≪ミルル視点≫
≪ミルルはちょっと…そういうのは…。
ゼロさん、AVの見過ぎよ…≫
ミルルはフェラとか苦手かもしれない。
【ソウカ…】
ゼロさんはミルルの胸を揉んだり、吸ったりしてる。
何だか、指で勝手にミルルの性器にも愛撫してるみたい。
暫くして、ゼロさんのが入って来たみたいだけど・…。
ゴムはしてるみたいだけど…。
これがまだ、結構痛いかもしれない…。
≪少しずつでね?≫
【アア】
ゼロさんは静かにゆっくりだけど…まだ慣れない…。
少し痛むかもしれないけど、変な感じもする。
ミルルにはまだ何でこんな話になってるのか謎。
男の人って不思議、なんでエロが全員・・・好きなのかしら?
ミルルはゼロさんに抱擁するのは好きだから、ゼロさんに抱き付いてみる。
少し、ホッとする。
労わってくれてるのは伝わる。
事が終わって…やっぱり、長い時間だった…ホッとした。
これでゼロさんと交際できてると言う喜び?
ゼロさんは終わるとグッタリしてるみたい・…ミルルもグッタリ。
ミルルの声も一応、枯れてる。
急に猛烈に眠いと感じた。
ミルルはゼロさんに甘えた。
事後に甘えるのは好きかもしれない。
抱擁をして、イチャイチャ出来る時が素敵。
腕枕で寝て、少し機嫌が治る。
≪じゃ、おやすみ…≫
【寝るノカ?】
≪ゼロさん、好きよ?≫
ゼロさんはミルルへ頭を撫でてくれる。
やっぱりゼロさんって女性慣れしてるっていう感想。
頭を撫でられるのも、腕枕もそりゃ嬉しいけど…ゼロさんの初めてがもらえなかったと言うのが…結構、不服。
ミルルだけ慣れてない…。
ゼロさんは余裕過ぎてる…。
≪ミルルはね…ゼロさんと一緒にターシャ国へ戻るのが夢なの。
ねえ、やったからには…いつか、ミルルと結婚してくれるわよね?≫
【重イ…】
≪え?≫
【ハア…】
≪ゼロさんはまさか…ミルルのことを弄んでるの?
こう言う時は嘘でも、ウンって言うモノよ…。
ねえ、ゼロさん…≫
ミルルはゼロさんにペッタリくっ付いて甘えてみた。
ゼロさんは抱擁し返してくれる。
【寝テロ、今日はアリガトウ】
≪え?≫
ミルルはゼロさんの顔を見たけど…相変わらず、読めない。
全く持って謎。
さすが、本物のスパイ活動をしてるだけあるとは関心するけど…。
ここは尋ねたくもなる。
≪何がありがとうなの?
エロをしたって話なの?≫
【ソウダ】
≪そっか…。
ゼロさん、エロ好きなんだね?≫
【アア】
≪そっか…。
じゃ、おやすみ?≫
【オヤスミ…】
裸で抱擁するのは割りと好きかも。
ただ、まだエロは慣れない感じ…。
ミルルは…重いみたい…。
いったい、どうすれば?
また課題が出来てる。
ミルルなりに必死なのに…。
ミルル的にはもう結婚も同然なのに…結構、ショックかもしれない。
やっぱりミルルは遊ばれてるだけなの?
少しショックすぎる。
≪ミルルのこと、弄んでるの?≫
【ハア?】
≪だって、結婚・・考えてくれないんでしょう?
酷いわよ、ヤリ捨てポイなんて≫
【ウゼ】
≪怒ってるわよ。
嘘でも・・こういう場合はウンって言ってよ。
ミルルだってね?
夢ぐらい見たいわよ?
スケこまししてた癖に酷いでしょ!
ミルル、ショックなんだから…≫
ミルルは怒った。
ゼロさんは表情を硬くした。
【寝ル、ジャナ】
≪ゼロさん…ちょっと、ミルルのことはエロだけなの?
