「キセキ視点、平和国へ留学して3年後」
未練がないわけではない・・まだ、高校時代の彼女たちからも。
☺ ---||
えっと…マナナから聞いたけど…。
帰国するのね?
是非、あたしにも会ってよね。
飛び入りで、知り合いのよしみだし…マナナへ教える話になったけど…。
普通、連絡した当日からなんて…
でも、
マナナは物覚えが悪いから…
あたし、声が枯れそうよ…。||---
☺ ---U
先々月、ターシャ
ウチのいる地方へも来てや!!
ターシャ国に帰る
ウチ、待ってるで!U---
と・・。
二人の女性からLINEで連絡が来ていたが・・。
今回は
英子さんに再会するリスクを犯してまで、カンサイやナデシコと会う気に僕はなれない。
僕の運命の人は・・もしかしたら、僕のお祖父ちゃんが言うとおり…タリアの
金髪巨乳美女なのかもしれない…。
今、僕の中では順位が変動してる。
1位レイカさん、2位
ランク外に
早く明日はココを脱出しようと思う。
別れとは寂しいものだ。
バスに飛び乗った。
英子さんレベルの根性があれば…どこまでも僕をストーカーしそうでたまらなかったからだ。
今日は今にも雨が降りそうな天気だ。
僕はバス停、成績優秀高校前でバスを待ち…
バスの窓から僕の懐かしき母校が目に映った。
その瞬間、いろいろな思い出が…頭に駆け巡って来る。
水色セーラー服姿オカッパ黒髪低身長巨乳系女子―――
水色セーラー服姿に茶髪ロング眼鏡系美少女―――
水色セーラー服姿でロリ系童顔低身長華奢な体躯の黒髪ツインテール――――
水色セーラー服を着て、腰まで伸びた黒髪ストレートの超標準体型純和風女子―――
一瞬で4名の女性の姿が
レイカさんと僕はあまり接点がない。
それなのに、何故かレイカさんは常に特別
レイカさんが本命であることは認めてる。
理由はない、好きになるとは…そういうものだ。
レイカさんからは、
☆「SP試験に関して…真剣味が足りないわ?」
と言われてしまった・・。
僕は嫌なバンジージャンプまでしたというのに…。
今もレイカさんは…王族財閥ターシャ会話塾で、きっと受付
あまり待たせる訳にはいかない。
それから…僕の顧問客、月神マリアも僕が…バイトに来なくて寂しがってる筈だ。
あまりサボる暇などない。
レイカさんには前々から夏季休暇で一度は帰国するとは伝えていた。
これから先2週間・・・バイトが入ってないが…。
しかし…もう、今…この国にあまり未練がなくなりつつある。
僕は次の段階へ進みつつあるようだ。
バイトは入ってないが…バイトは関係なく、あのターシャ会話塾へ行ってみようかと思う。
僕がバイトを入ってない時も…レイカさんはあの塾で真面目に受付嬢をしているのかどうか…。
そこをチェックしてみようかと思う。
僕にもチャンスはあるのか…どうかをだ。
僕がバイトに来てない時に…レイカさんがあの塾にいなければ…。
レイカさんだって、僕目当てでバイトに行き…受付嬢をしてる可能性がある。
僕はそれに懸けてみたい。
☆☆☆
早朝過ぎて、空港も満員ではない、ココが幸いだ。
その時だ。
向こうの方から…見知った女性が走って来た。
黒髪はアップに
僕はトランクケースを引っ張って、ちょうど…飛行機の受付カウンターへ並ぼうとしていたところだ。
||昨晩、聞いたわよ!!
LINEでマナナから!!
朝7時発のフライトなんですってね!!!
あたしのLINEも返信してちょうだいよ!
キセキ君!!!||
僕の公立中学以来の幼馴染、大和ナデシコ…。
同じ高校に通い、同じクラスで勉強を学んだ。
…それから先、僕が平和国へ留学した後も…ずっと彼女からも言い寄られている。
今日は着物をしている。
「君は…マナナへ
||そうよ!
昨晩、教えたわよ!!
本当に物覚えが悪い生徒だわ!
