女の闘い
ウチ、ショック。
サスケに切られた。
サスケのこと、ダンゾウから命懸けで庇って…サスケを落とそうと頑張った。
それなのに…サスケに一緒に切られた。
ウチはサスケのこと、好き。
見ればしたいのに。
サスケはウチといるとき、いつも無表情か怒ってる顔。
白い着物のような普段着は、常に物凄くはだけてて…胸元丸見えだけど、あれがウチたまらない。
サスケはウチのためにあの服装をしてるのだとウチは思ってる☆
大蛇丸様の次の器に決められた奴らは全員、あの服って決まってたけど。
それにしてもサスケには似合ってる。
サスケからは…。
『ダンゾウに囮にされるようでは役不足でしかない。
じゃな』
こんな言葉を…サスケがダンゾウを殺す瞬間…言い捨てられた。
ダンゾウと一緒に、ウチが剣で斬られた行動より…サスケの台詞に対して、ウチの心が痛んだ。
ウチは力付くでもサスケを落とす気で、色仕掛けも毎日し続けた。
それなのに、サスケに伝わらねえ。
殺意は芽生えてる…。
ウチの狂気が炸裂しそうでもある、今、ウチの介抱をしてる…この女に。
ウチは木ノ葉の里にある緊急病棟に入れられた。
部屋から消毒液の香りがする。
ここは白い壁だらけの病室。
ウチは個室病室に入れられて…腕に点滴打たれて…白いカーテンで閉められ…。
白いベットに寝かしつけられてる…。
サスケに傷つけられた胸の傷が痛む。
包帯は巻いてる…。
ウチは人並み以上の回復力がある。
傷口は塞がってる…。
それは分かる。
でも…心の傷は深い…。
今、治療してくるこの女…桃色の髪…オカッパ頭のサクラには…。
顔を見れば…憎しみしか湧かねえ。
今すぐコイツをズタズタに引き裂いてやりたい…。
思う存分、心を痛めつけてやる。
天使面してるのが余計に腹立つ。
ウチのことを心配そうな瞳で…サクラが伺い見て…ウチの胸元にそっと手を当てて…。
チャクラを練って…ウチの傷を…塞いでる…。
サクラの表情は精神集中に大変なのか…疲れたような顔だが…。
親身に接してるのが…余計に腹が立つ。
唯でさえウチは回復力凄まじいのに…体力値マックスに元気になる。
サスケはウチのもの、ムカつきまくる。
「香燐さん…。
って言ったかしら?」
サクラの声…大嫌い。
Uウチ、いつも…。
サスケと仲良く引っ付いてたから☆
全員、見てると思う。
里の住人も。
ウチとサスケは仲良しだから。
ウチ何回もサスケの裸の胸に触れてたし…。
ウチの胸もサスケの裸の胸に密着してたから…U
もうこんな治療いらねえ☆
マシンガントークするから♪
「…」
Uサスケはあんたに
『俺が切り捨てたこの女、もう要らない…。
トドメを刺せ』
って言ってたけど、あれ、嘘だから☆U
「えっと…」
目が泳いでる…。
ウチ、この女に勝てそう。
こいつ…弱そう☆
Uウチのこの傷…。
ウチ、ダンゾウに殺されそうになって☆。
その時…サスケが…ダンゾウへ刀を向けて刺殺してくれた。
大変な戦いで…サスケが…ダンゾウの横へ走る瞬間すらなかった…。
サスケがダンゾウを殺すのが…一歩、遅かったら…。
ウチは今頃、絶対…あの世だった…U
「サスケくんが…そんなことに…。
そっか…香燐さんを助けるために…サスケくんはダンゾウを…。
サスケくんにはまだ優しい心があったんだね…。
よかった…
もう…昔の優しいサスケくんの面影は全くないのかと…嘆いてたから…」
平然そうな顔してるのがキリキリ☆
今…ウチの裏の顔が…暴れてる…。
ウチの治療、止めて欲しい。
Uウチのことは…サスケ、負ぶさってくれてた…。
ウチとサスケは…アンタが想像する以上の仲だから☆
いつ子供が出来てもおかしくねえ☆
ウチはいつもサスケの裸の胸に…乳当ててるから☆
あと…時間稼いで、サスケはオマエを千鳥で殺す気だったから☆U
「え…。
どうして…サスケくん、私を殺そうと…してたの…?
