『中でするか?』

「ああん。
でも、正常位は駄目よ?
タリア、正常位は直ぐ出るでしょ?
だから…私、騎上位は下手みたいだし…いっぱいしたいから、まずは騎上位からよ」

『分かった』

俺は布団に裸で上向きに寝る。
マナナはパンツを脱ぎ捨て、ブラジャーから乳房を突き出して露出する。
マナナは俺の股間へ舌を沿わせたり…。
唇で男性器を咥えて首を上下に動かし、フェラを始めた。
その後、胸の谷間で挟みこみ…パイずりをしたりし始める。
これだけでも結構、情動が来る。

パイずりも相当良い…胸の谷間の圧力に股間が押しつぶされそうになる・・。
それがのそのそ…と上下に動き出す。
マナナの乳首が俺の陰毛辺りに擦れてる。
ビビと来るものがある…。
色んな意味で元気になって来る。

『アア』

俺は布団へ裸で寝転がり、天井を向いてる。
その上にマナナが乗って、パイズリしてくれてる乳房を…俺は下から掌で掴み、揉んでみた。
俺の手でマナナの乳房を掴んで…パイずりの手伝いをする。
マナナもこうされると萌えるらしい…マナナの乳首がすぐに尖る。
俺の股間へもダイレクトに厚みが前以上に伝わってくる。

☆☆☆

こんな感じでエロは進み、終了する。

昼は…レトルトのハヤシライスを食べることになった。
だいたい、来て直ぐの昼食は簡素だったりする。
夕飯は…マナナが振る舞ってくれるだろう。
今晩は、もやし肉炒めと目玉焼きになるらしい。
不味くなければ、別に何でも良い…。
食事に対して特にこだわりはない。
今のところ、味に不服もなく満足はしてる。

それにしても…マナナは四六時中、おやつばっかり製造してる。
その割にダイエットばかりしてる。
ここら辺が矛盾してる。

「今、お茶を沸かすから…。
ああ、二人だとアッと言う間になくなるわね…。
私がご飯をつくっても別に良いけど、洗い物ぐらいしてよね」

『分かった』

こんな感じで進んで行く。
まあ、来るまでが本気で3時間を超えるレベルだから大変だが…。
来てみれば楽だ。

夜もこんな感じに進み、マナナの自宅でテレビゲームをしたり…適当に時間が経過する。
マナナはゲームが趣味らしい。
テレビの前にゲームが転がってる。
普段、勉強せずにゲームばかりしてる姿が目に浮かぶ。
RPGばかり並んでる。
一応、二人で進んで行き…これに飽きたらエロが開始される。

それか、テレビを見るか…。
風呂へ入るか、買い出しに行くか、マナナがその辺に転がってる漫画を読むか…。
エロするか、ご飯を食べるかで時間が進んで行く。
俺も実は会話が究極的に苦手だからこうなるが…。
会話以外の作業が淡々と進んでいたりする。

「さあ、ご飯も食べたし・・元気が戻ったかしら?」

夕飯を食べ終わった後に、またエロが開始された。
会話するよりずっとエロをしてる方が俺としても楽だし…癒される。
というか、何故…ここまで俺は会話が苦手すぎるのか?
これは生得的な性格なんだろう…。

マナナばかり騎上位も悪いが…立ちバックは長時間すれば…結構、疲れるし。
なし崩しに正常位へなる。
マナナもそろそろ、何回か逝って泣き寝入りで「私の中に出して、いっぱい頂戴」と懇願し始めた。

事が終わると…マナナはグッタリして、布団で横になる。
確かに、中で出すのは爽快だし…その後はグッタリして、頭がアホになる。
中は熱くて狭くてザラザラして粘りついてて…良かった。
それ以上に精神的に充満感がある…。
マナナとのエロは楽しい…。
後味が悪くない。

「正常位、やっぱり良いわ。
ああ、気持ち良かったわ…。
ああ、中から変な匂いがするわ‥。
ああ、出されたのね…。
アア…。
今日は2回目なの?
イヤン…」

結構、正常位だと…終わるのが早い。
事を終えて、ぐったりとなれば…暫く、放心する。
マナナは自分の膣へ指を入れて…出されたものを指へ付け、鼻で匂いを嗅いでいるらしい。
俺は天井を見てる…。
どこか遠いところへ飛んでる心地だ。
隣へマナナが裸のまま擦り寄って…甘えて来る。