ゼロさん…≫
【もう寝る時間ダロ?
オメエは…】
≪そうだけどね?
はあ…。
ミルルはどうして、ゼロさんが好きなんだろう…。
やっぱり弄ばれてるのかな?≫
【ウザ】
≪ミルル、もう寝るわよ。
ショックなんだからね?
今…≫
【ウゼ】
ゼロさんはミルルから背を向けて横になってる。
ミルルはゼロさんの方を向いて寝てる。
お互いに事後で服は着てない。
ミルルはムッとしたけど…眠気には耐えられない。
ウトウトとしてる間に…本眠りになったみたい。
ミルルにはゼロさんが何を考えてるのかサッパリ分からない。
それなのに…何故かミルルはゼロさんに惹かれてるみたい。
どうすれば良いのかしら?
足蹴りで…矯正なんて出来るのかしら?
キセキさんの時は…根性で成功したんだけど‥。
ちょっと、自信がない。
これから体力がミルルには必要みたい…。
☆☆☆
こうして、夜が更けた。
☆☆☆
翌朝…。
8月22日。
王族電話の4時半にアラームがなる。
王族電話なのに、ほとんど使ってない。
だって、王宮でしか使えないみたいで…。
ゼロさんは昼間、常に遠方へ出勤してるから。
≪ふわぁ…。
朝なのね?
はあ…。
寝不足になりそうだわ…≫
ゼロさんとことをしたら、いつも何故か3時間ぐらい経過してる…。
ゼロさんは長い方が好きみたいだけど、ミルルは眠たくて仕方ない。
【起キタノカ…?】
ゼロさんは既に黒装束衣装に着替えて、用意をしてる。
ここで大きな疑問が沸く。
≪ゼロさんは…いつ寝てるの?≫
【バスの中と、昼飯時と…向こうでも、5時頃には終わってる。
朝も7時ぐらいからだ、到着しても1時間は時間がアル。
バスは帰宅9時だが…その間は寝る時間がアル。
夕飯は7時ダ。
隙間時間には寝テル、他にすることがねえ】
≪そうなの…≫
と言うことは、これからまさか…毎日、あるみたい、エロが。
少しは休んでも良い気もするんだけど…。
ミルルは昼寝が出来ないタイプ。
規則正しい生活を心がけてるから…。
少しずつ寝るなんて芸当、苦手かもしれない…。
☆☆☆
4時半に起きて、会話できる時間は10分程度…。
すぐにここを出発しなければならない。
≪ゼロさん…。
昨晩、ミルルに酷いこと言ったでしょう?
少しは反省してるの?
ミルル、本気でゼロさんに足蹴りくらわせるわよ?≫
【ダリィ…】
≪浮気しないって約束させたでしょう?
ミルルと交際が決まった日に。
あの時も…ウゼエって逃げて。
結局、なんでそんなにミルルを拒むわけ?
夢ぐらい見せてくれても≫
【悪カッタ】
≪本当に反省してるの?
ねえ?≫
ミルルはゼロさんを足で蹴ろうと思ったけど…やっぱり、する気になれないから。
ゼロさんへ抱擁をした。
≪ゼロさん、日曜日もないわけでしょう?
ミルル…寂しいわよ?
お蔭で全然、デートも出来てないし…≫
【ハア…】
ゼロさんはミルルの腕の中で溜息を吐いた。
【ジャ…】
≪そうね?
もう、バスの時刻だわ!
部屋でゆっくりなんてしてられないわ!
廊下へ出ましょうか?
ミルル、頭からフード被るから。
これ、便利ね?
お蔭ですっぴんでも外を歩けるわよ?
鍵だけ閉めておけば大丈夫ね?≫
【チッ】
≪そうよね?
ゼロさん、いつも一番乗りでバスに乗ってるものね?
部屋を出ましょう!≫
ミルルはゼロさんの手を引っ張って…廊下へ出た。
それから部屋の鍵を首からかけていたネックレスで施錠する。
ゼロさんは待ってくれれば良いのに・…待てないのか・・・エレベーターへ進んで行った。
≪ちょっと、待ってゼロさん。
ミルル、まだなんだから!≫
【チッ!