私が…ナルトの代わりに来たから?」
Uサスケ、ウチに介抱して、イチャイチャしようとしてるところへ来た。
アンタに殺意抱いてたみたい。
アンタも空気読み☆
何歳なん?☆
しかも…里からの刺殺隊代表としてサスケを殺しに来るなんて…。
アンタ最低☆
ウチがサスケを幸せにする…U
「えと…」
本当、無表情でウチの治療にしか専念しねえ↓
反省しろ☆
Uあれから時は流れてもう、アンタの知るサスケじゃねえから。
ウチはサスケのこと、よく知ってる。
解説も出来るくらい☆U
「…サスケくんのことは…諦める…。
きっと、もう…その方が良いよね。
香燐さんは…チャクラが見えるんだよね…」
U見える☆
ウチ、サスケの考えなら何でも分かる理解者だから☆U
「チャクラみえるの便利だよね…香燐さんは凄い技能を持ってるね。
サスケくんのことはこれからは…お母さんとして愛すって決めたから…
香燐さんは何を変えても健康体へ持っていくから、安心して?」
やっと無表情の治療から溜息してる…。
まあ、治療してくれてるのに悪意がないらしい、ウチの勝ち☆
Uまあ、天性のモノだし。
ウチの技能、サスケ。
気に入ってるみたい☆。
サスケはアンタよりウチを選んだから☆U
「…」
Uウチとサスケの関係は…アンタより上を行ってるから…。
サスケはアンタの知らない間に変わったから。
ウチがいつもサスケの胸にうずめてる。
しかも服着てない部分も。
アンタの知らないサスケ…ウチ、知ってるから☆U
「…私は…えと…」
Uサスケのことは諦め。
もう里には帰らないから。
ウチがいるから、サスケは闇世界で暮らすから。
ウチは、サスケの子供を産む気だから。
ウチとサスケは…いつ子供が生まれてもおかしくない関係だからU
ウチはサスケを力付くでも落とす。
催眠ガスつかってもサスケの子供を産む。
いつ、出来てもおかしくねえ☆
「…サスケくんのことは…諦めてるからもう…どうでもいいから…。
将来性もないから…ナルトが…今は好きだから…もう…いいから…。
抜け忍だし…罪人だし…今はナルトに夢中だから…」
サクラの声は…タジタジダけど…。
確かに正論。
それで良い。
ウチは分かった、ナルトとこいつは合う。
ウチとサスケの方が合う。
コイツはサスケとは合わない。
世界も違う。
U聞き分けあって良かった☆
サスケが里に未練ねえ、本当の理由は…。
闇世界にウチがいるから。
ウチは回復したら、サスケの元へ戻るから…。
いつ子供が出来てもおかしくない関係のウチを…戦いに参加させて傷付けて…サスケは…ショックみてえ☆。
うちを安全な里に残したけど…。
…ウチ、サスケに会いに行くからU
「…」
その間も必死にウチの胸元の治療してる。
完全に傷を治す気でいるみてえ☆
この偽善者面が…無理。↑
オメエはナルトと合う。
Uサスケはアンタよりウチが好きなこと知ってる。
アンタのことは殺す気でいた。
前もアンタ、殺されそうになってた…。
里に帰る気もねえ。
闇世界を気に入ってる…。
それが証拠U
「…」
Uウチとサスケがイチャイチャしてる時に。
サスケが邪魔だからアンタを殺そうとしてた。
アンタも空気読み☆
うちらのアツアツオーラが分からんの?☆
里の刺殺隊代表でやって来て、ナルトに命を助けられるなんてアンタ最低U
「えと…」
ウチの言いなりになってる…。
今もまだ…ウチの胸元に手を当てて…チャクラ入れてる…。
ウチの治療のことしか考えてねえ…。
オメエに人の闇が分かる訳もねえ。
Uサスケが待ってる。
ウチはそろそろ…出て行く。
ウチはサスケの子を産んでもおかしくない女☆U
「……」
コイツ、博愛すぎる…。
ウチ…この手の女、嫌い☆
Uウチら、アンタの想像以上の関係だから☆
アンタも諦め、サスケは里より闇を選んだ。
サスケは…ウチを選んだ。
里に未練もない☆
ウチに…トドメを刺すようにアンタに誘導して…アンタ、殺そうとしたのが証拠。
サスケはあの時、アンタを本気で殺す気だった。
ウチを介抱する気だった。
空気読み、アンタはもう過去の人間U
「えと…その…」
Uウチとサスケの関係の方が重い、ウチはサスケのことをアンタよりよく知ってるU
「今の話…」
Uアンタはナルトにしとき。
ナルトも気を抜いてたら…他の女に取られるから☆
言い寄られているうちが花だから☆
心当たりないん?