「賢者タイムなの?
ねえ?
スッキリした。
ボーとすると普段より余計に喋ってくれないんだから。

バックも良かったわよ?
背後から胸を掴まれるの…結構、萌えるわね。

ねえ。
腕枕してちょうだいよ」

『…』

言われた通りに腕枕をする、勝手にマナナは腕へ頭を乗せて来る。
今…頭がボケーとしてる。

「もうおやすみかしら?」

『おやすみ』

「そう…。
今日もいっぱい出来たわね。
明日もするわよ」

簡略化したが、ココへ至るまで何回…ハメてやり続けたか分からない。
マナナと会えば・・・何故か、エロになる。
座位、立ちバック、バック、騎上位…正常位…一日にして、いろいろ試した。
会話はあるようでないのが・・逆に助かる。

時刻はいつの間にか…11時にも回ってた。
今日は本気で一日、会ってからエロだった…。
毎回、このパターンだ。
マナナはとても満足そうだ…。
このマンションが防音に長けていて幸いだ。

部屋を消灯し、寝る方へ向かう。
3日間の宿泊は…全て、エロにとられるのだろう。

「今回…3日間だけなの?
悲しいわ。
なんとかして…1週間に増やせないの?
エロが今回、3日間しかないなんて…私、悲しすぎて…。
タリアが帰る日のことを思うと、今から悲しいわ…。
ねえ、根性で増やしましょうよ!
まだまだ若いんだから元気を出して!
腹上死するレベルまでとは言わないわ?
駄目なの?」

『まだ…来て直ぐだから。
そんなにすぐに帰るわけじゃないから…。
さすがに腹上死は…』

「時間が止まらないかしら?
そしたら…ずっとこのまま、楽しいのに…。
しゅん…」

『時間よ、止まれ』

たまにはギャグも炸裂するが…通じているのか…。

「止まったかしら?
時間」

『どうだろう…』

もう本気で眠い…。
移動に3時間以上かかり、その後…エロで体力を浪費し、体内からタンパク質や亜鉛など重要栄養素が流出してる。
しかし、スッキリはしてる。
初日は2回、搾取された。

「明日、元気になあれ…」

『…』

「おやすみ…」

ここで、マナナが就寝へ向かったらしい。
下着だけして、布団へ入ってる。
俺も同じだ。
ココへ来れば、毎回・・そうなって来る。

☆☆☆

寝る前に、自分のスマホだけを確認することにした。
スマホに乗り換えてから…電池の消耗が早い。
マナナは「初期のスマホだから画面が小さくて…それから電池の減りが早いのよ」と文句を漏らしてるが…。

俺のはそれよりかは最新型だが、やはりそれでも若干…携帯時代よりは電池消耗が早い。
スマホの画面を確認すれば、LINEが来てた。
一応、返事しなければならない。
誰かは分かってる。
また適当に嘘を吐こう。


因みに、部屋の電気は既に消灯されている。
手洗いへ急ぐついでに、そこでスマホを打つ。

☆☆☆


母さん

☺--- ||「タリア!
またなの?
どこへ一人旅へ出かけてるの?
手伝ってほしいことが山のようにたくさんあるのに。
また、遊びほうけてるの!
母さん、呆れてるわよ」||

☺--- ||「いったい、今回はどこへ旅に出掛けてるの?
最近、浮かれてるんじゃないの?
まさか今日も帰って来ないの?
夕飯、作って待ってたのに…。
分かってるの?」||


☺--- ||「貴方は来週・・許婚(いいなづけ)の 英子さんと見合いすることになってるのよ。
本当に一人旅なの?
まさか・・女が出来たとか、そんなオチじゃないでしょうね?」||---


既読
---『ごめん』---


☺---||「で…今回はどこなのかしら?
山なの?
海なの?
こんな季節、海なんて危険よ。
山登りに慣れないタリアが、登山なんて…遭難したら笑えないわ?
タリアの体力で…どこに旅へ行ってるの?
前回は風邪と熱までひいて…筋肉痛がマックスになって帰って来たみたいだけど…」||---