何回言っても…専門用語をその場で覚えてくれないし。
入り方も…スリ
足の入り方も間違えてるの!!
あれでは…悪いけど、神社・・協会の類は
あたし、大変よ||
「そうなのか…。
マナナは大変なんだな」
||まずね!!
華のセンスがないの!
そのまま、真っ直ぐに入れるだけなの!!
困ったわ…。
正座ももたないみたいで…。
まあ、月神君のお母さんが怒る理由も判るわよ。
抹茶をお客様に振る舞うことも…精進料理をお客様に出すことも…。
あれでは無理だわ。
課題だらけよ…。
一応、営業文句で
「そうなのか…。
僕には全然、分からないが…タリアは出来ると言うのか?」
||月神君がそんな家だって知らなかったけど。
出来るみたいだわ、もちろん…月神君のお母さんもよ。
子供時代から習ってたみたいよ||
「そうなのか…。
やはり、マナナは不憫な女だ…。
聞いてるだけで大変そうだ」
||で、キセキ君…向こうにミルルがいるけど…。
まだ、ミルルとはくっ付いてないのよね?||
「僕は現在、フリーだ」
||まあ、嬉しいわ!!
もう遠距離恋愛になるけど…。
あたしと付き合いましょうよ!!
あたしは才色兼備で何でもできるわよ!!
その方が良いわよ!||
「また考えておこう。
君は…教室で…、サーファー男の学習イッチーから言い寄られていると…マナナから聞いたが…」
||学習イッチー君?
そうね…。
悪いけど、あたしだけじゃなくて…マナナにも言い寄ってるし、他の女性生徒さんへも言い寄ってるし…。
あれではね?
あたしはやっぱりキセキ君、押しかしら?
キセキ君、モテるからね?
イッチ―君はモテないくせに女好きみたいだし…生徒さんも困ってるのよ、あれ||
「そうなのか…」
||ね!
付き合いましょうよ!
で…キセキ君の本命って誰なの?
マナナから聞いたわよ!!
平和国にいるらしいけど…||
「もうそろそろ飛行機の時間だ、見送りありがとう…大和さん」
||これからは下の名前で呼んでいいのよ?
撫子でどうかしら?
あたしのことが好きなら…今、ここでキスくらいしても良いのよ?
あたしはそれぐらいの気でいるわ!||
「ナデシコか…良いだろう、君も一応、中学以来の僕の
認めよう。
キスはまだする気になれない、すまない」
||うわあ!
あたし、嬉しいわ!!
後でLINEレスしてよね!!
待ってるわよ!!||
ナデシコは…紫色の振り袖姿に金色の帯を絞めて…あれは茶華道用らしいが…。
黒髪はアップスタイルで結い上げてる。
標準体型標準身長…157cm53kgCカップ。
女性の標準体重とは…意外に重いんだなという感想だ。
そんなにあると思わなかった。
僕の方が身長10pは遥かに越えてる筈なのに・・体重が10キロ程度ぐらいしか変わらない。
しかし、撫子の外見は着
知らなければ、40キロ台にしか見えなかった…。
彼女のデーターは…昔、ナデシコが体重検査が終わった後。
||あたしって…全国17歳女子の標準体型標準身長なのよね?||
と言っていたから…つい、ネットで調べて…知ってしまった。
僕は数値より見た目だ、彼女は女性に見える。
英子さんはオカマにしか見えない。
それが答えで全てだ。
体重に関して思い出すことがある…女優眼鏡ミルルの公式プロフィールが…実に3年間、165cm45kgのままだということについてだ。
ミルルは一度、拒食症から貧血で保健室へ搬送された。
それから現在は明らかにその時より丸くなってるのにも関わらず、毎年…公式プロフィールに変化がない件に関してだ。
僕はよほど、この件に関して…ミルルに聞いてみたいと思ったが…。
僕が昔買って来たテクニック本にも
”女を落とすなら、女性に体重のことは聞くな。
優しい男こそモテる!!”
