イチャイチャパラダイス
サスケの飲んだくれサクラ介抱日記
今日、サクラに出会ったら、たくさん話そうと思っていた。
昔のように。
俺は無口が板について、会話はなるべく簡素に済ます癖がついていた。
大蛇丸のもとへ進んで行った頃からだ。
何故なら…自分の心の真意を覗かれるのが怖かったから。
ポーカーフェイスもそこで覚えた。
最初の頃、ポーカーフェイスは自分にとっては一番苦手なものだった、今では得意になり、俺の十八番となった。
俺は幻術使いだから、精神修行も兼ねて、内に秘めるものを極限にまで抑えるように日々鍛練していたのだ。
一流の幻術使いには重要な訓練だから。
これができないと相手を幻術に掛けれない。
それにはかなりの精神力が要る。
俺はいつも耐えてきた。
思ってることと逆の行動をして、嘘を吐かなければならない毎日。
それよりかは黙ってる方が自分の本性を他人に欺くのが楽である。
それが悪い方向に転じたのか、サクラと再会後も第七班の頃のノリで…いまいち話せなかった。
俺はお前にずっと隠していたことがある。
俺はお前のことが大好きだ。
本音は…お前のその体が愛しい…。
そこはサクラに話すつもりはないが…。
今日はそのつもりで…サクラを付けていたが、結局言えなかった…。
が、収穫はある。
飲んだくれのサクラに交際を申し込まれ、プロポーズされた。
どうもナルトの結婚式で日向に対抗心を燃やして嫉妬してるらしい。
数年離れても、リーより俺を選んでくれた。
ナルトはヒナタとくっついた。
サイはイノとくっついた。
他にもお前にモーションかけてる人間がいるのか知らないが、今日、このタイミング、良い瞬間にサクラに会えた。
実は時を見計らって、ずっとお前のことなら付けていた。
去年は封筒いっぱいのラブレターが届いた。
あれで勇気も沸いた。
革命も起こさず、ここまで来れた。
俺は今、幸せだ。
待ってくれてありがとう。
☆☆
サクラはこの通り、道端で横になっている。
ナルトの結婚式の出場用に、サクラが用意したであろう…薄紫のシフォンドレスは…少し破られ目に痛い。
俺はすぐココから離れたい。
里の連中に目撃されるのも良くないから。
が、このままサクラを放置するのも良くないだろう。
俺の可愛いサクラが…他のゲス野郎に強姦されても腹正しい。
サクラには家族も友もいるが、今の俺にはコイツだけだ。
サクラを巡って、片腕切り落とすくらいの激闘をした戦友ならいるが……。
あれは壮絶な戦いだった。
ナルトに殺されるかと思った。
ネジの二の舞になるかとも思うレベルで…。
俺はナルトにお前を取られる未来を想像するたびにあの頃、気が狂いそうだった。
いっそ戦友を殺したいと憎むぐらいに。
あの時…ナルトに負けたが、最後に勝利したのはどうやら俺のようだ。
毎日、ナルトに別の女が出来るように念じ続けたのが正解だった。
仕方がないので、俺は愛しいサクラを背中に乗せた。
背中にサクラの胸が当たってる。
今、Cぐらいか?Dなのか?
大きくなってる。
おんぶの体制なので俺の両手がサクラの尻を包んでる…。
(はあ…)
ドレスの布が薄いせいか、とても胸の感触が分かる。
尻の感触も柔らかい。
甘い香りが鼻を霞める。
香水をしているらしい。
深みのある花の匂いだ。
心が乱れてくる。
とりあえず…サクラの自宅まで届けなければならない。
サクラの自宅は調べたことがあるから知っている。
俺はそちらの方へ飛んだ、俊足で着いた。
サクラの家は、割りと広いホワイトハウス家だ。
俺は今、サクラの家の表札の前に立っている。
ココで合ってる筈だ。
インターホンを押さなければならない。
かったるい。
俺は16歳の頃はいつも、逆切れしてはお前を犯すことばかり考えていたが、今も結局あまり変わってないようだ。
お前の膨らんだ乳房が俺の背中に先程から当たってる。
サクラは酔って俺の背中にわざと乳をスリスリ擦り付けている。
(ああ…)
いくら精神修行に励み続けているとはいえ、これはキツイ。
先程からうわ言で
「サスケくん…」
と何度も呼んでいる
これはもしかして確信犯なのだろうか?
お前は俺の胸元へ腕を絡めてる。
俺の後ろ首にサクラの唇が当たってる。
サクラの髪が俺の肩に掛かってる。
吐息が熱いのが分かる。
酒の臭いもする。
お前、相当飲んだだだろ。
どれだけ警戒心ないんだ。
こっそりキスぐらいしてやるか?