☺---||「 まさか・・ミルルちゃんを追って、平和国にいるキセキくんの下宿先へ泊まりに行ってるなんて…オチなら、母さん…怒るわよ。
ストーカーは犯罪よ、タリア。
ミルルちゃんのことは芸能人だし…大好きなんだろうけど、諦めなさい。
貴方にはちゃんと許婚(いいなづけ)がいるし、母 さんと父さんも見合い結婚。
貴方にも見合いをしてもらう気だから」||---


☺---||「で…どこにいるの?
今…。
正直に言いなさい。
どうして、返事をサボるの!!
タリア!」||---


既読
---『すぐ帰る』---


☺---||「早く帰って来なさい!
母さんはカレーを作って、タリアちゃんを待ってるから…。
一人旅ばかり最近して…。
今回はどこなの?
また温泉旅行なの?」||---

☺---||「 風邪、ひかないようにするのよ!
登山なんて危険な事、許さないからね。
毎日、NEWSを見てるわよ。
ウチの可愛いタリアちゃんがまさか…事件になんて巻き込まれてたら、泣くになけないわよ。
母さんを余り…心配させないでちょうだい!
分かってるの?
タリア」||---


既読
---『…』---

☺---||「まあ、今回はちゃんと親に言えるようになっただけ偉いわ。
前回はもう1週間も突然、帰って来なくなって…どれほど、母さんが心配したことか…。
良かったわ。
とにかく一人旅なのね?
タリア、友達いないの?
せめて…友達と旅行へ行けば良いのに。
来週までには帰りなさい」||---

☺---||「タリアの人生で一番大切な行事があるから。
月神家の嫁は神社から貰うのが習わしなのよ。
ミルルちゃんのことは残念だけど…諦めるべきだわ。
だって、芸能人だから…平和国になんて行っちゃダメよ」||---


既読
---『じゃ』---

☺---||「どこなの?
どこの宿にいるの?
まさか・・野宿なの?
キセキ君の下宿先の電話番号は…。
母さんにだけ教えて、タリアは今…どこに…」||---


既読
---『電源が…』---

☺---||「タリア…まさか、スマホの充電器を今回は忘れたの?
その辺で売ってないの?
コンビニとか・・。
そうなの…で、どこなの?」||---

俺の一通なレスに対し…母親からは2〜3通の返事が来てる。
LINEは面倒だ。

あまり…手洗いへ籠ってると、マナナにも怪しまれる。
浮気と変に誤解されれば、笑うに笑えない…。
これ、どうすれば…良いのか。
こういう場合、一番…反応に困る。
スマホは放置することにした。
LINEはどうせ、既読が付く。
返事しなくても大丈夫だろう。

突然、スマホ着信音が鳴りだしたから…消音に変えた。
電話をこちらへかけて来て・・今回は居場所を付きとめるつもりらしい。
我が母親も段々、いろいろ勘ぐってらしい。
猛烈に怪しまれてる。
もう…バレるのは、時間の問題かもしれない。

溜息を吐いた。
母親に対して、恋人もどきのように長文を打つ気力は沸かない。
労力の無駄だ。
返事は簡素に3文字ぐらいで充分だ。

☆☆☆

手洗いから戻り、電気が消えた暗い寝室へ進み…バレない様にスマホを鞄へ仕舞って、布団に入り込んだ。

「タリア・…大丈夫?
手洗い…長かったけど・…お腹、壊してるの?」

『大丈夫だ』

「そうなの…。
ああ、見てちょうだい…。
またキセキからLINEが来てるわよ。
キセキって本当にモテるのね…。
もうすぐ、キセキの本命…レイカさんの警備をするバイト試験が開催されるらしいわ。
平和国で」

『そうなのか』

「また泣き寝入りのLINEが来てるわよ。
今年の試験も怖いに決まってるって…キセキから来てるわよ。
去年はこれが出来たら100万タ$”っていうTV番組あるじゃない?
あれレベルの実技試験だったらしいわ」