時間ネエ】
ミルルも慌てて、エレベーターへ進んだ。
ゼロさんって…交際してから知ったけど…結構、短気かも知れない。
そんな気がしてた。
早口だし、沸点も低そうな気がする。
これってミルルの気のせいなのかしら??
ゼロさんがイケメン過ぎて、ミルルは見抜けなかったけど‥・。
これからゼロさんの本性が現れるのかもしれない…。
ミルルとゼロさんはエレベーターの中にいる。
ミルルはゼロさんを見詰めてる。
ゼロさんは…エレベーターの上を見てる。
確かに、上には何階に現在いるか…表記されてる。
ミルルはゼロさんに肩を寄せて、くっついた。
ゼロさんは溜息を吐いた。
ゼロさんはエレベーターが1階に到着するなり…ロビーから抜けて…バスの方へ疾走してる。
ミルルを捨てて。
振り返ろうともしない。
行列が確かに出来てる。
≪ちょっと、待ってよ!
そんなにあわてなくてもバスは出て行かないわよ!≫
ゼロさんはミルルを捨てて、走った。
ミルルは仕方なく、ゼロさんについて行った。
ゼロさんが先に行列にいる。
≪急に走るからミルル、驚いたわよ。
ミルルを捨てて走るなんて良い根性じゃない?≫
【チッ…】
ゼロさんは舌打ちをした。
≪ねえ…ミルルのこと、ゼロさんはどう思ってるの?
ねえ?≫
【テメエ、ほんと…ウゼッ】
≪え?≫
ミルルは何も悪いことなんてしてないと思う。
この話のどこに切れる所があったのか不思議。
≪ちょっと、ゼロさん?
ミルルのこと、舐めてるの?
態度悪すぎない?≫
【ハア?】
≪ミルルにね!
夢ぐらい見せてくれてもいいじゃない!
馬鹿!
良い?
平和国はレディーファーストの国なのよ?
邪神国なんて知らないけどね?
酷過ぎるわよ!
ゼロさん、それで…本気でスケこましの仕事なんてしてたの?
ミルル、怒ってるわよ!≫
【ウッゼーー!】
ゼロさんは突然、鞄を地面に投げ捨てた。
【オメエ、オレがシモテに出てると思ったら、生意気ナンダよ?
黙れ、ボケナスが!】
ゼロさんが大声を上げて反論してきた。
【ここで、オレに土下座しやがれ!
この糞尼が!
ふざけんな、コラ!】
≪馬鹿!
ゼロさんなんて、馬鹿!≫
ミルルもとうとう怒り出した。
【チッ】
舌打ちをして、それから地面に落ちた鞄を拾って…黙り込んだ。
【チッ…】
ゼロさんは体を痙攣させて、舌打ちを数回してる。
ミルルにはゼロさんの怒りのツボが分からない。
≪何なの?
馬鹿…。
ゼロさんの馬鹿≫
ミルルはボタボタ泣いた。
それから、さすがに…怒った。
≪馬鹿≫
ミルルはボタボタ泣いてる。
ゼロさんは溜息を吐いた。
ゼロさんがバスに乗る。
ミルルは怒ってるし、泣いてるけど…やっぱりゼロさんを見送りたいと思った。
ゼロさんはバスに座るなり、窓のカーテンをピシャリと閉めた。
ミルルは唖然とした。
バスは定時に去っていく。
何なの?
あの態度…。
いったい、ゼロさんは何に対して怒ってた訳?
ミルルがフェラしなかったから、怒ってるの?
もう、何が何だか分からない。
これがカルチャーショックってやつなの?
誰か解説してほしいかもしれない。
☆☆☆
朝食の時間。
ノアがやって来る。
ノアは最近…毎朝、邪神会議女性の部に参加してるみたい…。
ミルルのことについて、判断を募ってるみたい。
≪ノア…。
聞いて…。
今朝、何故かゼロさんが機嫌が悪かったの…。
いったい、どうしてなのかしら?