と書いていたので…。
聞けずにいる。
僕は今までどれだけのお小遣いをモテるためのテクニック本に費やしたのか…分からない。
お蔭で役に立ってるのかもしれない。
昨日の英子さんは忘れもしない赤い振り袖だったが…。
まだ、大和ナデシコの方が・・女に見える。
僕は黒いトランクケースをガラガラと引っ張って…飛行機の入場ゲートへと入って行った。
僕の背後で…紫小花模様の振り袖を着たナデシコが僕に向かって、黄色い悲鳴で手を振っている。
芸能人になってしまった気分だ。
大和ナデシコを…2位か3位にすべきか…。
そろそろ5位にするのは・・可哀そうなのか…。
僕は悩んでる。
こういう演出には弱い。
しかし、ココまで複数に言い寄られると…逆に困って来る。
僕は全員を何とか幸せにしたい。
いったい、どうすれば最善なのか。
誰一人として不幸にしたいとは思わない。
僕の選択肢、7名の女性は…それぞれ、幸せを願う。
その中に英子さんを加える気にならない。
☆☆☆
飛行機では僕は沈むように眠った。
朝の飛行機で…向こうへ到着するのは日付変更線を越えて…深夜になるだろう。
14時間ぐらいかかってるんじゃないか?
それにしても…まさか、僕を昔から慕う女性から送迎されるとは…思わなかった…。
僕はいつからこんなにモテるようになったのだろうか?
もう高校時代からモテ街道まっしぐら一直線な気がする。
嬉しいが…何故、まだ誰とも交際すら出来ていないのだろうか?
ここら辺は運命のいたずらを感じてしまう瞬間だ。
大和ナデシコも悪くはない…最有力候補に入れておこう。
飛行機の中でやることは寝るぐらいだが…。
飛行機館内では映画が流れていた。
ミルル出演映画、”スパイ007U”だ。
この映画、ミルルの入浴シーンがある。
それが一番の見ものだ、しかし…一応、水着はしてるらしい。
それ以外にも
僕はミルルはビジネスキスまでしてる共演俳優のハン=サムと一緒になると疑ってなかったが…。
ミルルは現在、悪い男にたぶらかされてる…。
これが…世間にばれたら、大スキャンダルになるんじゃないか?
いったい、ミルルはどうなるのだろうか?
そう思いながら、飛行機の中で映画を見ていた。
いつの間にか、ミルルから好評発売中シングルソング。
”世界でただ一人の清純系女優は私”は歌詞が暗唱できるレベルになってしまった。
ミルルはどうなるのだろうか?
とことんまで邪神国に
だって、邪神国は国家ぐるみでマフィアのような国だとNEWSでは聞くからだ。
平和国にいるミルルのことも、僕は心配過ぎる。
邪神国はこれ以上、ミルルをどう悪利用する気なのか?
ミルルから金をだまし取って、AV女優にでも沈めさせて稼がせる気なのか…。
本当にマナナの言うとおり、僕はミルルを放置しておいていいのか?
別れさせるべきなのではないだろうか?
僕の知り合い女性はみんな自由気ままだ。
☆☆☆
深夜に近付き、飛行機は平和国に到着した。
平和国はやはり、ターシャ国に比べると暑い。
夜の平和国は空が星で煌めいてる。
遠浅な綺麗なビーチには白い
空港からすぐ近くに海が見えてる。
それから、ヤシの木がどこまでも続く、ヴァカンスの島だ。
夜はカジノの看板から出る光で街はキラキラしてる。
僕はまだカジノの経験はない。
空港では平和国鳩のフライドチキンや、アロハTシャツや…。
ココナッツミルクなどの名産品が売っている。
ここでぼやぼやしてる暇もない。
平和国ヴァカンス空港近くのコンビニで、食材を調達した。
それから…空港近くにある王族財閥ターシャ会話教室塾に顔を向けてみた。
猛烈に良い立地条件にレイカさんが受付嬢を勤める塾がある。
普段は…この近辺にミルルの芸能プロダクションがあるし、そこへ送迎したついでに…。
バイトに行く。
バス代が給料として支給されるし、割りと良いバイトだ。