ナルトを巡って取り合いしそうな女とか☆
アイツ、里では将来有望そうだし☆
いそうだから☆
じゃ、うち…アンタの恋、応援してるからウチ☆
ウチはサスケの子供をいつ産んでもおかしくないから…U
サクラの手が止まった。
ウチ、悪いけど…もうほとんど回復してるから、滅茶タフだし。
コイツ、動揺してるみてえ☆
確かに…ナルトも取られる可能性もある…。
コイツ、ちょっとフラフラしてる☆
やっと、自分の身分が分かったみてえ☆↑↑
何様のつもりだよ☆
ザマアミロ☆
こども出来るのは時間の問題なのは本当だから☆
Uサスケは中忍試験の時も、うちのこと…命懸けで大熊から助けてくれたから…。
その時からウチに脈があったみたいで…。
確かにサスケは復讐のため力を求めて闇世界に行った。
でも今は復讐も終わった。
ウチのいる闇世界にいるみてえ、これからも…。
サスケはこれからは、闇世界で頂点になるため強くなるみてえ。
ウチはメチャ嬉しい。
もう、里には未練ねえみてえ☆U
「…」
何も喋ってこねえ。
つまらねえ☆
チャクラ入れるのも…終わった。
完全に傷も治った。
ナルトのことで動揺してるのかもしれねえ☆
確かに…アイツ、里ではモテそうだし?
だって将来性有望だし・・・。
サクラももたもたしてんじゃねえよ☆
色仕掛けで、ナルト…落とせよ?☆
このやろー!
Uじゃ、二人っきりだから本当のこと言えたし☆
ウチ、元気だから…バイバイ☆U
少し、ウチ…機嫌治ったから。
サスケに会いに行くから☆
どんな卑劣な手段つかっても☆☆
「あの…香燐さん?」
Uサスケはもう、里には帰らねえ。
これは本当だから…。
あんたも現実を見ろよ☆↑
サスケは闇世界に生きる…ウチのモノだから…U
最後に宣言しとくから。
まあ、コイツ…ナルトの方が合う。
サスケに来るわけねえけど…☆
「…」
U嘘だと思うなら☆
里の住人にウチとサスケがいつもどういうふうに…。
一緒に歩いてたか…聞いてみ☆
きっと、カップルにしか映ってねえから☆U
「…」
コイツ、まったく目を泳がせて…反応すらしねえ。
面白くもねえ☆
治療も終わった。
コイツ、うちの前で立ってるだけ…。
ナルトに色仕掛けする方法考えてるのかもしれねえ☆
Uナルトは色仕掛けですぐ落ちるから☆
早めに手を打っとき☆
ウチ、去る。
サヨナラ☆
一応、助けてくれてアリガトウ☆
ウチ、もうサスケにキズモノにされてるからU
最後に言い捨てた。
サクラは固まってる・…。
こいつに色仕掛け、できねえかもしれねえ☆
幸運祈るぜ☆
助けてくれたから今回は殺すの見逃したる。
本当は殺したい。
でも、恩は返しとくわ☆。
早くサスケのとこ、帰って…今度は毒薬飲ませて…サスケの体は貰うから。
昨日、サスケくんに会った。
サスケくんは…昔とは全然違ってた。
私は…どうすれば…昔のサスケくんに戻ってくれるのか…。
そんなことばかり考える。
サスケくんは私のことも、ナルトのことも、カカシ先生も…。
全員を殺そうと本気でしてた。
しかも…自分の仲間である香燐さんまで…。
私は香燐さんとサスケくんがどんな関係なのか知らないけど…。
仲良く一緒に引っ付いてるのを一度見たことがある…。
里の人たちも見たことがあるみたい…。
噂によれば…まるでカップルみたい…。
その香燐さんまでサスケくんは切ったみたい…。
どうすれば…昔の優しいサスケくんに戻ってくれるんだろう。
それしか私の頭にはない…。
木ノ葉の里にある緊急病棟の白い壁だらけの病室。
個室病室に…香燐さんは…腕に点滴打たれて…白いカーテンで閉められ…。
白いベットに寝かしつけられてる…。
香燐さんは確かに髪が長い。
サスケくんの好みは髪の長い女性。
私はサスケくんがいなくなってからは恋心を捨てて…必死に強くなるために頑張って来た。
手入れする時間もないほどに…。
香燐さんは長い赤髪…それから眼鏡…胸も大きい。
スタイルが良い女性…。
私には叶いそうにない。
香燐さんの体中噛まれキズだらけ…。
香燐さんは…
Uウチは噛まれることで…相手の傷を治せる…能力者…。
サスケ専属の治療役☆↑→
いつも、ウチ…サスケに噛ませてあげてる☆♪U
さっき…香燐さんから…初めて聞いた。
「…」
手当のために…消毒液を…香燐さんの体に湿布する…。
誰にも見られないように…ベッドの周り白いカーテンはしてる。
それからここは緊急病室で個室…。
…香燐さんの服の下は…体中噛まれ傷まみれ…。
私はビックリして反応できなかった。
「今まで大変だったでしょ…?」
まさかとは思うけど…この体中の傷…サスケくんが…噛んでるの?