『そっか…』

「本当にキセキも可哀そうに・・・。
少しは同情もするわよ?
それにしても、キセキにたまには喋ってあげなさいよ。
キセキといる時に限って・・タリア、静かな気がするけど‥。
あれ、わざとじゃ…ないの?
キセキがまた私へのLINEで愚痴ってるわよ。
ほら、見てちょうだいよ…私のスマホ」

マナナのスマホ画面を見詰めた…。
キセキからのLINEが来てる。

☆☆☆

灯台キセキ

☺---「タリアが構ってくれない…。
僕は悪いことしてるだろうか?
最近…冷たい気がする。
ターシャ祭の時も全然、喋ってくれなかった。
マナナ、君は心当たりがあるだろうか?」---



既読
---「ないわ…。
きっと、タリアは無口だから…それで…」---

☺---「それならいい、僕の勘違いなら…。
そろそろミルル20歳の誕生日だが…。
その翌日に、レイカさん護衛SP試験が開催される。
今年こそ、受かるだろうか…」---



既読
---「きっと、受かるわよ!
キセキなら出来る」---

☺---「ありがとう…。
君に応援してもらって少し元気が沸いた。
で、君はタリアとはうまく行ってるのか?
僕はレイカさんと全然、進展がない…」---



既読
---「今のところ順調だわ?」---

☺---「はあ…。
そうなのか…。
はあ…」---



既読
---「どうしたの?」---

☺---「今年のSP試験を思えば、陰鬱になる…。
去年はこれが出来たら…100万タ$”という番組にソックリな施設へ向かわされて…試験を挑んだ。
僕は…実技試験ほど嫌いなものはない」---



既読
---「そうなの…」---

☺---「マナナ、君は最近・…。
タリアから僕に対して、何か聞いてないか?
タリアからはLINEがサッパリ帰って来ない」---



既読
---「タリアはね?
私へも大人しいわ。
慣れつつあるけど」---

☺---「そうなのか…それなら良い」---



既読
---「そろそろ、寝る時間だから。
今…えっと、タリアがいるわよ?」---


☺---「え?
どこに君たちはいるんだ?
マナナは・・下宿生活を始めたんだろう?」---



既読
---「その…。
私の下宿先で…タリアが泊まってるのよ。
今日は・・」---


☺---「そうなのか…。
もしかして、邪魔なのか?」---



既読
---「別にキセキなら良いわよ。
私たち、幼馴染だし…タリアにもこのレス見られても別に良いから」---


☺---「そうか…。
君は優しいな。
タリアによろしく伝えてくれ」---



既読
---「分かったわ。
キセキとタリアの仲が戻るように祈ってるわ?」---

☺---「それにしても…タリアは…どうして、僕から距離を置き始めてるんだろう?
君は心当たりがあるのか?」---



既読
---「きっとキセキがモテるから…タリアなりに嫉妬してるのよ?
私はそんな気がするわ。
二人の友情が戻るように祈ってるわ」---

☺---「そうか…。
それはあり得る。
タリアから、僕は何回も似たようなことを言われてる・・。
マナナ、今日はありがとう」---



既読
---「どういたしまして」---

☺---「じゃ、おやすみ」---


既読
---「おやすみ」---

☺---「では…」---



既読
---「では」---


☆☆☆

ここでLINEが終了してる。
読んでいて・・楽しいわけもなく…。
どうして、俺が手洗いで母親と仕方なしにLINEを返信してる最中に…ここまでマナナとキセキのLINEが弾みまくってるのか…。
幻滅も良いところで…。

しかし、マナナはまだ察してもいない。
そろそろ、仕返しか…躾をすべきだと思う。
長年の恨みもある…。
一回くらいマナナも学習してもらいたい。
いくら5歳時代からの幼馴染とはいえ、キセキも男なわけで…。
どう考えても、これが…下心を孕んでいるようにしか映らない。

『はあ・・明日も早い。
そろそろ寝るぞ』

「そうね…。
キセキのLINEしてたら…眠くなって来たわ?
最近、キセキもミルルが構ってくれなくて寂しいらしいのよ…。
で、タリアまで構ってくれないから…泣いてるらしいわよ?
下宿先で…」