キスすると舌を入れたくなるだろう。
すると胸が揉みたくなる。
胸を揉むと次はやりたくなる。
一度すると俺は激情のまま止まらないような気がする。
試してみようか…。
でも…外では可愛そうだし、やはり場所がいる…。
俺の頭は妄想で広がる。
煩悩真っ盛りだ。
俺がサクラの自宅を知っているのも、サクラにとっては…とてもおかしな話であるし、ココは…俺の自宅にサクラを届けるのが正解か?
俺らもお酒飲める歳になったし、手順は狂うが…。
もう、そうしようか?いっそのこと。
とても悩む。
強行手段をするべきか…。
||サクラ?||
一瞬気をとられていたようだ。
気がついて後ろを向いてみれば、買い物袋をぶら下げたサクラの母親がいた。
サクラの母は割烹着だ。
サクラの母が持つレジ袋には大量のネギが入っている。
俺も忍びとして、背後を取られるのは…どうかと思う。
余程、自分の世界に入り込んでいたらしい。
サクラの母親も、お前を付けていた時に何回か…目撃したことがあるから知っている。
因みに相手にとっては初対面だ。
慌てて正面を向いた。
『道で倒れてました。
ココが自宅ですか?』
得意のポーカーフェイスで対応する。
||あら?
ありがとう…。
そうよ。
よくわかったわね||
『珍しい表札ですので』
サクラの苗字、春野は割りと珍しい苗字ではある。
かなり苦し紛れの嘘を吐いた。
||もう、この子ったら。
えっと…。
あなた、もしかしてが…。
サスケくんなのかしら?||
サクラから聞いて知っているのだろう。
木の葉の里の額をしてないだけでも、この里では目立つ。
そんなヤツは俺ぐらいだろう。
『はい』
||そう…。
ナルトくんとサクラとチーム組んでたのよね。
今日はナルトくんの結婚式だったものね。
私もサクラと出席したのよ…||
『はい、では…』
俺は場違いなので、サクラを家の前に置いて退散しようかと考えた。
||えっと…。
サスケくん…。
あの…。
よかったら、サクラを家の前に置かないで、家に上がってサクラを…寝室まで送り届けてやってくれないかしら…?
ごめんなさいね、歳のせいで力がなくて…||
『いえ…』
俺は渋々了承した。
他人の家に上がり込むのは始めての経験だ。
それもよりにもよって、サクラの家とは。
俺はサクラを背負ったまま、玄関で靴を脱いで、廊下を渡る。
||二階なの、ごめんなさいね。
ついてきてくれるかしら?||
サクラの母親は焦った顔だ。
先程から背中のサクラは…俺にさらに密着してる。
「サスケくーん」
と背中でうるさい。
『平気です』
俺は渋々、階段をサクラの母に並んで上がる。
||ここがサクラの部屋よ||
サクラの母親がサクラの部屋のベッドまで俺を誘導する。
サクラ色のベッドだ。
第七班の頃の俺ら三人の写真が…寝室に飾ってある。
俺は懐かしい気分になった。
俺も家に飾っているから。
背中のサクラはうわ言で
「会いたかった」
と呟いてる。
これはかなりのストレスだ。
サクラの母親も見てる前でこれとは。
サクラの母親は今、何を考えているのやら。
俺は無言でサクラをベッドに落とした。
サクラの母親がサクラに布団を被せた。
||もう、この子ったら。
いったい誰に似て酒癖が悪いのかしら。
サスケくんのことはいつもサクラからよく聞いてるのよ。
良かったらお茶でもどうかしら?||
『残務があるので。
これにて…』
不躾ならない返事して背中を翻した。
サクラの母親が俺に投げ掛けた。
||ありがとうね||
『…』
俺はそのまま無表情で階段を降り、靴を履き元の道へと戻った。
サクラの家はお花畑みたいに可愛い部屋で、女独特の濃厚な香りがした。
サクラの体はとても柔らかく、見た目に滑るような肌だった。
本当はとても触りまくりたかった。
いつまで夢見る女なのだろうか…。
いろいろ疲れてる…。
俺が言わなくても求婚できたことだけは褒める。
あれもまさか…酒の力を借りんと…言えなかったらしい。
歳考えて欲しい、やることしか頭にねえ。
それなのに…贖罪の旅の途中で出会った時も。
まだ未成年だから籍は入れれない。
戦争中もそうだ。
だが…サクラだけ子供のノリだ。
俺へまるで母親ぐらいの接し方だ。
決して香燐のようには接してこない。
ナルトへの態度とあまり変わらない。
変わると言えば…顔を赤らめてくれるぐらいだ。
それでさえ…サクラは第七班時代、ナルトに助けられると迷いの森でナルトを見て頬を赤らめてた。
俺は殺意の頂点にいた…ナルトへのだ。
しかもカグラとの戦闘ではサクラはナルトを見てお星さま一杯の瞳だ。
俺がブチ切れるのも仕方ない。