ミルルは何も悪くない筈なのに…。
ゼロさんから猛烈に叱られて…土下座しろとか言われたの…。
ハア・・。
どうしてミルルは嫌われる運命なの?
ミルルの何が悪いの??≫
〔まあ、ゼロは沸点が低いですからね?
あんなヤツと交際なんてしない方が良いですよ?
ミルル様…〕
≪それからね?
ミルルが結婚はどう思ってるの?
って聞いたら…返答がウゼエで。
しかも、昨日よ?
浮気しないでね?って聞いたら…。
ウゼエ…で終わったのよ?
酷くない?
ミルル…まさか、遊ばれてるの?≫
〔だから、何度も私は言いましたのに…。
彼、冷めてますし・…それから、ミルル様を弄ぼうとしているだけですって。
これからどんどんミルル様は彼の本性を目にするでしょうけど…〕
≪ううん、それでも良いのよ?
ミルルはね…根性でもゼロさんの性根を叩き直す気でいるわ…?
ただ、ショックが酷くてね?
だって、あんまりでしょう?
あれで…ゼロさんがスケこましなんてしてたって情報、本当なの?
ノア?
ノアのでまかせ情報じゃないの?
ビックリなんだけど…≫
〔それが…ミルル様のようにモノ好きが彼のブラックな雰囲気に落ちて…。
ミルル様、目を覚ますべきです。
私にはどこがいいのか謎ですわ。
フッ…〕
≪聞いてはいたけどね?
ちょっと、出会ったことがないタイプで。
クラスの男子は全員、キセキさんを除いて・・・ミルルを崇拝してたからね?
そのキセキさんもああいう性格じゃなかったから。
ただ、女々しくて泣き虫だったけどね?≫
〔そうなんですか?
ゼロは…とにかく短気です。
最近、穏やかになったと軍事内でも噂が流れていましたが…。
やはり、そうですか?
普段はもっと酷いですよ。
私の処方した薬が如実に効いてるせいで…幻覚や幻聴はないみたいですが。
それ以前に彼は短気ですね?〕
≪ミルルのことを…怒ってるのかしら?≫
〔ミルル様、心当たりがあるのですか?〕
≪実はね?
ミルル、エロ苦手なのよ?
だから気持ち悪いし…。
信じられないことに…アレを舐めろって強要されたから、嫌だって答えたの。
で、やらずに済んだんだけど…。
まさか、それで嫌われたとでも言うの?≫
〔そうですか・・。
まあ、彼は体の相性を重視するタイプかも知れませんね?
ミルル様、もう彼のことは綺麗サッパリ諦めるべきですわ?〕
≪毎回、どうしてノアはミルルに非協力的なのよ。
ミルルはね、乗り越えたいけど…。
アレは苦手なの。
ああ、黒邪神パンをコックさんにあげるんじゃなかったわ。
あれをゼロさんに寝る前に進めて、眠らせるっていう手もあったのに…。
ゼロさんが寝てくれなくて…。
ミルルは今、眠いのよ≫
〔そうですか。
黒邪神パンを…コックさんに?
えっと…あと2本ありましたよね?
残り一本は?〕
≪2本とも進呈したわ?≫
〔そんなもったいないことを!!
ミルル様!〕
≪お蔭で昨日から料理が確かに美味しいわよ?≫
〔まあ、確かに超絶に美味しいとは思ってましたが…。
そうだったんですね…。
ああ。
もう私の黒邪神パンは少ししかありませんわ?
ああ…〕
≪ノア、最近…寝てばかりで政治も教えてくれないじゃない?
ミルル、つまらないわよ?
酒も慎みなさいよ?≫
〔ミルル様は何も知らないですね?
私が寮でどれだけ遊女様達から責められて、寝苦しいったら。
あの寮は暑くて…。
ハア…〕
ノアは盛大に溜息を吐いた。
ミルルの考えはゼロさんのことでいっぱい。
今夜、ミルルは嫌なのに…まさか、ゼロさんの機嫌を直すために…。
エロの奉仕をしなきゃダメだっていうの?