二人の関係は…何か・・・気になってたまらない…。
私はウツツを捨てて頑張るって決めたのに…。
弱気になってる…。
U何、言ってんだよ☆
サスケといて、毎日ウチたのしいに決まってるだろ?☆
ウチら凄い関係だし?U
私は必死で香燐さんの手当てをしてる。
やっぱり…サスケくんが…まさか…。
私は香燐さんの噛まれ傷を見詰めてる・…。
「本当に・・・凄い噛まれ傷ね…。
女の子なのに…。
香燐さん…。
って言ったかしら?」
闇世界ではサスケくんの治療をしてくれたのはこの人らしいから…。
サスケくんを助けてくれてありがとうって気持ちもある。
サスケくんには母親としての愛情を注ぐつもり。
私はいつも…昔、自分のことばかりで…。
サスケくんの家族がいない悲しみを分からず…。
ナルトにだけ母親としての愛情を注いでたから…。
何があっても愛す…母親としての愛をサスケくんに与える気持ち。
サスケくんにはお母さんがいないから。
ナルトは私をお母さんと勘違いしてる…。
Uウチ、いつも…。
サスケと仲良く引っ付いてたから☆
全員、見てると思う。
里の住人も。
ウチとサスケは仲良しだから。
ウチ何回もサスケの裸の胸に触れてたし…。
ウチの胸もサスケの裸の胸に密着してたから…U
一瞬・・・手が止まった…。
それでも私は…チャクラを練って、治療してる…。
私はサスケくんを無償の愛で包みたいから。
昔の自分を懺悔してるから。
「…」
Uサスケはあんたに
『俺が切り捨てたこの女、もう要らない…。
トドメを刺せ』
って言ってたけど、あれ、嘘だから☆U
「えっと…」
目が泳いだ。
どういう意味なんだろうって…。
Uウチのこの傷…。
ウチ、ダンゾウに殺されそうになって☆。
その時…サスケが…ダンゾウへ刀を向けて刺殺してくれた。
大変な戦いで…サスケが…ダンゾウの横へ走る瞬間すらなかった…。
サスケがダンゾウを殺すのが…一歩、遅かったら…。
ウチは今頃、絶対…あの世だった…U
「そっか…香燐さんを助けるために…サスケくんはダンゾウを…。
サスケくんにはまだ優しい心があったんだね…。
よかった…
もう…昔の優しいサスケくんの面影は全くないのかと…嘆いてたから…」
Uウチのことは…サスケ、負ぶさってくれてた…。
ウチとサスケは…アンタが想像する以上の仲だから☆
いつ子供が出来てもおかしくねえ☆
ウチはいつもサスケの裸の胸に…乳当ててるから☆
あと…時間稼いで、サスケはオマエを千鳥で殺す気だったから☆U
「え…。
どうして…サスケくん、私を殺そうと…してたの…?