それでも、去年のラブレターでサクラの気持ちは理解した。
しかし…サクラには前科が何度もある。
なかったフリで話を進めることが今までにも何度もある…俺も学習してる…。
俺との再会でも告白もなかったフリで…ナルトの意見を聞き…ナルトの言いなりになり…。
それから大昔も…友達になると言ったことなかったフリで…女の親友を作る…。
そんな女だ。
待たずに早い方が良いのか…と…。
…一瞬、卑怯手段しか考えてなかった…。
しかし…お互い、酒に酔って、記憶のないサクラが俺に襲ってきた話で…。
話を合わせ…既成事実の末…入籍と言う恐ろしいパターンだけは…。
どうにか防げた…。
サクラの”深い愛”によって、俺が落ちた話に…里ではしておこう…。
これが一番いい…。
忍者学級時代、俺に一番忠誠を遣わす…”深い愛”のあるやつを…褒美として嫁にするというゲームをしたこともあった…。
放課後、女子どもに課題を与えて命令したこともあった…。
あの当時は常にイノが…リードだったが、確かに現在…サクラがリードしてる。
イノはサイに心変わりした…。
褒美与える前に里抜けしたが…。
これで…昔のクラスメイトどもも、納得するだろう…。
女子軍団全員、あの約束なら覚えてるかもしれん…青春の遊びとしてだ。
今日は月が綺麗だ。
ドッと疲れた。
早く家に帰って俺は自慰がしたい。
早々に家へと向かった。
明日、遅刻せずに来いよな。
サクラ。
俺は待ってる…。
物凄く浮かれてる。
A 帰ってきたあの人
遅すぎる展開。少し台詞変えました。更新ボタンで文章観覧推奨。
目次
B恋愛ごっこがなく、再会して、いざ入籍迫られる
題名そのまま。この二人は第七班時代で恋愛ごっこが終わっている設定です。
昔のように。
俺は無口が板について、会話はなるべく簡素に済ます癖がついていた。
大蛇丸のもとへ進んで行った頃からだ。
何故なら…自分の心の真意を覗かれるのが怖かったから。
ポーカーフェイスもそこで覚えた。
最初の頃、ポーカーフェイスは自分にとっては一番苦手なものだった、今では得意になり、俺の十八番となった。
俺は幻術使いだから、精神修行も兼ねて、内に秘めるものを極限にまで抑えるように日々鍛練していたのだ。
一流の幻術使いには重要な訓練だから。
これができないと相手を幻術に掛けれない。
それにはかなりの精神力が要る。
俺はいつも耐えてきた。
思ってることと逆の行動をして、嘘を吐かなければならない毎日。
それよりかは黙ってる方が自分の本性を他人に欺くのが楽である。
それが悪い方向に転じたのか、サクラと再会後も第七班の頃のノリで…いまいち話せなかった。
俺はお前にずっと隠していたことがある。
俺はお前のことが大好きだ。
本音は…お前のその体が愛しい…。
そこはサクラに話すつもりはないが…。
今日はそのつもりで…サクラを付けていたが、結局言えなかった…。
が、収穫はある。
飲んだくれのサクラに交際を申し込まれ、プロポーズされた。
どうもナルトの結婚式で日向に対抗心を燃やして嫉妬してるらしい。
数年離れても、リーより俺を選んでくれた。
ナルトはヒナタとくっついた。
サイはイノとくっついた。
他にもお前にモーションかけてる人間がいるのか知らないが、今日、このタイミング、良い瞬間にサクラに会えた。
実は時を見計らって、ずっとお前のことなら付けていた。
去年は封筒いっぱいのラブレターが届いた。
あれで勇気も沸いた。
革命も起こさず、ここまで来れた。
俺は今、幸せだ。
待ってくれてありがとう。
☆☆
サクラはこの通り、道端で横になっている。
ナルトの結婚式の出場用に、サクラが用意したであろう…薄紫のシフォンドレスは…少し破られ目に痛い。
俺はすぐココから離れたい。
里の連中に目撃されるのも良くないから。
が、このままサクラを放置するのも良くないだろう。
俺の可愛いサクラが…他のゲス野郎に強姦されても腹正しい。
サクラには家族も友もいるが、今の俺にはコイツだけだ。
サクラを巡って、片腕切り落とすくらいの激闘をした戦友ならいるが……。
あれは壮絶な戦いだった。
ナルトに殺されるかと思った。
ネジの二の舞になるかとも思うレベルで…。
俺はナルトにお前を取られる未来を想像するたびにあの頃、気が狂いそうだった。
いっそ戦友を殺したいと憎むぐらいに。
あの時…ナルトに負けたが、最後に勝利したのはどうやら俺のようだ。
毎日、ナルトに別の女が出来るように念じ続けたのが正解だった。
仕方がないので、俺は愛しいサクラを背中に乗せた。
背中にサクラの胸が当たってる。
今、Cぐらいか?Dなのか?