僕の暮らすマンションはバス一本で空港まで行けるし、素敵だ。
平和国は国土が広く、バスが結構安く感じる。
平和国は土地は安いが…食費が高い気がする。
僕が暮らすマンションは平和国人としてはウサギ小屋と呼ばれるレベルに狭いマンションらしい。
あれで充分だと思う。
☆☆☆
トランクケースなどの荷物を置いて、腕時計を見た。
現在、21時か…。
もうそろそろ、レイカさんが勤める王族財閥ターシャ会話教室塾が閉店になる。
あと、一時間でだ。
僕はレイカさんがいるかどうか確認するために行くことにした。
トランクケースを引っ張って、平和国ヴァカンス空港から距離にして1分歩き…。
ヤシの木が続く道にそびえ立つ白い商業ビルへ向かった。
ビルの看板には…”王族
その隣に平和国ヴァカンス書店という本屋さんがある。
ここも閉店が10時だ。
僕は先に本屋さんで目当ての本だけを購入し…トランクケースは引っ張ったまま、清算を済ませた。
本には緑のカバーをしてもらい…本屋のショップ袋に、本を入れて貰った。
今からレイカさんの塾へ向かうのに…中身がバレル訳にはいかない。
そのあと…右手は黒いトランクケースをガラガラと引っ張ったまま、左手は本屋の袋を持って、歩き出した。
隣の商業ビル、フロントの透明な自動ドアを通過し、商業ビルへ侵入するなり…△ボタンを押した。
すぐにエレベーターは僕がいる1階へと降りてきて、門が開いた。
中へ入り…⓷のボタンを押した。
エレベーターまで来ると涼しい。
3階が塾のフロントだ。
今日はいるか…どうか、ついでだから…寄ってみようと言う魂胆だ。
エレベーターが3階に到着し、門が開いた。
その途端、レイカさんが受付カウンターに座ってる姿が見えた。
レイカさんの表情が…少しだけアレェ?って感じに変わった。
ダークブラウンに染められた髪は肩に掛かる程度のミディアムゆるフワ巻きで、マナナほどではないが意外に胸がある。
全体的な雰囲気がやわらかい、ほんわかしてる。
漂う香りが女子アナタイプで…さすが、ミスターシャ王立女子大になるだけある。
誰もが認める文句なしの良家の子女タイプだ。
嘘の清純系を演じ、エベレスト級にプライドは高く…根性も強く、その反面…
超親近感が沸いて…何も考えてない様で、えげつないレベルで意外にしっかりしてるマナナともタイプが違う。
レイカさんは、僕と別世界の人間だ…さすが、ターシャ王の遠縁にあたる方だ。
考えが全く読めない。
テレビNEWSのアイドル的お天気お姉さんも余裕で勤まるだろう。
笑い方が…なんというか、テレビでハンカチーフをヒラヒラと振ってるターシャ王血筋にも似てる。
しかし、これほどの美貌のレイカさんなのに…。
僕はレイカさんに関しては、まだ本当に一度もスキャンダルを聞いたこともない。
身持ちが固いのがまた良い。
猛烈にレイカさんは性格も温厚だ…。
引く手あまただろう…いったい、どうやって断ってるのだろう。
きっと、レイカさんを護衛するSPや側近の
箱入り娘って言う雰囲気が漂ってる。
僕以外にも無謀にもレイカさんを狙うヤツが数名いるとレイカさん護衛隊SPは・…今年のSP試験で言っていた。
僕の予想は外れたらしい…。
僕がバイトに来ない時も受付嬢をしているらしい…。
そのことに気が付いた。
「えっと…。
今日もいるのですね」
☆「何の用事でしょうか?
用がないならお帰り下さいませ」
「いえ、顔見せだけ来ました。
来年のSP試験こそ頑張るとそれだけ伝えに来ました」
☆「本当にSP試験・・来年こそ、期待してるわよ」
「はい…」
僕は毎度、意外に緊張して・・これ以上、話せないのも本音だ。
不思議なことに本命ほど、緊張するものらしい。
☆「今、帰って来たところなのね?
早かったわね?
どうだったかしら?