『あいつ、他にも女がいるだろ?』

部屋の電気は消えて・・暗い。
少しテンションは下がりつつある。

「そうよね?
1歳後輩の馬髪可憐さんに…同じ歳の月神マリアさん…それと2歳上の王族レイカさんね?
他にも…平和国の本土、キセキの両親が暮らす社宅付近には5歳児の双子姉妹・・。
その他、その近所の人妻…バイト先の女上司。
その他、バイトの時の女性顧客…女子高生や女子大生たち・・。
私、暗記が弱いから…覚えられないわ?
キセキを崇拝する女子の名前が最近…」

『……』

「で…タリア…。
月神マリアさんって…タリアの従兄妹なの?
キセキから写真を送られたけど…。
キセキとマリアさんのツーショット写真よ?
でも、全然…似てないわ?
マリアさんって…古典派女優、マリーンモローにそっくりで…超美人ね?
これ、ずっと…キセキから私が聞かれてることよ。
そろそろ、タリアもキセキへ適当に返事をしてあげたら?
少し、可哀そうよ…キセキ」

『俺も知らない』

「そうなの…。
まあ、偶然ね?
キセキへそう送っておくわ?

もう、キセキは…私にとって、弟も同然だわ?
だって、5歳からの付き合いでしょう?
私が敬語を覚える前から…キセキと親交があったのよ?
私、一人っ子だけど…弟がいたら…こんな気分だったのかしら?
って思うのよ。
私って、本当…面倒見が良い姉だって思うわ?」

『寝るぞ』

どう考えても、弟な訳もない。

「そうね…。
ふわぁ・・。
タリアもたまには私へLINEしてね。
タリアとのLINEは週一なのに・…何故かしら?
キセキとのLINEは毎日なのよ?
自分でも不思議に感じるわ?

タリアって、寂しいって思わないの?
まあ、無口なのは知ってるし・・忙しいんでしょうし…別に良いけど。
キセキのLINEに構ってると、眠くなるのよ…。

いろいろキセキって話題に尽きないし、ミルルのことも伝わって来るんだけど…。
ナデシコやカンサイも未だにキセキが好きみたいで…。
去年も今年も…キセキの元へ年賀状やラブレターが来たらしいの。
キセキとLINEをしてると…まるで、同窓会なノリになって来るのよね?
タリアは大学どうなの?
全然、教えてくれないけど…。

ふわぁ…。
おやすみ」

『おやすみ』

この調子で宿泊が過ぎていく。
今頃、家では鬼の母親が…いろいろ想像を巡らせているのだろうか…と、脳裏に過った。
それにしても、キセキも気が多い男だ。
こう思うのは、勘違いなのか?
俺の??

「ねえ?
タリアは共学だけど…親密な女性が出来たの?
私たち、普段は一緒にいる訳じゃないでしょ?
そこら辺がサッパリで・・。
あ、私は…女子大だし、サッパリよ?
コンパはあるけど…一応、断ってるわ?
たまに友達の付き合いで仕方なしに参加することはあるけど…ちゃんと彼氏持ちって伝えてるわよ?
タリアは大丈夫なの?
そこら辺は」

『…』

「何も言ってくれないんだから…。
心配になるわ?
はあ…。
ミルルは諦めたのよね?
ミルル、凄いわね?
まさか・・ミルル映画を見て、鼻の下を伸ばしてるんじゃないでしょうね?」

『…』

「まあ、ミルルが美人さんだって認めるわ?
ふわぁ…寝るわよ?
もう一発は出来ないんでしょう?」

『…』

マナナは突然…下着姿のまま、俺へ密着し始めた。
それから・・下着の上から股間を触り始め、無反応と知るや否や…寂しそうな声を出した。


「あ…元気がないわ?
仕方がないわね…。
明日の朝に期待してるわよ。
シッカリ寝て、明日の朝…元気になってね???」

マナナは力果てた俺の股間を触ってる。
部屋の電気はすでに暗く…俺もマナナも下着姿で布団に入ってる。
今日一日でかなり精を搾り取られた。
マナナは好きものだ。

少し機嫌が戻った。

こんな感じで夜は更けていく…。
色々なことが頭に巡ってる。
今、天井を見詰めながら…親への言いわけを探しまくってる。

  







   




タリアのマナナ躾帳@

目次

タリアのマナナ躾帳B











inserted by FC2 system