大きくなってる。
おんぶの体制なので俺の両手がサクラの尻を包んでる…。
(はあ…)
ドレスの布が薄いせいか、とても胸の感触が分かる。
尻の感触も柔らかい。
甘い香りが鼻を霞める。
香水をしているらしい。
深みのある花の匂いだ。
心が乱れてくる。
とりあえず…サクラの自宅まで届けなければならない。
サクラの自宅は調べたことがあるから知っている。
俺はそちらの方へ飛んだ、俊足で着いた。
サクラの家は、割りと広いホワイトハウス家だ。
俺は今、サクラの家の表札の前に立っている。
ココで合ってる筈だ。
インターホンを押さなければならない。
かったるい。
俺は16歳の頃はいつも、逆切れしてはお前を犯すことばかり考えていたが、今も結局あまり変わってないようだ。
お前の膨らんだ乳房が俺の背中に先程から当たってる。
サクラは酔って俺の背中にわざと乳をスリスリ擦り付けている。
(ああ…)
いくら精神修行に励み続けているとはいえ、これはキツイ。
先程からうわ言で
「サスケくん…」
と何度も呼んでいる
これはもしかして確信犯なのだろうか?
お前は俺の胸元へ腕を絡めてる。
俺の後ろ首にサクラの唇が当たってる。
サクラの髪が俺の肩に掛かってる。
吐息が熱いのが分かる。
酒の臭いもする。
お前、相当飲んだだだろ。
どれだけ警戒心ないんだ。
こっそりキスぐらいしてやるか?
キスすると舌を入れたくなるだろう。
すると胸が揉みたくなる。
胸を揉むと次はやりたくなる。
一度すると俺は激情のまま止まらないような気がする。
試してみようか…。
でも…外では可愛そうだし、やはり場所がいる…。
俺の頭は妄想で広がる。
煩悩真っ盛りだ。
俺がサクラの自宅を知っているのも、サクラにとっては…とてもおかしな話であるし、ココは…俺の自宅にサクラを届けるのが正解か?
俺らもお酒飲める歳になったし、手順は狂うが…。
もう、そうしようか?いっそのこと。
とても悩む。
強行手段をするべきか…。
||サクラ?||
一瞬気をとられていたようだ。
気がついて後ろを向いてみれば、買い物袋をぶら下げたサクラの母親がいた。
サクラの母は割烹着だ。
サクラの母が持つレジ袋には大量のネギが入っている。
俺も忍びとして、背後を取られるのは…どうかと思う。
余程、自分の世界に入り込んでいたらしい。
サクラの母親も、お前を付けていた時に何回か…目撃したことがあるから知っている。
因みに相手にとっては初対面だ。
慌てて正面を向いた。
『道で倒れてました。
ココが自宅ですか?』
得意のポーカーフェイスで対応する。
||あら?
ありがとう…。
そうよ。
よくわかったわね||
『珍しい表札ですので』
サクラの苗字、春野は割りと珍しい苗字ではある。
かなり苦し紛れの嘘を吐いた。
||もう、この子ったら。
えっと…。
あなた、もしかしてが…。
サスケくんなのかしら?||
サクラから聞いて知っているのだろう。
木の葉の里の額をしてないだけでも、この里では目立つ。
そんなヤツは俺ぐらいだろう。
『はい』
||そう…。
ナルトくんとサクラとチーム組んでたのよね。
今日はナルトくんの結婚式だったものね。
私もサクラと出席したのよ…||
『はい、では…』
俺は場違いなので、サクラを家の前に置いて退散しようかと考えた。
||えっと…。
サスケくん…。
あの…。
よかったら、サクラを家の前に置かないで、家に上がってサクラを…寝室まで送り届けてやってくれないかしら…?