ターシャ国は」
「そうですね…。
僕には平和国が合うと実感しました」
☆「そう…。
早く家に帰りなさい。
SP試験、真剣に勉強しなさいよ。
期待してるわよ」
「ありがとうございます」
何故か、レイカさんを前にすると・・僕は猛烈に色んな意味で緊張するらしい…。
トランクケースを引っ張って、僕はお
レイカさんはどちらかと言えば…僕の
そんなノリだ。
☆☆☆
僕を狂わせる複数の女性の中で何故か…レイカさんだけが一番、僕を色んな意味で緊張させる。
英子さんも僕を違う意味で緊張させたが…あれは論外だ。
僕は何故かレイカさんの前で頭がポケーとなる瞬間が多い。
確かに複数の選択肢がいるが…レイカさんは特別だ。
☆☆☆
空港から平和国際大学行きのバスに乗り、時間にして…30分近く乗る。
ターシャ国では好意もない女性から
少しは気があった元カノからは完全に振られて失望したが・・。
今、本命のレイカさんからエールを貰えて、希望の光が見えてきた。
少し気持ちが明るくなってる。
来年こそ、真剣に頑張ってみようと思う。
バスの窓から映る夜景が…心なしか明るく感じる。
☆☆☆
平和国際大学近くにあるミルルと同じマンションに僕は暮らしてる。
終点に到着すると、平和国際大学の隣にオレンジ色
ここに有名女優、眼鏡ミルルが暮らしていることは秘密になっている。
大学内でもミルルはアイドル状態だ。
帰宅前に、ミルルのことも心配だから…僕の下の階へ行き、インターフォンを押した。
レイカさんはもちろん大本命だが…僕は面倒見が良い性格だ。
やはり、ミルルが本気で事件に巻き込まれる訳にはいかない。
心配だ。
だって…理由は…交際相手が
誰でも心配になる。
♪ピンポー――ン♪
しかし…ミルルは出なかった。
居留守をつかってる可能性がある。
僕はミルルとゼロの関係も心配だ。
廊下で溜息を吐き、エレベーターで1階上に上がり…6階最奥の僕が暮らすマンション一室へ向かった。
マンションの扉、
今日はいろいろなことがあった。
しかし…僕は何故か、レイカさんからは未だにLINEの連絡番号すら教えてもらってない。
僕の電話番号は彼女へ伝えた
それから好きでもない英子さんからは怖いレベルに絡まれた。
迷惑電話ブロックをさすがにしてしまった。
この世はなんて、不条理なのだろうか?
来年のSP試験こそ頑張れば…少し希望の光が見えるだろうか??
陰鬱になる。
ミルルは本気で手がかかる女だ。
僕は仕方なしにLINEで忠告をしておくことにした。
☆☆☆
眼鏡ミルル
既読
「それにしても…3年前に僕がターシャ祭りのテロ事件で起きた悲劇で…ターシャ祭りでボランティア活動をしてる時…。
レイカさんへ告白したが…。
あれから3年間、あれが嘘のようにターシャ国は平和だ。
ジャシドンとはなんだったのか?
あの一件以来…僕は邪神人については信用ならない。
君はゼロからジャシドンその他について情報を聞いてないのか?
僕が心配するのも…一理 あるだろう?
誰でも心配する。
今日はマナナに会って来た。
タリアの見合い話は破談になった…。
僕は猛烈に疲れてる、タリアのいい名づけに言い寄られ過ぎて…逃げるのが大変だった。
ミルル、君は今・・ゼロに夢中なのか?
たまには僕にも構 ってくれよ」
「それにしても…3年前に僕がターシャ祭りのテロ事件で起きた悲劇で…ターシャ祭りでボランティア活動をしてる時…。
レイカさんへ告白したが…。
あれから3年間、あれが嘘のようにターシャ国は平和だ。
ジャシドンとはなんだったのか?
あの一件以来…僕は邪神人については信用ならない。
君はゼロからジャシドンその他について情報を聞いてないのか?
僕が心配するのも…
誰でも心配する。
今日はマナナに会って来た。
タリアの見合い話は破談になった…。
僕は猛烈に疲れてる、タリアのいい名づけに言い寄られ過ぎて…逃げるのが大変だった。
ミルル、君は今・・ゼロに夢中なのか?