私が…ナルトの代わりに来たから?」
ここは気になった。
サスケくんと香燐さんの仲は…分かった…。
私はサスケくんに何があっても愛すつもり…。
母親になりきる。
サスケくんが…私より香燐さんを選び、今…香燐さんのオナカにサスケくんの子供がいるなら…。
余計に香燐さんの治療には専念しないとダメ。
それが母親だから…。
Uサスケ、ウチに介抱して、イチャイチャしようとしてるところへ来た。
アンタに殺意抱いてたみたい。
アンタも空気読み☆
何歳なん?☆
しかも…里からの刺殺隊代表としてサスケを殺しに来るなんて…。
アンタ最低☆
ウチがサスケを幸せにする…U
「えと…」
一生懸命、チャクラを練って香燐さんの体力を完全に治療してる…。
表情すら変えられない…香燐さんがいうことはその通り…。
無理やり里にサスケくんを連れ戻しても…刑が待ってる…。
サスケくんの幸せを本当に願うなら…香燐さんと共に生きることなのかもしれない…。
里はサスケくんを怒ってる…。
Uあれから時は流れてもう、アンタの知るサスケじゃねえから。
ウチはサスケのこと、よく知ってる。
解説も出来るくらい☆U
「…サスケくんのことは…諦める…。
きっと、もう…その方が良いよね。
香燐さんは…チャクラが見えるんだよね…」
抜け忍は死罪…香燐さんのオナカにはサスケくんの子…。
サスケくんは…闇世界に生きた方が…新しい家族を持てるんだよね…。
U見える☆
ウチ、サスケの考えなら何でも分かる理解者だから☆U
「チャクラみえるの便利だよね…香燐さんは凄い技能を持ってるね。
サスケくんのことはこれからは…お母さんとして愛すって決めたから…
香燐さんは何を変えても健康体へ持っていくから、安心して?」
ここは溜息…。
もう今、絶望…。
でもサスケくんには生きてくれれば良いレベルの愛情を捧げようと私は決意した。
昔のように…モノとして奪い合う行動は止めて…。
ウツツを捨てて、私は成長するって決意した。
髪も伸ばさなかった…時間なんてない。
サスケくんが生きてくれればいいから…。
私はサスケくんのお母さんになる。
ナルトのお母さんは私…。
だから…苦しくなんてない…。
Uまあ、天性のモノだし。
ウチの技能、サスケ。
気に入ってるみたい☆。
サスケはアンタよりウチを選んだから☆U
「…」
Uウチとサスケの関係は…アンタより上を行ってるから…。
サスケはアンタの知らない間に変わったから。
ウチがいつもサスケの胸にうずめてる。
しかも服着てない部分も。
アンタの知らないサスケ…ウチ、知ってるから☆U
「…私は…えと…」
Uサスケのことは諦め。
もう里には帰らないから。
ウチがいるから、サスケは闇世界で暮らすから。
ウチは、サスケの子供を産む気だから。
ウチとサスケは…いつ子供が生まれてもおかしくない関係だからU
「…サスケくんのことは…諦めてるからもう…どうでもいいから…。
将来性もないから…ナルトが…今は好きだから…もう…いいから…。
抜け忍だし…罪人だし…今はナルトに夢中だから…」
今、苦しい。
ナルトのことは…何故か本気で息子か弟にしか…。
昔から見れない…。
私に言い寄ってくれてるのは知ってる。
でも逃げ続けてる…。
私はどうすれば…いいんだろう…。
U聞き分けあって良かった☆
サスケが里に未練ねえ、本当の理由は…。
闇世界にウチがいるから。
ウチは回復したら、サスケの元へ戻るから…。
いつ子供が出来てもおかしくない関係のウチを…戦いに参加させて傷付けて…サスケは…ショックみてえ☆。
うちを安全な里に残したけど…。
…ウチ、サスケに会いに行くからU
「…」
サスケくんの子供がこのオナカにいるなら…。
私は…命を挺しても香燐さんは守らなきゃダメ。
私なりの自己犠牲の愛。
私はサスケくんのお母さんとして誰よりも愛す。
私の大好きなサスケくんは生きてくれさえすれば。
私は良い。
そう願う。
Uサスケはアンタよりウチが好きなこと知ってる。
アンタのことは殺す気でいた。
前もアンタ、殺されそうになってた…。
里に帰る気もねえ。
闇世界を気に入ってる…。
それが証拠U
「…」
全然、胸に入らない。
香燐さんの言葉が…。