ごめんなさいね、歳のせいで力がなくて…||
『いえ…』
俺は渋々了承した。
他人の家に上がり込むのは始めての経験だ。
それもよりにもよって、サクラの家とは。
俺はサクラを背負ったまま、玄関で靴を脱いで、廊下を渡る。
||二階なの、ごめんなさいね。
ついてきてくれるかしら?||
サクラの母親は焦った顔だ。
先程から背中のサクラは…俺にさらに密着してる。
「サスケくーん」
と背中でうるさい。
『平気です』
俺は渋々、階段をサクラの母に並んで上がる。
||ここがサクラの部屋よ||
サクラの母親がサクラの部屋のベッドまで俺を誘導する。
サクラ色のベッドだ。
第七班の頃の俺ら三人の写真が…寝室に飾ってある。
俺は懐かしい気分になった。
俺も家に飾っているから。
背中のサクラはうわ言で
「会いたかった」
と呟いてる。
これはかなりのストレスだ。
サクラの母親も見てる前でこれとは。
サクラの母親は今、何を考えているのやら。
俺は無言でサクラをベッドに落とした。
サクラの母親がサクラに布団を被せた。
||もう、この子ったら。
いったい誰に似て酒癖が悪いのかしら。
サスケくんのことはいつもサクラからよく聞いてるのよ。
良かったらお茶でもどうかしら?||
『残務があるので。
これにて…』
不躾ならない返事して背中を翻した。
サクラの母親が俺に投げ掛けた。
||ありがとうね||
『…』
俺はそのまま無表情で階段を降り、靴を履き元の道へと戻った。
サクラの家はお花畑みたいに可愛い部屋で、女独特の濃厚な香りがした。
サクラの体はとても柔らかく、見た目に滑るような肌だった。
本当はとても触りまくりたかった。
いつまで夢見る女なのだろうか…。
いろいろ疲れてる…。
俺が言わなくても求婚できたことだけは褒める。
あれもまさか…酒の力を借りんと…言えなかったらしい。
歳考えて欲しい、やることしか頭にねえ。
それなのに…贖罪の旅の途中で出会った時も。
まだ未成年だから籍は入れれない。
戦争中もそうだ。
だが…サクラだけ子供のノリだ。
俺へまるで母親ぐらいの接し方だ。
決して香燐のようには接してこない。
ナルトへの態度とあまり変わらない。
変わると言えば…顔を赤らめてくれるぐらいだ。
それでさえ…サクラは第七班時代、ナルトに助けられると迷いの森でナルトを見て頬を赤らめてた。
俺は殺意の頂点にいた…ナルトへのだ。
しかもカグラとの戦闘ではサクラはナルトを見てお星さま一杯の瞳だ。
俺がブチ切れるのも仕方ない。
それでも、去年のラブレターでサクラの気持ちは理解した。
しかし…サクラには前科が何度もある。
なかったフリで話を進めることが今までにも何度もある…俺も学習してる…。
俺との再会でも告白もなかったフリで…ナルトの意見を聞き…ナルトの言いなりになり…。
それから大昔も…友達になると言ったことなかったフリで…女の親友を作る…。
そんな女だ。
待たずに早い方が良いのか…と…。
…一瞬、卑怯手段しか考えてなかった…。
しかし…お互い、酒に酔って、記憶のないサクラが俺に襲ってきた話で…。
話を合わせ…既成事実の末…入籍と言う恐ろしいパターンだけは…。
どうにか防げた…。
サクラの”深い愛”によって、俺が落ちた話に…里ではしておこう…。
これが一番いい…。
忍者学級時代、俺に一番忠誠を遣わす…”深い愛”のあるやつを…褒美として嫁にするというゲームをしたこともあった…。
放課後、女子どもに課題を与えて命令したこともあった…。
あの当時は常にイノが…リードだったが、確かに現在…サクラがリードしてる。
イノはサイに心変わりした…。
褒美与える前に里抜けしたが…。
これで…昔のクラスメイトどもも、納得するだろう…。
女子軍団全員、あの約束なら覚えてるかもしれん…青春の遊びとしてだ。
今日は月が綺麗だ。
ドッと疲れた。
早く家に帰って俺は自慰がしたい。
早々に家へと向かった。
明日、遅刻せずに来いよな。
サクラ。
俺は待ってる…。
物凄く浮かれてる。
A 帰ってきたあの人
遅すぎる展開。少し台詞変えました。更新ボタンで文章観覧推奨。
目次
B恋愛ごっこがなく、再会して、いざ入籍迫られる
題名そのまま。この二人は第七班時代で恋愛ごっこが終わっている設定です。