たまには僕にも
☺ ---《キセキさん…悪いけど、ミルルは今…猛烈に忙しいの。
ゼロさんとイチャイチャタイムなの。
それからジャシドンは大丈夫じゃないの?
そんな気がするわよ。
そんなに心配ならターシャ国に
これ、ゼロさんが隣で言ってるわ》---
既読
「おい、待ってくれ・・。
ゼロがそう言ってるのか?
と言う事は…可能性があるのか…。
ターシャ国に落ちる可能性がだ。
平和国にいれば安全なのか?
ゼロに聞いてくれ。
今、君の隣 にいるんだろう?」
「おい、待ってくれ・・。
ゼロがそう言ってるのか?
と言う事は…可能性があるのか…。
ターシャ国に落ちる可能性がだ。
平和国にいれば安全なのか?
ゼロに聞いてくれ。
今、君の
☺ ---《ミルルは悪いけど忙しいの。
構ってあげられないわよ。
ブラックジョークじゃないかしら?
暫く…ミルルへはLINE、しないでちょうだい。
ミルルはもうゼロさん一本で
既読
「ミルル…待ってくれ。
君はなんて見る目がない女なんだ。
それは…本気でブラックジョークか?
僕は気になって仕方ない。
ターシャ国には僕の父方 祖
父母 もいる。
親友や元カノもだ。
他にも僕を慕 う女性が…。
冗談はさておき…どうなんだ?
それだけで良い。
返事が欲しい」
「ミルル…待ってくれ。
君はなんて見る目がない女なんだ。
それは…本気でブラックジョークか?
僕は気になって仕方ない。
ターシャ国には僕の
親友や元カノもだ。
他にも僕を
冗談はさておき…どうなんだ?
それだけで良い。
返事が欲しい」
☺ ---《誰も知らないわよ。
サヨナラ、キセキさん。
今日限りミルルとのLINE関係は切りましょう…。
ミルルはもうキセキさんが好きだった過去は切り捨てるの。
ゼロさんとイチャイチャタイムしたいから邪魔なの。
ミルルの決意は固いから。
キセキさんも一本に
あ…ミルル、もうゼロさんとターシャ国で入籍済まして来たから。
今、新婚さんなの・・頼むわ、キセキさん…。
ミルルのことは忘れてちょうだい》---
既読
「ミルル…。
待ってくれ…
今、何て言った?
は?」
「ミルル…。
待ってくれ…
今、何て言った?
は?」
☺ ---《これでゼロさんにもターシャ国籍があげられるでしょう?
ミルルなりのゼロさんへの誕生日プレゼントよ。
じゃ、バイバイ》---
既読
「君は…本当に…それで良いのか?
芸能界で大スキャンダルにならないのか?
大丈夫なのか…?」
「君は…本当に…それで良いのか?
芸能界で大スキャンダルにならないのか?
大丈夫なのか…?」
このあと、いくら待っても・・ミルルからLINEは来なかった。
このLINEメッセージを読む限り…ミルルは僕から手が届かない遠いところへ行ってしまったようだ。
確かにミルルの性格では…こうなるのかもしれない
ミルルなら足蹴りしてでも、相手へ入籍届に判を押す事を強要しそうだ…。
僕とミルルの平和国留学が決定した当時、
(僕は平和国でミルルに落とされるのか…。
力付くでも進まれるのか?
ミルルなら僕を
と僕は連日連夜、
結局、彼女の強引な手に
彼女は
意外だ…彼女は絶対、晩婚タイプだと信じていたのに…。
同級生で僕が知る限り、一番…早くに結婚してしまった…。
別に10代で結婚と言うほどではないが…それでも早いんじゃないか?
というか…いつから、ミルルとゼロは交際したんだ?
僕が知ったのは…3日前だ。
もう衝撃的
まだ、マナナとタリアが学生結婚をするなら分かる…3年は交際してた。
マナナから連絡が来てないことを考慮すれば…まさか、これを知ってるのは…。
僕だけなのかもしれない。
今、元気がなくて…マナナへ連絡をする気になれない。
僕は別に
そのうちにTVでトップニュースとして、流れてしまうんじゃないだろうか?
これは…。
平和国からコンニチハ9
目次
平和国からコンニチハ11