私、完全に失恋したかもしれない…。
Uウチとサスケがイチャイチャしてる時に。
サスケが邪魔だからアンタを殺そうとしてた。
アンタも空気読み☆
うちらのアツアツオーラが分からんの?☆
里の刺殺隊代表でやって来て、ナルトに命を助けられるなんてアンタ最低U
「えと…」
何も言い返せない…表情すら変えてない。
サスケくんの気持ちになったことがなかった…私は人間、失格。
力付くでサスケくんを里に連れ戻すことしか考えてなかった、ずっと…。
それでも…サスケくんの子供は助けたい…。
それしか私には出来ない…。
ここにサスケくんの家族がいるから…。
集中して香燐さんの傷を治療する。
Uサスケが待ってる。
ウチはそろそろ…出て行く。
ウチはサスケの子を産んでもおかしくない女☆U
「……」
私が疲労で倒れても、香燐さんだけは健康体に戻す。
私のせいで流産なんてされたら困るから…。
もう辛い…。
Uウチら、アンタの想像以上の関係だから☆
アンタも諦め、サスケは里より闇を選んだ。
サスケは…ウチを選んだ。
里に未練もない☆
ウチに…トドメを刺すようにアンタに誘導して…アンタ、殺そうとしたのが証拠。
サスケはあの時、アンタを本気で殺す気だった。
ウチを介抱する気だった。
空気読み、アンタはもう過去の人間U
「えと…その…」
Uウチとサスケの関係の方が重い、ウチはサスケのことをアンタよりよく知ってるU
「今の話…」
Uアンタはナルトにしとき。
ナルトも気を抜いてたら…他の女に取られるから☆
言い寄られているうちが花だから☆
心当たりないん?
ナルトを巡って取り合いしそうな女とか☆
アイツ、里では将来有望そうだし☆
いそうだから☆
じゃ、うち…アンタの恋、応援してるからウチ☆
ウチはサスケの子供をいつ産んでもおかしくないから…U
やっと、全ての傷が消えたみたい…。
これで安心。
ドッと疲れた。
私は今、フラフラ。
Uサスケは中忍試験の時も、うちのこと…命懸けで大熊から助けてくれたから…。
その時からウチに脈があったみたいで…。
確かにサスケは復讐のため力を求めて闇世界に行った。
でも今は復讐も終わった。
ウチのいる闇世界にいるみてえ、これからも…。
サスケはこれからは闇世界で頂点になるため、強くなるみてえ。
ウチはメチャ嬉しい。
もう、里には未練ねえみてえ☆U
「…」
会話する気力がない。
香燐さんは完全に傷も治った。
Uじゃ、二人っきりだから本当のこと言えたし☆
ウチ、元気だから…バイバイ☆U
「あの…香燐さん?」
Uサスケはもう、里には帰らねえ。
これは本当だから…。
あんたも現実を見ろよ☆↑
サスケは闇世界に生きる…ウチのモノだから…U
「…」
U嘘だと思うなら☆
里の住人にウチとサスケがいつもどういうふうに…。
一緒に歩いてたか…聞いてみ☆
きっと、カップルにしか映ってねえから☆U
「…」
目だけ泳いだ…反応できない…私は強くなったつもりなのに。
まだ弱い。
サスケくんのお母さんとして愛すって…。
誰よりも深い愛で包むって…。
サスケくんが失った家族と同じレベルの…無償の愛になるって…。
カカシ先生から全部聞いた後…決意したのに。
昔のようにモノとして見ないって決めたのに…。
Uナルトは色仕掛けですぐ落ちるから☆
早めに手を打っとき☆
ウチ、去る。
サヨナラ☆
一応、助けてくれてアリガトウ☆
ウチ、もうサスケにキズモノにされてるからU
分かってる、ナルトの好意から逃げてることも…。
私はどうすれば良いんだろう…。
私に言い寄ってくれてる人間がいるだけで感謝しなければならないことも理解してる。
でも、ナルトは息子。
サスケくんは…特別。
それなのに…サスケくんにはもう…いつ子供が他の女性に出来てもおかしくない状況…。
「ナルトか…」
私は…どうするべきなんだろう…。
決意。16歳「香燐、カカシ、ナルト…邪魔者は殺す。サクラは犯す」
サクラに絡んだのにカカシとナルトとリーに奪われ怒るサスケ。
(そして原作へと続く)
☆目次
ナルトの勝負勘16歳「アイツ、サクラちゃんに手抜きしてた…」
↑イチャイチャバイオレンスCその後それぞれの視点。【番外】↓