それはさすがに…。
でも、他にゼロさんが怒った理由が見当たらないんだけど‥。
いったい、どうしたら…。
〔ミルル様の待遇処置にはですね…。
王族内でも賛否両論で…邪神会議でも揉めているわけですが…。
私としては、ミルル様女帝推しを斡旋したいのが本音ですね?〕
《邪神会議、まだ続く訳?
ミルルはこの国に来てから本当に退屈だわ?
どうして、ミルルだけここへ監禁されている訳?》
〔まだミルル様への処置が決まっておりませんので…。
通常なら、ターシャ国から拉致された人間に関しては…無条件で戦争に加担する方へと回されるのですが…。
ミルル様だけは…一応、将軍様の実子にあたる訳ですし…党内で揉めに揉めて…。
連日連夜収拾がつかない有り様です。
ミルル様、将軍様へもこの国で女帝になることをどうか宣言して下さいますよね?
その際には是非、私を側近にするのはどうですか?〕
《ミルルはね…何度でも、言うけど。
ゼロさんと一緒にターシャ国へ帰るの!
別にこの国で一生、暮らすつもりなんてないんだから》
〔本当に聞き分けがならないですね・・。
ハア…。
私がどれほど、ミルル様のために動いていることか…〕
その時、ミルルの王宮電話が鳴った。
着信は将軍からと表記されてる。
ミルルは無視することに決めた。
〔あ、もしもし…。
将軍様ですか?
ノアですが…〕
ミルルの代わりにノアが対応してる。
〔そうですか…。
分かりましたわ?
邪神国と将軍様に幸あれ…〕
ノアは黒い大型携帯電話王宮電話を机に置いて、大きなため息を吐いた。
ノアの長い黒髪が少し乱れてる。
褐色の肌は少し疲れた表情がにじみ出てる。
ノアが相変わらず連日着てる制服、黒装束衣装は…少し皺になってるみたい。
〔ミルル様、将軍様からの電話…ちゃんと出てくださいよ?
はあ…。
ミルル様だけにお呼ばれがかかりましたわ?
会議室の方へどうぞ。
初日、行ったので覚えてますよね?
6階のエレベーター正面向かいの大広間、会議室ですわ?〕
≪自棄にゴージャスな装飾が施された会議室ね?
金の机に金の椅子…それからシャンデリア…。
全体、金で出来た会議場でしょう?
初日、あそこで…ミルルをネタにターシャ国へ返還金を求めるなんていうブラックジョークを受けたわよ!
全く、あんな会議場をつくる費用があるなら、もっと豪華な食事を欲しいものだわ…。
ずっと卵かけごはんすらミルルは食べてないんだから。
山羊のミルクも飽きて来たわよ…。
ミルル、この国へ来てから何でも食べれるようになったわよ…。
イナゴの佃煮なんてまだマシよ、知ってるわよ?
どうせ…恐ろしいモノを粉砕して、コロッケにでも混ぜて、ミルルに与えてるんでしょう?
テレビで秘境の地、ゲテモノ食いアイドルじゃなんだから…。
文句言ってやりたいわ、あの贅沢三昧…≫
〔ミルル様、御怒りを収めてくださいまし…。
それからミルル様、私がミルル様にとって最大に役に立ってることをどうか将軍様へアピールして下さいまし?〕
《うるさいわね!
文句言いに行ってくるわよ》
ミルルは自室の棺桶部屋から出ることにした。
この部屋はクーラーが効いてて涼しい。
ノアはミルルが出て行くのを机に座りながら見送ってる。
渡り廊下は王族専用廊下と言うだけに赤い高級そうな絨毯が敷き詰められてる。
いったい、何をしてここまで儲かってるのか?
ミルルには謎。
会議場に金で装飾する費用があるなら、ちょっとぐらいターシャ国から米を仕入れて欲しいものだわ。
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